当クリニックは大人(成人)の発達障害の診断・治療のご相談をお受けしています。

タイトル通りになりますが、当クリニックでは、大人(成人)の発達障害に関する診断・治療のご相談もお引き受けしております。

今から10年前の2010年頃から、我が国でも、大人(成人)の発達障害というものが一般的に知られるようになりました。

発達障害とは、自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)ADHD(注意欠陥多動障害)を指して用いらる場合が多く見受けられます。

自閉スペクトラム症は(ASD) と略して表記されることもあります。少し前までは「アスペルガー症候群」と呼ばれていました。

アメリカ精神医学界が示す診断基準の改訂に伴い、アスペルガー症候群といくつかの障害が統合され、自閉スペクトラム症という名称になりました。

自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群:ASD)の特徴としては、下記の項目が挙げられます。

①コミュニケーションの困難:他者への興味が乏しいことや言葉でのやり取り以外、例えば表情から相手の気持ちを推し量るなど、総合的なコミュニケーションが困難という特徴があります。人と話すことが単に苦手、緊張するとは少し異なります。

②こだわりや想像力の困難:こだわりが強いことや同じやり方に固執してしまうなどの特徴があります。

①②の上記2点が大きな特徴となっております。

他者への興味が乏しいことや言葉でのやり取り以外、例えば表情から相手の気持ちを推し量るなど、総合的なコミュニケーションが困難という特徴があります。人と話すことが単に苦手、緊張するとは少し異なります。

最近では、自身が発達障害なのではないかと悩まれている方が増えています。数年前から、自身が発達障害であるかどうか診断してもらいたいという相談が精神科・心療内科で増え始めました。

このようなニーズに対して当クリニックでは、特徴を評価する心理検査と心理師による問診によって発達障害の可能性を評価し、医師が総合的に診断を行っております。

診察にて評価を行うかどうかご相談いただき、後日に検査と問診を行います。問診は完全予約制とさせて頂いております。

問診から一週間で診断結果をお伝えできるようにしております。

もし、お悩みの場合は、ご近所の精神科・心療内科までご相談してみてください。当クリニックでも対応させていただいておりますが、最近では大変込み合っておりますので、予約制とさせていただいております。何卒、ご了承を宜しくお願いします。

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心療内科 精神科 カウンセリング

札幌ことにメンタルクリニック

公認心理師・臨床心理士(カウンセラー)

 

スポーツの日 今年の7月24日が少し微妙な気がします♪ 

10日後に迫っている「スポーツに日」に違和感を持っておられる方も多いかと思います。私もカレンダーを見ながら不思議に思っておりました。

調べてみると本来なら2020年7月24日が東京オリンピック(1964年から36年ぶり2回目)の開会式の予定日でしたので、そのため7月24日を「スポーツの日」として祝日にされました。

祝日を量産する訳にもいかないので、元々「体育の日」(1964年第1回東京オリンピックの開会式であった10月10日。2000年からは10月第2月曜日に変更)だったのを「スポーツの日」にスライドしたようです^^; そんなわけで今年は体育の日はありません^^;

話を元に戻しますが、残念ながら、新型コロナウイルスのせいで2020年のオリンピックが1年延期となりました。来年開催できるかどうかも正直、微妙だという意見も多くみられます。

私としては来年こそ無事に東京オリンピックが開催されて、晴れて2021年7月24日「スポーツの日」に開会式が行われることを切に願っております(*^^*)

P.S.今年のスポーツの日は、マスク着用の上、ちょこっとスポーツまたはスポーツ観戦を楽しみたいと思っております^^;;

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

今年初、アウトドアでジンギスカンを楽しみました^^

今春は、自粛の真っ最中だったので、非常に残念ながら花見をしながらジンギスカンを楽しむことは出来ませんでした。

ようやく7月になり、北海道の感染も落ち着いてきましたので、昨日(日)に思い切って自宅の庭でジンギスカンをしました。

あらかじめ入浴を済ませた上で、アウトドア用の椅子とテーブルをセットしてコンロの上にジンギスカン鍋を乗せれば、準備完了です^^

夕方6時頃から始めましたが、日が沈むまで、外の初夏の心地よい風を受けながら、ラム肉と沢山の野菜を堪能しました^^

何気ない日常を無事に過ごせることは、本当に幸せなことだと思いました(*^^*)

本日から7月中盤の週が始まります。

北国の短い夏ですが、大いに楽しんでリフレッシュし、精神的なストレスも発散してください^^

今週もまた、心穏やかな日常生活を続けていきましょう(*^^*)

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

蛭子能収さんの認知症(もの忘れ)について、ご説明します。

TVでいつも愛想ある「えびす顔」で、お茶の間でも人気者の蛭子能収さんが、それこそTVで出演された「主治医が見つかる診療所」にて、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症例と診断された番組を私も見ました。

72歳ですので、比較的早い発症だと言えます。5~6年前からMCI(軽度認知障害:正常と認知症の境界ライン)ではないのか?と所属事務所から心配されていたようです。

認知症で悩んでおられる方(ご本人やご家族)からのご相談件数は年々、増える一方です。

厳密には「若年性認知症とは65歳未満で発症する場合」を言いますが、65歳前後で発症する症例は、80代90代で発症するケースより、進行が速い傾向があります。そのためにも、早期発見・早期治療が非常に重要となります。

認知症サポート医の立場から述べさせていただきます。

「認知症は一旦発症すると、その進行を完全に止めることは出来ません。ましてや元の正常の状態に戻すことも出来ません。しかし早期発見・早期治療により、認知症の進行を遅らせることは可能です。」

以前に比べて「もの忘れ」や「記憶力が落ちてきた」と心配される方は、お早めに医療機関を受診や相談をされるとよろしいかと思います。

P.S 「バス旅」では味のある良いキャラで癒されましたね^^ 認知症になったとしても自分らしく、これからも、ご活躍を願っております(*^^*)

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

札幌も夏らしくなってきました♪ 我が家の農耕事情です^^ 

そろそろ、札幌も夏らしくなってきました。

非常に小規模ですが、春先に鍬を入れ苗を植えた我が家の庭で細々と農耕を楽しんでおります^^; イチゴの収穫がそろそろ終盤になってきました。普通のイチゴ品種なので、まさに昭和の春の日に味わった独特の「甘酸っぱさ」が懐かしいです^^

最近はトマトが黄色い花を多く結んできております。あと1か月後には甘いミニトマトの果実を堪能できそうなので、本当に楽しみです^^

余談になりますが、新聞は数社を欠かさず読んでおります。しかし、ここ半年くらい驚くほどgood newsがほとんどありません。このような感覚はホントに久しぶりです(/ω\)

P.S. たとえgood newsがなくても、焦らずに自分らしく粛々と日々を過ごしたいと思います。きっと「待てば海路の日和あり」だと信じております。

日々の世話を心掛けて、慈しみできた農作物には、収穫の喜びと自然への感謝の念を感じます(*^^*) また、心から癒しとなります^^

少なくともあと1ヶ月以内には、非常に美味しいトマトの収穫のgood newsをご報告できるとおもいます(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

最近の世界情勢から「ブレイブハート」という映画を思い出した

1995年に公開されたハリウッド映画で「ブレイブハート」というヒット作がありました。メル・ギブソン主演の非常に有名な映画です。アカデミー賞を総なめしたことで、ご存知の方も多いと思います。13世紀後半スコットランド地方は、軍事的に強大なイングランド王国から度重なる大規模な侵攻に悩まされていました。当初、大方の予測では、スコットランド側がすぐに敗北するという意見が大半でした。しかし実際、スコットランド人が旗揚げ(武装蜂起)して、不撓不屈の精神でいくら負けて何回でも立ち上がり、数多くの絶体絶命のピンチを乗り越えて、最後の最後に独立を勝ち取った歴史的事実を映画化した内容です^^ メル・ギブソン扮するウイリアム・ウォレスと勇敢な仲間たちが、スコットランド伝統衣装のタータンチェックに身を包んで、伝統楽器のバグパイプの勇ましくも物悲しい調べに背を押されて祖国の自由と独立を守るために、勇敢に必死で戦い続ける姿勢と心理・精神面(メンタル)の強さに深い感銘を受けました。

人類の歴史は紀元前から「独裁」「圧政」「搾取」に対して気が遠くなる時間と労力と尊い代償を払いながら、自由や差別・貧困・人権などの問題点を解決するために諸国民が必死に戦って勝ち取ってきた小さな勝利の積み重ねこそが、現代の民主主義の礎だと言われております。まさに「勇敢な心」の勝利だったのでしょう(*^^*)

誰しも自由であり、生命・財産および基本的人権が守られている国に住んでいられることは非常にありがたいことだと思います。

1996年に私は、まだ当時は上記のイギリス植民地であった某島へ旅行に行って来ました。

当時は、自由で緩やかな笑顔で優しいながらも、さすが世界の経済都市だけあって商魂逞しい人々の生活が事情が非常に印象的でした^^ タクシーに乗って、夜景が有名な「ビ◉ト◉ーピー◉」という山頂から見た「キャラの木を中心とした香木の積み出し港」という由来の港町の夜景は、まさに100万ドル以上の価値がある絶景でした^^

その古き良き思い出に、いきなり、土足で大きな勢力が踏み込んできて、深くて暗い大きな影を投げ込んできました。正直、心から失望しております・・かの港町に住んでいる自由を愛する多くの人々に対して心が痛みます。久々にやるせない脱力感と空虚感を感じました(;´д`)

さて、気分を切り替えて、明日からも自分に課せられた日々の責務を一つ一つ誠実にこなしていきたいと思っております^^

皆さまも決して、ブレイブハート(勇敢な心)を失われませんように(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

当クリニックのカウンセリング

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

これまでも度々ご案内しておりますが、当クリニックでのカウンセリングについて再度ご紹介いたします。

当クリニックでは公認心理師によるカウンセリングも行っております。

カウンセリングというと、一般的には心理師が行うものを想像されがちですが、医師の診察も対話により進んでいくものであり、カウンセリングと同義です。ただ、医師の場合は精神療法と総称されることが多いです。

心理師によるカウンセリングについては、基本的に医師が治療上の必要性や効果を吟味した上で、治療法の手段として採用されるものになります。そのため、医師の指示のもと行われるものであり、希望される全ての患者様に提供できるものではありません。

現在、当クリニックでは男性の心理師が月曜午前、金曜午後、第2・4土曜午前、女性心理師が水曜午前にカウンセリングを担当しております。

週に1回、1回は30分という枠組みで提供させていただいております。完全予約制をとっていますので、ご予約のいただいてない日に行うことは難しい場合がほとんどです。

患者様の症状や困りごとについて、お話を伺いながら、その解決やセルフコントロールをはかり、生活をよくしていくお手伝いをさせていただきます。

 

そのほか、当クリニックでは発達障害の診断の補助となる検査や問診も心理師が行っております。自閉スペクトラム症(ASD)やADHDについて評価、診断のお手伝いをさせていただいております。このようなお悩みの場合にも、一度受診をご検討ください。

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精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

 

 

暑くなりました。初めて空調の「ドライ」を使いました♪

7月になり、さすがに暑くなってきました^^

本日の札幌市内の最高気温は29℃でした。さすがに暑かったですね♪

「札幌ことにメンタルクリニック」も今年初めて空調でドライを使用しました^^;

現在、世界中で温暖化が深刻な問題となっております。残念ながら、ここ10年くらいの動向を観ていると満更、否定できないかと思っております(/ω\)

これから8月に向けてますます暑くなってきますので暑さ対策を含めて、くれぐれもご自愛ください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

本日は、晴天の日曜日でした。1-2時間の小旅行

本日は、晴天の日曜日でした。朝から、心地よい気温でしたので、外出してきました。

最近、コロナのため運動不足でしたので1時間くらい目的なく近所を散歩してきました。

医師になってずっと職場(病院)から支給されるポケベルやPHSや携帯電話を常時持ち歩くことが義務付けられていた習慣のため、常にスマホなど通信機器がないと不安になります。ほんの20年前までは家族や友人と連絡を付けるためだけにガラケーを持っていました。電池が切れれば別に出なくても誰も責められることなどなかった時代でした^^; ニュースは基本的に新聞とTVで、ネット検索はASDLが主流のPCを使用していました^^;;今から考えると非常に遅かったです。光回線が普及する前のことです^^;;

本題に戻りますが、現在、散歩に行く時は通信機器を持たずに、1000円札を1枚ポケットに入れて出かけます。途中で喉が渇けば自販機で茶やジュースを、小腹が減ればコンビニでおにぎりやサンドイッチを求めれば十分に事足ります^^(ビニール袋がもらえなくなったのは、まだ慣れませんけれど)

休日に無用な物を可能な限りに省くと、心もそれに比例して軽くなります(*^^*)

そして太陽の光を浴びながら散歩してみると、わずか1-2時間の徒歩での小旅行ですが、今まで気が付かなかった近所の花や新緑に癒されました。

P.S.明日から7月第2週が始まります。そろそろ暑い日も多くなってきますが、熱中症対策と同時にマスクの両立をしないといけないのがツラいです^^;; 冷マスクなどありますので是非、使ってみて下さい。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 精神疾患と間違われやすい身体疾患はありますか?

Q:精神疾患と間違われやすい精神症状を伴う身体疾患はありますか?

A:あります(結構多いです^^;)

精神症状(イライラ 不安 興奮 幻覚妄想等)が認められる場合に、実は身体疾患が原因となっているケースが多々あります。一般的に内科・外科など身体科の医師は一通りの検査を行って特に異常が無い場合に心療内科・精神科関連の疾患だと考える傾向があります。

一方我々、心療内科・精神科医は、それとは真逆に最後の最後まで、まだ見逃しているかもしれない身体疾患がないか思案します。例えば、脳炎(ウイルスや細菌が脳脊髄液に侵入して脳にまで炎症が到達した疾患で、興奮や痙攣、不穏、意識障害など様々な精神症状が伴います)や甲状腺機能異常(バセドウ病と呼ばれる甲状腺機能亢進症では躁状態のようになることもあります。一方、橋本病と呼ばれる甲状腺機能低下症では、うつ状態になることが知られております)、一酸化炭素中毒間歇型脳症(一酸化炭素中毒を生き残って一旦ほぼ回復した状態が見られますが一定時間、多く場合は数週間以内に生じます)をきたすこともあります。その直後、急激に精神症状や神経障害が出現してくることがあります。)、腫瘍随伴症候群(卵巣癌 肺癌などに伴うリモートエフェクトによる神経障害・精神症状)等が存在する場合に、精神症状や神経障害がしばしば認められます。身体疾患が原因なので、まず身体疾患の治療を最優先します。それだけで精神症状の大幅な改善する可能性が望めます。私が総合病院で勤務している頃、精神科リエゾン(他科との連携)でもしばしば、上記を含めて様々な症例を経験しました。

その中でも「せん妄」といわれる一種の意識障害(意識の変容・狭窄)は、高齢者の方に生じることが非常に多いです。身体的や精神的なストレスがかかった場合に急性に発症する脳の混乱だと理解してください。通常であれば、抗精神病薬や睡眠薬の静脈注射や点滴を行い、その場は入眠を促します。翌日、せん妄の原因となるストレスを軽減するとともに、予防的に向精神薬を投薬することが一般的な治療となります。ここで意外と多いのは高齢者の方は脱水になりやすく血流が悪くなり、脳に十分な血液(酸素)がいかないために、せん妄が生じることがあります。そのため点滴をして水分を補充するだけで改善するケースもありました。身体と精神はまさに表裏一体です。

「心・技・体」という諺どおり、古来から人間が健康で仕事(技)をする上で、(心・体)は非常に大切な要素だったのでしょう^^

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院長 阿部 多樹夫