Q&A:転居のため転院先を探しております。どのような医療機関が良いですか?

Q:人事異動に伴い、転居することになりました。次の転院先を探しております。お勧めの医療機関はありませんか?

A:人事異動や新生活に伴い転居される方が多い季節となりました^^ 北海道札幌市を遠く離れて新天地に向われる患者様から、次はどこの医療機関に受診したらいいのか?と、しばしば質問を受けます^^;;

小生の知人がいるエリアならば、信頼できる精神科医師を紹介させていただきます^^ しかし残念ながら日本全国、全てに知り合いがいるわけではありません^^;;

もし転院される場合、あくまでも個人的な見解となりますが、私なりのご意見を述べます^^ 何らかのご参考になれば幸いです(*^-^*)

1⃣転居先の住居や職場の近くにある医療機関をお勧めいたします。余りにも通院に時間が掛かると、そのうち受診が疎かになり、症状の悪化につながる場合もあるからです。

また、これから受診を考えておられる医療機関のHPをまず、しっかりとご覧ください。ご自身の求める治療と、医療機関の治療理念と治療方針にギャップがないか?担当医師とご自身の相性が何となく合いそうかを事前に調べることは、すごく大切だと思います^^

その上で、次の2点が、最も重要となります。

 

2⃣①精神保健指定医(厚生労働省認定)

 ②日本精神神経学会 専門医(日本専門医機構移行予定)

この2つの資格を持っている医師であるか否かです。多くの問題はこれに尽きます。①は公的資格です。②は現時点では準公的資格ですが、いずれ公的資格になると考えられます。

この2つの重要な資格を有している精神科医師は(例外もありますが)大抵の場合、しっかりとした臨床経験と知識があり、概ね安心して受診できると思います^^

せめてどちらか1つは取得している精神科医師に受診されることをお勧めいたします^^

 

3⃣その医師のキャリア(経歴・職歴・職位)です。これも非常に参考になります^^ 医学部卒業➔研修医➔精神科臨床研修の経験がしっかり記載されいて、その確認が取れることが重要になります。

通常、精神科医を目指すならば、医師国家試験合格後に大学病院の精神科教室に入局して、精神医学を基礎からしっかりと修業します(2004年以降は、スーパーローテート研修制度が始まりましたので研修後に、精神医学をしっかり修練した経歴の連続性があることが非常に重要です。

現在では、ネット上で、その医療機関の情報や医師のキャリア(経歴・履歴)を調べることができますので、受診前にしっかりと確認されることをお勧めいたします^^

P.S.上記した資格は全くなく、精神科・心療内科領域でも何の研修や臨床経験がないのに、いきなり開業されている非常に個性的な医師もおられます(/ω\) 

そのため、可能であれば事前にしっかりと調べいただく事をお勧めいたします^^

それでは、2021年も春が近づき、せわしない季節となってきましたが皆様、体調やメンタル面でのコンディションを崩さないように、お過ごしください(*^^*)

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

Q&A:悪夢にうなされて途中で目が覚めます。精神科疾患ですか?

Q:悪夢にうなされて、途中で目が覚めてしまい、熟眠できません。何かの病気なのでしょうか?何か良い治療方法はありませんか?

A:悪夢障害(*ICD10  F51.5)、レム睡眠行動障害(G47.8)および、うつ病PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神疾患に伴う場合に「悪夢が続く」「うなされる」「夢見が悪い」等の症状が出現することが、しばしばあります。

結論から申し上げれば、疾患(病気)である場合は、適切な治療をおこなえば改善する可能性は大いにあります。

*ICD10:国際疾患分類第10版 WHO(世界保健機関)が作成した基準です。

悪夢障害について

診断基準:DSM-5(アメリカ精神医学会が作成したものです)

  1. 長引いた非常に不快な、詳細に想起できる夢が反復して生じる。その夢は、通常、生存、安全、または身体保全への脅威を回避しようとする内容を含み、一般的には主要睡眠時間の後半に起こる。
  2. 不快な夢から覚めると、その人は急速に見当識と意識を保つ。
  3. その睡眠障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
  4. その悪夢症状は、物質(例:乱用薬物、医薬品)の生理学的作用によるものではない。
  5. 併存する精神疾患または医学的疾患では、不快な夢の訴えの主要部分を十分に理解できない。

悪夢障害は、日本ではあまり知られておりませんが、以前から臨床をしていると、しばしば目にします。

以前から申し上げておりますが、不眠は万病の元です(/ω\)

治療法としては、非常に安全性の高い薬剤を、少量服薬されるだけで、個人差はありますが、多くの方は改善いたします^^ ただし睡眠薬ではありません。

悪夢のため、普段の睡眠や日常生活に支障を来している方のご相談もお受けいたしております。スッキリとした睡眠を取り戻したいものですね(*^-^*)

P.S.何となく日が長くなってきた気がします^^ 気が付けば、冬至からそろそろ2か月近く経過しております^^ あと1ヶ月半で今年も春が来そうです^^

コロナワクチンも順調に準備が進んでいると聞いております。当クリニックでは院長の小生が真っ先にコロナワクチンの接種(ちょこっと人体実験的かもですが^^;;)志願します。もし私に副反応が出なければ、その上で職員・患者様にお勧めしていきたいと思います(*^^*) 当然ブロブにも経過を詳細にご報告いたします。されでは、2021年はコロナ克服と東京オリンピックの成功を祈りたいと思います(*^-^*)

※参考文献
『ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン(新訂版)』(医学書院)
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

Q&A:双極性感情障害の「うつ病相」を改善するために効果ある薬剤はありますか?

Q:双極性感情障害の「うつ病相」を改善するために効果ある薬剤はありますか?

A:結論から言えば、躁転しにくく、双極性感情障害のうつ症状に効果のある薬剤があります^^

双極性感情障害(躁うつ病)は、躁病相うつ病相を繰り返す精神疾患です。

おさらいになりますが、わかりやすく申し上げますと

【躁病相】は、気分が高揚して何でもできる万能感が出現することが多くあります。場合によっては莫大な浪費や喧嘩して周囲との人間関係にヒビが入ったりすることもあります。気分の高揚 行為心拍 多動多弁 注意の転導性が特徴的な症状として認められます。重症になると誇大妄想(無敵妄想)など代表的な症状が見られます。

【うつ病相】は、抑うつ気分 意欲低下 精神行動制止 不眠は出現します。重度になれば、微少貧困妄想(自分のせいで家族や知人に迷惑を掛け、結果的に貧困にさせてしまい申し訳ない)という妄想が生じます。希死念慮・自殺企図という症状が出現することもあります。

うつ病の患者様に関して以前は「こころの風邪」と言われた時期もありました。確かに抗うつ薬を中心とした薬物療法と支持的精神療法及び十分な休養でほとんど改善します^^

しかし、双極性感情障害の患者様は、なかなか治療が難しく、薬物療法も慎重に調整しなくてはならない場合があります。

気分に大きな波があり感情のコントロールができない方は

①気分安定薬(炭酸リチウム バルプロ酸ナトリウム カルバマゼピン ラモトリギン)を主剤として服薬をしていただく必要があります。

非常に躁状態が強い方鎮静が必要となります。鎮静作用の強いゾテピン レボメプロマジン スルトプリドなどの服薬も必要になることがあります。

それでは、そろそろ本日の本題に入らせていただきます^^

「A:結論から言えば、躁転しにくく、双極性感情障害のうつ症状に効果のある薬剤があります」を詳しく説明します。

(1)ルラシドン20~60㎎/日 

(2)クエチアピン(徐放剤)50~300㎎/日 

が有効だと言われております。

ただし(2)のクエチアピンは、持病で糖尿病をお持ちの方には禁忌ですので、処方することは出来ません。

以前は、双極性感情障害のうつ病相の方には、少量の抗うつ薬を使用していた時期もありました(現在でも行われております)。しかし数日、まれには半日で躁転(うつ病相から躁病相に変化)することが、しばしばありました。主治医は当然、驚くのですが、ご家族はもっとビックリされます^^;; もちろん、当時の指導医やご家族様から厳しいお叱りをお受けしたが、20年前は現実として、気分安定剤を主剤にしつつうつ症状と躁症状を、抗うつ薬と鎮静系の抗精神病薬で絶妙なバランスで釣り合わせることが、精神科医としての必要な技術の一つであった時期もありました。小生が研修医だった20年近く前の話になりますが、そんな時代でした^^

もちろん、双極性感情障害(躁うつ病)の治療には、各大学や学会や派閥により、百花繚乱な状況でした^^;;

P.S.小生が当時、双極性感情障害の治療について一番、ショックを受けたのは、当時すごく著名な先生からお聞きした「躁病相の人間より、うつ病相の方がずっとましだ」「躁病の患者は基本、薬を多めにして、うつ病相のままにしておきなさい」というお言葉でした(>_<)

すごく著名な先生でしたので、お話しできる機会をすごく楽しみにしておりました。著書も多く拝読して前日は徹夜で質問帳を作成したものです^^ しかしその一言ですっかり冷めてしまいました(/ω\)

あらかじめお断りしておきますが、当時はそれが一般的な時代でもありました。その著名な先生も、ご自身の臨床で苦悩の果てに至った境地を、小生のような若輩者に教えて下さったこと自体には非常に感謝しております。。。20年前(2000年)と現在の基準を比較して批判するのは、そもそも間違っていると思います。

しかしながら、もしあの時、その著名な先生が「自分の時代では、できなかったが、いずれそうでない時代が来ることに期待したい。諸君。頼むぞ!」と言ってくれたら、小生を含めて多くの同僚や先輩後輩医師の気持ちがどれだけ救われたのかな?とふと思う今日この頃であります(*^^*) しかしそれも含めて全てが人生勉強であり臨床研修だったのだと理解しております^^

現在は良い薬剤が増えて、非常に助かっております^^

当クリニックは、最新の医療知識を常にアップデートして、日々の臨床にお役立ちしていきたいと考えております(*^-^*)

ここからは追伸のさらに追伸となりますので、読み飛ばしていただいても構いませんが

【札幌ことにメンタルクリニック】は、来院される患者様も多くなってきまして、そろそろ精神科・心療内科医の増員を考えてます。

以前にもお話した通り、患者様に優しく接することができ、柔軟な対応することが出来る精神科・心療内科医師を切実に募集しております。

常勤・非常勤を問わず、精神科・心療内科臨床に熱意のある先生を大歓迎いたします^^ 更により良い医療を患者様にお届けできるように、どうかお力をお貸しくださいm(_ _)m 

ご興味をお持ちの方は、お気軽に、011-615-5562に「事務長の春名」までご連絡ください^^ 心からお待ち申し上げおります。

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

Q&A:漢方薬は精神科・心療内科の疾患に効果はありますか?

Q:漢方薬は心療内科・精神科領域の疾患において治療効果はありますか?漢方は副作用が少ないと聞いていますので、可能ならば漢方薬で治療を受けたいです。                                 

A:漢方薬は、確かに精神科・心療内科の一部の疾患については、かなりの効果が期待できます。例として下記に記します。

①喉の詰まり感(喉の奥に塊がある感覚)・・・梅核気 ヒステリー球とも呼ばれ、以前は「咽喉頭神経症」と呼ばれていました。現在は身体症状症(身体表現性障害)に分類されます。このような症状に、半夏厚朴湯が奏効する場合が多くあります。喉から胃部にかけての閉塞感がある場合には、茯苓飲合半夏厚朴湯が効果があります。

②動悸がする/胸部に不快感・圧迫感がある・・・以前は「心臓神経症」と呼ばれていました。現在は、同様に身体症状症に分類されます。このような症状には、柴胡加竜骨牡蠣湯に効果が認められることがあります。

③イライラ/癇癪(かんしゃく)・・・元々の性格もある程度、関係しますが、イライラしたり、怒りっぽくなった場合に、抑肝散が効果があります。元々は、子供の夜泣き(疳の虫)に使用される薬剤でしたが、成人でも効果が認められます。認知症のBPSD(怒りっぽさ 興奮など)にも効果があります。ちなみに、虚弱体質な方は抑肝散加陳皮半夏の方が証に合うことがあります。

④食欲がない・・・精神的なストレスで食欲がなくなることはよくあります。その際に、六君子湯は食欲改善効果が期待できます。また、人参養栄湯も効果があります。

⑤月経困難症 月経前症候群 月経前気分障害・・・ この症状にも、漢方薬は効果があります。当帰芍薬散 加味逍遙散 桂枝茯苓丸 桃核承気湯などは、効果が望めます。

まだまだ、たくさんご紹介したい症例と薬剤がありますが、漢方は証によって個人差(オーダーメイド感)が大きいので、もしご希望の方は、ご遠慮なくご相談ください(*^^*)

漢方薬の効果は一般的にはマイルドだと言われておりますが、証が合えば、びっくりするくらい即効性と効果があります^^ 今までお話ししたように精神科 心療内科の疾患や症状に漢方薬は、大いに効果が期待できます^^

ただし、統合失調症 躁うつ病 統合失調感情障害 てんかん等の症状が比較的重篤な疾患は、漢方では治療効果が乏しいことが実情です。

現代医学をベースに診察・治療を進めていくことは、もちろん当然のことですが、古き良き和漢医学もまだまだ、精神科・心療内科領域の疾患でお困りの患者様のために、現役でお役立ちできる場面も多くあると考えております(#^.^#)

P.S.本日も晩夏の好天気でした^^ コロナ前のように皆がマスクなしで、楽しめる時期がくると本当に良いですね^^

 

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Q&A:感情の起伏が激しく、コントロールができません。

Q:感情の起伏が激しく、イライラして時に爆発してしまい、感情のコントロールができません。このような症状は治りますか?

A:いろいろなケースがあるので、一概には言えませんが、結論から申し上げると、症状は軽減する可能性が高いと思います。

「イライラ」「感情のコントロールができない」「情緒不安定」の原因は、様々あります。主な原因を挙げてみます。

【原因】

1, 職場でのストレス 知人や家族を含めた人間関係など外的な環境要因。

2, 生まれつきストレス耐性が低い方で、最近知られるようになってきたHSP:Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)非常に感受性が強く敏感な気質もった人」はまさに当てはまります。

3, 不安障害 パニック障害 うつ病 双極性感情障害 統合失調症 境界性パーソナリティー障害などの 心療内科・精神科領域の疾患でも認められます。

4, 女性に関しては、PMS(月経前症候群) PMDD(月経前気分障害)更年期障害でも、同様な症状が出現することがあります。

【治療方法】

それぞれの患者様の原因によって全く違ってきます。丁寧にお話を伺った上で、最適な治療法を選択ことが非常に重要になってきます。

①環境調整(ストレスとなる原因を軽減するためにの現実的な調整:残業や過重労働の軽減)や苦手意識のある相手との適度な物理的及び心理的距離感を確保する方法を学ぶこと。

②他者と自身との心理的な距離感と保ち、自分は自分、他者は他者と割り切ることを、時間が掛かりますが、少しづつ進めていくことが重要となります。そして、周囲に振り回されないように、確固とした自己を確立するが重要となります。

不安障害 パニック障害 うつ病 双極性感情障害 統合失調症 境界性パーソナリティー障害の場合は、心療内科・精神科領域の疾患を、しっかりと治療することが非常に重要となります。

PMS(月経前症候群) PMDD(月経前気分障害)の場合

【1】SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンのバランスを安定することが可能となります。いろいろな意見がありますが、現時点では最も効果のある治療薬と言われております。

【2】漢方薬:数種類ありますが、証(体質)と気・血・水(その時の状況)を見極めて、それぞれの患者さんに一番合う薬剤を選択することが非常に重要となります。最適な薬剤に出会えれば、大きな効果が期待できます。

【3】低用量ピル産婦人科やレディースクリニックなどで処方されるケースが多いのですが、女性ホルモンの変動を抑えるので効果があると言われております。詳細は2020年7月3日のblogをご確認くださいませ^^

【薬物療法】

それぞれの患者様に最適な、抗うつ薬 気分安定剤 漢方薬 抗精神病薬 抗不安薬などがあります。その中でも、必要最低限度の薬量をお勧めしたいと思います。また、薬物療法と並行して、心理療法・カウンセリングにも大きな効果が期待できる場合もあります。

感情の起伏が収まり、情緒のコントロールが出来るようになると、驚くほど心の平穏が得られます^^ 本当の自分を確立できた喜びを手に入れらえることが可能になると思います(*^^*)

P.S.本日は、冷房のある自宅の1階で寝ることにします^^;;

2Fの自室は、エアコンがないので、蒸し風呂状態です(/ω\)

それでは、明日も暑さに負けないように、ご自愛くださいませ^^

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Q&A:精神科・心療内科領域の治験は受けられますか?

Q:精神科・心療内科領域の治験は受けられますか?

A:はい、可能となりました。

札幌ことにメンタルクリニックでは2020年9月ごろから、精神科・心療内科領域における治験開始いたします。

私は長い間、精神科・心療内科領域の疾患における治験に携わってきた経験があります。そのため、精神科・心療内科領域の治験を通じて、より安全で効果のある新薬ができることは、患者様にとっても非常に価値のあることだと考えております。

治験の意義は、わかりやすく申し上げれば、2つあります。

1,今まで長い間、従来の薬物療法を含めて治療をされていたにも関わらず治療効果をあまり実感できない方に最新の薬剤を治験という形になりますが、ご提供することが可能となります。

2,今までになかった新しい特効薬を生み出す機会でもあります。今まで多くの方が悩んで来られた問題点を自分も含めて解決してくれる可能性があります。

*もちろん、治験に関しては自由参加が原則です(*^-^*) 途中で気が向かなくなったり、ご自身のお考えに合わなくなった場合は、直ちに中断することも可能です^^ その際は、ご遠慮なくお申し出ください。

ご自身が今まで非常に悩んでこられた精神面の激しい苦痛も、ご自身が治験に参加された結果、最新の高性能な薬剤が承認されたのならば、ご自身を含めて、兄弟姉妹や子供さんへの連鎖を防ぐ可能性も大いにあります。場合によっては、折り合いの悪かったご両親などの親族との確執も解けるかも知れません(*^^*)

以上の2点から、当クリニックでは社会貢献として、治験に積極的に取り組んでいきたいと考えております^^

もし、ご希望される方は、主治医(院長)もしくは受付にお気軽に、お申し付け下さい*^^*

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自律神経失調症の原因・診断・治療について②

前回は自律神経失調症の【原因】についてお話しましたのでの、今回は最終編である「自律神経失調症パート② 症状・診断・治療」についてをお話したいと思います^^

【症状】として「しびれ」「夜間の寝汗」「不眠」「ホットフラッシュ(冷えのぼせ)」「頭痛 頭重感」「気分が沈む」「イライラする」「倦怠感」「息切れ」「動悸」「めまい」「腹痛」「食欲不振」「吐気」など様々な症状が見れらます。

【診断】は、まず内科的・外科的(器質的)に異常が認められないことを確認することが、最優先されます。まずは身体面をしっかりと検査した上で、異常が無ければ、ようやく精神科・心療内科の受診対象となります。

【治療】

に関しては、まず原因を解消することから始まります^^

ストレスを溜め込まず、不規則な生活習慣の見直をせば、それだけでかなり改善できます^^

ただし

<1>月経全症候群(PMS)、月経前気分(PMDD)

<2>45歳~55歳に多く出現する主に女性(希に男性の)「更年期障害」

<3>「α‐シヌクレオパチー」といわれるパーキンソン病・レビー小体型認知症・多系統萎縮症(MSAという疾患群)等

<4>「気象病」

に関しては、過去ブログにて詳細にお答えしておりますので、ご参照くださいませ m(_ _)m

P.S. 遅筆かつ駆け足で大変申し訳ありませんが、宜しければ、ご参考ください^^;

ますます夏本番となってきました。体調管理を怠りなく、ご自愛ください(*^-^*)

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自律神経失調症の原因・診断・治療について①

Q:自律神経失調症とはどういう病気なのですか?治りますか?

A:病気ではありません。しかし、つらい症状を伴います。生活習慣の改善や治療により改善します。

自律神経失調症という言葉をよく耳にすると機会があると思います。

当クリニックを受診される患者様の中にも内科を受診していろいろ検査を受けたが、どこにも異常が無く「自律神経失調症」と診断され、薬は処方されず「心療内科を受診するように」と勧められたため、来院される方が非常に多くおられます。

自律神経失調症をわかり易く説明する前に、まず自律神経とは脳幹間脳の視床下部という部位で調整されています。また、自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分類されます。

交感神経は「怒りの神経」と言われ、文字通り戦ったり、ハードな仕事や運動に対して猛烈に取り組んでいるなど身体的・精神面で非常に活動的な場面で優位に働きます。

一方、副交感神経は「休息の神経」と言われ、戦いが終わってリラックスモードに入る時に優位に働きます。つまり、活動モードonが交感神経 で、活動モードoffが副交感神経と考えていた差し支えありません^^

自律神経失調症とは、つまり交感神経と副交感神経のon offのスイッチが上手く切り替わらないために生じてくる症状です。病気ではなく、症候群だと考えてください^^ そのため、自律神経失調病ではなく、あくまで、「自律神経失調症」と呼ばれております。それでは原因を説明いたしました。

原因

①睡眠不足・不規則な生活・偏った食生活・運動不足・過度な飲酒など俗にいう「生活習慣の乱れ」

②過度なストレス・うつ病など「精神心理面での疾患」

③10代半ばから始まる月経全症候群(PMS)、月経前気分(PMDD)

④45歳~55歳に多く出現する主に女性(希に男性の)「更年期障害」

その他「α‐シヌクレオパチー」といわれるパーキンソン病・レビー小体型認知症・多系統萎縮症(MSAという疾患群)でも認められます。

⑥「気象病」。最近、ようやく注目さわれるようになりましたが、天候や気圧の変化が多き時期に内耳(耳の1番奥の部分)の機能不全原因になって起こることが知られてくるようになりました。

多くの場合、上記した6つ状況で認められます。

それでは次回、第2話(完結編)にて診断と治療についてお話したいと思います(*^^*)

P.S.7月も半ばになり、暑い日が増えてきました^^;; マスクをして長時間の炎天下での活動は、熱中症になるリスクが上がりますので、涼しい衣服と十分な水分補給を十分に行い、しっかりと対策を心掛けてください(*^-^*)

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Q&A 精神疾患と間違われやすい身体疾患はありますか?

Q:精神疾患と間違われやすい精神症状を伴う身体疾患はありますか?

A:あります(結構多いです^^;)

精神症状(イライラ 不安 興奮 幻覚妄想等)が認められる場合に、実は身体疾患が原因となっているケースが多々あります。一般的に内科・外科など身体科の医師は一通りの検査を行って特に異常が無い場合に心療内科・精神科関連の疾患だと考える傾向があります。

一方我々、心療内科・精神科医は、それとは真逆に最後の最後まで、まだ見逃しているかもしれない身体疾患がないか思案します。例えば、脳炎(ウイルスや細菌が脳脊髄液に侵入して脳にまで炎症が到達した疾患で、興奮や痙攣、不穏、意識障害など様々な精神症状が伴います)や甲状腺機能異常(バセドウ病と呼ばれる甲状腺機能亢進症では躁状態のようになることもあります。一方、橋本病と呼ばれる甲状腺機能低下症では、うつ状態になることが知られております)、一酸化炭素中毒間歇型脳症(一酸化炭素中毒を生き残って一旦ほぼ回復した状態が見られますが一定時間、多く場合は数週間以内に生じます)をきたすこともあります。その直後、急激に精神症状や神経障害が出現してくることがあります。)、腫瘍随伴症候群(卵巣癌 肺癌などに伴うリモートエフェクトによる神経障害・精神症状)等が存在する場合に、精神症状や神経障害がしばしば認められます。身体疾患が原因なので、まず身体疾患の治療を最優先します。それだけで精神症状の大幅な改善する可能性が望めます。私が総合病院で勤務している頃、精神科リエゾン(他科との連携)でもしばしば、上記を含めて様々な症例を経験しました。

その中でも「せん妄」といわれる一種の意識障害(意識の変容・狭窄)は、高齢者の方に生じることが非常に多いです。身体的や精神的なストレスがかかった場合に急性に発症する脳の混乱だと理解してください。通常であれば、抗精神病薬や睡眠薬の静脈注射や点滴を行い、その場は入眠を促します。翌日、せん妄の原因となるストレスを軽減するとともに、予防的に向精神薬を投薬することが一般的な治療となります。ここで意外と多いのは高齢者の方は脱水になりやすく血流が悪くなり、脳に十分な血液(酸素)がいかないために、せん妄が生じることがあります。そのため点滴をして水分を補充するだけで改善するケースもありました。身体と精神はまさに表裏一体です。

「心・技・体」という諺どおり、古来から人間が健康で仕事(技)をする上で、(心・体)は非常に大切な要素だったのでしょう^^

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

精神科領域のお薬をわかりやすく説明してもらえますか?②

前回の補足となります。

⑦気分安定薬:双極性感情障害 気分循環症に有効性がある薬剤です。

双極性感情障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていました。うつ病相と躁病相を繰り返すことが特徴です。

重症度によってⅠ型 Ⅱ型に分類されます。Ⅰ型は重症であり、誰が見ても明らかな症状がみられ、入院治療が必要になる場合も多くあります。Ⅱ型は、比較的軽度で入院するまでに至ることは少ないですが、しっかり観察していけば、躁うつ両病相が認められます。

気分循環症は、双極性感情障害Ⅱ型を更にもっとマイルドにしたものだと考えていただければわかり易いかと思います。

代表的な気分安定薬は、バルプロ酸ナトリウム カルバマゼピン 炭酸リチウムなどが挙げられます。これらも薬剤は、双極性感情障害に伴う気分の起伏に対して、非常に効果があります。ただし、有効血中濃度や副作用もありますので、定期的な血液検査を行うことも必要となります。

以上、簡潔でしたが、2回に渡って向精神薬についてお話しました^^

今週末も、普段の疲れを癒してごゆっくりお過ごしください(*^^*)

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