「札幌ことにメンタルクリニック」への移転・開院のお知らせ

「札幌ことにメンタルクリニックへの移転・開院のお知らせ」

前田神経クリニックは精神科・心療内科・神経科のクリニックとして、琴似 二十四軒地区で20年以上、患者様のご相談・診察・治療に、少しでもお役立ちできるように努めてまいりました。

これもひとえに患者様を含めて、ご協力を頂いた皆様のお力添えの賜物と感謝申し上げます。

 

この度、令和元年6月3日9:30をもちまして「札幌ことにメンタルクリニック」へと院名変更の上、移転・新規開院させていただく運びと相成りました。

移転先は、〒063-0811 北海道札幌市西区琴似1条4丁目4-20笹川ビル3階です。

(令和元年)2018年5月31日(金)午前(9:30~13:00)を持ちまして、前田神経クリニックとして最後の診察をいたします。

思えば、、前任者の前田院長が体調不良のため長期療養を余儀なくされ、私が院長に就任して、ほぼ1年が経過しました。まさに、あっという間の1年でした。

 

令和元年6月3日にて移転をするにあたり、徒歩2-3分程度の移転なので、札幌市西区琴似を中心に皆様のメンタルケアの向上に最大限、貢献させて頂く所存です。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

 

 

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

雑談です♪ 27 連休明けの 心のケア

大型連休も明けて、2週目となりました^^

皆様、新年度の4月から一生懸命、頑張ってこられたと思いますが、大型連休を挟んで、そろそろ精神面でも身体面でも疲れが出る時期です^^;

毎日、フルスロットルで活動していると、どうしても疲弊してきます。そのペースが苦痛にならない方は、全く問題ありません^^

しかし、かなり多くの方には、この時期は結構、つらいと思います^^;;

環境の変化 それに適応するため努力した後の疲弊感が一番出やすい時期だと思います^^;;

そんな時期なので逆に、焦らずに自分のペースで生活して頂くようにお願いします(*^^*)

いよいよ5月も後半になり、過ごしやすい時期となりましたが、心身のバランスを崩さないようにお気を付けください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

Q&A 第30回 身体の不調は、心にも影響しますか?

Q:身体の不調は、心にも影響しますか?

              第30回

A:結論から申し上げます。身体の不調は、心にも非常に大きな影響があります。

わかりやすい例ですが、風邪を引いた時にダルくて何もする気にならない経験をされたことは皆様、あるかと思います^^;

昔から「心・技・体」のバランスが重要だと言われておりますが、まさにその通りです。

心と身体の健康があって、はじめて技(仕事・勉強などの日常生活)が可能となります。

残念ながら現在は、とんでもないストレス社会です(/ω\)

そのためにもストレスを溜め込まずに、日々、身体と心の健康を保てるような生活を送っていただきたいと思います^^

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 24 新クリニックの内装工事

本日、2019年4月24日の昼休みに新クリニック(札幌ことにメンタルクリニック)の建設現場を見に行ってきました。 徐々に平面の設計図が立体となりつつあります。

新クリニックのコンセプトは、第一に患者さんがリラックスして頂ける環境と、患者さんが望まれる質の高い医療を極力お待たせしないで提供させて頂くことを最大使命と考えております。

患者さんのプライバシーにも最大限、配慮するため、間仕切り席を5席準備させて頂きました^^

車イスをご使用の方も、今後は、ご不便なく通院して頂けるようにバリアフリー化を大幅に改善しました^^

具体的には、ビル内のエレベーターは、車イスが十分に入れるほど大きくなります。スムーズな乗入れが可能となります^^

また、入口正面の道路はロードヒーティングですので、冬場でも足元に心配なく、とても安心していただけると思います^^

そして、正面玄関に低い階段が1段ありますが、当クリニックにて専用のバリアフリーのスロープを準備いたしますので、ご安心ください^^

駐車場の数も、大幅に増やします。20台以上を準備できると思います^^

地下鉄やJRだけでなく、お車でお越しの方更にも、非常に利便性の良い場所にななると思います。

あと1か月後の令和3年6月3日から、札幌市西区琴似一条4丁目4−20 笹川ビルに移転します。このビルは完全な医療ビルです。 森皮膚科とまきぐち内科・循環器科も同じビル内にありますので、ご安心して受診してください(*^^*)

移転先は現在のクリニックから徒歩3分程度です。非常に近いので、どうか、ご安心くださいませ^^

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 23 東京で開催された認知症学会 教育セミナー参加してきました

2019年4月20日に東京で開催された日本認知症学会の「認知症の教育セミナー」に参加してきました。

いつものことですが、1日で6時間に及ぶ天国(地獄?)のような缶詰セミナーでしたが、内容は非常に興味深くとても勉強になりました^^

2025年(あと6年後)には、認知症の患者さんの総数が国内で700万人になると予測されております。認知症予備軍もほぼ同数になると思われます。今後、認知症に対しての取組みが、ますます重要になってくると考えられます^^

追伸

東京で、平成最後の桜(八重桜)を見ることができました^^

感動しましたので、載せておきます(*^^*)

年号が変わっても益々、良い時代になって欲しいと思います(*^-^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

新患者様の受診も、お受けしております。

最近は当クリニックも混雑する日も増えてきましたので、お待ちいただく場合もございますが、可能な限り当日の診察・ご相談をお受けいたしております。

まずは、011-615-5562までお電話ください。

当クリニックは「こころの専門医」「こころのかかりつけ医」として身近な存在であり、患者様に寄り添い、心療内科・精神科領域、全般のご相談・診察をお受けしております。

 

また、認知症 物忘れ(もの忘れ)外来も積極的に行っております。

認知症 物忘れ(もの忘れ)で、お困りのご本人・ご家族・施設の職員の方からのご相談もお受けいたしております。お気軽にお申し付けください。

 

 

札幌 西区 琴似 

心療内科・精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

アルコール依存症における飲酒量低減薬について

ナルメフェンという薬剤が平成31年3月5日に、国内で一斉に発売される予定でしたが、厚生労働省から突然のストップがかかり、大幅にリリースが遅れてます。前代未聞のことです。

一部の重度アルコール専門治療機関は、すでに使用が許されているようですが、そこでの様子を聴くと、かなり効果があるようで、徐々に酒量の減少に成功しているケースもあるようです。

つまり患者さんにとって、とても有益な薬剤である可能性があると考えております。発売1週間前に突然、厚生労働省からストップが入った理由は全く分かりませんが、減酒・節酒につながれば、予防医学の観点から、将来的な医療費抑制に十分つながると考えます。

アルコール問題で苦しんでおられる患者さんに、有益な薬剤が、少しでも早く使用できるようにして頂きたいものであります。

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

雑談です♪ 17 (抗うつ薬について)

昨晩、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬の勉強会に参加してきました。

日常臨床でもよく、使用される薬剤なのですが、非常に効果があります。

またSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)という薬剤も、使用する機会が多いのですが、どちらも、服薬開始直後に消化器症状(ムカムカ 吐き気 胃痛etc)の副作用が、出現することがあります^^;

この消化器症状は、通常は身体に薬剤が馴染んでくると、徐々に消退していきます。しかし、もともと体質的に胃腸が弱い方は、出現する可能性が高い印象があります。そのため、投与開始時から、しばらくは胃腸薬を併用すると、消化器症状の出現率が格段に低くなります。

3環系や4環系の抗うつ薬などに比べると、副作用や安全面でも、優秀な薬剤なのですが、この消化器症状を主とした副作用には、常に悩まされております(/ω\)

もっと、消化器症状の少ない抗うつ薬の登場が望まれます^^

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院長 阿部 多樹夫

精神科医の雑談です♪ 16 新元号

精神科医の雑談をさせていただきます^^

心から新年号に敬意を申し上げます。

いよいよ新元号が決まりました。「令和」でした^^

正直、まだピンときませんが、何となく良さそうな元号だと思います。

ちなみに、私の予測は「敬和」でしたので、一文字違いでした^^;

本日から新年度となります。就職 転勤 進学 転居など環境が大きく変わるシーズンです。何かとストレスを感じることの多いと思いますが、焦らずに、ご自身のペースでお過ごしください(*^-^*)

「平成」の看板は、小渕さんでした。「令和」の看板は、菅さんなのですね^^

残り少ない平成を、悔いが残らないように、全力で過ごしたいと思います(*^-^*)

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

Q&A:祖母が先週から急に夕方から夜にかけて、混乱状態となりました。認知症の始まりでしょうか?

Q:祖母が先週から急に夕方から夜にかけて、混乱状態となりました。認知症の始まりでしょうか?認知症の始まりでしょうか?祖母が肺炎のため、2週間入院して、治って自宅に退院しましたが、その日の夕方から急に混乱状態になりました。

A:退院するまでは、特に認知機能に問題がなかったケースですね。この場合、結論から申し上げると、せん妄の可能性が高いと思います。

 

せん妄とは、意識障害の一種です。意識レベル(意識混濁の度合)が低下しているのではなく、意識が狭窄・変容している状態をいいます。

わかりやすく言うと、意識のvolume(量)の異常ではなくquality(質)の異常とお考え下さい。

せん妄は、認知症(もの忘れ)と間違われることも多いのですが、鑑別ポイントとしては

①発症:せん妄は急激に発症。

認知症は緩徐(数年単位)に発症します。

②経過:せん妄は変動性が大きいことが特徴です。一日の中でも夕方から夜にかけて出現しやすい傾向(夜間せん妄と呼ばれる所以)があります。また治療をすれば改善します(可逆性があります)。

認知症は、日内変動がほとんどありません。また、可逆性も乏しいです。

③持続時間:せん妄は、数時間から数日で改善します。

認知症の場合は、年単位で徐々に進行して、原則的に改善しません。

④原因:せん妄は、全てのストレスが原因となります(外傷 手術(術後せん妄も有名です) 環境の変化 脱水 薬物(ステロイド 抗パーキンソン薬 降圧薬 向精神薬 抗生剤 抗ヒスタミン薬 胃薬 不整脈の薬剤 抗がん剤etc)。脳の機能的(元に戻り得る)疾患です。

認知症は脳の器質的(元に戻らない)疾患です。更に申し上げれば、変性疾患(徐々に進行します)です。

⑤治療:せん妄は一旦、スイッチが入ると、すぐに止めるのは困難です。そのような場合、当日は向精神薬の投薬を行い、まずは寝て頂くことが大切となります。翌日からは予防が大切になります。つまり、せん妄が起きそうな時間帯の前に、せん妄を抑止する少量の向精神薬を、予防投薬することで防止できます。

臨床において,せん妄の診断と治療は、このような基準で行っております^^;

環境の変化も大きな原因となり得ます。せん妄と認知症は、根本的に違いますが、せん妄が生じる時点で、脳の予備能力が、著しく低下しているという指摘もあります。

せん妄や認知症でお困りの方は、受診や相談をされるのも、一つの方法かと思います。

札幌 西区 琴似

心療内科  精神科   認知症・もの忘れ(物忘れ)外来

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫