○○の秋

9月も残すところあとわずかとなりました。街路樹も少しずつ色が変わり、秋の景色が段々と近づいているようです。

秋といえば、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など、様々な話題が取り上げられますね。美味しい食べ物も増える時期ですし、暑さも和らぎ運動もしやすくなります。そして、読書といえば、個人的には漫画が得意ですが、文学など活字に触れることも注目される時期です。

最近では、読書も紙ではなく画面で行うことが主流になってきております。中には聴く読書もあるぐらいです。ネットブックが出始めた頃は、なんとなく本は紙で読みたいものと思いながら利用していましたが、今ではその便利さが上回り、様々な書籍を画面で読むようになりました。おそらくそうなっている方も少なくないでしょう。

雑誌や書籍のサブスクリプションも登場し、定額で好きなときに興味のある本や雑誌を読むことができます。移動中やちょっとした時間潰しにも手軽に利用できるため、利用する機会も増え、次第にページをめくるのではなく、スクロールして読むことにも慣れてくると、当初のような違和感もなく、スマホで読書が自然になってきています。

心理療法でも慣れというのは、治療上利用する動物に備わった適応力の一つです。心理療法ではよく恐怖に対する治療に用いていますが、技術の進歩にも慣れというものは生じていきます。

しかし、場合によっては慣れが生じにくい、生じないということもあります。人間であれば慣れたくないと抵抗することもあるかもしれません。私も昔から大好きなとあるバスケットボール漫画は、今でも紙で読みたくなります。何度読んでも、昔と同じように興奮、感動してしまうその漫画は、やはり画面をスクロールするよりも、紙をめくって読みたいなと思います。

読書の秋なので、久しぶりに全巻読み直してみようかと思う、この頃です。

最近の身近なニュース

本日で8月も終わりますが、30℃を超える日もあるようで、まだまだ残暑が続いておりますね。寝苦しい夜は先週に比べると減っておりますが、暑さはまだしばらく続くようです。

ここ最近、クリニック近隣では、大型の蛾の大量発生が話題になっております。ニュースでも取り上げられ、クリニック周辺の見慣れた風景がテレビに出ておりました。今のところ、地下鉄駅周辺に発生しているようで、クリニックのビルでは見かけておりません。

蛾をはじめ、虫というものは時に心理療法の治療対象となることがあります。もちろん、虫が苦手な方はたくさんおられますし、苦手なものは何でも治さないとならないということではありません。虫が苦手であることが日常生活に支障をきたす程である場合は、治療が必要となることがあります。

心理療法では、過去にもご紹介したことのあるエクスポージャーという技法を用いて、虫への恐怖を克服していきます。段階的に虫への接近を試みて、恐怖を低減させていきます。虫を好きになる可能性は極めて低いですが、日常生活上の支障を改善できる可能性が高い方法の一つです。

しかしながら、どうにも蛾というのは恐怖が低減できるとは思えないフォルムをしているというか・・・。もし、蛾が恐怖の対象であった場合には、仕方ないのでは無いかという気持ちになってしまいそうです。そんなことを考えながら、最近のニュースを見ておりました。

早く蛾の発生が収まってくれることを祈っています。

本日は七夕です

公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。

本日、7月7日は七夕ですね。七夕まつりが開催されていた地域では、数年ぶりに通常開催できるという話題をニュースで目にするようになりました。やはり、以前の日常が戻りつつあるのですね。

北海道では七夕は8月7日ですが、改めて「どうして8月なんだっけ?」と疑問に思ったので、少し調べてみました。「確か暦がどうとか・・・、日の長さがどうとか・・・」という記憶でしたが、微妙にハズレていたようです。

どうやら、旧暦と新暦が関わっているようです。明治に新暦として「太陽暦」が採用されるようになりました。旧暦と新暦では1ヶ月ほど日付がずれるということが生じたそうです。

そこで、7月7日に七夕を行っている地域は、旧暦の七夕の日付をそのまま採用しているということだそうです。北海道や他の一部地域で8月7日としているのは、新暦を採用し、日付だけは7日として8月7日を七夕としているということでした。

つまり、暦は関係していますが、日の長さは無関係だったようです。さらに、七夕は中国から伝来した「七夕伝説」がルーツであること、短冊に願い事を書くのは中国伝来の儀式「乞巧奠(きっこうでん)」がルーツであるとのことです。織姫と彦星が年に一度会う日という程度の知識だったので、改めて勉強になりました。

本日はあいにくの曇り空なので、星を眺めることは難しいかもしれませんね。北海道の七夕では、きれいな星が眺められるとよいですね。

第6回公認心理師試験が行われました。

公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。

昨日、5月14日に第6回公認心理師試験が行われました。

公認心理師とは、日本における心理学を背景とした専門職・技術職の国家資格です。過去のブログでもご紹介させていただきましたが、日本では臨床心理士と呼ばれる資格が歴史も長く、現在も多くの専門家が活躍しております。受験資格を得るためのカリキュラムも整のっており、専門職としての技能を担保するための教育、受験制度、更新制度といったシステムを有している資格です。

公認心理師は第6回とあるように、まだまだ歴史は浅いですが、心理学を背景とした唯一の国家資格であり、将来的には日本における心理技術者にとって必須の資格となると予想されます。現在も医療、教育を中心に、産業や司法など様々な領域でサービスを提供しています。

私は第1回の試験で資格を取得し、当時の平成30年度公認心理師登録者数は、全国で24,065人、北海道は424人だったそうです。そこから、令和4年度では全国で69,875人、北海道で2,383人となっているそうです。今後も有資格者が徐々に増えていくことになるでしょう。

毎年、試験実施の話を見るたびに、受験当時を思い出しますが、日々の臨床に必要な勉強とはやはり異なり、受験勉強というものは良い思いとは言えません。国家資格に限らず、大学や高校、資格など様々な受験の機会がありますが、多くの方にとってストレスとなるものでしょう。学び、得るものももちろんありますが、できればもう受験はしたくないものだなと思いながら、この記事を書いています。

公認心理師を受験された皆様、お疲れ様でした。できるだけ多くの人が公認心理師としてスタートをきれることを祈っております。

 

ゴールデンウィークが始まります

公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。

札幌では桜の見頃も過ぎつつあるようですが、今週末からいよいよゴールデンウィークが始まりますね。今年は最長9連休という方もいらっしゃるようです。ここ数年はコロナ感染対策がなされた連休でしたが、今年はいつもの賑わいが戻るゴールデンウィークとなりそうです。

当クリニックも本日より連休を控えた週ということで混在が予測されております。ご予約をいただいている方でもお待たせしてしまう可能性があるかもしれません。ご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

 

4月は暦通り、29日(土)は祝日のためクリニックも休診となっております。

5月は1日(月)、2日(火)は通常診療を行っております。

3日(水)から7日(日)までクリニックは休診となります。6日(土)も休診となっておりますので、お気をつけください。

5月8日(月)からは通常診療となります。

 

今のところ連休後半の札幌はお天気が良いようですね。本日も天気は良いですが、風が冷たく感じられます。温かい日、寒い日がコロコロと変わるような日々ですが、良いゴールデンウィークをお過ごしください。

 

明日から新年度が始まります

公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。

気がつけば、令和5年も3ヶ月が経ち、本日で今年度も最終日となります。

最近は温かな日も多く、目に映る雪も減り、春の訪れを感じることが増えました。

明日からは新年度となります。新たな門出を迎える方もいらっしゃるかと思います。当クリニックでも、女性医師の診療をスタートするなど新たな一年のスタートとなります。

新しい環境や状況、変化が多い時期となります。不安や緊張、ストレスが生じやすくもなる時期です。食事、睡眠、休息などバランス良く、整えながら日常生活を送っていきましょう。

来年度もよろしくお願いいたします。

今年も残すところあと1ヶ月となりました

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

早いもので、11月も最終日となり、今年も残すところあと1ヶ月となりました。この1年はコロナウイルス感染症の流行に伴い、多くの人々が様々な苦労をした1年でした。

ようやく、大規模な感染拡大が収束し、いつもの日常に戻りつつあるのかと思いった矢先、新たな変異株が世界的に猛威を振るう懸念が出てきてしまいました。感染の再拡大が防がれるとともに、少しでも早く収束していくことを願うばかりです。

今朝のニュースで偶然見かけた内容ですが、感染拡大が現状抑えられている日本においても、授業の全てを対面で行うことができている大学が3割台ということでした。大学で勤務している仲間に聞いても、授業の主はオンラインになっているということでした。感染拡大後は研修や学会開催もオンラインが主流となっており、中々元通りに戻ることが難しいものもあるようです。

私が大学生の頃は、そもそもインターネットが現在のように進化していませんでした。スマホもなく、いわゆるガラケーが主体で、同じ携帯会社同士でしかメールができない時代すらあった頃です。携帯電話の着信音に音楽が使えるような時代ではなく、単音のメロディが鳴るだけした。そのメロディがハモるという携帯電話が発売されて、話題になったほどです。当時は、自分で着信音を作成するための本も出版されていたと思います。一定の年齢層の方であれば、昔のガラケーは着信を作る機能があったことを覚えていらっしゃると思います。

今のようなインターネット利用をしようとすれば、莫大な利用料金となっているでしょう。ビデオによる通話が可能になったことも、それが無料で利用できることも当時には考えられないことでした。

すでに、20年近い前の話になりますので変化することは当然のことですが、IT関係の技術の進歩は想像よりも早く進んでいるように思います。この辛く苦しい時間も、いつの日か、「あの頃は大変だった」という一つの思い出話に出来る日が来ると信じて、引き続き感染対策を続けていきたいと思います。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科