Q&A 9回目(冬は気分が沈みます。冬季うつとは、どんな症状ですか?)

A:冬季は、日照時間が短くなります。緯度が高い地域ほど、さらに日照時間が短くなります。 ちなみに、札幌市と沖縄県那覇市を比較すると、冬至(平成30年12月22日)で、札幌市は那覇市に比べて約1時間も日照時間が短くなります。

ここで、メラトニンセロトニンという神経伝達物質(脳内ホルモン)が深く関与していると言われております。

メラトニンは睡眠を促すホルモンであり、光の弱い夜に多く作られます。つまり、日照時間が短くなることで、メラトニンが過剰に分泌されてしまい、睡眠時間が増加しやすく、過眠傾向になります。

セロトニンも日照時間が短くなることで減少します。このセロトニンの不足も、うつ症状の原因となりえます。

冬季うつの特徴として、冬場の気分の沈み 倦怠感 過眠 過食があります。

医療機関で、高照度光照射療法という、2500~10000ルクスくらいの照度で、30~60分くらい光を浴びる治療を行っているところもあります。

そこまでしなくても、冬の晴れた日に、散歩などして十分な光に当たったり、お手軽な方法として、自宅の照明を明るくするだけでも、かなり効果があると言われてます^^

まだまだ、日照時間が短くて寒い日が続きますが、日光浴をして、こころのバランスを崩さないようにお気を付けください(*^-^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

精神科 心療内科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第8回(初診はどのくらい時間が、かかりますか?)(受診時に必要なものはありますか?)      

Q1:初診は、どのくらい診察時間がかかりますか?

A1:初診は、原則として、30分以上かけて丁寧にお話を伺っております。お急ぎの方もいらっしゃると思いますが、そのくらい時間をお取りしないと、しっかりした診断と説明ができないためです。

初めての受診の際に、不安や緊張される方も、いらっしゃると思いますが、時間をしっかりとお取りしておりますので、焦らず、ゆっくりとお話いただけます。

Q2:受診時に必要なものはありますか?

A2:初診時に、お持ちいただきたいものは、以下になります。

 1.保険証 

 2.お薬手帳(お持ちの方のみ)

 3.紹介状(お持ちの方のみ なくても問題ありません)

 4.精神障害手帳(お持ちの方のみ)

 5.自立支援受給者証(医療機関を当クリニックに変更済の受給者証 お持ちの方のみ)

今回は、よく質問をお受けする2点について、お話させていただきました。

札幌市西区 琴似 二十四軒

  精神科 心療内科 メンタルクリニック

  院長  阿部 多樹夫

Q&A 7回目(仕事にいくのが、すごくツラいです。どうしたらいいでしょうか?)  

Q:仕事にいくのが、すごくツラいです。どうしたらいいでしょうか?

A: どんな職種でも、仕事がツラいのは、ある程度、仕方ありません。しかし、過労やストレスなどが長期間、持続すれば、誰にでも限界が訪れます。次の3つの場合が問題となるケースが多いので、順に説明していきます。

1.)職場の人間関係: 職場での人間関係が、問題になることが多くあります。自分にとって苦手な人(上司・同僚・部下等)は、どんな職場でも、一人くらい必ずいます^^; しかし、仕事をしていく上で適度な距離感をとりつつ仕事に支障が出ない程度は、何とか付き合っていかないといけません。その人のことを、好きになることは出来ないかもしれませんが、相手の嫌なところばかり、見ていると、ますます嫌いになります。相手の良いところを見つけて、少しでも、理解しようとすることは重要だと思います。案外、思わぬところで、苦手な相手の良い部分や不器用だけど優しい部分などが見えてくると、そんなに苦手意識を感じなくなることもあります。

それでも、どうしても難しければ、上司や人事部に相談してみることも必要かもしれません。

 

2.)過労・疲労: 数年前に、ブラック企業が社会問題となりましたが、長時間労働や休日がない生活が長期に渡って続けば、身体は当然ですが、こころのエネルギーも確実に低下してきます。 勤労は尊いのですが、過労死しては意味がありません。適度な労働時間と休養も非常に大切です。

3.)精神疾患(うつ病 双極性感情障害 統合失調症 認知症、適応障害 不安障害等 ) この場合は、すぐに精神科・心療内科など医療機関を受診されることをお勧めします。また周囲に困っている方が、いらっしゃれば、温かく接して差し上げてください。

連休は、良い天気でしたね^^ 皆様、ゆっくり過ごされたでしょうか?明日は15日です。早いもので、1月も中盤となりました。春まで、もうしばらくありますが、元気で乗り越えましょう^^   

札幌 西区 琴似 二十四軒

精神科 心療内科 

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第6回(精神科のお薬を服用するのは、副作用とか依存が心配なのですが、大丈夫ですか?)

Q:精神科のお薬を服用するのは、副作用とか依存が心配ですが、大丈夫ですか?

A:精神科・心療内科領域の疾患では、なるべく薬剤を使用しないで、治療することが理想的です。まずは精神療法で、しっかりとアプローチすることが大切です。しかし疾患の種類や症状によっては、やむを得ず、薬物療法をお勧めする場合があります。

副作用を心配される患者様がたくさんおられることは十分、承知しております。しかし、どうしても薬物療法が必要な場合は、患者様にとってプラス(主作用)とマイナス(副作用)を慎重に見極めて、プラスが多い場合に、最少用量の薬物を処方することをお勧めしております。そうすることで、副作用の出現を著明に減弱することが可能となります。また依存性についても、最少用量の薬物の処方を行うこと、主治医と患者様の信頼関係の構築および環境調整(家族・友人・知人・職場の上司・学校の先生等に理解を促して、患者様のストレスを減らす環境づくり)を行うことで、薬物に対する依存姓を減弱することが可能となります。わかりやすく言いますと、患者様が孤立しない環境を整えることが大切となります

新年も明けて、すでに11日目となりました。今年は、平成最後の年となりますが、自分自身のペースを崩さないで日々をお過ごし下さい^^

札幌市 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第5回(こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?)

Q:こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?

A:大きく分けると、3つあります。

1.こころの健康は、まず、身体の健康から始まります^^ 規則正しい生活リズムの確立 十分な睡眠と運動 バランスの良い食事 過度な飲酒を控える等が、何よりも大切です。身体が不健康になれば、こころも当然、不健康となります。心身共に健康を心がけることが、一番大切です^^ 

2.現代はまさに、ストレス社会です。どうしても、毎日のようにストレスが降り注いできます。そのストレスと毎日、真正面からぶつかっていては、とても身が持ちません^^; 真面目で勤勉な方からは、お叱りを受けることは覚悟の上ですが、ある程度のところで、受け流すスキル(技術・工夫)も必要かと思います。

わかりやすく言いますと、毎日100点満点でなくてOKです^^ 毎日60点以上なら、それはそれで、いい日だったと思ってください。

人生を例えると、80年(最近では100年と言われてます^^;)という超ロングマラソンなのでしょう^^ 短距離走でなく、超長距離走ですので、一喜一憂しないで日々、自分らしく生きることが大切だと思ってください。

3.毎日、自分がするべき役割を持ってください。何でも良いのです。

例えば、お仕事されている方は、仕事と趣味、場合によっては育児などが当てはまります。

引退されたリタイヤ組の方は、散歩や新聞を見る 冬場は雪ハネなど、何で良いので自身の生きる役割を持ってください。

メンタル的な疾患で働けない・何もできないという方もいらっしゃると思います。それはそれで全然、問題ありません^^ 何か手伝ってくれた人・感謝した人(例えばヘルパーさんや介護者やご家族・友人など)に「ありがとう」と言う役割も非常に重要だと思います^^

まとめますと、

①身体を含め心身の健康 ②ストレスを貯め込まない ③自身の役割を見つける

と思っております^^

正月も明けて、もう1月8日になりましたが、今年も皆様、お元気でお過ごしくださいませ^^

札幌市 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック 

院長 阿部多樹夫

3.

 

Q&A 第4回(こころの疾患は甘えですか?)

Q:こころの疾患は甘えではないでしょうか?

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 8f89d6efcad3324ae03a82789866941e.jpg です

A:会社の上司やご両親から、よく、ご質問を受けます。

こころの疾患は、本人の甘えや怠慢でない場合が、ほとんどです。

うつ病 統合失調症 双極性感情障害 不安障害(社交不安障害 パニック障害も含む) 認知症等の疾患では、ご本人は最大限、努力・苦悩しているにも関わらず、どうしても問題解決できない場合が、ほとんどです。

そのため、ご本人の性格や気持ちの甘さなどのせいにせず、周囲の皆で、理解して支援していくことが望まれます。間違っても「気合が足りない!甘えている!」など思わないでください。

必要な場合は、受診・治療を勧めて差し上げてください。

札幌市 西区 琴似・二十四軒・八軒

心療内科・精神科・メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第3回(お薬の副作用や依存性は?)

Q:心療内科や精神科のお薬に、副作用や依存性はありませんか?

A:薬物療法を行う上で、非常に重要ですので、ご説明します。まず、医療用の薬剤は、ほぼすべて副作用があります。たとえ、漢方薬といえども間質性肺炎や偽性アルドステロン症、下痢症・弛緩性便秘症などがあります。

向精神薬(心療内科・精神科で一般的に使用する薬剤全般の名称)も、残念ですが、同様に副作用があります。特に古いタイプの薬剤は、さらに副作用が強い傾向があります。

依存性に関しても、同様に古い薬剤ほど大きく、新しいタイプほど、依存性が少なくなってます(ほんの一部、例外は、ありますが;)。

結論から申し上げると、古いタイプの薬剤から新しいタイプの薬剤に置き換えることで、副作用や依存性を極力、減らすことが可能となります。

副作用や依存性が少ない薬剤を選択・処方することが、患者様にとって有益となります。ご不明な点は遠慮なく、主治医に相談してみましょう。

北海道札幌市西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科・精神科・メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

Q&A 第2回(血液検査が必要な理由)

Q:何故、心療内科・精神科なのに血液検査(採血)が必要なのですか?

A:主に2つ理由がございます。

A1.身体合併症(糖尿病 高脂血症 緑内障 心臓疾患 甲状腺機能異常 副甲状腺機能異常 重症筋無力症 高度肝機能障害 等)の疾患がある方には メンタル系の薬剤を処方してはいけない、もしくは処方が望ましくない(絶対的・相対的禁忌薬剤)が結構あります。また、認知症の場合に、ビタミン欠乏症が原因になっている場合もあります、そのため事前に、そのような基礎疾患が無いか、知っておく必要があります。

A2.心療内科・精神科領域の疾患で処方します薬剤は副作用として、糖尿病や高脂血症の悪化、甲状腺機能障害 性機能障害 薬剤中毒症状等が認められることがしばしば、あります。そのような副作用を、いち早く把握して予防するためには、定期的な血液検査が、どうしても必要となります。

心身一体の言葉通り、最初から全てをメンタル的な原因とせず、心身両面から慎重に総合的に判断するのも我々、心療内科・精神科医の重要な使命だとご理解ください。

北海道札幌市西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科・精神科・メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第1回(心療内科 神経内科 神経科 精神科)について?

第1回目のQ&Aは「こころの悩みを相談をするのは、心療内科?精神科?神経内科?」について、お答えしたいと思います。

心療内科と精神科や神経内科との違いについて、しっかりと理解することで、あっちこっちを回って、時間や労力を無駄にしなくて済みますので、ご説明させて頂きます^^

●精神科と神経科は、同じ物だと思っていただいて問題ありません。精神科は精神症状が出る疾患について、相談・診断・治療をする科です。

●神経内科は、精神症状を扱う科ではありません。中枢神経を含めた全身の神経系の病気を扱う科です。精神科や脳神経外科と重なる所もほんの少しは、ありますが、神経内科は外科と違って手術はしませんし、精神症状の相談にも、関わってくれる事は基本的にありません。代表的な疾患が、脳卒中や脳炎、パーキンソン病、てんかん等を診る科なのです。

●心療内科とは?実はこれがややこしいのです^^;

本当の意味での「心療内科」とは、精神的ストレスが強い影響を及ぼし、実際に身体に生じる病気(ストレス性胃十二指腸潰瘍 気管支喘息 高血圧症 アトピー 円形脱毛症等)に対して心身両面からアプローチする科の事です。あくまで、ストレスが原因で起こる身体疾患を診る内科医なのです。

結論から申し上げれば、精神的な問題(不眠 不安 イライラ 悲しみ 気分が沈む やる気が出ない 情動不安定 恐怖 幻覚妄想 物忘れetc)につきましては、最初から精神科医にご相談されることが大切だと思います。

当クリニックは、精神保健指定医。精神科専門医・指導医。認知症専門医・指導医と精神科がメインでありますが、内科領域も十分な経験がありますので、心身両面で最大限にサポートさせて頂きます。

札幌市 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

Q&A 心療内科・精神科を始めます(^^♪

皆様に、心療内科・精神科の疾患について、ご理解いただけるように、小生なりに、ブログでお話させていただいて参りました^^;

これからはQ&A方式で、もっともっと身近で、分かりやすく、ご説明していきたいと思います(*^^*)

あるある質問に、ご返答するかたちで、お話させていただくつもりです^^

宜しくお願いしますm(_  _)m

次回のブログになりますが、第1回目のQ&Aは「こころの悩みを相談をするのは、心療内科?精神科?神経内科?」について、お答えしたいと思います。

 

冬将軍が到来しましたが、冬の晴れた日は、本当に澄み通って奇麗な夜空ですね^^

冬の大三角形(プロキオン ベテルギウス シリウス)がきれいに見える季節になりました。

 

札幌市西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫