雑談です♪ 19

本日も、沢山の患者さんが来院されました。

皆さん とてもお辛い心の内をお話になり、お気持ちは十分にお察しいたします。

それでも主治医として敢えて申し上げます。人間は「生きてなんぼ」だと思います。人生は残念ながら、楽しいことより辛いことの方が多いです。日々、辛い日常に追われて、こころの健康を崩すことは、珍しくありません。

しかし、間違っても「自分が消えれば、全て解決する。楽になれる」などと、考えないでください。あなたには、まだまだ生きる意味と価値が必ず、おありだと思います^^

可能な限り、そのようなお悩みのご相談をお受けしております。どうか、ご自身やご家族が悲しい思いをされる前に、お困りのことがあれば、心療内科医や精神科医にご相談ください。当クリニックでもご相談をお受けいたしております。

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

Q&A 第28回 適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか?重い精神疾患ですか?

Q1:適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか? 

                 第28回

A1:適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとって非常につらく耐えがたく、そのために気分や行動面に症状が現れたものです。

たとえば、憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊す、過度の飲酒などの行動面の症状がみられることもあります。

ストレスとなる状況や出来事がはっきりして分かっているのんで、その原因から離れると、症状は次第に改善します。

でも、ストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。

(厚生労働省 HP 参照)

Q2:重い精神疾患なのでしょうか?

A2:ご本人の辛いお気持ちは十分にお察しできます。「つらい状況で、非常に、ご苦労されました」といつも思います。辛かったのは十分に理解できますが、悪性の精神疾患ではありませんので、その点はご安心ください。

しかし、ご本人にとっては極めて重大な問題です。そのような時に、真摯に相談できるのが精神科・心療内科医の真骨頂だと思います^^

環境調整や休養・治療を行えば、回復する可能性は極めて高いです(*^_^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

Q&A 第24回 眠る時に布団に入ると、両足がムズムズして眠れません。何かの病気なのでしょうか?

                   24回

Q:寝る時に、布団に入ると、両方の足がムズムズして、なかなか眠れません。何かの病気なのでしょうか?

 

A:レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群・下肢静止不能症候群)の可能性があります。

わかりやすい特徴として

(1)足を動かしたくて我慢できない衝動に駆られます。

(2)ムズムズ感 電気が走ったような鋭い痛みが、足にみられます。

(3)足を動かすと症状が軽減します。

(4)夕方から夜にかけて症状が出現しやすくなります。

 

特に中高年に発生しやすい傾向があります。

頻度としては、人口の2~4%(240~480万人)と推計されております。

男女差では、1.5倍、女性に多いと言われてます。

[原因]として、中枢神経のドパミン神経系の機能異常と脳内の鉄分の不足が指摘されております。

[治療]として

①ドパミンアゴニスト(パーキンソン病の薬の一種です)。

②ベンゾジアゼピン系のクロナゼパムも効果があります。

③鉄欠乏がある方は、鉄成分を含む薬剤を処方します。

④その他、アルコール・タバコ・カフェインなどを控えていただく必要もあります。

日常診察でも、多くの方が、お悩みで来院されてます^^; かなり身近な疾患だといえます。

健康の第一は、良質な睡眠からです^^

春らしくなって参りましたので、今週末も有意義な、お時間をお過ごしください^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

雑談です♪ 8

前回(雑談です♪ 7)の続きとなりますが、職場でのメンタルヘルスで問題になる点は主に、①多忙・超過勤務 ②人間関係 ③モチベーションがあがらない があります。

①多忙・超過勤務:どんなに優秀な人でも、体力気力ともに限界というものがあります。過労死ラインと言われる残業時間は月に80時間とされてます。その状況が長期間続けば、過労死の可能性も高くなってきます。

②人間関係:どんな職場でも、自分と相性が宜しくない人・苦手な人は必ずいるものです^^;; それでも、仕事に支障がない程度には、関係を保っていかないといけません。実は自分が苦手と思っている人は、相手も自分のことを苦手と思っていることが多いものです^^;; 基本は適度な距離感を取って、お互いになるべく干渉しないことが大切かも知れません。あと、パワハラなどは、論外です。人間、我慢することも大切ですが、あまりにも限度を超えている場合には、上司や人事部や相談することも方法だと思います。更に社内での総合的な人間関係が希薄になっていることも、見逃せない問題である気がします。

③モチベーションがあがらない:これは、いろいろな原因がありますが、ご相談件数が多いのは、

1.自分なりに頑張って仕事をしているのに評価してもらえない。

2.上司や部下が自分の要請を聞いてくれない。 

3.ワンマン社長が自分の好き嫌いで、依怙贔屓な人事を行う。

という印象があります。

その他にも、沢山ありますが、この3つがかなり大きな割合を占めている気がします。

これに関しての解決策は、非常に残念ですが、個人の力だけでは、かなり難しい思います。この回答は、精神科・心療内科医の私がコメントするべくもないです(*_*;

IT化社会は今後も、どんどん進んできます。昭和のような完全型の終身雇用制も望めない時代になります。多忙人間関係の希薄さ(孤独)雇用の不安定感など悩みは尽きませんが、何とか自分自身を見失わずに、自分のペースで皆様に過ごして頂ければ幸いと思います^^

私も産業医ですので、そのあたりのことを常に考えて、少しでも皆様のお役に立ちたいと思っております(*^-^*)

 

少しづつ春らしくなってきました^^ それでは、体調管理に気を付けて、お元気にお過ごしください(*^_^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 第22回 酒量が増えて困ってます。何か良い方法は、ありませんか?

             第22回目

Q: 最近、酒量が増えて困ってます。仕事のストレスを、毎日、お酒で発散している状況です。仕事には辛うじて行ってますが、毎日、二日酔いのため、すごく身体がシンドイので、仕事に集中できません。健診でも案の定、引っかかり、肝臓の機能が悪いと言われました。それでも毎晩、ついつい飲んでしまいます。何か良い方法は、ありませんか?

 

A: いといろ、人生がお辛かったのですね。それでも生活破綻まではされないように頑張られたのですね。。非常にお疲れさまでした。

 健診で引っかかってもお酒がやめれないならば、アルコール依存傾向が強いと考えられます。

アルコール依存の治療は一人では、ほぼ困難ですので、周囲の支援が必要となります。まずは、家族や知人・地域の断酒会に相談してみましょう。必要ならば心療内科・精神科医にも相談されてみることをお勧めします。

2019年3月から、ナルメフェンという選択的オピオイド受容体調整薬が発売が予定されてます。従来のものと違って、飲酒1~2時間前に服薬すれば、飲酒を継続していても徐々に、酒量が減っていく薬剤として期待されてます。

ただし、重度のアルコール依存症の治療の大原則は、断酒達成とその維持です。また、心理社会的な治療(心理教育・環境調整etc)を並行して行なっていくことも重要になります。アルコール依存から回復を目指して、みましょう。

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雑談です♪ 6

久しぶりに、昔なじみの友人と会うのは、何歳になっても楽しみなものです^^

古代中国の儒教で有名な孔子も「論語」の中で「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」と書いてます。仲の良い友人と酒を酌み交わし歓談することが人生の楽しみの一つであることは、人間にとって、何千年前から変わりないのでしょう^^

良き友人は得難きものです。人生において、大切な存在です。

正直に申し上げると、私は若い頃、恥ずかしながら、自分は自分で生きていると考えてました。

しかし、随分前の話ですが、昔なじみの友人から「人間は生きているのではなく(皆の助けのお陰で)生かされている」と思うと、言われました。その時、心の底から、ハッとしました。そして同時に、自分の未熟さに気付いて呆然となりました。そのような大切なことを教えてくれる友人は、大変ありがたい存在です^^

拙い文章になりましたが、昨日、10年以上ぶりに、昔の親友から電話があり、3月に会食することになりました。

本当に、嬉しいことです(*^_^*)

皆様にもそれぞれ、大切な友人がいらっしゃると思います。その方々を大切にして、こころ豊かな人生を送っていただければと思います(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

雑談です♪ 5 明治人について。

最近、明治生まれの方をお見かけする機会が少なくなりました。
最後の明治45年(大正元年)生まれの方は、平成31年(2019年)の現時点で、107歳となってらっしゃいますので、仕方がないのでしょう。

私が医学生や研修医だった頃には、まだまだ明治生まれの患者さんが沢山おられました。

医学生の頃に臨床研修で、担当させていただいた明治人(明治生まれ)の患者さんに共通する印象としては「礼儀正しく、しかし頑固^^; 正義感が強く プライドも我も強い 我慢強い 曲がったことが大嫌い とにかくもったいないの精神で物をすごく大事にされる」ということでした(あくまで私見です^^;)

司馬遼太郎氏の著作「坂の上の雲」などにも明治生まれの方々の特徴や気概や気骨について触れる箇所が、しばしば出てきます^^ ご興味のある方は、一読ください^^

歴史談義や、ことの善悪を議論するつもりはありませんが、歴史について学んだり考えたりすると、先人の情熱や苦悩に思いを馳せたり、自分自身の立ち位置を再確認できる気がします(*^^*)

ご興味があれば、ご一読ください^^

 

上の写真は森鴎外です^^ 私と同郷(島根県)の明治の文豪・軍医総監です。「山椒大夫」「高瀬舟」「阿部一族」「舞姫」などが著名な作品です。現在でも、十分に人間性の本質を的確に捉えてます。ご興味があればご一読ください(*^^*)

本日も雑談にお付き合い下さってありがとうございましたm(_ _)m

 

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院長 阿部 多樹夫

Q&A 第19回 ノイローゼという言葉をよく耳にしますが、どういう意味ですか?

Q:ノイローゼという言葉をよく耳にしますが、どういう意味なのですか?悪い精神疾患なのでしょうか?

 

A:ノイローゼとはドイツ語です。 Neuroseと綴ります。英語ではNeurosisと記し、日本語では神経症と訳します。結論から申し上げれば、ノイローゼ(神経症)は悪性の精神疾患ではありません。疾患としては、不安障害 パニック障害 強迫性障害 社交不安障害 心気症 転換性障害 解離性障害などが該当します。

以前は不安神経症 強迫神経症 恐怖症 心気神経症 ヒステリーなどと呼ばれてました^^; 

統合失調症 双極性障害 うつ病等の精神病ではありません。

わかりやすく言いますと、 過労や心労などのストレスが原因となり、メンタル面において、処理能力の限界を超えてしまい、こころのバランスが保てなくなった状況といえます。

重度な精神疾患ではありませんが、ご本人にとっては、非常に大変な問題です。独力で解決するのが、難しいケースが多々あります。

 

当クリニックにも、神経症でお悩みの方が多数、来院されてますが、自分だけで解決しようと決め込まずに、まずは、身近な家族 友人 知人にお悩みを相談することが大切です^^

残念ながら現代社会で、ストレスが尽きることはありません。ストレスを極力溜め込まず、自分らしく心穏やかに皆様がお過ごしされることを願っております(*^^*)

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雑談です♪ 2 

最近、多くのクリニックで、電子カルテの導入が、進んでます。心療内科 精神科 メンタルクリニックでも、今後は電子カルテ化する動きが進んでいくことは、間違いないと思われます。

当クリニックも年内には、電子カルテ化を目指したいと思います^^;

ただ、デジタルの良さばかりが強調させるご時世ですが、アナログ(紙媒体や手動)の良さも、決して忘れてはいけないと思っております。

アナログというと、ある一人のお医者さんのことを思い出します^^ もう、30年くらい前の話になりますが、私が小学生だった頃に、とてもお世話になったDrです。お元気ならば今頃、75歳くらいだと思います。

そのDrの身だしなみは、いつも完璧で、ネクタイと白衣はいつも、パリパリで、仄かに糊とナフタレン(防虫剤)のにおいがしました。時々、どもる口調でしたが、診察机に置いてある万年筆を流れるような自然な動作で取り出して颯爽とした達筆なドイツ語で、紙カルテに記載された姿に思わず「かっこいい(;”∀”)」と思った記憶があります^^;

しっかりと私の表情と全身を観察して、決して病気を見逃さないという厳しい視線と同時に、診察が終わる頃には、微笑んでくれた姿が今でも、目に焼き付いてます^^

時代が変わっても、人間(医師)が人間(患者様)を診ることは、変わりません。

 

当クリニックは、平成が終わろうが、電子カルテ化しようと、古き良き時代の長所は、決して忘れないでいたいと思います^^

冬場は、ノロウイルスが中心となった(感染性胃腸炎)が流行してきますので、しっかりと、手洗いをして下さい(*^^*)

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Q&A 第12回(主人の酒量がふえて困ってます。大丈夫でしょうか?)

Q:最近、うちの主人の酒量が増えても困ってます。大丈夫でしょうか?心配です。

A:ストレスが溜まってくると、お酒で発散する方も多くいらっしゃると思います。機会飲酒(忘年会や新年会やパーティーなど、時々)ならば、問題ないのですが、ほぼ毎日晩酌するようになり、次第に酒量が増えてくるようになれば、アルコール依存症の可能性があります。

アルコールには身体依存の他に精神依存もあります。一度、アルコール依存症になると、自分の力だけでお酒を止めることが困難になります。

また、本人は自分自身がアルコール依存症であると認めないことも特徴の一つです。

ご家族から見て、様子がおかしいと思われたならば、心療内科・精神科の受診をお勧めいたします。重症になる前ならば、早い回復が望める可能性も高くなります。

まずは、肝機能障害と依存症の程度を検査することから始まります。

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