今週もお疲れさまでした^^

今週も皆さま、大変お疲れ様でした。日々の生活や活動をしているだけでも、非常にストレスや疲労が重なります^^;; それ以外に、自宅から出にくい情勢ですから余計にストレスが溜まり、その発散ができない状況です。また、登校できずずっと、家にいる子供さんがいらっしゃる方の中には、仕事や家計にしわ寄せがきているかたも多いかと思います(/ω\)

自粛は大切だと思いますが余りにも長期に渡ってきましたので、さすがに疲れがでてきている方も多いことでしょう。週末ですので、ゆっくり休養をとってください。日々のストレスを解消しましょう^^

小生も、明日は中距離ドライブと穴場(人がほとんどいない綺麗な景色など)探求で、心身ともにリラックスしたいと計画を練ってます^^

低リスクで、十分なストレス発散法を自分なりに見つけましたので、実行してみたいと思います^^

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

これまでに携わったお仕事 番外編

公認心理師・臨床心理士・副事務長の春名です。

過去に第5談まで、私がこれまで携わったお仕事についてご紹介させていただきました。
今回はその番外編として、心理師ではない業務についてご紹介したいと思います。業務というよりは趣味に近いお話です。

私は家電が好きで、特にパソコン関係や生活家電など、電気屋さんは楽しいところだなと思ってしまいます。記憶を遡って初めに気になった家電は「どちらからも開ける冷蔵庫」が発売されたときでした。その時は左右同時に引くとどうなるんだろうという興味でしたが、その後、より広範に興味を持ち始めたのは大学生になり、パソコンを利用し始めた頃からでした。それ以来、パソコンを中心に家電への興味が増していきました。

専門的な知識があるわけではないので、あくまでも家電が好きな素人としてですが、前職ではその興味関心から、他のスタッフからお勧めのパソコンを見繕うという依頼が時々舞い込んできました。その人がどのような利用方法で、どのぐらいの作業が可能なものを欲しているのか、予算を伺い、いくつかの商品をピックアップするという作業です。結果的に提案したものを買いましたという報告は受けたことごくわずかですが、参考になりましたと感謝はされました。

今日は私がいつもパソコンの性能を示す数字を理解するときの説明に使っていた、引っ越し屋さんのたとえでパソコンの性能を説明する話をご紹介したいと思います。パソコンの性能をみるポイントとして、CPU、メモリー、ハードディスク容量というものがあります。これらの説明を引っ越し屋さんに例えてする方法です。ちなみに細かく書くと書ききれないため、省きますが、数字が大きければより良いと大まかに理解してもらってよいでしょう。

まず、CPUとはパソコンが電算処理をする部分を指します。ここが高性能であるほど、パソコンは素早く作業ができるということになります。なので、この部分は引っ越し屋さんの作業員のテキパキ度ということになります。テキパキした作業員であればあるほど、早く終わります。

次にメモリーとは処理を行う作業台のようなものです。この数字が大きければ大きいほど、小さいものに比べて作業スペースが広いということになります。なので、作業の効率が上がります。

そして、ハードディスク容量はトラックが大きいことを意味します。たくさんの荷物を積めるということになります。こんな風にパソコンの性能を説明しておりました。

どんな風に説明したり、話すとより理解してもらえるかということを考えることは心理師としても重要なテーマです。これからもより理解してもらえるような例えや話し方を心理師としてもそれ以外の場面でも考えていけるといいなと思います。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

 

連携病院のご紹介♪

雪がすっかり融けてきました^^ 好天気が続き、北国にもいよいよ春の到来を感じますね。

初めて申し上げますが、実は、私は魚釣りが大好き(浜ちゃん)です(#^^#)

懐かしい話になりますが、本州にて勤務していた頃、3月~5月は、まさに真鯛釣りシーズンの真っ盛りでした^^ その当時は、島根県の離島にて勤務をしておりました。医師の働き方改革など当時は全く無縁の日々でしたので、当然のように毎日毎晩、眠らせていただけないほどの電話コールが嵐のようにありました^^;; 当時は若かったので全然気にもなりませんでした(*^^*) その間隙を縫って、ほぼ毎朝4:00と夕方18:00に1日2回、船で鯛釣りをしてました^^お陰様で余りにも釣れすぎて(4~7キロ級の真鯛が毎日、6~8枚釣れるのです^^;;)すごく嬉しいことですが、冷静に考えて一家族では、絶対に消費できる量の限界を超えています。そのため毎日毎日、真鯛ばかりが食卓に上がりました^^;;美味しいのですが、さすがに1ヶ月を超えると食傷気味で具合が悪くなってきます(/ω\) しかしその後は、季節ごとにヒラマサ・アジ・近海マグロ・カツオ・チヌ・イカなども沢山釣れましたので、今となっては非常に楽しい思い出です^^ こう見えても私は潜水が得意なので、アワビもサザエも沢山いただきました^^ 2006年頃の古き良き想い出です^^

札幌に来てから、札幌市東区の札幌佐藤病院に長期間勤務させていただいておりましたが、Y先輩医師に誘って頂いて、2012年春に渓流釣りに、ご一緒させていただきました^^ 場所はY先生秘伝の縄張りですので内緒(笑)ですが、朝5時に迎えに来ていただいて、合流して山深い渓流に行きました。私は正直ヒグマが一番の心配でしたが、Y医師はクマ鈴を付けて、空のペットボトルを携行してました。クマ鈴は理解できるのですが、何故に空のペットボトルが要るのか疑問に思いました。質問すると「クマ鈴は定期薬。ペットボトルを潰して大きな音を出すのは緊急の頓服薬」だと教わりました^^ その時は、お陰様で大物のイワナを釣らせていただきました。

その後もY医師には、公私に渡って非常に良くしていただきましたので、心より感謝しております^^

その他、同時代を一緒に過ごさせていただき、お世話になった理事長・院長・医師・看護師・PSW(精神保健福祉士)・事務の方にも、心から感謝の念を申し上げます。

今後も変わらず、札幌ことにメンタルクリニック札幌佐藤病院は継続して強固な病診連携(病院・診療所の連携)を維持していきますので、患者様には、ご安心をお願いします^^

この連携は、医療機関同士だけではなく、何よりも患者様のお役に貢献できるものだと強く確信しております。

ちなみに、札幌佐藤病院は、高齢者・認知症の患者様を主体にしているイメージが強いですが実は札幌でも屈指の何でもお困りの方をお受けしている素晴らしい精神科・心療内科の病院です! お困りの際には、積極的に入院も受けていただけます。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナウイルスで逼塞を余儀なくされている方々に読書の癒し♪

最近「新型コロナ」のため、私個人ごとで恐縮ですが、札幌ことにメンタルクリニックでの日々の診察以外は、自宅で引きこもりがちの生活を送っております(/ω\) 副作用として(笑)喜ばしいこともありました^^ それは読書をする時間が増えたことです^^ 小生はもともと、活字中毒を自認するくらいの読書大好き人間ですので、医師会や学会誌等の医学誌以外にも、文学・歴史・政治経済などの知識をアップデートできる機会が増えたのは、非常にありがたいと思っております(*^^*)

最近は、以前に好きだった漢詩を再び読んでいます。中国唐時代に杜甫と甲乙付け難い、素晴らしい詩人である李白の詩が、この季節は心に滲みますので、ご紹介させていただきますね^^

故 人 西 辞 黄 鶴 楼
煙 花 三 月 下 揚 州
孤 帆 遠 影 碧 空 尽
惟 見 長 江 天 際 流

日本語でわかり易いように、2段階で翻訳します(*^^*)

①「故人西の方、黄鶴楼を辞し煙花三月揚州に下る。孤帆の遠影、碧空につき、惟だ見る長江の天際に流るるを」 更に噛み砕きます^^ ↓をご覧ください。

②昔からの心の友である孟浩然が、黄鶴楼(現在の武漢市近辺にある壮大な櫓:三国志時代に呉の孫権が作ったのが起源です。現在は有名な観光地スポットになっています^^)に別れを告げようとしている。春霞もあり、まさに花も煙る今春3月に揚州へと下って行こうとしている。当然、私(李白)も別れを惜しみ見送りに来たが、船の帆が徐々に青空に吸い込まれるように小さくなっていく。ああ、いよいよ船さえ見えなくなってきた。後は、ただただ長江が天際に向かって流れているのを見ているだけになってしまった。

まさに、この季節である春の別れを代表する詩ですね^^ 中国唐時代、西暦700-750年くらいにあった出来事ですが、現代でも十分にその感性は理解できますね^^

この季節は、何かと異動も多いと思います。精神的にも心理的に、何かと心穏やかでないこともあるかと思いますが、1300年前も同様だったようですので、ご自身の人生の分岐点として、冷静に受け止めていただきたいと思います^^

それでは、皆様の「こころとからだ」の平穏をお祈りいたします(*^^*)

免疫力の維持・向上のためにも、十分な睡眠を確保することが非常に大切ですので、そろそろ落ちます^^ それではお休みなさい^^

 

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

もうすぐ春です。

公認心理師・臨床心理士・副事務長の春名です。

3月も残すところあとわずかとなりました。
新型コロナウイルスの影響もあり、今年は例年とは異なる春の様子が残念に感じていらっしゃる方も多いと思います。

私の中で、今年唯一この時期に助かったと感じられたことが雪解けの速さでした。今年は例年にない少雪でしたね。もちろん、雪の少なさにお困りになられた方もたくさんいらっしゃると思います。ただ、個人的には除雪や雪割の労力が少なく済んだことは喜ばしいことでした。このような年もきっとごく稀なことだとは思いますが。

10年ほど前になるかと思いますが、今年ほどではありませんが、年末までほとんど雪がない冬があったと記憶しています。その冬は年明けから一気に降雪し、結局は例年通りの積雪量になったと記憶しておりますが、帳尻はあってました。

その冬の年明けは本当に雪かきが大変だったことを覚えています。朝と夜、1日2回の雪かき、休日は1日3回雪かきをしておりました。風向きによっては吹き溜まりによって玄関が開かず、窓から外に出た日もありました。毎年、冬が近づくと、またひどい積雪になるのではないかと気が沈んでおります。結果論ですが、今年は本当に雪かきいらずの冬でした。毎年このような少雪であることは北海道らしさも失われ、望むものではありませんが、できれば1日おきぐらいの雪かきで済むような冬であってもらいたいなと思います。

先日は、すでにタイヤ交換をされている方も見かけました。札幌ことにメンタルクリニック周辺もすっかり雪は解けております。今年は春の訪れが例年よりもやはり早いのだなと感じます。早く、例年のような春を過ごせる日が訪れるといいなと思っております。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

公認心理師・臨床心理士・副事務長 春名

ストレス発散ができない状況です^^;; 

さすがに最近、皆様「新型コロナ」は、食傷気味だと思います^^;;

以前にもブログ内でちょこっと書きましたが、中国とアメリカが、今回のコロナの発生源について激しいバトルを展開してますね^^;中国いわく「米軍が武漢に持ち込んだ可能性がある」とのこと。。。呆れるほどのメンタルの強さに閉口しました(/ω\)

その後、すぐにトランプ大統領が「中国ウイルス」と反撃しました^^;;

世界覇権国家同士ですので、どっちもどうかと思いますが、中国側の発言には正直に申し上げて「なんだかな~」と思う人も多かったのかと思っています^^;;

ところで、北海道の鈴木知事が本年2月28日から3月19日まで、3週間の間「緊急事態宣言」を出し、道内での外出を控えるよう呼びかけました。小生個人の見解ですが、総合的に考えて忖度なしに、正しい判断だったと思います。あのタイミングは絶妙だったと思います。

しかし、その代償として道内経済が非常に大きなダメージを受けたことは否めません。業種は多岐に及び、サービス業を中心に飲食業・宿泊業・観光業など深刻な打撃だったと思います。中には死活問題だった方も多くおられたことでしょう。政府や道に、是非にも緊急の救済措置を求めたいものです。主作用と副作用の観点に置いて、副作用にも十分な救済措置を考慮してください。

ただし緊急事態宣言が解除されても後も、決して油断は禁物できないと思います(/ω\)

道民の皆様にとって、長い長い冬が終わり、待ちに待った春が来て、活動したいという心の底から湧き上がるお気持ちは十分に理解できますが、今回は100年に1回レベルのパンデミック(ウイルス大流行)です(/ω\)

非常に申し上げにくいのですが、基本的には、まだまだ不要不急な外出は極力控えていただく段階かと考えおります。あくまで一医師としての見解となりますが、現時点ではそのように認識しております。申し訳ありませんm(_ _)m

ただし、一個人の立場として正直に言うと「これ以上、道民に苦痛を強いないでほしい!」「さすがに勘弁してほしい!」「せめて、マスクくらい早く配給してほしい!!」というのが本音です(*^-^*) 皆様のお気持ちは十分に理解できます^^

さすがに心理的にも・環境的にも閉塞感が長すぎるので、精神・心理面でストレス発散ができないことを心療内科 精神科医師として、心から憂いております。

ちょうど100年前の1918年~1920年にパンデミックした「スペイン風邪」以来のウイルスと人類の戦いとなりました。「新型コロナウイルス」に対して、是非に皆様の団結をお願いしたいと思います。

春分の日も過ぎましたので春も間近です^^  せめて明るく春らしい写真をご覧くださいませ(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

2020年3月も半ばになりました♪

「札幌ことにメンタルクリニック」札幌市西区琴似1条4丁目4-20笹川ビル3Fにて、心療内科・精神科を、させていただいております。徐々にですが春らしさを感じております。根雪も徐々に少なくなってきましたね^^ 本州では桜が開花しているところもたくさんあるようです。

いつになったら終息するのか全く見通しが立ちませんが、新型コロナウイルスのため、当クリニックでは毎日、頻回換気しておりますので、待合室診察室寒い場合があります。ご了承をお願いします。

このご時世ですので、待合室や診察室でも防寒着・マスク着用のままでいただけますように、お願いいたします。

本日、ある患者様から、非常にありがたいことですが「先生が倒れたら終わりですから、絶対に新型コロナにならないでください!」と宿題をいただきました^^;

本当にお気遣いをいただきまして、心から感謝します^^

ご指摘の通り院長として、新型コロナに感染しないように最大限、努力しております^^しかし、今回の新型コロナは質が悪すぎるので非常に残念ですが、100%とは、いかないかも知れません。

しかしながら、応援していただいている方々失望させることもできません^^;;

日々体調管理は当然として、日常臨床には決して手抜きをすることなく、こんな非常時だからこそ、当たり前のことを当たり前に継続していきます^^ ご遠慮なく、札幌ことにメンタルクリニックに、ご安心してご相談ください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

初診患者様へのお願い(混雑状況について)

札幌ことにメンタルクリニックは、可能な限り初診の患者様を、当日中にお受けしたいと考えております。しかし最近は、再診患者様も数多く来院されますので、非常に混雑する日が増えてきております。

そのため誠に申し訳ございませんが、新患者様を当日中に、お受けできない日も、たまにですが、ございます。誠に申し訳ありませんが、何卒ご理解をお願いします。

まずはHP毎日、新患者様の受付状況を開示しておりますので、何卒、ご確認ください。

初診希望されている患者様は、まずは011-615-5562まで、ご連絡くださいませ^^ 可能な限り最短で、ご予約をお取りできるように最大限、努力して調整いたします。

最近、新型コロナが流行しておりますので、受診を心配されている方も多いと思いますが、札幌ことにメンタルクリニックは、新型コロナウイルスに備えて万全の対策をとっております。スタッフは、アルコール消毒液での頻回の手指消毒・マスク着用を順守しております。

また、1日に4-5回以上定期的ドアノブソファー、テーブル等へのアルコール洗浄空気換気徹底して行っております。厚生労働省が示した基準以上に厳重な感染予防注意しております。そのため、現時点院内感染は全くございません。どうかご安心して来院ください。

P.S 私事で恐縮ですが、アルコール殺菌と手洗いの連続で、手がカサカサになってきました^^;; ハンドクリームもお忘れなく使用しましょう(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

東日本大震災のボランティアの思い出②

公認心理師・臨床心理士(カウンセラー)・副事務長の春名です。

昨日のブログで院長からもお話があったように9年前、東日本大震災の被災地にてボランティアをさせていただく機会がありました。

震災の日、私自身もカウンセリング中に大きな揺れがあり、患者さんと大きな地震だったねと話したことを覚えております。その後、テレビで東北の被害を目の当たりにし、とても現実とは思えない光景に言葉を失いました。

その後、阿部院長と共に岩手県山田町でボランティアをさせていただきました。実際に見た光景は映像を通してみるものとは違い、被災された方々の恐怖は想像を絶するものだったろうと感じたことを覚えています。

阿部院長の傍らで、被災された方々のお役に少しでも立てればと日々、先生と奮闘しておりました。地元にある飲食店も積極的に利用し、お金を使って、ボランティア以外のところでもできる限り復興の役に立てるようにとの先生のお考えに感銘を受けたことも覚えております。

あれから9年がたち、再び先生と一緒に仕事をする機会をいただきました。これからは、「札幌ことにメンタルクリニック」という現場で、先生と一緒に奮闘してきたいと思います。

あの時から10年たった山田町・宮古市の復興を私もこの目で、ぜひ見てみたいと思っています。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

公認心理師

心理療法 カウンセリング

札幌ことにメンタルクリニック

東日本大震災のボランティア参加した想い出

今からちょうど9年前2011年3月11日の14:46頃に、東日本大震災が発生しました。

あれから9年が経過しました。震災に遭われたご本人・ご遺族の方は、未だに割り切れない感情をお持ちの方も多いと思います。。。

当時、小生は札幌にいました。ちょうど金曜日だったので、札幌市東区にあるメンタルクリニックに週1回の非常勤医師として、勤務・診察している真っ最中に起きました。札幌でも震度4でしたが、かなりの揺れで、持続時間も長かった記憶が残っております。

焦る気持ちを抑えながら、何とか診察を続けておりましたが、その数十分後にTV町全体津波飲み込まれる映像を視て、全身に衝撃を受けました。逃げ惑う人々や流されていく自動車など、今でも鮮明に記憶に残っております。

その後、札幌市医師会からの要請があり、当時の勤務していた病院の理事長から正式に業務命令として、念願の被災地へ最大限の貢献できる許可をいただきました。誰に何と言われようとも「目の前の患者さんを救う」とい理念は、あれから9年以上経っても全くて変わっておりません。

当時、業務調整の上、さっそく早朝1番の飛行機で、新千歳空港から花巻空港に飛びました。レンタカーを借りて、陸地ルートで目標地に到達しました。至る所で、道路が使用不能になっており、カーナビの予測時間の倍以上に時間を要した記憶があります^^;;何とか現地に到着すると震災の爪痕がそのまま残っておりました。宮古市も本当に酷い状況でしたが、特に山田町は、町の中心部がほとんど消滅しておりました。JR駅駅前の商業施設も、漁港民家も、ほとんど全て跡形も無くなっておりました。

岩手県の宮古市と山田町を中心に精神科・心療内科医として、どんな些細な「こころ」のお悩み・ご相談でも良いので精神科・心療内科領域の診察同行してくれた臨床心理士(現、公認心理師)によるカウンセリングをお受けするために避難先の公民館での講演や当時、出来始めた仮設住宅への訪問も毎日いたしました。中には「放っておいて下さい。誰とも会いたくないです」「もう疲れて、休みたいので折角ですが、お帰り下さい」と言われて、精神科・心療内科医・心理師として無気力感で一杯になり、失意のままトボトボと重い足を引きずるように帰路についた無念な記憶も数多くあります。

それでも、中には「わざわざ、北海道から支援に来てくれてありがとうございます。長男夫婦 次男夫婦も行方不明ですが、長女夫婦が関東方面にいて、心配してくれてしばらく滞在してくれてます。孫も4人から1人なってしまったけど、1人でも生きてる孫がいるから死ねないです。。。」と涙を流しながら話していただけた方もおられました。正直に申し上げると精神科医として訓練を受けた「陽性感情」「陰性感情」のコントロールなど関係なく、胸が張り裂けそうな思いになり、小生自身も涙を堪えられませんでした。

その時に長期間、苦楽を共にした同志で非常に真面目で小生を助けてくれた相棒が、2019年10月から「札幌ことにメンタルクリニック」に就任した副事務長兼心理師を担ってくれている春名氏です(*^^*)

今年は、非常に残念ながら新型コロナの影響で、東日本大震災の大規模な追悼式典は中止になりましたが、来年の10周年には小生と春名副事務長2人10年ぶりに宮古市山田町を中心に被災地を訪れたいと心から願っております。

P.S そのような経緯(いきさつ)がありましたので、札幌ことにメンタルクリニックは、今後も国難に際しても、決して逃げずに真正面から全面的に協力して精神医療に取り組んでいきたいと思います^^

最後に、9年前の大震災で、お亡くなられた方やご遺族の方々に、心より深く深くご哀悼の念を申し上げます。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫