Q&A 心療内科・精神科についてのコーナーを始めます(^^♪

皆様に、心療内科・精神科の疾患について、ご理解いただけるように、小生なりに、ブログでお話させていただいて参りました^^;

これからQ&A方式で、もっともっと身近で、分かりやすく、ご説明していきたいと思います(*^^*)

あるある質問に、ご返答するかたちで、お話させていただくつもりです^^

宜しくお願いしますm(_  _)m

次回のブログになりますが、第1回目のQ&Aは「こころの悩みを相談をするのは、心療内科?精神科?神経内科?」について、お答えしたいと思います。

冬将軍が到来しましたが、冬の晴れた日は、本当に澄み通って奇麗な夜空ですね^^

冬の大三角形(プロキオン ベテルギウス シリウス)がきれいに見える季節になりました。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

忠臣蔵(時代劇)ファンです♪

忠臣蔵は、放映される季節となってきました^^

元禄15年(1702年)12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入りして、主君、浅野内匠頭の仇討ちをした日です。

私が子供の頃、毎年のように、この時期にTVで放映されてました。

最近は、忠臣蔵をご存じない世代も増えているのかも知れません^^;

もう他界しましたが、私の父も祖父も時代劇が大好きだったので、家族で一緒に年末に、見ていた懐かしい記憶があります^^

浅野家と吉良家どちらが正しかったか賛否両論は現在まで続いてますが、その当時、江戸市民は、大石内蔵助はじめ47士を熱烈に支持したのは事実のようです。

歴史談義やことの善悪を論じるつもりは毛頭ありませんが、2012年ごろに、両家に関係ある人々が、お互いに和解して握手をされたという記事を読んで、感激しました。

人はいつまでも、憎しみ合ったり、罵り合っていては、決して前に進めません。どこかで妥協点を探して、お互いに認め合い、共存する道を探す必要があると思います。

私にとって、忠臣蔵は、そういう教訓を与えてくれた時代劇です(*^-^*)

札幌市西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

双極性感情障害(躁うつ病)について②

前回、双極性感情障害について

(1)双極性感情障害とうつ病の違い

(2)双極性感情障害には、Ⅰ型とⅡ型があることをご説明しました。

うつ病と双極性感情障害は、しっかりと区別する必要があります。何故なら、治療法が全く違ってくるからです。

 

【治療のポイント】うつ病の患者さんには、抗うつ薬を中心とした薬物療法を行いますが、双極性感情障害の方に抗うつ薬を処方することは非常に慎重を期する必要があります。それは、抗うつ薬を使用すると躁転(うつ状態から躁状態に急に転じること)する場合が多々あるからです。

そのため、双極性感情障害の治療の第一選択薬として、バルプロ酸ナトリウム 炭酸リチウム カルバマゼピン ラモトリギンなど気分安定薬を処方することが一般的です。

●躁症状が強い場合には、必要によって抗精神病薬を併用する場合があります。

●うつ症状が強い場合は、先ほど申し上げましたように躁転に気を付けて、慎重に少量の抗うつ薬の使用をすることが一派的でしたが、現在では、躁転しないセロクエル徐放剤やルラシドンを使う場合も増えてきました。

●躁うつ病相のどちらでも共通する症状として不眠が挙げられます。そのため、不眠の治療も同時に行うことが必要です。

●うつ病の症状で初診された患者さんの中で、実は双極性感情障害だったケースが15%程度あると言われてます。的確な診断のために、過去に躁状態を呈したことがある場合は、主治医にその旨を、必ずお伝えください。それだけで、非常に参考になります。

それでは、次回、最終の3回目に続きます(*^^*)

 

P.S.本日から、札幌市内も雪が本格的に積もって参りました^^

路面が滑りやすくなっておりますので、転倒して怪我などされないようにお気をつけ下さい(*^_^*)

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

大通公園のイルミネーション^^

平成30年12月5日に、「かでる27」で行われました厚生労働省主催の講習会に参加してきました。その帰りに、寒いため足早に地下鉄東西線駅に向かって大通公園付近を歩いていました。

その時に、あまりにも美しいイルミネーションの夜景でしたので、思わず撮影してきました^^

慌ただしい中にも、奇麗で心が和める、ささやかな幸せな時間があると感じました^^

札幌ことにメンタルクリニックは、心療内科・精神科を全般的に診させていただいております。また日本認知症学会専門医・認知症サポート医として、認知症・もの忘れ外来も積極的に行っております。お困りの方は、お気軽にご相談ください。

札幌 西区 琴似 二十四軒

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

札幌は住みやすい都市です^^

札幌市は全国で5番目に人口が多く、約195万人都市です。

一つ上の人口4位は名古屋市が約230万人。一つ下の人口6位は福岡の150万人です。

北緯上では世界でも、珍しい大都市です。長い冬もありますが、四季がはっきりしていて、すごく過ごしやすいですね(*^^*)

秋を惜しむ気持ちもありますが、これから来る長い冬をも楽しみたいと思います^^

北国ゆえの理由になりますが春夏秋冬、季節の移ろいがはっきりしている、この素晴らしい大地で生活を出来ることは、非常に幸いなことだと思います^^

 

札幌市西区 琴似 二十四軒 八軒

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院長 阿部 多樹夫

冬がいよいよ到来しました^^

本日、出勤時に我が家の玄関先で、今年最初の雪を見ました。

今年は、観測史上でも稀にみる降雪時期が遅かったようです。

しかし、今年も必ず冬将軍が本格的に、遠征に来られるでしょう(/ω\)

 

当クリニックは、「こころの専門医」「こころのかかりつけ医」として、札幌市西区の心療内科・精神科領域の疾患を全般的に、診させて頂いております。

 

また、認知症サポート医 認知症専門医・指導医として、物忘れ(もの忘れ)外来も積極的に、おこなっております。

認知症のBPSD(周辺症状:幻覚・被害妄想・怒りっぽさ・徘徊等)で、お困りのご本人・ご家族の方からのご相談もお受けいたしております。

 

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院長 阿部 多樹夫

 

温泉のご紹介2 ふとみ銘泉 万葉の湯♨

本日、日帰りでふとみ銘泉に行ってきました。今までに10回以上通ってますが、赤ワイン色で身体の芯まで温まる飽きのこないの泉質と、土日や祝日でも札幌市内のスーパー銭湯と違って、ごった返さず、緩やかな時間が過ごせるので、とても気に入ってます^^;

お食事もリーズナブルですが美味しいです。本日は広東麺を頂きましたが、お酢や胡椒に相性が良く、とても美味しかったです^^ やはり温泉は良いものですね(*´▽`*)心身(こころ・身体)共に癒されます^^

明日から11月も第4週目になります。冬が近づいてますので、手洗い うがい マスクなど、風邪など引かれませんにお気を付けください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

全般性不安障害について②

第2回目になりますが、全般性不安障害について、治療を中心にお話したいと思います(*^^*)

前回でもお話しいたしました様に、全般性不安障害は、漠然とした不安が持続することが特徴です。

治療は、1.非薬物療法認知行動療法 運動療法など

    2.薬物療法

1.認知行動療法: 認知(考え方)は人それぞれで、物事の受け止め方や考え方は違います。すごく分かりやすく言うと、自分にとって苦痛や不都合となる考えを、自分にとって幸福や好都合となる考えへ変えていく作業のことを認知行動療法だと理解してください。 最近、この治療法が行われるメンタル系の疾患が飛躍的に増加しています。  認知行動療法と薬物療法とを併用した治療法により、更に高い治療効果が望めます。ただし、認知行動療法を行うには当たっては、信頼できて、常に寄り添ってくれる公認心理師(臨床心理士)の存在が非常に重要となります。

2.薬物療法:認知行動療法も大切ですが、即効性がないのが弱点です。何故ならば、自分の考えを1日で変えることが可能ならば誰も苦労しません^^;自身を変革していく認知行動療法は効果出現まで膨大な時間がかかることも理解してください。

そこで即効性があるのが薬物療法です。抗不安薬や抗うつ剤(SSRI SNRI)を服薬することによって比較的、短時間で不安が和らぎます(誰しも苦痛が長引くのは辛いですから^^;)。副作用がないように十分な注意を払いながら必要最少量のお薬を処方して一旦、不安の軽減を目指します。その上で認知行動療法を並行しておこなうことが患者さんにとって一番苦痛が少ない治療法になると考えてます。当然、いずれはお薬に頼らなくても不安がコントロールできるように導いて差し上げることも、主治医の非常に重要な役割だと思います(*^^*)

札幌ことにメンタルクリニックは、2019年6月3日から常勤の公認心理師(臨床心理士)勤務いたしておりますので、今後は、安心してを相談をお受けすることが可能となります^^

それでは、全般性不安障害について、次回にお話させていただきました^^

明日は、温泉(日帰りですが。。(/ω\))に行ってゆっくりしてきたいと思います^^ 皆様もストレス発散できますように良い週末をお過ごしくださいませ(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

全般性不安障害について①

今回は、全般性不安障害(GAD)について2回に分けて、お話したいと思います^^

全般性不安障害(GAD)とは、分かりやすく言うと、漠然とした不安感や心配が過剰に続いてしまう疾患です。

6カ月以上、症状が持続する場合に診断されます。とりこし苦労が増え、不安が雪だるま式に増えるので、ご本人も疲弊し倦怠感や疲労感が強くなっていきます。また、ソワソワやイライラ感が募り、落ち着きもなくなってきます。自分自身でコントロールできないほどの過剰な不安のほか、警戒心 疲れやすさ 不眠症などが出現してきます。

心の不調のサインは体の不調としてもでてきます。頭痛 肩こり 体のしびれ めまい ふらつき 動悸 息切れ 喉が詰まった感覚 吐気 腹痛 下痢 便秘などがみられます。

患者さん自身では心理・精神的な問題だと気づかずに、内科や外科等身体科を転々と受診されさまざまな検査を受けられて、何も問題がないと言われた方も沢山おられます^^

男女問わずどの年齢でも発症する可能性があります。多くの場合はストレスによって引き起こされると考えられています。

全般性不安障害では、特に大きな理由や根拠はないのですが、身の回りの全てのことが不安材料になってしまいます。他の不安障害であるパニック障害や社交不安障害などは特定が難しい状況も存在します。

全般性不安障害の方は、日常生活で直面する全てのことが漠然とした強い不安材料になることが特徴的です。速やかな治療で改善する可能性は十分にありますんで、まずは、お近くのメンタルクリニックや心療内科などで、ご相談されても、良いかと思います^^

では、次回は、治療や対処法についてお話したいと思います。

きちんと受診・治療をされたら、症状が軽減する可能性が高いので、ご安心してください^^/

札幌市西区 琴似・二十四軒地区

心療内科・精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長  阿部 多樹夫

 

精神保健指定医の研修会

認知症のお話から一旦逸れますが、10月30日(火)午後~10月31日(水)まで、精神保健指定医の更新のため、大阪に研修会に行ってきます。

ところで、精神保健指定医っとなに?と思われる方もおられるでしょう。

精神保健指定医とは、精神医療において、患者さんの人権を最大限に擁護する上で一定の資質を備えた医師が必要だという時代の流れに伴って、1987年の精神保健法改正によって定められました。精神保健指定医は、申請に基づき厚生労働大臣が指定します。つまり国家資格で、試験に合格する必要があります。