寒い季節がやってまいりました。

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

寒い季節が近づいてまいりました。木々も色づきはじめ、紅葉が綺麗な季節ですね。ふと足を止め、スマートフォンで写真撮影されている方を見かける機会もありました。

徐々に、冬が近づいておりますが、この季節の話題といえば、過去にも記事にしましたが、抑うつ気分が強くなってしまう場合があるということです。季節性のうつ病というものがあるという話題ですが、冬は毎年なんだか憂うつになることが多いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

今回はそんなうつについて、少し違う視点のお話を紹介したいと思います。「うつ」という気分とコミュニケーションについてです。対人関係の中で、「うつ」はどのように強まるかというと、「自責」によって増悪していきます。誰かと何か関わりがあったとき、責めの方向とそれによって生じる気分のセットが3種類あると言われています。

①自分を責める(自責)→憂うつ

②相手を責める(他責)→怒り・イライラ

③どちらも責めない、誰のせいでもないとする(無責)→ニュートラル

ニュートラルというのは感情の変化が生じていない状態を指します。なので、一見すると、無責でいることが良いように見えるかもしれません。ただ、全ての対人関係を「誰のせいでもない、しょうがない」とすることも、全く問題がないとは言えません。また、「自責」は時に注意も必要で、「全て私のせい」と伝える続けることも、時に相手は責められているように感じてしまうこともあります。そのように「自責」に見える「他責」というものもあります。大切なのはこの3種をバランス良く持っておくこととされています。

これから、憂うつさが強くなってしまうこともあるかもしれない季節ですので、ついつい「自責」にバランスが偏っていないか、ときには「他責」や「無責」も取り入れて、気分のバランスを取ってみるのも良いかもしれません。

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精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

 

 

文化の秋 医学会シーズンについて♪

猛暑も久しく過ぎて、北海道では秋も深まってきました。文化の秋。天高く、馬肥ゆる秋となりました^^

コロナのため自粛モードで会社や地元での会合も控えておられる方も多くおられたかと思います。

私事になりますが、実は我々医師の医学会にも非常に大きな影響がでております(/ω\)

精神科で最も、最大規模な学会は日本精神神経学会となります。学会は毎年、開催されますが、宿泊事情を考えると会場は、東京や大阪、名古屋など大都市で行われることが多いなります。

今年の開催会場は、京都でしたが、さすがに、当時、緊急事態宣言下地区だった北海道から同じく、緊急事態宣言下地区へ行くのは、憚られましたので、zoomによるオンライン講義を受けました。

学会側もその辺りは、十分に理解しておられますので、オンラインでも、参加資格をもらえるようにしていただけました。

おかげさまで、当クリニックは、今後も日本精神神経学会専門医・日本精神神経学会指導医を継続させて頂けそうです(*^^*)

まだまだ、日本認知症学会や地方会の参加もありますので、資格の更新には苦労しております^^;;

学会資格が医師の臨床能力を決めるものでは決してありませんが、研修医の頃から頑張って取得を目指し、そのお陰で大変勉強になりました^^ 今後も、知識のアップデートのためにも取得した資格は大切にしたいと思います^^

そのためには、生涯学習が求められますが、何とか頑張って乗り切っていきたいと思います(*^-^*)

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院長 阿部 多樹夫

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気が付けば、2021年10月も終ろうとしております

気が付けば、あっという間に、2021年の10月も終ろうとしております。今年も残すところ2か月と少しとなってきました^^

新型コロナ感染症も、ワクチンの普及と全国民の涙ぐましい努力と辛抱で、目に見えて確実に感染者数が減ってきていることは、喜ばしいことです。

今後は慎重にですが徐々に、経済活動を含めて、人的交流が増えていくと良いですね^^

北海道を代表する「よさこい」もそうですが、小生が住んでいる地区も2年連続で、お祭りや盆踊りができませんでした。子供たちにとって、さぞかし悲しく、寂しかったと思います。

個人的に見解となりますが、コロナ禍で大学生を始められた方や、特に短大生の方などは遠隔授業ばかりで、人的交流がかなり制限されたのでないのでしょうか?多くの人々と触れ合える機会がなかった環境には、心から同情します。青春時代は1回しかありませんから(/ω\)

正直に言うと、まだ6波や7波の懸念もありますが、来年こそは皆様が心から願っている当たり前なことを当たり前に楽しめるようになっていただきたい思います^^

P.S.とても長く精神的にも心理的にも、非常い辛いトンネルの出口が見えてきそうです^^ もう少しだけ、最後の仕上げとして踏ん張りましょう(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

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怖いものはやっぱり怖いですよね

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

今朝、関東を襲った地震のニュースを見て、ふと思ったタイトルをそのまま書いてみました。震度5という地震ですので、相当に怖ろしい体験をされた方がたくさんいたかと思います。また地震が起きたらどうしよう、このまま帰宅できないではと不安な時間を過ごされた方もたくさんいらっしゃったと思います。

北海道の地震も同じような秋の季節でした。夜中に大きな揺れを感じ、慌ててベッドから出たことを覚えています。その後も、これからどうなるのかと不安にかられました。不安というもは、「想定」によって生じ、恐怖は「遭遇」によって生じます。地震に遭遇すれば恐怖が生じ、また地震が起きるかもしれないと想定すれば、不安が生じます。私達には、危険や脅威から身を守れるように、恐怖や不安が備わっているので、恐怖や不安は無くなっては困るものであることは間違いないのですが、しかし、恐怖や不安はできるだけ、少なく、小さくあってもらいたいとも思うものです。

過去にもご紹介したように、心理療法では恐怖や不安を喚起させる対象に繰り返し曝露し、恐怖や不安を低下させる治療法があります。私自身も心理療法において、この治療法で患者さんの症状緩和のお手伝いをさせてもらうことがあります。

この治療法は効果が期待できるものですが、同時にとても怖い治療法でもあります。怖くて近づけないところに近づくことに挑戦したり、怖くて触れないものに触ることに挑戦したり。「怖いです」と言っても、返ってくる返事は「やってみましょう」であったりします(もちろん、無理強いはしません)。そして、繰り返していくと、恐怖や不安の低下を引き起こすことが可能です。私達は、自身生じる恐怖を少なく、小さくしていくことも可能なのです。

このように恐怖や不安がどのような流れで生じるか、どうすると低下するかについて知っている私自身も、今回の地震のような災害や私達の命を脅かすような出来事については、「怖いものは怖い」といつも思います。怖いので身を守れるので、怖いままでよいのでしょう。私達の生活には、必要な恐怖や不安というものもあるのだと、改めて思った日でした。

今回の地震で被害に遭われた多くの方々の生活が一日も早く改善することを遠くの地から願っております。

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2021年9月21日の中秋の名月について

本日は2021年9月21日、今年の中秋の名月になります^^

当クリニックの向かいにある、お花屋さんでは、ススキが販売されておりました^^

普通に見れば、ススキなんてそこら中に自生している秋の草木だと思われるかと思います。ところが、皆様が「ススキ」だと思っている大半は「カヤ」だそうです(^-^;

見た目はそっくりですが、「ススキ」はイネ科のススキ属、8-10月かなり限定品。一方「カヤ」はイネ科のヨシ属で年がら年中咲いている(多年草)になります^^

つまり、中秋の名月を彩る「ススキ」は、思った以上に少ないと思ってください^^

P.S.すっかり時は過ぎましたが、このことを教えてくれたのは祖母でした^^ 凡庸な私にも分け隔てなく可愛がってくれる本当に「優しいおばあちゃん」でした^^

その祖母の25回忌もコロナでなかなか、参列できそうにありません(/ω\)

しかしあの時、一緒に微笑みながら見た15夜の名月は今でも変わらず、天上に輝いております^^

名月を見ながら、今宵は優しかったご先祖様との思い出に浸り、しばし懐かしみたいと思います(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

精神科学会のオンライン化(コロナ禍での)について

医学会の話になりますが、昔から「読書の秋」「文化の秋」と言われるよう圧倒的に、秋に学会が開催されることが多いです^^

しかし、現在、新型コロナウイルスがパンデミックしておりますので、学会もオンライン化を併設していることが殆どです^^;;

精神科の中でも最大学会である「日本精神神経学会(京都開催)」が今年は9月にあるのですが、北海道➔京都府(お互い緊急事態宣言地域)に出向くのは、医療人として、さすがに私の良心に反しますので取りやめました(/ω\) そのため現地参加は諦めてオンラインコースにしました^^;;

オンライン形式の学会や講演会(プレゼン)にも慣れてきましたが、やはり、膝を交えてface to faceの距離感で直接に語り合うことが、お互い信頼・安心・共有意識につながり、人間関係の構築にも非常に重要だと思います^^

P.S. 日本国民の半分以上が、2回目のコロナワクチン接種を終了しました。そのお陰もあると思いますが、新規感染者数(無症状も含みます;;)や重症化は、確かに目に見えて減ってきている印象を受けます。

もう少し長期戦になると思いますが「和を以て貴しとなす」という日本古来からの貴重な文化を大切にして、皆が協力して、この国難を乗り切りたいと切に願っております^^

話は変わりますが、今年のインフルエンザワクチンは、例年より供給が少なくなると聞いております。

札幌ことにメンタルクリニックは今年も例年どおり、当クリニックに通院されている患者様とご家族限定ですが、可能な限り安価で、面倒な手続きなくシンプルにお受けいたす予定です^^

2021年10月1日からインフルエンザワクチン接種を開始しますが、先着順です^^

2021年9月中旬から事前予約を開始しましたので、ご遠慮なくお申し付けください。先着順で締め切らせていただきます(*^^*)

去年は開始して、2週間で在庫がなくなり終了しました(/ω\)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

日本認知症学会 専門医移行試験の結果について

日本認知症学会 専門医制度事務局から郵便で連絡が届きました。

専門医移行試験の結果についてご報告したいと思います。

結論から申し上げれば、お陰様で無事に合格させていただきました。

誠に、ありがとうございました m(_ _)m

かろうじて認知症専門医をクビにならず済みそうです^^;

過去のブログでも、お話しましたが、2021年7月18日(日)に専門医の移行試験を受験して参りました。約300ページのテキストから偏りなく50問が出題されました。

46歳にして、マークシート式の試験を受けることは、ある意味とても「新鮮」な気分になれました^^;; 試験前日には、久しぶりの徹夜とHB鉛筆を3本削りました^^;(遠い平成中期の記憶が甦りました^^)

当日、受験会場で目に付くのは、過半数が20-30代の若手の先生でした。中には少数ながら60‐70代の大ベテランの先生もおられました(^-^; 生涯学習を実践されている頼もしい限りの方々です^^

 

話は変わりますが、人類の記憶力のピークは18歳から20歳と言われております。

それ以降は、加齢とともに徐々に記憶力は低下してきます。

人間として生まれたからには、まさに「諸行無常」で、決して避けて通れない、分かりやすく言うと「老化現象」です。

平成25年に同じく日本認知症学会専門医試験を初めて受験した時は、小生は38歳でしたが、その時ですら、既に記憶の衰えを感じました(/ω\)

それから更に8年が経過して46歳になると、大学受験時代や医師国家試験時代の時のような「若さ」を背景にした爆発的な記憶力は全く期待できません(/ω\)

受験する前までは「さすがに今回は無理かもしれない」とドキドキでした^^;;

しかしながら、実際に試験問題を見てみると、嘘は言いたくないので本当のことを申し上げます。試験内容は、小生個人的には非常に楽でありました!(結果論ですので、ただ運が良かっただけだと思っております^^;;)

最大の理由は、当クリニックにて、当たり前に普通に行っている問題が、非常に多く出願されたからです^^ 

臨床的な問診をはじめ検査・処方・地域連携など、普段から当たり前に認知症医療に携わる臨床医ならば、理解して当然なことが多く出題されたからです^^

また、認知症専門医 精神科医 心療内科医として、普段の日常臨床が多少、忙しくても可能な限り、知識をUP DATEするため、常に論文や医療文献を学習することを継続してきたことはとても意味のあることだと思いました^^ まさに「生涯学習の大切さ」を改めて理解できました(*^^*)

2021年6~7月は、寝食(食はあまり削れませんでした(/ω\))を削って勉強時間を捻出しましたが、大いに勉強出来たことは、すごく嬉しかったです(*^^*) 40半ばでも努力すれば、まだまだ、何とかなることが経験できました^^ それは自分のモチベーションを上げる良い機会にもなりました^^

小生のしがない人生を振り返って思うことですが、人生の節目に必ず試練がやってきます^^;; しかし、その試練を乗り越えることは、自分自身の力だけでは決して無理です^^;; いろいろな人々から支えてもらって、はじめて達成できることだと思います。

今回は、日常の通常診察を通して患者様から、逆に教えてもらったことが、非常に大きかったと思います。心から感謝いたします(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

北海道の暑くて、熱い夏も終りそうです^^

今年、2021年の北海道の暑くて、熱い夏も、そろそろ終りそうです^^

今年は、珍しく蝦夷梅雨がなく、7月中旬から徐々に暑くなり、晴天が続いて、あっという間に暑くなってきましたね^^;;

しかも、2020東京オリンピック(2021年でないかい?と思う方は寛容な精神でよろしくお願いします^^;;)の一部である競歩とマラソンを我らが札幌市が担当しました^^

このようなコロナ禍でも、日本人として道民として、困難を跳ね除けて、大きなトラブルもなく無事に開催・終了できたことを非常に誇らしく思います。(コロナ禍にあっても、出来てしまう国は日本ぐらいだと思っております^^)

私たちの熱い思いが通じたのだと思います。また、そう信じたいものです^^

実は歴史上で、一部とは言え夏季と冬季オリンピックの両方を開催できた都市は、札幌以外に、世界で今までありません(*^^*) 私たちが住んでいる札幌。この街は、世界に誇るべき都市だと思います(*^^*)

P.S.ちなみに来年、2022年は中華人民共和国の北京で冬季オリンピックが予定されております(世界初の夏季冬季オリンピック開催都市になります)

中国人口15億人 北京市の人口2150万人。日本人口1億2千万人 札幌市の人口198万人。10倍以上多いのが現状です。

でも、2020年東京オリンピックは、大成功だったと思います^^

出場されたアスリートの素晴らしい試合、何よりも感激しました。そして、そこにたどり着くまでに想像を絶する労苦を乗り越えてこられた努力・意志の強さに敬意を払いたいと思います。

P.S.世界中のアスリートの方の更なるご健闘を心からお祈りしております。2022年の北京冬季オリンピックが(政治問題は一切関係なく)平和の祭典として、是非に成功することを願っております(*^^*)

あっという間に、北海道も寒くなってきましたので、皆様、体調管理だけには、十分にお気を付けください(#^^#)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

札幌市内でオリンピックのマラソンが始まりました♪

本日、2021年8月7日(土)から、札幌市でオリンピックのマラソンが開催されました。

早朝から、多数のヘリコプターの音で目が覚めましたが、なるほど、今日と明日、マラソンが行われる日だと思い出しました^^;

交通規制もされており、本日は地下鉄でクリニックまで出勤しました^^

出勤前にTVで放送されているのを視ましたが、選手は皆さん 暑さで本当に大変そうでした^^;; 

日本人選手にはもちろん頑張っていただきたいと思いますが、全世界からコロナ禍にもかかわらず、苦労して来日されて、素晴らしい試合を繰り広げられる選手全員に心から、応援をしたいと思います(*^^*)

P.S.明日は、男子マラソンなので、家の近くで観戦してみたいと考えております。

それでは、連休の週末も、ごゆっくりお過ごしください。

 

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挨拶することの大切さについてお話し申し上げます^^

普段の日常生活にて、仕事でもプライベートでも、対人関係を円滑するためには、まず何より「挨拶をする」ことが、とても重要です^^

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様です」「失礼します」など、本当に初歩的な挨拶と笑顔を心掛けるだけで、驚くほど人生がより良い方に変わってくると言われております。

皆様の周りにも「挨拶上手」な方が必ず、おられるかと思います。そんなに親密ではない間柄でも、気持ちの良い挨拶をされると、された方は非常に心が和みます^^ 

中には口下手な方や対人不安の強い方もおられると思いますが、自然な笑顔と心のこもった挨拶が出来るだけで、周囲の人々から好感を持たれると思います^^

 

P.S.7月もあっという間に過ぎ去り、8月真夏本番になってきました。北海道でも記録的な、暑さが続いております^^;;;

本当に毎日毎日、暑いです( ;´Д`) あと1週間くらい、寝苦しい夜が続くと思います。

まずは、熱中症にならないように、お気お付けください。

そのためにも、真夏の直射日光を避けて、体温冷却と水分・塩分の補給をお忘れなくしてください^^

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