Q&A 第15回 気分に波があり、コントロールできません。治りますか?

 

             第15回

Q:気分にムラと波があり過ぎて、自分でもコントロール出来ません。ハイテンション(躁)とうつを繰り返してます。良くなりますか?

 

A: 気分障害圏の中でも、双極性障害(躁うつ病)の可能性がありえます。結論から申し上げます。きちんと治療されたら、改善する可能性は高いと思います。

 

以前に私のブログ【双極性感情障害について】にて、詳細を記載しておりますが、気分安定薬などの服用によって、改善の可能性は大いにあります^^ 

ご自宅から近い心療内科・精神科を受診して、しっかりと治療を開始されることをお勧めいたします^^ 珍しい疾患ではありませんので、しっかりと治療されれば、精神症状は安定される可能性が高いと思います。

ご自身だけで、悩ますに専門科に、お気軽にご相談されしてみてください。

 

P.S.それでは、寒い日が続きますが、ご自愛ください(*^^*)

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 2 電子カルテについて

最近、多くのクリニックで、電子カルテの導入が、進んでます。心療内科 精神科 メンタルクリニックでも、遅かれ早かれ、今後は電子カルテ化する動きが進んでいくことは、間違いないと思われます。

当クリニックも2019年内には、電子カルテ化を目指したいと思います^^;

ただ、デジタルの良さばかりが強調させる、このご時世ですが、アナログ(紙媒体や手動)の良さも、決して忘れてはいけないと思っております^^

アナログというと、ある一人のお医者さんのことを思い出します^^ もう、30年以上前の話になりますが、私が小学生だった頃に、とてもお世話になった小児科の先生です。お元気ならば今頃、75歳くらいだと思います。

そのDrの身だしなみは、いつも完璧で、ネクタイと白衣はいつも、パリパリで、仄かに糊とナフタレン(防虫剤)のにおいがしました。

時々、どもる口調でしたが、笑顔が素晴らしく不思議と安心感がありました^^

当時、そのDrの診察机に置いてある万年筆を流れるような自然な動作で取り出して颯爽とした達筆なドイツ語で、紙カルテに記載された姿に思わず「かっこいい(;”∀”)」と思った記憶があります^^;

しっかりと私の表情と全身を観察・診察して、決して病気を見逃さないという厳しい視線と同時に、診察が終わる頃には、微笑んでくれた姿が今でも、目に焼き付いてます^^

時代が変わっても、人間(医師)が人間(患者様)を診ることは、変わりません。

平成が終わり、電子カルテ化しすることになるにしても、古き良き時代の長所を活かして、更により良い進化を決して忘れないようにしたいと思います^^

 

P.S.冬場は、ノロウイルスが中心となった(感染性胃腸炎)が流行してきますので、しっかりと、手洗いをして下さい(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

アロマの香りを換えました♪

以前より香り・臭いについて、敏感な方とそうでない方がおられます。どちらのご意見にも、理解できます^^ しかし、どちらかというと「良い香り」を望まれる方の方が、多いと思います。

そのため、当クリニックでは、待合い時間に患者様に少しでも快適に、お寛ぎいただけるように、アロマテラピーを取り入れております^^

本日から、レモングラスに変更しました。 私個人的には、いい香りなので、満足してます(*^-^*)

しかし、アロマの匂いが苦手な方もいらっしゃると思いますので、その時はご遠慮なくお申し出ください。すぐに停止いたします。お気軽にお知らせください^^

P.S.アロマの香りは好き嫌いの個人差が非常に多いので、皆様に一番、快適に思って頂けるか常に、試行錯誤しております(*^^*) 日本に香道があるように、皆様から求められるように、札幌市内のお店を探してみたいと思います^^

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院長 阿部 多樹夫

 

Q&A 第13回 インフルエンザは統合失調症の原因になりますか?

Q:妊娠中に母親がインフルエンザ感染すると、生まれてくる子供が統合失調症になると、聞きましたが、本当ですか?

A:まだ詳しく分かってない部分が多いのですが、そのような論文や報告があるのは、事実です。

TORCH症候群といって、胎盤感染を経由して胎児に重大な奇形や臓器・神経・感覚器障害を生じさせる病原体があることは有名な話です。トキソプラズマ、風疹ウイルス、サイトメガロウイルス、単純ヘルペスウイルス。その他、梅毒トレポネーマ、EBウイルス、B型肝炎ウイルス、コクサッキーウイルスetcです。

 

同様にインフルエンザウイルスの妊婦感染が、胎児の脳に何らかの悪影響を及ぼし、将来的にその子が統合失調症になる可能性は、あながち否定できません。  

妊婦の場合、インフルエンザに罹患すると抗インフルエンザ薬の使用は基本的にできません。 妊婦さんが、もしインフルエンザに罹っても薬物治療はできず、自然に治るまで我慢するしかありません。 そのため、前もってインフルエンザワクチンを、きちんと接種しておく必要があります。

 

妊婦へのインフルエンザワクチン接種は良くないという一部の意見もありますが、現時点では、妊婦への接種を推奨する意見の方が圧倒的に優勢です。

インフルエンザが猛威を振るってますので、体調管理に気を付けてください^^

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院長 阿部 多樹夫

冬本番となってきました。

気が付けば、日中も氷点下となりました。

寒い日は、歩くと地面が「キュッ  キュッ 」という鳴き雪の音も聞えます。

北国の宿命でしょうが、冬は長いです^^;

しかし、今期の冬も半分以上は、終わりました。

あと1か月半で、春になります。待ち遠しいですね^^

では、春の息吹を象徴する写真を、ご覧ください^^

雪中から芽吹く水仙です。


夜の明けない朝はありません^^ それと同様に、長い冬の後には、必ず温かい春が訪れます。 心理・精神的に焦らず待ちましょう^^

それでは、いずれ訪れる桜満開の画像を添付しておきます^^

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1月21日は、ライバルが手を結んだ日(薩長同盟)です♪

 

私は歴史が好きなので時々、歴史のお話もしたいと思います。

ご興味がある方は、お付き合いくださいm(__)m 無い方はスルーして結構であります(/ω\)

江戸時代から明治時代に向って近代国家の道を創設した明治維新は、薩摩(鹿児島県)と長州(山口県)の同盟から始まりました。それを仲介したのが、ご存知の方も多いと思いますが有名な土佐(高知県)出身の坂本龍馬でありました。

その前に、蛤御門の変(禁門の変)という戦いがあり、会津・薩摩連合軍に対して長州は激しく戦いを挑んで、そして敗れました。 1864年8月20日のことです。

そのため、長州は薩摩と会津を激しく恨みました。一時期は、長州藩は朝敵にも指定されました^^;

その後、長州藩は滅亡の危機を何度も迎えることにまりましたが、高杉晋作 桂小五郎 久坂玄瑞 大村益次郎 山縣有朋 伊藤博文 前原一誠等、吉田松陰が開いた松下村塾の元で「公武合体」「尊王攘夷」「尊王討幕」など、目まぐるしく移り変わっていく時代に臨機応変に対応できる能力と、一旦決意すれば、一切迷わない行動力を学んだ優秀な指導者に導かれて団結して難局を何とか乗り越えました。

しかし、長州藩単独で乗り切るのは到底、不可能でした。

その時に味方を申し出たのが、長州藩の不倶戴天の宿敵であった薩摩藩でした。

長州からみれば、絶対に許せない相手である薩摩と、あえて同盟を結ぶことで、その後の第2次長州征伐(四境戦争)に勝利し、時代は一気に討幕・維新に向かっていきました。
153年前の本日、そのようなことがありました。

歴史談義や善悪など議論するつもりは毛頭ありませんが、歴史から学ぶことは多いと思う常日頃です^^

人を許すということは非常に難しいことです。その相手と一緒に歩んでいくということは更に難しいことなのでしょう^^; 妥協点を探し、折り合いを付けていくことが、できたからこそ明治維新という大業がなされたと個人的には思います^^

インフルエンザも猛威を振るってますので、皆様、体調管理にお気をつけてくださいませ^^

当クリニックは、心療内科・精神科を全般的に診させていただいております。また、日本認知症学会専門医・認知症サポート医として、認知症 物忘れ(もの忘れ)外来も行ってます。お困りの方は、お気軽にご相談ください。

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院長 阿部 多樹夫 

 

 

 

雑談です♪ 正月飾り 鏡開きについて

今年も明けて1月も中旬になってまいりました。正月飾りと鏡開きについて、最近、調べたのですが、西日本と東日本では、時期が違うようです。ちょこっとだけ、ウンチク話にお付き合いくださいm(__)m

雑談なので、興味のない方は、スルーしてください^^; 全然OKです(/ω\)

古来から正月飾りは、12月13日から明けて1月15日(もしくは20日)が一般的でした。一方、NGは〔苦しみをイメージする〕12月29日と〔一夜飾り〕12月31日です。最も正月飾りがベストな日は、12月28日です。クリスマスグッズを片付けるのと同時に、すぐ正月準備をするのが宜しいみたいです。

次に、何故お正月飾りを外す日は、地域によって違いがあるのかをご説明します。

元々、全国的に、 松の内(正月飾りを付けている期間)は12月13日~1月15日まで、鏡開き(鏡餅を壊す日)は1月20日と、日にちが定まっていました。

しかし、徳川3代将軍、家光公が亡くなったのが4月20日で、 鏡開きの1月20日を忌日とし、1月11日に変更したのが、関東を中心に広まり、定着しました。それだけ、当時、関東は伝統的に幕府(武士勢力)が強かったのでしょう^^;

一方、「武士」中心社会ではなく、「あきんど=商人」中心社会の関西では、今でも1月15~20日に鏡開きを行なっています^^

 

まとめますと、

東日本では、12月28日に正月飾り、1月7日外し、1月11日鏡開きが、ベストです。

西日本では、12月28日に正月飾り、1月15日外し、1月15日~1月20日鏡開きが、宜しいようです^^

当クリニックは、院長が西日本出身のため、1月15日まで正月飾りをさせていただきます。鏡開きも、同15日を予定してます^^

歴史って、面白いですね^^ 

今年も、年末年始の精神面での疲労が出る季節となりましたので、規則正しい生活をして、心身ともに安穏を保ってください(*^^*)

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Q&A 第5回 こころの健康は何が大切ですか?

Q:こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?

Q:こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?

 

A:率直に申し上げます^^ 大きく分けると、3つあります。

1.こころの健康は、まず、身体の健康から始まります^^ 規則正しい生活リズムの確立 十分な睡眠と運動 バランスの良い食事 過度な飲酒を控える等が、何よりも大切です。身体が不健康になれば、こころも当然、不健康となります。心身共に健康を心がけることが、一番大切です^^ 

 

2.現代はまさに、ストレス社会です。どうしても、毎日のようにストレスが降り注いできます。そのストレスと毎日、真正面からぶつかっていては、とても身が持ちません^^; 真面目で勤勉な方からは、お叱りを受けることは覚悟の上で、お話しますが、ある程度のところで受け流すスキル(スルースキル:技術・工夫)も必要かと思います。

わかりやすく言うと、毎日100点満点でなくてもOKだと思います^^ 毎日、60点以上なら、それはそれでOKだったと思ってください^^ その方がきっと、自分自身自然体で生きれると思います^^

特に、相手と常に白黒つけないと気が済まないという方は注意がいるかも知れません。決して、0か100思考に陥らないでください。世の中は多様性です^^ いろいろな方がいて、いろいろな価値観や考え方があります。

ますは、お互いを尊重することから始まるとおもっております。

毎日60点以上なら、それはそれで、今日もいい日だったと思ってください。

人生を例えると、80年(最近では100年と言われてます^^;)という超ロングマラソンなのでしょう^^ 短距離走でなく、超長距離走ですので、一喜一憂しないで日々、自分らしく生きることが大切だと思ってください。

 

3.毎日、自分がするべき役割を持ってください。何でも良いのです。

例えば、お仕事されている方は、仕事と趣味、場合によっては育児などが当てはまります。

引退されたリタイヤ組の方は、散歩や新聞を見る夏場は散歩 冬場は雪ハネなど、何で良いので自身の生きる役割を持ってください。

メンタル的な疾患で働けない・何もできないという方もいらっしゃると思います。それはそれで全然、問題ありません^^ 何か手伝ってくれた人・感謝した人(例えばヘルパーさんや介護者やご家族・友人など)に「ありがとう」と感謝をの言葉を述べる役割も非常に重要だと思います^^

まとめますと、

①身体を含め心身の健康 ②ストレスを貯め込まない ③自身の役割を見つける

と思っております^^

正月も明けて、もう1月8日になりましたが、今年も皆様、お元気でお過ごしくださいませ^^

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院長 阿部多樹夫

 

3.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 第4回 こころの疾患は甘えですか?

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 8f89d6efcad3324ae03a82789866941e.jpg です
              第4回目

Q:こころの疾患は甘えではないでしょうか?

A:こころの疾患は、本人の甘えや怠慢でない場合が、ほとんどです。

会社の上司やご両親から、よく、同様なご質問を受けますが、

うつ病 統合失調症 双極性感情障害 不安障害(社交不安障害 パニック障害も含む) 認知症等の疾患では、ご本人は最大限、努力・苦悩されているにも関わらず、どうしても問題解決できない場合が、ほとんどです。

そのため、ご本人の性格や気持ちの甘さなどのせいにせず、周囲の皆で、理解して支援していくことが望まれます。間違っても「気合が足りない!甘えている!」など思わないで差し上げてください。

必要な場合は、受診・治療を勧めて差し上げてくださいm(_ _)m

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院長 阿部 多樹夫

2018年の年末のご挨拶をいたします。

平成30年(2018年)の診察は、本日28日(金)で終了させていただきました。

今年の平成30年(2018年)9月1日より継承開業となりましたが、正直、慌ただしい日々でした^^;;

前院長から、とにかく患者様を守ってほしいと頼まれましたが、今まで開業医の経験がない小生とっては、重大な使命だと思って、全身全霊不退転の覚悟をもって、お受けいたしました。

至らぬ点がありましたことは十分承知しております。しかし今後も札幌市西区・琴似・二十四軒・八軒を中心に、心療内科・精神科を通じて、ただひたすら患者様のお役に立てるように最善の医療をご提供できることを目指して、来年も精一杯頑張りたいと思います(*^^*)

それでは、皆様にとって、良いお年をお迎えくださいませ(#^.^#)

P.S. 札幌ことにメンタルクリニックでは、心療内科・精神科領域の疾患を全般的に診察しておりますが、もの忘れ・認知症・BPSD外来も積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。

来年も皆様にとって、良いお年でありますように(*^^*)

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