おうち時間の過ごし方(外出自粛下での日常生活の楽しみ方)

公認心理師、臨床心理士、カウンセラー、副事務長の春名です。

全国で緊急事態宣言が解除となりましたが、北海道では一部限定的な解除という発表がなされ、もうしばらくの外出自粛や休業要請が実施されるそうです。

以前、似たようなテーマになりますが、気分転換のにコツについてブログでも書きました。最近はテレビでもリモートでの演出が増え、芸能人のおうち時間の過ごし方が紹介されているところを目にすることが増えました。外出自粛下での日常生活の楽しみ方についてお話したいと思います。

私事ではありますが、最近のおうち時間の過ごし方として、室内で運動を再開しました。2年ほど前に、自転車の運動器具を購入し、数か月間使用していたのですが、いつの間にか、納戸の片隅に置かれたままになっておりました。

外出自粛が継続していることと、納戸の整理を兼ねて、先日、とうとう運動器具を出し、再開し始めたところです。1日10㎞をこぐんですが、おそよ20分から30分程度の運動になります。動画を見たり、漫画を読んだりしながら、こぐんのですが、汗もそこそこ出ます。お風呂の前に、運動するのが、最近のおうち時間の過ごし方の一つになっております。

北海道では、自粛要請がもう少し継続することとなりました。もうしばらく辛抱となりました。みなさんも良いおうち時間の過ごし方を見つけて、残りの自粛期間を乗り越えていきましょう。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

北海道もコロナウイルスの緊急事態宣言が解除になりました♪

ニュースで見られた方も多いと思いますが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は、北海道も含めた日本全国で、本日25日をもって、解除されることが決定しました。まずは、喜ばしいことです(*^^*)

ただし、昨日24日に道内で15人の新規感染者が認められたため、まだ時期尚早だという意見もあるようです^^;;

厳密には、国が定めた10万人あたり0.5人の基準を北海道と神奈川県はクリアしていませんでしたが、今回のテストで、ギリギリ補欠合格になったようです^^;;

長期間に渡っての自粛に疲れておられる方も非常に多かったと思います。皆様、本当にお疲れさまでしたm(_ _)m

まだ油断はできませんが、久しぶりの開放感を楽しんでください(*^^*)

P.S.札幌ことにメンタルクリニック当面の間、今まで通り油断せず、アクリル板の使用、全職員のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、アルコールおよび次亜塩素酸による頻回の院内清掃・消毒継続して行っていきます。ご理解をお願いします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

精神科領域のお薬をわかりやすく説明してもらえますか?②

前回の補足となります。

⑦気分安定薬:双極性感情障害 気分循環症に有効性がある薬剤です。

双極性感情障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていました。うつ病相と躁病相を繰り返すことが特徴です。

重症度によってⅠ型 Ⅱ型に分類されます。Ⅰ型は重症であり、誰が見ても明らかな症状がみられ、入院治療が必要になる場合も多くあります。Ⅱ型は、比較的軽度で入院するまでに至ることは少ないですが、しっかり観察していけば、躁うつ両病相が認められます。

気分循環症は、双極性感情障害Ⅱ型を更にもっとマイルドにしたものだと考えていただければわかり易いかと思います。

代表的な気分安定薬は、バルプロ酸ナトリウム カルバマゼピン 炭酸リチウムなどが挙げられます。これらも薬剤は、双極性感情障害に伴う気分の起伏に対して、非常に効果があります。ただし、有効血中濃度や副作用もありますので、定期的な血液検査を行うことも必要となります。

以上、簡潔でしたが、2回に渡って向精神薬についてお話しました^^

今週末も、普段の疲れを癒してごゆっくりお過ごしください(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

あと少しの辛抱(であってほしい)ですね

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

緊急事態宣言の解除が延期となり、25日に改めて解除の検討がなされると報道されております。休業や外出自粛など、あと少しの辛抱ですね。解除後も、基本的な感染対策は維持されたまま、元の生活とは少し異なる部分もあるかと思いますが、少しでも以前の生活に一刻も早く戻れることを願っております。

 

いろいろな活動が自粛され、気づけば5月も終わりを迎えようとしております。こちらにお世話になって、気づけば7か月がたちました。来月は、札幌ことにメンタルクリニックの1周年を迎えます。

 

昨年の今頃は平成から令和へと変わった大きな出来事もありました。今年は年明けから、新型ウイルスの猛威が続き、昨年の様子とは大きく変わってしまいました。そんな中、当クリニックも新たにスタートして1年という節目を迎えます。これからも、患者様にとって良いクリニックであり続けられるように、阿部院長のサポートに日々精進したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

北海道は今回、緊急事態宣言の解除が延長になりました♪

緊急事態宣言の解除基準の中でも最大の課題である「直近1週間の10万人当たりの感染者数政府の目安である0.5人程度以下」北海道0.68とわずかに上回っていたため不合格となりました。残念ながら、北海道は東京および周辺の関東地区と同じく非常事態宣言が延長・継続することになりました。

おおよそ予測しておりましたが、本日のテスト(緊急事態宣言の解除)は非常に残念ですが不合格でした(/ω\)

次回、2020年5月25日に再試験(追試)があるようですので、そこで合格しましょう^^

日本の47都道府県の中で、さすがにビリだけは嫌だと個人的な意見で申し訳ありませんが、そう思っております(>_<)

ここまで自粛生活を我慢したのに全国最下位では、精神的・心理的にスッキリできませんよね^^;;

P.S. 次回の追試で必ず合格すると信じております(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

世界の食料事情を危うくする「サバクトビバッタ」の被害

今後、世界の食料事情を危うくする事態が来るかも知れません。

皆さん「飛蝗」という言葉をご存知でしょうか?

実は歴史上でも、以前からちょくちょく登場します。わかり易く言うと日本種の「イナゴ」ではなく、サバクトビバッタ(トノサマバッタとそっくりな近縁種)です。

バッタが大量発生した場合は、ありとあらゆる農作物を食べ尽くすために、引き起こされる飢饉や食糧被害を言います。

最近、アフリカで大発生した「サバクトビバッタ(トノサマバッタの近種)」が、アフリカ大陸から紅海を超えて中近東を経てインドやパキスタンそして、すでに現在は中国に侵入しております。その数は4000万匹から8000万匹と言われております。一日におおよそ、100kmを集団で移動して手当り次第、植物を食べまくって農地を荒野に変えております(-_-;) 中華人民共和国は、10万羽のガチョウで、これを迎撃すると言っております^_^;

コロナショックの上に飛蝗被害と現在、世界各地で2重の苦しみに喘いでおります。

実際にWFP(国連世界食糧計画)は、世界の食料事情を危うくする重大な危機感を表明しております。

原因は、地球温暖化によってアフリカで大雨が続いたためだと言われております。

日本の食料自給率は40%以下なので、今後の食料危機が懸念されます^^::

間違っても、サバクトビバッタが日本に来ないことを祈りたいものです。今週末に琴似神社にお参りに行って、そのような事態が発生しないように御祈念してきたいと思います(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

感染症対策に、いつもご協力いただいてありがとうございます

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

院長からブログにおいて、たびたびご連絡させていただいておりますが、札幌ことにメンタルクリニックでは現在感染対策として各種の取り組みを行っております。いつもご協力いただいてありがとうございます。診察室をはじめ、飛沫感染対策として受付や会計にはアクリルボードを設置しております。さらにフェイスシールドを装着して対応させていただく場合もございます。

職員は常時マスクを着用しているほか、定期的にクリニック内のアルコール・次亜塩素酸での除菌・清掃および換気を行っております。そのため、時にクリニック内が寒いと感じられる場合があるかもしれません。ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

また、現在待合室(ロビー)でお待ちいただける人数を7名とさせていただき、座席の調整もしております。廊下でもお待ちいただけるよう準備いたしております。混雑を少しでも緩和できるよう、ご予約いただいたお時間にご来院いただくようお願い申し上げます。

第2波が訪れている札幌ですが、少しずつ新規感染者の数が減少していることは本当に喜ばしいことだと思います。

ここで気を抜くことなく、クリニックにおいても感染対策を続けてまいります。皆様のご理解、ご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

札幌 西区 琴似

札幌 心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

精神科・心療内科のお薬について① 

Q:精神科・心療内科のお薬をわかりやすく説明してもらえますか? 安定剤 睡眠剤、抗うつ薬、抗精神病薬という言葉を耳にしますが、どんな違いがあるのですか?

A:はい。了解しました^^ わかりやすくお話いたします。精神科領域使用される薬剤総称して、向精神薬と言います。その中でも、代表的なものをお答えしたいと存じます^^ しばし、長くなりますが、ご清聴をお願いします^^

①抗精神病薬                              

主に統合失調症妄想性障害幻覚妄想や、双極性感情障害(躁うつ病)の躁状態に使用します。時に、うつ病焦燥感が強い場合(焦燥型うつ病)やうつ病の増強療法に使用することがあります。

定型薬(ずっと以前から使用されている古典的な薬剤で、効果は十分にあるのですが、副作用も出やすい)と非定型薬(比較的、新しい薬剤で効果があり副作用は少ない)があります。

現在では、非定型薬最少用量から服薬していただく治療がスタンダードになっております。

しかし定型薬にも現役バリバリで使われている薬剤もあります。特に低力価群・中間型群で鎮静効果が強いレボメプロマジン ゾテピン スルトプリド等は、非定型薬では代替薬が実質ないため現在でも、興奮・衝動性・焦燥感強い場合に使用しております。古いものが全て悪いと言う訳ではありません^^;

②抗不安薬                               名称通りまさに不安に対して効果がある薬剤です。かつては神経症と呼ばれる疾患を中心に使用されております。ちなみに神経症は、英語ではneurosis(ニューローシス)。ドイツ語ではneurose(ノイローゼ)と訳します。       神経症を、わかり易くいうと脳の疾患ではなく、心の疾患です。原因として、悩み 不安 緊張 葛藤などの心理的なストレスが原因で生じる、あくまでも心の疾患です。言い換えれば、ストレスに押し潰されて、どうしようもない状況になって、心が悲鳴をあげている状況だとご理解ください。誰にでもなりえます。主に効果が望めるのは、不安障害身体症状症=身体表現性障害(身体化障害 心気障害 身体表現自律神経機能不全 持続性身体表現性疼痛障害)、混合性不安抑つ障害(神経症性うつ状態)等です。

ただし一部の神経症には効果が乏しいものもあります。パニック障害、強迫性障害(強迫神経症)、解離性障害(ヒステリー)、転換性障害(ヒステリー)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等には、抗不安薬はあまり大きな効果が期待できません。その際は、SSRIなど抗うつ薬が有効となります。

非常にわかり易く言えば、抗不安薬は対症療法(盾)です。一方、SSRIやSNRIはメンタルを根本から守ってくれる鎧(ヨロイ)です^^;;

③抗うつ薬:うつ病に対して効果がある薬剤です。二環系 三環系 四環系 ベンズアミド系が以前から使用されていました。現在は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)第一選択薬として使用することが主流となっています。SSRIやSNRIは治療効果・副作用・安全性でも非常に優れていますが、唯一、困った副作用があります。服薬初期に、吐気やムカムカなどの消化器症状が出現することがあります。ほとんどの場合、1ヶ月以内に馴染できて、そのような副作用は消失します。そのため服薬初期に胃薬を併用すると、その副作用はかなり緩和されます。副作用が軽減してきたら徐々に胃薬も減らし、いずれ中止します。

上記しましたが、難治性の神経症圏の疾患であるパニック障害、強迫性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等にも有効性が認められます。

④睡眠薬:現在、主に使用されている睡眠薬には、ベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系(メラトニン受容体アゴニストとオレキシン受容体拮抗薬も含む)があります。

現在でも主流であるベンゾジアゼピン系睡眠薬には大きく分けて(1)超短時間型 (2)短時間作用型 (3)中時間作用型 (4)長時間作用型があります。(1)(2)は入眠困難(寝付きが悪い)タイプの方。(3)は中途覚醒(途中で目が覚めてしまう)タイプの方。(4)は早朝覚醒(朝早く目覚めてしまう)タイプの方に使用します。

⑤抗てんかん薬:癲癇(てんかん)に対して効果のある薬剤です。てんかんは、わかりやすく言えば「脳内で一部の神経細胞が突然一時的に異常な電気活動を起こすことにより発生します」。部分発作と全般性発作と詳細不能型の3つに分類されます。発作のタイプに最適な薬剤を選択して、服薬することにより発作を抑制することが可能となります。

⑥その他精神刺激薬等(中には非中枢神経刺激薬も含みますが、ややこしくなるので、スッキリわかり易く言うと大きな枠組みでは、はほぼ同じようなものだとお考えください。異論もあるかと思いますが、一般の方にわかり易い説明をするためなのでご理解ください)。

中枢神経系を刺激する薬剤は、服薬すると精神がすっきりします。わかり易く言えば「脳を覚醒して注意力や集中力を高め、眠気を減らす薬剤」です。メチルフェニデート製剤・ペモリン・モダフィニル・アトモキセチン塩酸塩・グアンファシン塩酸塩が本邦では、保険適応になっています。

対象疾患としてはナルコレプシーADHD(注意欠陥多動性障害)となります。

 

P.S.上記薬剤には、それぞれ薬剤ごとにクセというか個性があります。

その上で、それぞれの患者様の症状に合った最適な処方を判断するのが精神科医・心療内科医の重要な役割の一つだと考えております。

⑦気分安定薬の有効性がある疾患(双極性感情障害 気分変調症 統合失調感情障害

⑧抗認知症薬(認知症治療薬)については、次回に詳しくご説明したいと思います。しばらくお待ちくださいませ(*^^*)

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

月日の流れは早いものです。もう5月も中盤となりました。

月日の流れは早いものです。令和2年5月もあっという間に中盤となりました^^

今年は、正月気分も抜けきれない令和1月中旬に中国の武漢市で新型コロナウイルスが大流行して心配しておりましたが、同年2月初旬には日本もクルーズ船を契機に話題になった新型コロナウイルスに振り回され続けた日々がはじまりましたね^^;; あれよあれよという間に世界中に拡散して、日本を含めて世界各国は非常に深刻なダメージを受けました(/ω\)

しかし日本人の素晴らし忍耐力と団結力のおかげで、ようやく出口が見えてきました^^ 昨日5月14日、日本の多くの地域、39県にて宣言が解除されました。実に喜ばしいことだと思います(*^^*)

残念ながら今回、北海道は、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・京都・兵庫と同じく延期になりましたが、道民 札幌市民の皆さん‼ 決して決して、心が折れないようにお願いしますm(_ _)m

あと、ほんの少しの間でを我慢すれば、長い長いトンネルの出口が見えてきましたので、一緒に忍耐しましょう(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

心理師を増員しました (カウンセリング枠が増えます)

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

院長より、ブログでの報告がございましたが、令和2年5月13日より、心理師が1名増員となりました。Q&Aの訂正も行いましたが、これまで当クリニックでの心理療法は男性心理師のみでしたが、今月から女性心理師による心理療法、心理検査も行えるようになりました。ご相談の内容によっては、男性よりも女性のほうが話しやすいという患者様もたくさんいらっしゃるかと思います。そのようなお声にも対応できるように女性心理師によるカウンセリングも開始する運びとなりました。

心理療法や心理検査は、医師の判断により行われるため、ご希望されるすべての方に行えるというわけではありませんので、まずは医師とご相談いただくようお願いします。

また、女性心理師の勤務は水曜のみとなっております。そのため、カウンセリングを受けられる曜日が限定されます。水曜は午前中のみの診療であるため、女性心理師のカウンセリングをご希望される場合は、受診日を水曜日としていただく必要があります。

いくつかの制限はございますが、今後も、精神科・心療内科領域でお困りの患者様の治療の一助として心理療法や心理検査を行ってまいります。よろしくお願いいたします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

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