Q&A 32回目 移転のため自立支援の変更は必要ですか?

Q:移転に伴って、自立支援医療(通院精神)の変更が必要となりますか?

A:いいえ。移転に伴って、当クリニックの移転手続きは原則不要です。

ただし、薬局が変更になる場合は、各区役所へ変更届が必要となります。

当クリニックの変更届は次回の更新時期まで原則、不要です。

自立支援医療をお持ちの方で、もし薬局が変更になる場合は、区役所で令和元年6月3日までに変更届が必要になります。

必要書類・手続き方法については、詳しくはお住まいの区役所の保健福祉課にお問い合わせください。

具体的な窓口は

中央区役所 〒060-8612
札幌市中央区南3条西11丁目
011-231-2400
北区役所 〒001-8612
札幌市北区北24条西6丁目
011-757-2400
東区役所 〒065-8612
札幌市東区北11条東7丁目
011-741-2400
白石区役所 〒003-8612
札幌市白石区南郷通1丁目南8
011-861-2400
厚別区役所 〒004-8612
札幌市厚別区厚別中央1条5丁目
011-895-2400
豊平区役所 〒062-8612
札幌市豊平区平岸6条10丁目
011-822-2400
清田区役所 〒004-8613
札幌市清田区平岡1条1丁目
011-889-2400
南区役所 〒005-8612
札幌市南区真駒内幸町2丁目
011-582-2400
西区役所 〒063-8612
札幌市西区琴似2条7丁目
011-641-2400
手稲区役所 〒006-8612
札幌市手稲区前田1条11丁目
011-681-2400

となります。大変、ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いします。

(旧 前田神経クリニック)

 

札幌 西区 琴似 二十四軒

精神科 心療内科

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第31回 ジェネリックは、大丈夫ですか?

Q:ジェネリックを服用してますが、価格が安い分、品質が劣るのではないか正直、不安です。大丈夫でしょうか?心療内科・精神科・メンタル的な医薬品なので、さらに心配してます。

             第31回

A:ジェネリックに対して確かに不安に思われる方もいらっしゃると思います。「安かろう悪かろう」ではないかと思いますよね^^;;

結論から申し上げると、ジェネリックは新薬(先発医薬品)と同じ有効成分です。特許期間が満了した後に、他メーカーで製造されるため、開発コストがほとんどかからないので、安くなる仕組みのようです。(政府が医療費軽減のため、国策として行ってます^^;;)

ただし、原薬 添加物 製法が違うため、服用した時に、先発品との違和感を持たれる方も、多くいらっしゃると思います。

そのため、先発品と同じ原薬 添加物 製法を再現したオーソライズド・ジェネリック(AG)があります。AGは先発品と同じと思っていただいて良いと思います。

もし、ジェネリックに不安がある方は、AGを選択されると、安心だと思います^^

心療内科・精神科・メンタルの薬剤である 抗うつ薬 抗不安薬 睡眠薬 抗精神病薬 気分安定剤 抗てんかん薬も同様に、ジェネリックは問題なく安全して使用できると思います。

いよいよ春らしい季節になって、過ごしやすくなりました^^

花粉症が大流行してますので、体調管理には十分お気を付けください(*^^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

Q&A 第30回 身体の不調は、心にも影響しますか?

Q:身体の不調は、心にも影響しますか?

              第30回

A:結論から申し上げます。身体の不調は、心にも非常に大きな影響があります。

わかりやすい例ですが、風邪を引いた時にダルくて何もする気にならない経験をされたことは皆様、あるかと思います^^;

昔から「心・技・体」のバランスが重要だと言われておりますが、まさにその通りです。

心と身体の健康があって、はじめて技(仕事・勉強などの日常生活)が可能となります。

残念ながら現在は、とんでもないストレス社会です(/ω\)

そのためにもストレスを溜め込まずに、日々、身体と心の健康を保てるような生活を送っていただきたいと思います^^

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

Q&A 第29回‐② PTSDとは、どんな疾患なのでしょうか?

前回の続きになりますが、

◎PTSDは、生死に関わる強烈な恐怖体験をした後に、その恐怖体験が、こころの傷(トラウマ)となって残り、様々な症状を引き起こします。

◎人によって、恐怖経験は異なります。

このような恐怖経験をした方が、全員PTSDになるわけではありません。同じ事故にあっても、PTSDになる人とならない人がいます。
では、PTSDになる人はこころの弱い人なのでしょうか?実際にはそんなことはなく、屈強な男性(ランボーは特殊部隊グリンベレーです^^;;)がPTSDに悩まされている例もたくさんあります。

それゆえ、どんな人がPTSDになりやすいのかはわかっておりません。PTSDは、誰がなるかわからない障害であり、つまり誰にでもその可能性があります。

いつまでも、こころの傷を克服できないからといって、自分を責めないでください。とても怖い思いをした方にとって、PTSDは自然の反応ともいえるのです。

 

【症状】として

◎突然、つらい記憶がよみがえる

事件や事故のことなどすっかり忘れたつもりでいても、ふとした時に、つらい体験の時に味わった感情がよみがえります。
それは恐怖だけでなく、苦痛、怒り、哀しみ、無力感などいろいろな感情が混じった記憶です。

周りからみると、何もないのに突然感情が不安定になり、取り乱したり涙ぐんだり怒ったりするので、理解に苦しむ場合もあります。
その事件や事故を、もう一度体験しているように生々しく思い出されることもあります。また、同じ悪夢を繰り返し見ることもPTSDによくある症状です。

◎常に神経が張り詰めている

つらい記憶がよみがえっていない時でも緊張が続き、常にイライラしている、ささいなことで驚きやすい、警戒心が行き過ぎなほど強くなる、ぐっすり眠れない、などの過敏な状態が続くようになります。

◎記憶を呼び起こす状況や場面を避けるようになる

何気ない日常の中につらい記憶を思い出すきっかけがたくさん潜んでいます。多くのPTSD患者さんは何度も記憶を呼び起こすうちに、そうしたきっかけを避けるようになります。
どんなことがきっかけになるかは本人でなくてはわからず、本人も意識できないままでいることもあります。
意識できない場合でも、自分で気づかないうちにそうした状況をさけるようになります。
その結果、行動が制限されて通常の日常生活・社会生活が送れなくなることもあります。

◎感覚が麻痺する

つらい記憶に苦しむことを避けるために、感情や感覚が麻痺することもあります。そのために家族や友人に対してこれまで持っていたような愛情や優しさなどを感じられなくなったり、人にこころを許すこともできなくなります。
これは、つらい経験の記憶からこころを守るための自然の反応ともいえます。

◎いつまでも症状が続く

症状は、つらく怖い経験の直後であればほとんどの人に表れるものです。ですので、事件や事故から1ヶ月くらいの間は様子をみて、自然の回復を待ってみます。
数ヶ月たっても同じような症状が続いたり、悪化する傾向がみられたら、PTSDの可能性がありえます。(厚労省HP参照)

以上、PTSDについて、ご説明しましたが、治療としては、持続エクスポージャー療法や眼球運動脱感作療法 認知症法 薬物療法などが行われます。ただし、治療には長い時間が必要となる場合も多くあります。

 

それでは、そろそろ花粉症も流行してきますので、体調管理は十分お気を付けください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

Q&A 第29回‐① PTSDとは、どんな疾患なのでしょうか?

Q:よく「トラウマになった」といいますが、トラウマとはどんな疾患なんのでしょうか?

               Q&A 22-①

A:トラウマとは、精神医学的に、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)といいます。戦争 犯罪 暴力 天災など生死に関わるような重大なストレス体験を受けたことを契機に発生することが特徴的です。

1980年代の映画でベトナム戦争を描いた「ランボー」に、スタローン扮するベトナム戦争帰還兵が、帰還後も精神的に不安定となって、毎晩、悪夢が続きます。身近な人に対しても、無意識に、憎悪満面でナイフを向けるシーンが、当時、少年だった私には、非常におぞましく感じました。

戦争をあつかった作品には、戦争で苦しみ、やっとの思いで生き残った人々にも、PTSDのせいで、その後の人生に苦悩する現実が描かれております。

 

今回は、ここまでにさせて頂きます^^

では、次回、29回‐②で、もっとPTSDついて深いお話したいと思います。

戦争は肉体だけでなく、こころ(メンタル)を、破壊します。

令和の時代に、そんなことが起きないことを、心より願っております。

 

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第28回 適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか?重い精神疾患ですか?

Q1:適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか? 

                 第28回

A1:適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとって非常につらく耐えがたく、そのために気分や行動面に症状が現れたものです。

たとえば、憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊す、過度の飲酒などの行動面の症状がみられることもあります。

ストレスとなる状況や出来事がはっきりして分かっているのんで、その原因から離れると、症状は次第に改善します。

でも、ストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。

(厚生労働省 HP 参照)

Q2:重い精神疾患なのでしょうか?

A2:ご本人の辛いお気持ちは十分にお察しできます。「つらい状況で、非常に、ご苦労されました」といつも思います。辛かったのは十分に理解できますが、悪性の精神疾患ではありませんので、その点はご安心ください。

しかし、ご本人にとっては極めて重大な問題です。そのような時に、真摯に相談できるのが精神科・心療内科医の真骨頂だと思います^^

環境調整や休養・治療を行えば、回復する可能性は極めて高いです(*^_^*)

札幌 西区 琴似 心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

Q&A:第27回 仕事で多忙が続き、連日、睡眠不足です。このままで大丈夫なのでしょうか?

                  第27回

Q:仕事が多忙で、残業と休日出勤が続いています。連日、睡眠不足で、最近、仕事に行くのがとても、つらいです。このままで大丈夫なのでしょうか?

A:結論から申し上げれば、こころのエネルギーが著しく低下しているサインだと思われます。慢性的な過労は、こころのエネルギーを徐々に奪っていきます(/ω\)

こころのエネルギーが低下すると、不眠症うつ病、不安障害などになる危険性が高まります^^;;

朝の抑うつ 意欲低下 気分の沈み 不眠 集中力の低下 頭重感 肩こり などの症状が2週間以上持続するのであれば、うつ病の可能性が考えられます。

残業時間(時間外勤務)が1ヶ月で80時間を超えてくると、過労死ラインに突入します。その状況が長期間持続すれば、過労死(心筋梗塞 脳卒中etc)のリスクが高まります(;^ω^)

過労死ラインを分かりやすく説明します(2001年の厚生労働省 局長通達 参照)

①過労死発症前1ヶ月で100時間以上の時間外労働 (残業) 

②過労死発症前2~6ヶ月で80時間以上の時間外労働(残業) 

これは、睡眠時間によって、分類されております。

様々な研究から、健康を保てる最低睡眠時間は、1日6時間以上といわれてます。

時間外労働が多くなると当然、睡眠時間を削らざる負えなくなります。

①は、1日の睡眠時間が5時間以下(が1ヶ月続く)

②は、1日の睡眠時間が6時間以下(が2~6か月続く)

となります。

 

勤労は尊いですが、過労は心身ともに悪い影響があります。間違っても過労死など不幸なことが起きないようにお気を付けて下さいm(_ _)m

 

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第26回 祖母が先週から急に、夕方から夜にかけて、混乱状態となりました。認知症の始まりでしょうか?

                  第26回

Q:祖母が肺炎のため、2週間入院して、治って自宅に退院しましたが、その日の夕方から急に、混乱状態になりました。認知症の始まりでしょうか?

A:退院するまでは、特に認知機能に問題がなかったケースですね。この場合、結論から申し上げると、せん妄の可能性が高いと思います。

せん妄とは、意識障害の一種です。意識レベル(意識混濁の度合)が低下しているのではなく、意識が狭窄・変容している状態をいいます。

わかりやすく言うと、意識のvolume(量)の異常ではなくquality(質)の異常とお考え下さい。

せん妄は、認知症(もの忘れ)と間違われることも多いのですが、鑑別ポイントとしては

①発症:せん妄は急激に発症。

認知症は緩徐(数年単位)に発症します。

②経過:せん妄は変動性が大きいことが特徴です。一日の中でも夕方から夜にかけて出現しやすい傾向(夜間せん妄と呼ばれる所以)があります。また治療をすれば改善します(可逆性があります)。

認知症は、日内変動がほとんどありません。また、可逆性も乏しいです。

③持続時間:せん妄は、数時間から数日で改善します。

認知症の場合は、年単位で徐々に進行して、原則的に改善しません。

④原因:せん妄は、全てのストレスが原因となります(外傷 手術(術後せん妄も有名です) 環境の変化 脱水 薬物(ステロイド 抗パーキンソン薬 降圧薬 向精神薬 抗生剤 抗ヒスタミン薬 胃薬 不整脈の薬剤 抗がん剤etc)。脳の機能的(元に戻り得る)疾患です。

認知症は脳の器質的(元に戻らない)疾患です。更に申し上げれば、変性疾患(徐々に進行します)です。

⑤治療:せん妄は一旦、スイッチが入ると、すぐに止めるのは困難です。そのような場合、当日は向精神薬の投薬を行い、まずは寝て頂くことが大切となります。翌日からは予防が大切になります。つまり、せん妄が起きそうな時間帯の前に、せん妄を抑止する少量の向精神薬を、予防投薬することで防止できます。

臨床において,せん妄の診断と治療は、このような基準で行っております^^;

環境の変化も大きな原因となり得ます。せん妄と認知症は、根本的に違いますが、せん妄が生じる時点で、脳の予備能力が、著しく低下しているという指摘もあります。

せん妄や認知症でお困りの方は、受診や相談をされるのも、一つの方法かと思います。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科  精神科   認知症・もの忘れ(物忘れ)外来

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

Q&A 25回目 うつ病の再発を繰り返すと、認知症になるって本当ですか?

Q:うつ病の再発を繰り返すと、将来的に認知症になるって本当ですか?

 

A:びっくりされるでしょうが、結論から申し上げれば、うつ病は、将来、認知症になるリスクを大幅に上げると言われてます。

 

(1) 1度でも、うつ病になると将来的に、1.7倍くらい認知症になるリスクが上がると言われてます。

(2) 更に、うつ病は再発を繰り返すと、1回につき14%程度、認知症になるリスクが高くなると言われております。つまり再発をする度に、どんどん認知症になる可能性が高くなります。

(3) うつ病だけでなく、躁うつ病(双極性感情障害)も、同様なリスクがあると言われております。

少し、お耳に痛い話かもしれませんが、とにかくメンタル系の疾患は、再発を防止することが、将来、認知症(もの忘れ)になるリスクを下げるため非常に重要だと、ご理解ください。

もし、うつ病や双極性障害(躁うつ病)をお持ちの方は、規則正しい生活 ストレスを上手に発散する 治療を継続するなど、とにかく再発予防に気を付けて下さい^^

雪解けが日々、実感できる季節になりましたが、最後の最後で転倒したり、インフルエンザにならないように注意してください(*^_^*)

 

 

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

Q&A 第24回 眠る時に布団に入ると、両足がムズムズして眠れません。何かの病気なのでしょうか?

Q:寝る時に、布団に入ると、両方の足がムズムズして、なかなか眠れません。何かの病気なのでしょうか?

 

A:レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群・下肢静止不能症候群)の可能性があります。

わかりやすい特徴として

(1)足を動かしたくて我慢できない衝動に駆られます。

(2)ムズムズ感 電気が走ったような鋭い痛みが、足にみられます。

(3)足を動かすと症状が軽減します。

(4)夕方から夜にかけて症状が出現しやすくなります。

 

特に中高年に発生しやすい傾向があります。

頻度としては、人口の2~4%(240~480万人)と推計されております。

男女差では、1.5倍、女性に多いと言われてます。

[原因]として、中枢神経のドパミン神経系の機能異常と脳内の鉄分の不足が指摘されております。

[治療]として

①ドパミンアゴニスト(パーキンソン病の薬の一種です)。

②ベンゾジアゼピン系のクロナゼパムも効果があります。

③鉄欠乏がある方は、鉄成分を含む薬剤を処方します。

④その他、アルコール・タバコ・カフェインなどを控えていただく必要もあります。

日常診察でも、多くの方が、お悩みで来院されてます^^; かなり身近な疾患だといえます。

健康の第一は、良質な睡眠からです^^

春らしくなって参りましたので、今週末も有意義な、お時間をお過ごしください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫