院長の独り言 part⑲ 市内の初雪

本日、初めて当クリニック入口前で、初雪を見ました。

11月中旬なので当然といえば当然なのでしょうが、またまた長い長い冬が来るかと思うと、ちょっと寂しくなる方もおられるのかな?と思います^^;

ウィンタースポーツなどが、お好きな方は待ち望んだ季節なのでしょう^^

十人十色といいますが、冬が好きだったり、夏が好きだったり、春は花粉症で嫌だとか、いろいろな方がいらっしゃると思っています。

人それぞれ価値観の相違だと思います^^

現代は「多様化」社会です。

他者に迷惑をお掛けしないのであれば、自分らしく生きれる時代になったと思います^^

どうか、ご自身の人生を焦ることなくマイペースで有意義にお過ごしいただければと思います。

心療内科医・精神科医として、日々の臨床を通して本当にそう思います。

自分らしく、あるがままに生きたいものですね^^

では、寒くなりますので、ご自愛ください(*^^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

Q&A 43回目 社交不安障害の治療薬について

Q:対人緊張・対人恐怖・対人不安が強くて、社交不安障害(社会不安障害)と診断されました。治療薬として、抗不安薬と抗うつ薬を処方されましたが、抗うつ薬はうつ病の薬なので、服薬に抵抗感があります。実際のところ、抗うつ薬を服薬した方がよいのでしょうか?

 

A:社交不安障害は確かに、うつ病とは別の疾患です。

抗不安薬(クロチアゼパム アルプラゾラム ジアゼパム ロラゼパム等)は即効性があります。服薬して20-30分くらいで気分が落ち着いてきます。効果の持続時間は、薬剤によって違いますが、一般的には、数時間です。分かりやすく言うと、あくまで対症療法です。

抗うつ薬については、結論から申し上げれば、根本的に効果がある場合が非常に多いです。

ただし、三環形・四環系抗うつ薬等は現在では、ほとんど処方しないのが主流となってます。ファーストチョイス(第一選択)は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。場合によってはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)も使用します。

社交不安障害は、日常生活に非常に大きな支障をきたしますので、症状が緩和すると、良いですね(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

雑談です♪ 44 出雲のご紹介②

前回の続きとなりますが、興味のない方は、読み飛ばしていただいて全く構いません^^;

③野見宿禰(のみのすくね)は、出雲国造家(千家・北島家)の13代目で、非常に武勇に秀でた人物だったと言われてます。

一方、大和地方(奈良県)で無敵を誇っていた当麻蹴速(たいまのけはや)という人物がおり、当時の天皇の命令で、試合することになりました。

当麻蹴速とは文字通り、蹴り技の達人だったと言われています^^ 今では懐かしくなりましたが、K-1でいうと頃の、ピーター・アーツやフィリオ、ミルコ・クロコップのようなキックの名人だったのでしょう^^

「角力=相撲」とは本来は総合格闘技的な「何でもあり」ルールだったようです^^;

天覧試合がおこなわれ、両者が試合することになりました。その気迫はお互いに凄まじかったと思われますが、結局は、野見宿禰が圧倒して、当麻蹴速をノックアウトしました。

そのため、野見宿禰(のみのすくね)の武勇は日本全国で、いまだに語り継がれております。彼はグラップラー(組み技系の戦士)だったのでしょうか?

しかし、彼は無骨一辺倒ではなく、埴輪を日本で初めて作成して、殉死者が出ないように心を砕いた文武両道の人だと言われております(*^^*)

広大な出雲大社の敷地内に、その神社がひっそりとあります。

 

④宍道湖 島根の出雲市から松江市に広がる汽水湖です。宍道湖七珍【スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミ)】が有名です。本当に美味です(*^^*)

また、大変素晴らしい景色でも有名です。診察室にも、同じ風景の絵画を飾っておりますので、宜しければ観てくださいませ^^

お恥ずかしながら、小生の御国自慢をさせていただきました^^;;

この他、島根県には、国宝の松江城・武家屋敷、津和野(森鴎外の故郷)、世界遺産の石見銀山など観光スポットが多くあります。機会があれば、ぜひ訪れてみて下さいませ(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

院長の独り言 part⑱ 日々の診察で思うこと

日々、クリニックで診察をさせていただいておりますが、最近、気になる点が3つあります。

1.終身雇用制もすでに形骸化して会社員として、安定した雇用が厳しくなっていることです。

2.個人主義や成果主義が進んで、孤立してしまう方が多くなったことです。

3.そのため誰にも相談できずに「こころ」を損耗する方が非常に多くなっていることです。

 

立場も不安定で「誰にも相談できない。誰にも本音を話せない」という状況が続くと、こころのエネルギーを一定に保つのが難しくなってきます。

残念ながら現在は、古き良き日本の護送船団方式・年功序列型の社会構造ではなくなりつつあるのでしょう。

そのためにも、自分自身の精神(メンタル)の安定を図ることが非常に重要となってきます。「こころ」のケアには、十分に配慮してください。

P.S 本日は、ハッピーハロウィンですね^^

帰りの地下鉄で、ハロウィン衣装の方々が、たくさんおられてビックリしました^^;;

明日から、11月になります。いよいよ冬の足音が聴こえてくるようになりました。そろそろ冬支度をお忘れなくお過ごしください^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

院長の独り言 part⑰ 以前に読んだ本。

食欲の秋 スポーツの秋 読書の秋 いろいろな秋の楽しみ方がありますが、今週末に、以前に読んだ本を久々に再読しました。様々な記憶が甦り、当時の自分を思い起こしました。

「偉人・名将の言葉」(童門冬二著 PHP研究所)より引用。

佐藤一斎(江戸時代の儒学者)の言葉です。

「春風を以て人に接し 秋霜を以て自ら粛しむ」

「人に接するときは春風のように柔らかく暖かく、しかし自分に対しては秋の霜のようにきびしくあらねばならない」と伝えてます。

つまり、人に優しく、自分自身には厳しくないといけないという厳しいご意見ですね^^;;

ちょうど10年前に読みましたが、現在の私に、完璧に実践できているかと問われれば正直、まだまだ修行不足ゆえに自信がありません(/ω\) しかし、以前よりは少しはマシになっているかなと思いました^^;; そう信じたいものです( ;∀;)

今後も、自分を良い方向に換えていく努力をし続けないといけないと、改めて思いました。

秋の夜長に、たまには読書も良いものですね^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

雑談です♪ 40 日々のありがたみ。

日々の忙しさやストレスが募れば、つい愚痴が多くなり、イライラしたり感情のコントロールが難しくなることは、ありませんか?

以前から申し上げておりますが、現代のストレス社会では、ある程度は、致し方ないことかも知れません。

ところで、次のように、思ったことはありませんか?

「今日は、悪い知らせがなかった」「今日は、大きなトラブルがなくて良かった」「今日も無事に一日が終われそうだ」という小さな安堵感のありがたさです。

一日一日、日々の小さな安らぎの積み重ねが、少しづつですが、こころの平穏と同時に、人生に幸福をもたせてくれるのかな?と個人的にですが、思っております^^

今日という一日を無事に過ごせることは非常に、ありがたいことだと思いませんか?(*^^*)

さて、秋も深まって参りました。そろそろ冬への準備も怠りなくしてくださいませ。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

北海道精神神経科診療所協会の理事長選挙♪

当クリニックは、北海道精神神経科診療所協会(北精協)の正会員に所属いたしております。

今年は、理事長選挙が2年ぶりにございます。

今回、当クリニックは選挙管理委員長の大役を拝命いたしました。

もちろん、誠実かつ真摯に選挙管理委員会の運営をさせていただきます。

北海道の心療内科・精神科・メンタルクリニック(北精協)の更なる発展こそが、何よりも「こころ」の問題で、お悩みの患者様のためになると強く確信しております。

そのため、当クリニックは最大限、ご協力する所存です。

P.S 秋風が肌に染みる季節になりました(/ω\) お風邪など引かれませんように、皆様、ご自愛くださいませ(*^-^*)

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院長の独り言 part⑭ ラグビーワールドカップ♪

先日、行われたラグビーワールドカップで、ブレイブブロッサムズ(日本代表)とスコットランド(イギリス北部の元独立国で、面積・人口ともに、ほとんど北海道と同じ規模。スコッチウイスキーや1995年映画「ブレイブハート」等で有名)との試合は、実に素晴らしい戦いでした^^

私はラグビーの経験はありませんが、試合を観ていると、久々に熱くなりました(*^_^*)

伝統あるスコットランドの攻撃はまさに称賛に値する素晴らしく、恐ろしいものでしたが、それに屈せず、跳ね返したブレイブブロッサムズ(日本代表)を本当に応援したいと思いました^^

噂では聴いておりましたが、非常に過酷な練習を日課として、しかも1年に240日程度、合宿を行っていた日本代表が、強いのは当たり前だと思います^^ ベスト8に入れたのは個人的な見解ですが「粉骨砕身、努力すれば、いずれ報われる」という、日本人気質を実現してくれた精鋭だと思っております^^

私自身、「これからも応援してます! ぜひ頑張ってください^^」と祝福を述べたいです^^

次回の日本戦は10月20日、相手は超強豪の南アフリカです。

前回2015年ワールドカップで、34‐32と日本が奇跡的な大勝利をおさめましたが、今回リベンジに燃える南アフリカの闘争心は、実に凄まじいと思っております^^;;

特に、あの強烈なタックルを観ると、人間としての躍動感とチームワークで結ばれた強い絆を感じます^^

10月20日、19:15から始まります。まさに目が離せませんね^^

 

ただ、相手チームに対しても、しっかり敬意を払いたいものです。ホスト国ですが、それ以前に、本来の日本人としてあるべき思いやりや優しさの精神を存分に発揮して頂ければ非常に幸いです^^

それでは、そろそろ寒くなり、雪虫も散見されておりますので、ご自愛ください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

前田英雄先生がお亡くなりになりました。

現在の「札幌ことにメンタルクリニック」の前身である前田神経クリニックの初代院長 前田英雄先生が、令和元年10月10日にご逝去されました。心から哀悼の念を申し上げます。

札幌市西区 琴似・二十四軒地区にて心療内科・精神科医療で、長い間、ご貢献されたことに深い敬意を表します。

2019年10月13日(日)18:00から、お通夜があり、私も参列させていただきました。

小生が前田英雄先生と最期にお話したのは、2018年8月30日です。「患者さんを引き続き、宜しくお願いします」と最期まで患者様の心配をされていました。。。

前田神経クリニックから移転・名称変更して「札幌ことにメンタルクリニック」とありましたが、前院長から託された想いは「札幌ことにメンタルクリニック」でも間違いなく継承させていただく所存です。

前田 英雄先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

院長の独り言 part⑪ 公認心理師 赴任のお知らせ

本日、令和元年10月3日から、当クリニックに常勤の公認心理師(臨床心理士)が赴任しました。

今後は、段階的になりますが、カウンセリング・認知行動療法等心理療法および心理検査も充実していきたいと思います。

札幌市西区を中心に「こころの専門医」「こころのかかりつけ医」として、心療内科・精神科領域にて更なる、ご貢献ができれば幸いだと考えております。

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院長 阿部 多樹夫