最近、待合時間が長くなり申し訳ありません。

本日もそうでしたが、最近、多くの患者様が来院されますので、予約時間よりも待合時間が長くなる日も時々あります。

可能な限り患者さまには、ご予約時間からお待たせしないような全スタッフで最大限、努力しておりますが、緊急を要する患者様がおられる場合には、主治医として、しっかりとしたサポートが必要になるケースもあります。そのような時は、心苦しいのですが、次の患者様にお待ちを願うことになります。

私は主治医として皆様に平等であるべきだと考えておりますが、目の前の緊急事態の患者様を放っておくことも同様に私自身の医師としての倫理観に反します。

そのため、緊急の場合には何卒、皆様の「寛大なこころ」を持ちまして、ご容赦いただけると幸いであります。

どんなに長くても、基本的に30分前後なことがほとんどです^^;; ご理解をお願い申し上げます。

P.S.明日からも真夏の炎天下に耐えていきましょう(*^^*);; 私の最近のトレンドは「水風呂・水シャワー」です^^ 本当にさっぱりします^^

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

 

 

 

 

 

 

当クリニックにおける心理検査について。

当クリニックでは現在、2名の公認心理師・臨床心理士によるカウンセリングを行っております。それ以外に、心理検査も患者様からご希望があれば適時行っております。

今までに、「うっかりミスが多い」「いくら注意していても、つい忘れ物や約束・提出物を忘れてしまう」「コミュニケーションが苦手」「得意なことと不得意なことに差が大きい」「他の人と比べて自分は根本的に何かが違う」等と考えておられる方は、広汎性発達障害(PDD:pervasive developmental disorders)の可能性があります。

長い間、理由がはっきりせず、自分への違和感・異質感を感じておられる方は、心理検査を受けてみるのも一つの方法だと思います。

広汎性発達障害(PDD)の一部である注意欠陥多動障害’(ADHD)に関しては、日本国内でも治療薬があります。個人差もありますが、一定の効果が期待できます。

それでは、本日も暑くて晴天でした^^

明日からは、すこし涼しくなりそうです。

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

尊厳死・安楽死問題について精神科医としての立場から。

最近、ALS(筋委縮性側索硬化症)患者さんの嘱託殺人に関与した2名の医師のことが問題となり連日報道されております。今回は安楽死・尊厳死というテーマでお話させていただきます。

まず【尊厳死】とは「治療法もなく回復が望めない重篤な疾患(不治の病)になった場合に、患者さんご自身で事前にリビングウィルという延命措置を行わない意志確認書を作成します。その上で、十分な緩和ケアは受けながらも、余計な延命治療を行わず、自信の尊厳を守るために自然死を迎えること」を言います。ほとんどの場合、合法と考えられておりますが、実は、法的に明確な根拠はなく、厳密にいえばグレーゾーンです。

一方【安楽死】とは「不治の病になった場合に、その後、必ず訪れる様々な苦痛を回避するため、苦しまずに死ねるように他者に手伝ってもらう不自然死」を言います。具体的な方法としては、麻酔や睡眠導入剤の投薬を行い意識がなくなった上で、致死性の薬物を投与する方法が一般的です。この場合、日本では嘱託殺人という明確な犯罪行為になります。海外では、オランダ・ベルギー・ルクセンブルク・カナダ・スイス・アメリカの一部の州では合法とされています。

私も大学病院や総合病院に勤務していた時期にALS(筋萎縮性側索硬化症)という非情に苦痛を伴う疾患になられた患者さんの精神科コンサルテーションリエゾンとして何名か担当させていただいた経験があります。そのため、ご本人やご家族の並大抵ではない苦しみは十分に理解できます。

「心の緩和ケア」に関わるに当たって、少しでも患者さんの気持ちが和んでもらえればと懸命に考えておりますが、私個人の感想ですが「精神科医はほとんど何もお手伝いできない。何もして差し上げられない」という、やるせない無力感と罪悪感に苛まれた苦い記憶が非常に多く残っております。。

しかし今回の事件では、安楽死に加担した医師が報酬として金銭を受け取り、主治医でもないのに面会を装って行った行為です。私個人的には非常に遺憾に思います。。

「尊厳死」「安楽死」は、個人ではなく国がしっかりと明確な基準を示すべき問題だと思います。

P.S.今回は重い話になってしまい申し訳ありませんでしたが、今日もそうでしたが、明日も真夏の快晴になりそうです^^ 北国の短い夏を十分に楽しんで下さいませ(*^-^*)

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は暑かったです。いよいよ札幌も夏本番になります^^;;

本日も暑かったですね^^;; これから、いよいよ北海道も令和2年夏本番となってまいります。

同時に、新型コロナもしぶとく残っていますので、まだまだ油断してマスクも外せませんが、マスクしていると熱中症になる可能性が大きくなると言われております(/ω\)

そのような状況なので、熱中症にも十分に気を付けてください^^;;

人類の有史以前から存在している「旧型コロナウイルス」は根っこは決して怖くない普通の風邪ウイルスでしたが、いきなり2020年に豹変しました。

数日前、ある新聞で「ジブリ映画のナウシカの時代が本当に来た」という方の記事を拝見しました。なるほど私個人としても本当に「一理ある」と思いました^^;;

正直申し上げると、自分が生きている間に「瘴気」を吸わない・撒かないためにマスクをしないといけない日常が来るとは、全く想像もしておりませんでした(/ω\) 

P.S.まだまだ暑くなると思いますが、夏本番中の熱中症にも十分にご注意ください。

自律神経失調症パート②(完結編)は今週中の締切りに、何とか間に合わせたいと思っております(*^-^*;; しばしお待ちくださいませ。

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年初、アウトドアでジンギスカンを楽しみました^^

今春は、自粛の真っ最中だったので、非常に残念ながら花見をしながらジンギスカンを楽しむことは出来ませんでした。

ようやく7月になり、北海道の感染も落ち着いてきましたので、昨日(日)に思い切って自宅の庭でジンギスカンをしました。

あらかじめ入浴を済ませた上で、アウトドア用の椅子とテーブルをセットしてコンロの上にジンギスカン鍋を乗せれば、準備完了です^^

夕方6時頃から始めましたが、日が沈むまで、外の初夏の心地よい風を受けながら、ラム肉と沢山の野菜を堪能しました^^

何気ない日常を無事に過ごせることは、本当に幸せなことだと思いました(*^^*)

本日から7月中盤の週が始まります。

北国の短い夏ですが、大いに楽しんでリフレッシュし、精神的なストレスも発散してください^^

今週もまた、心穏やかな日常生活を続けていきましょう(*^^*)

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札幌 精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

最近の世界情勢から「ブレイブハート」という映画を思い出した

1995年に公開されたハリウッド映画で「ブレイブハート」というヒット作がありました。メル・ギブソン主演の非常に有名な映画です。アカデミー賞を総なめしたことで、ご存知の方も多いと思います。13世紀後半スコットランド地方は、軍事的に強大なイングランド王国から度重なる大規模な侵攻に悩まされていました。当初、大方の予測では、スコットランド側がすぐに敗北するという意見が大半でした。しかし実際、スコットランド人が旗揚げ(武装蜂起)して、不撓不屈の精神でいくら負けて何回でも立ち上がり、数多くの絶体絶命のピンチを乗り越えて、最後の最後に独立を勝ち取った歴史的事実を映画化した内容です^^ メル・ギブソン扮するウイリアム・ウォレスと勇敢な仲間たちが、スコットランド伝統衣装のタータンチェックに身を包んで、伝統楽器のバグパイプの勇ましくも物悲しい調べに背を押されて祖国の自由と独立を守るために、勇敢に必死で戦い続ける姿勢と心理・精神面(メンタル)の強さに深い感銘を受けました。

人類の歴史は紀元前から「独裁」「圧政」「搾取」に対して気が遠くなる時間と労力と尊い代償を払いながら、自由や差別・貧困・人権などの問題点を解決するために諸国民が必死に戦って勝ち取ってきた小さな勝利の積み重ねこそが、現代の民主主義の礎だと言われております。まさに「勇敢な心」の勝利だったのでしょう(*^^*)

誰しも自由であり、生命・財産および基本的人権が守られている国に住んでいられることは非常にありがたいことだと思います。

1996年に私は、まだ当時は上記のイギリス植民地であった某島へ旅行に行って来ました。

当時は、自由で緩やかな笑顔で優しいながらも、さすが世界の経済都市だけあって商魂逞しい人々の生活が事情が非常に印象的でした^^ タクシーに乗って、夜景が有名な「ビ◉ト◉ーピー◉」という山頂から見た「キャラの木を中心とした香木の積み出し港」という由来の港町の夜景は、まさに100万ドル以上の価値がある絶景でした^^

その古き良き思い出に、いきなり、土足で大きな勢力が踏み込んできて、深くて暗い大きな影を投げ込んできました。正直、心から失望しております・・かの港町に住んでいる自由を愛する多くの人々に対して心が痛みます。久々にやるせない脱力感と空虚感を感じました(;´д`)

さて、気分を切り替えて、明日からも自分に課せられた日々の責務を一つ一つ誠実にこなしていきたいと思っております^^

皆さまも決して、ブレイブハート(勇敢な心)を失われませんように(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

本日は、晴天の日曜日でした。1-2時間の小旅行

本日は、晴天の日曜日でした。朝から、心地よい気温でしたので、外出してきました。

最近、コロナのため運動不足でしたので1時間くらい目的なく近所を散歩してきました。

医師になってずっと職場(病院)から支給されるポケベルやPHSや携帯電話を常時持ち歩くことが義務付けられていた習慣のため、常にスマホなど通信機器がないと不安になります。ほんの20年前までは家族や友人と連絡を付けるためだけにガラケーを持っていました。電池が切れれば別に出なくても誰も責められることなどなかった時代でした^^; ニュースは基本的に新聞とTVで、ネット検索はASDLが主流のPCを使用していました^^;;今から考えると非常に遅かったです。光回線が普及する前のことです^^;;

本題に戻りますが、現在、散歩に行く時は通信機器を持たずに、1000円札を1枚ポケットに入れて出かけます。途中で喉が渇けば自販機で茶やジュースを、小腹が減ればコンビニでおにぎりやサンドイッチを求めれば十分に事足ります^^(ビニール袋がもらえなくなったのは、まだ慣れませんけれど)

休日に無用な物を可能な限りに省くと、心もそれに比例して軽くなります(*^^*)

そして太陽の光を浴びながら散歩してみると、わずか1-2時間の徒歩での小旅行ですが、今まで気が付かなかった近所の花や新緑に癒されました。

P.S.明日から7月第2週が始まります。そろそろ暑い日も多くなってきますが、熱中症対策と同時にマスクの両立をしないといけないのがツラいです^^;; 冷マスクなどありますので是非、使ってみて下さい。

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心療内科 精神科

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PMS(月経前症候群)PMDD(月経前気分障害)について 

女性にしか理解できない非常にツライ、①PMS(月経前症候群)②PMDD(月経前気分障害)について、今回はお話したいと思います。

女性は人生で一定の期間、毎月、生理(月経)があります。生理の1~2週間前から情緒不安定・イライラ感・気分の沈み・不安感・焦燥感など精神症状が認められます。また、吐気・頭痛・肩こり・腹痛・腰痛・冷えのぼせ・便秘など身体症状が見られることがあります。原因はまだ100%分かっていませんが、女性ホルモンのバランスの変化で生じるという意見が有力視されております。おおよそ約8~10%の方に出現すると言われております。

①PMS(月経前症候群)②PMDD(月経前気分障害)の違いは、分かりやすく言うと、症状の強さで区別されます。精神症状・身体症状ともに強烈なのがPMDD(月経前気分障害)だと考えていただいて問題ないかと思います。

治療法ですが、規則正しい生活 十分な睡眠の確保 正しい食生活 適度な運動習慣など生活療法を心掛けることがまずは重要となります。

しかし、それだけで効果が不十分な場合も多々あります。

その際に、薬物療法も考慮する必要があります。薬物療法として次に述べる3つの有効性が知られております。

【1】SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンのバランスを安定することが可能となります。いろいろな意見がありますが、現時点では最も効果のある治療薬と言われております。

【2】漢方薬:数種類ありますが、証(体質)と気・血・水(その時の状況)を見極めて、それぞれの患者さんに一番合う薬剤を選択することが非常に重要となります。最適な薬剤に出会えれば、大きな効果が期待できます。当帰芍薬散 加味逍遙散 桂枝茯苓丸 大桃蒸気湯

【3】低用量ピル産婦人科やレディースクリニックなどで処方されるケースが多いのですが、女性ホルモンの変動を抑えるので効果があると言われております。私は心療内科・精神科医なので専門外ですが、知人のベテラン産婦人科医から聞いた話では、妊娠に影響を及ぼす可能性が「ない」「ある」という両方の意見に分かれている様です。その産婦人科医師からのアドバイスでは「妊娠を前提にお考えらなら持続的な低用量ピルの服薬は、おススメできない」との回答でした。

まだ不明な点も多くありますが、上記記載しました様に、いろいろな治療法があります。

患者様ご自身にとって一番納得できる最適な治療を選択していただきたいと思います(*^-^*) 必要があれば婦人科やレディースクリニックの先生とも連携を密に取りながら、可能な限り症状が改善するようにお手伝いをさせていただきますと考えております(*^^*)

 

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

「学校」の重要性を理解できました。

令和2年もちょうど半分が過ぎました。この半年は、日本のみならず世界中で激動の時期となりました。ようやく北半球では、コロナ禍が一段落しつつあります。

一方、南半球では現在進行形で大流行中なので、今年の秋から北半球でも再度流行する可能性があるかと思います。

今回の騒動で全世界が甚大な被害を被りましたが、私個人として痛感したのは「学校」の重要性でした^^ コロナのため自粛が続き、学校が閉鎖されてから、父母(保護者)はもちろん、祖父母まで非常に大変な思いをされた方を多く見ました。特に学童期の「お母さん(母親)」は、すごく大変だったと思います。共働き世帯では更に大変だったことでしょう。本当にお疲れ様でした。

ようやく緊急事態宣言が解除されて1ヶ月が経ちました。しかし、新規感染者は本邦で、まだまだ出ておりますので「焦らず・慌てず・油断せず」の精神で、お過ごしいただきたいと思っております(*^^*)

P.S.学校に対して賛否両論あることは以前より十分承知しておりますが「もし学校が閉鎖されたら?」というリアルなテーマをまさに今回実感されて、皆様どう思われましたか?

私個人的な意見なのでスルーしていただいて結構ですが、学校が始まって非常に良かったと思っております^^ 家庭内でも家族とはいえ、適度な距離感が必要だと思いました(;^ω^) 皆さまはいかがでしたか?

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

コロナ疲れ コロナうつ 改善傾向。

長期間にわたり自主規制が求められた新型コロナウイルス感染症も、道内でようやく下火になってきました。実に喜ばしいことです(*^^*)

日々の心療内科・精神科の臨床を通じて感じることですが「コロナうつ」「コロナ疲れ」も、そろそろ終息しつつあります^^ 長い自粛生活、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m

今後は普段の日常が戻ってきそうです^^

しかし、昼カラ(昼からカラオケ)でクラスターが出てるのはさすがに、いただけません(/ω\) 若年層と御年輩の2極化した割合が多いので、くれぐれも継続して慎みある行動をお願いしたいと思います。

しかし総合的に考えると、道内の感染者は間違いなく減っていましたので、不安や慎重な意見もあるかと思いますが、そろそろ普段通りの生活にもどる時だと思います(*^^*)

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫