Q&A:悪夢にうなされて途中で目が覚めます。精神科疾患ですか?

Q:悪夢にうなされて、途中で目が覚めてしまい、熟眠できません。何かの病気なのでしょうか?何か良い治療方法はありませんか?

A:悪夢障害(*ICD10  F51.5)、レム睡眠行動障害(G47.8)および、うつ病PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神疾患に伴う場合に「悪夢が続く」「うなされる」「夢見が悪い」等の症状が出現することが、しばしばあります。

結論から申し上げれば、疾患(病気)である場合は、適切な治療をおこなえば改善する可能性は大いにあります。

*ICD10:国際疾患分類第10版 WHO(世界保健機関)が作成した基準です。

悪夢障害について

診断基準:DSM-5(アメリカ精神医学会が作成したものです)

  1. 長引いた非常に不快な、詳細に想起できる夢が反復して生じる。その夢は、通常、生存、安全、または身体保全への脅威を回避しようとする内容を含み、一般的には主要睡眠時間の後半に起こる。
  2. 不快な夢から覚めると、その人は急速に見当識と意識を保つ。
  3. その睡眠障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
  4. その悪夢症状は、物質(例:乱用薬物、医薬品)の生理学的作用によるものではない。
  5. 併存する精神疾患または医学的疾患では、不快な夢の訴えの主要部分を十分に理解できない。

悪夢障害は、日本ではあまり知られておりませんが、以前から臨床をしていると、しばしば目にします。

以前から申し上げておりますが、不眠は万病の元です(/ω\)

治療法としては、非常に安全性の高い薬剤を、少量服薬されるだけで、個人差はありますが、多くの方は改善いたします^^ ただし睡眠薬ではありません。

悪夢のため、普段の睡眠や日常生活に支障を来している方のご相談もお受けいたしております。スッキリとした睡眠を取り戻したいものですね(*^-^*)

P.S.何となく日が長くなってきた気がします^^ 気が付けば、冬至からそろそろ2か月近く経過しております^^ あと1ヶ月半で今年も春が来そうです^^

コロナワクチンも順調に準備が進んでいると聞いております。当クリニックでは院長の小生が真っ先にコロナワクチンの接種(ちょこっと人体実験的かもですが^^;;)志願します。もし私に副反応が出なければ、その上で職員・患者様にお勧めしていきたいと思います(*^^*) 当然ブロブにも経過を詳細にご報告いたします。されでは、2021年はコロナ克服と東京オリンピックの成功を祈りたいと思います(*^-^*)

※参考文献
『ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン(新訂版)』(医学書院)
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院)

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

冬季型(季節性)うつ病について part②

非常に遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m 前回の続きになりますが、冬季型(季節型)うつ病について、お話したいと思います。

冬季に北国(高緯度)に居住されている方は、世界でも東洋西洋問わず、冬季型(季節性)うつ病に罹患するケースが多くなります。

双極性感情障害(躁うつ病)の患者様も、冬季には更に精神症状が悪化する傾向が強くなります。

その対応策として、

最も現実的な治療法として高照度光療法を受けることです^^ 毎日は難しいと思いますが、少なくとも週に2‐3日程度、可能な限り1ー2時間くらい、2500ー10000ルクスの高照度の光を浴びていただく事をお勧めします。最近はama●●●など通信販売で、非常に廉価で購入できるようですね(*^^*) 廉価版は数千円で購入できると噂で伝え聞いております。調べてみてください^^

冬季はなるべく南方で、ひだまりの多い暖かい場所へ旅行に出かけること、または一時転居することも有効と言われております。しかし現実的には、多忙なアルバイト・サラリーマン・個人事業主の方々には、両方とも到底無理だと思います(/ω\)。しかも①も厳しい方が多くおられます。

そこで満を侍して改めてご紹介しますが「ヒュッゲ」を増やすことです^^ 暗く沈む闇夜に負けないように、以前にお話した「心がほっこり・なごみ、人生のシンプルな喜びを味わう」という趣旨です^^

分かりやすく申し上げると、北国は冬季だからこそ「皆で集まって、楽しく食べて飲んで大いに騒ぎ、人間同士の絆を確かめ合う」ことが非常に大切となります^^

しかしコロナのせいで、この1年間、その「ヒュッゲ」もできなくなりました(/ω\)

P.S.あと数ヶ月で、大きなトラブルが無ければワクチンの供給が本邦でも始まりますので、アレルギー体質などない方は、コロナワクチンの接種を積極的にされることをおすすめします。

当然ですが小生は当クリニックで第一番目に接種を志願します^^ ある意味治験になりますが、小生は喜んでいたします。「受けるかどうか心配されている」患者様や職員のためにも、まず院長である小生が真っ先に接種して、その後の経過をブログにて記載したいと思っております^^

その上で、皆様も安全性を確認していただければ幸いです(*^-^*)

今年は、なぜか節分・立春が124年ぶりにズレた年になりましたが、こんな年に巡り合えたことは貴重な体験だと思います^^

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精神科 心療内科

 

 

多忙のためブログの更新が疎かになり申し訳ありませんでした♪

最近、当クリニック(札幌ことにメンタルクリニック)に来院される患者様が非常に多くなりました。院長として、少しでも札幌市西区を中心に精神科医・心療内科医として皆様のお役に立てるのならば大変ありがたいことであり、非常に感謝を申し上げます。

小生の本心(理念)は当クリニックのHP(ホームページ)にて明確に記しております。治療方針とQ&Aをご覧ください。

分かりやすく述べれば、以下の8項目になります。

①紹介状なしでも初診をお受けします。

②初診患者様の受診も、できるだけ当日(近日)中にお受けいたします。

③極力お待たせせずに、初診・再診患者様の診察をいたします。

④可能な限り、お時間をお取りして患者様のお話をしっかり伺いたいと思います。

⑤薬物療法を行う際も、必要最小限の薬物を処方することにしております。

⑥公認心理師(臨床心理士)によるカウンセリング・心理療法・心理検査も充実しております。

⑦患者様への接遇やプライバシーを、第一に考えております。

⑧精神科・心療内科の常に最新の治療法と医療情報をアップデートし続けます。

今までは、皆様のご協力のおかげ何とかできておりましたが、非才な小生ではそろそろ限界も近いです(/ω\)

以前にもお話しましたが、2021年1月18日(月)から非常勤ですが、竹浪美沙子医師が応援にきてくれております^^

おかげさまで小生は、すこしだけ心にゆとりが出来そうです^^

正直申し上げると最近、時々②が、できないこともございます。誠に申し訳ありませんが、何卒ご理解をお願いします。数日から1週間くらいお待ちいただくこともあります。

P.S. いろいろな経緯がありますが、今後とも当クリニックは地域医療に対して責務と貢献を達成できるように真剣に考えていきたいと思います。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

毎週月曜日午前は、竹浪 美紗子医師が担当いたします。

先週1月18日から、小生の代診として毎週月曜日午前は竹浪 美紗子医師が担当することになりました。今後も継続して診察いたしますので、患者様もご安心して、受診してください^^

小生も院長として、月曜日午後~土曜日午前までこれからも診察させていただきます(*^^*)

今後、時代の流れとして世の中が多様性になっていくのは目に見えています。

しかし日本の医療に関して申し上げれば、小生が研修医であった時代(20年前)に比べれば確かにスーパーローテート制度の導入・専門医制度の厳密化など若干の変化はありました。しかし、まだまだ他職種と比較すれば、残念ながら旧態依然とした印象を否めません^^;;

皆様のご理解・ご協力・ご賛同をいただけることを前提の話となりますが、正直申し上げて、医療サービスは衰退の一途です(/ω\) 今回、コロナ対策でも積極的に引き受けられるような体力が残っているところがないのは、鮮明だったと思います。これが、現在の医療の現実です(/ω\)

しかしながら、それでも当クリニックは無理なく少しずつ、多様性に対応していける環境づくりを目指したいと思っております^^

今後も札幌市西区を中心に精神科・心療内科を通じて【医師が一方的に治療方針を決める医療の押しつけ型】ではなく【患者様が最も望んでおられる治療方針をご提案する型」を重視していきたいかと思います^^ その上で、患者様ご自身の意志を最大限、尊重したいと思います。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和3年1月18日から竹浪 美紗子医師が赴任しました。

本日、令和3年1月18日(月)から、竹浪 美紗子医師が当クリニックに赴任いたしました。

今後、毎週月曜日の午前を担当いたします。女性の精神科医が赴任したことは、診察に多様性ができる意義も大きいかと思います^^ もちろん経歴や資格も素晴らしく、精神保健指定医・日本精神神経学会 専門医の資格もお持ちです。

本日、赴任されたばかりなので、当クリニックの患者様や電子カルテ操作に慣れるまで、多少のお時間を頂きたいと思います。

院長として皆様にお願いします。患者様にご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、しばらくは暖かい目で見守ってくださいませ^^ 小生から心からお願い申し上げますm(_ _)m

P.S.私も月曜日午後~土曜日まで担当します^^

いつの間にか、1月も明日で19日となります。ついこの前、年末におせちを食べて、格闘技や紅白歌合戦など観ていたのも、すこし過去になりつつありますね^^;; それではコロナに負けず、今年も自分らしく自分のペースで過ごしていただきたいと思います^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遅くなりましたが、令和3年の初詣に先週、行って参りました。

令和3年の初詣に、先週の1月9日に行って参りました。本来ならば、正月3が日にお参りするのが、望ましいことは充分に承知しておりますが、いろいろありまして遅くなってしまいました(/ω\)

氏神様の諏訪神社と、当クリニックから近くて明治時代から鎮座されている琴似神社に参拝にいかせていただきました^^「札幌ことにメンタルクリニックになる以前の前田神経クリニック」の頃から小生はずっと参拝にいかせていただいております^^

初詣なので以下の3つを祈願しました。

①新型コロナが早期消滅しますように。

②当クリニックに通院されている「患者様とそのご家族様のこころの平安」および当クリニックの職員・お世話になっている全ての方々のご健康とご多幸。

③非才な小生ですが、今後も皆様のお力をお借りして、精神科・心療内科医として、去年よりも1人でも多くの患者様の「こころのケア・サポート」のお力になれますように。

上記3点をしっかりと初詣でお祈りしてきました^^ ご利益があり、きっと令和3年はコロナも克服して安心を取り戻せる良い転換期になると年だと信じております(*^-^*)

P.S.それでは、今年も皆様にとって去年より少しでも、良い年でありますように願っております^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

お正月休みの影響で混雑しておりますが、ご理解をお願いします。

お正月休みの影響で、多くの医療機関と同様に当クリニックも混雑しております。患者様にはご予約時間より、お待たせすることが多くなりますことを、大変こころ苦しく思っております(/ω\) こればかりは、どうしようもないので何卒、ご容赦くださいませm(_ _)m

新規患者様の受付も、最大限お受けしておりますが、直ぐに初診予約枠が埋まりますので、ホームページにて毎日の初診患者様の受付枠をご確認ください

本日は1月7日で七草粥の日です。 お正月のご馳走の暴飲暴食で荒れた胃腸を整えるためだと言われております^^ 分かりやすく言うと、お正月気分も本日にて終了という意味なのでしょう(^-^; 昔の人は偉いですね^^;

それでは明日(令和3年8日)から、皆様それぞれ自分のペースで「人と自分を比較しないで、焦らず、自分を大切にして、ゆとりがあれば相手も大切にする気持ち」を忘れないで一歩一歩、進んでいただきたいと思います(*^^*)

長い間、精神科・心療内科医をしていると、心の底から本当にそう思います^^

P.S.コロナ対策も十分に気を付けております。定期換気最新式の空気清浄機3台をフル稼働させております。また、入り口に配置してありますアルコール洗浄液で手指の洗浄にご協力をお願いします。頻回のアルコール除菌や清掃も行なっておりますので、ご安心してご来院ください。

待合(ロビー)以外にも、廊下スペースにイスを5つ配置しておりますので、少々寒いので厚着でご来院ください。3密にならないように適時、ご配慮をお願い申し上げます。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

令和3年(2021年)新年初春のご挨拶をさせていただきます。

新年、明けましておめでとうございます。新年初春の喜びを申し上げます^^

年末年始の長期休暇もあと少しとなりました。皆様いかがでしたか?ゆっくりと年末年始をお過ごしできましたでしょうか^^?

いろいろな立場の方がおられるので、中には「ずっと仕事だった」「ほとんど休めなかった」という方も多くおられるかと思います^^;;

しかし無事に年越しできたことは、実に喜ばしいことだと小生自身は、強く信じております^^

令和3年(2021年)の診察は、1月4日(月)から開始いたします。

P.S.今年も継続して「札幌ことにメンタルクリニック」は、札幌市西区琴似地区を中心に、精神科・心療内科部門にて、積極的にご貢献させていただきます。札幌市近郊はもちろんですが、道南・道北・道東エリアからの患者様も沢山、来院されております。本年も、皆様のお力になれるクリニックを目指していきたいと考えております(*^-^*)

令和3年1月2日

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

冬季型(季節性)うつ病について part①

2019年1月19日に記載したブログの内容と少しかぶりますが、今年も、冬季型(季節性)うつ病で困っておられる患者様を日常診察で多くお見かけします。

さらに今年は「コロナうつ」も強烈な追い撃ちをかけています(/ω\)

冬季型(季節性)うつ病は、日照時間が短くなると、脳内でメラトニンという神経伝達物質(脳内ホルモン)が過剰に分泌されるようになります。

メラトニンには、催眠作用があり、眠くなります。また一般的に日照時間が少なくなるとセロトニンという気分を高め、安定する作用のある脳内ホルモンが減少することが知られております。

そのため、北海道を含めて北国では、冬季型うつは決して珍しくありません。普段の診察でも同症状でお困りの患者様が多く受診されます。

特に女性に多いのが特徴です。北海道よりも更に緯度が高い北欧(スウェーデン ノルウェー フィンランド アイスランドなどでも、同様の症状な方が多数おられます。

同じヨーロッパでも、北欧(西岸海洋性気候)と地中海地方(地中海性気候)では、生活スタイルが全く違います。分かりやすく言えば、北海道と沖縄くらいは違うと思います^^

北欧で季節型うつ病の予防策として「ヒュッゲ」を増やすことが大切だと言われております。「ヒュッゲ」とは北欧の言葉で「心がほっこり・なごみ、人生のシンプルな喜びを味わう」という趣旨です^^

では、次回②で完結編にてお話ししたいと思います。

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院長 阿部 多樹夫

発達障害の検査・治療にも、当クリニックはご協力いたします。

札幌市内でも、心療内科・精神科・児童思春期・発達障害など様々な患者様に対応されている病院やクリニックがございます。しかし、公認心理師(臨床心理士)がいないため重要な心理検査や心理療法ができないケースも少なくありません。

当クリニックの臨床心理師は、課長の春名をはじめ(広範性)発達障害の心理検査・心理療法の経験が十分にありますので、今後も継続してサポートさせていただきたいと考えております。そのためにも弛まぬ努力をしていきたいと思います^^

(広汎性)発達障害といっても、いろいろなタイプが存在します。LD(学習障害)・自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)・ADHD(注意欠陥多動障障害)など、その人によって千差万別です。

その上で、ご本人に一番、適した治療をご提示していきたいと考えております(*^^*)

発達障害の検査・治療に、当クリニックは今後も、最大限、ご協力を致したいと思っております^^

P.S.もうすでに、オリオン座が南中する季節となりました^^ どおりで寒くなったわけですね^^;; 明日の2020年12月21日は冬至です^^

今年も残すところあと10日となりましたが、最後まで、自分のペースを崩さないようにお元気でお過ごしくださいませ(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫