卒業を迎えたみなさん、おめでとうございます

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

大雪から1週間があけ、少しずつ道路の雪が減っているようにも見えるようになりました。しかし、週末にはまた暴風雪という天気予報も。多くの方が、もう勘弁してもらいと思っているものと思います。今年の雪は本当にすごいですね。

そんな中、本日は公立高校の卒業式ですね。卒業を迎えたみなさん、おめでとうございます。お天気は良いとは言い難いですが、みなさんにとっては特別な1日でしょう。まだ受験の結果が出てない方もいらっしゃると思います。存分に喜べないと感じてる方もいるかもしれませんね。

4月からの新生活に向け、明日からはのんびりできる時間もあれば、慌ただしく忙しいという時間もあるでしょう。これからの生活に向けて、こころも身体もしっかりと準備できる時間にしてもらいたいと思います。

私は卒業して1ヶ月弱、ほとんどゲームをするという生活を送りました。後にも先にも、あんなに1日中ゲームをして過ごした時期はありませんでした。その時間があって、今がある、というわけではないのですが、今日卒業を迎えたみなさんの3月が充実した日々になることを祈っております。

本当に、おめでとうございました。

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突然の大雪となってしまいました

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

本日は朝から雪が降り続いております。昨日までは、雪などなかったクリニック周辺道路も現在は一面雪景色となっております。今もまだ降り続いており、これから寒さも強くなるようです。

今年は雪の訪れが遅いようですが、例年のこととは言え、急に雪が降り積もり、景色が大きく変わってしまうことは、なんとも言い難い気分になりますね。

急な環境変化は私達にとってはやはりストレスの一因となります。雪に限らず、住環境や人間関係、自身の置かれる立場など、私達は時に急な環境変化を体験するものです。変化が予期されていたとしても、やはり変化に遭遇すると、一定のストレス反応は生じてしまうものです。

もちろん、私達には順応していく力が備わっていますので、いずれはそのストレスも緩和していくものです。中には、緩和が得られず、当クリニックのような専門家の出番ということもありますが、今回の雪のようなストレスであれば、次第に緩和していくでしょう。早く、この景色に慣れていけるといいなと思いつつ、ブログを書いています。

今年も残すところ半月となりました。当クリニックは28日(火)が年内最後の診療日となっております。その頃には、雪景色も少し見慣れて、いつもの風景として過ごせているのではないかと思っています。皆様もお出かけの際には、足元に十分お気をつけください。

 

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怖いものはやっぱり怖いですよね

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

今朝、関東を襲った地震のニュースを見て、ふと思ったタイトルをそのまま書いてみました。震度5という地震ですので、相当に怖ろしい体験をされた方がたくさんいたかと思います。また地震が起きたらどうしよう、このまま帰宅できないではと不安な時間を過ごされた方もたくさんいらっしゃったと思います。

北海道の地震も同じような秋の季節でした。夜中に大きな揺れを感じ、慌ててベッドから出たことを覚えています。その後も、これからどうなるのかと不安にかられました。不安というもは、「想定」によって生じ、恐怖は「遭遇」によって生じます。地震に遭遇すれば恐怖が生じ、また地震が起きるかもしれないと想定すれば、不安が生じます。私達には、危険や脅威から身を守れるように、恐怖や不安が備わっているので、恐怖や不安は無くなっては困るものであることは間違いないのですが、しかし、恐怖や不安はできるだけ、少なく、小さくあってもらいたいとも思うものです。

過去にもご紹介したように、心理療法では恐怖や不安を喚起させる対象に繰り返し曝露し、恐怖や不安を低下させる治療法があります。私自身も心理療法において、この治療法で患者さんの症状緩和のお手伝いをさせてもらうことがあります。

この治療法は効果が期待できるものですが、同時にとても怖い治療法でもあります。怖くて近づけないところに近づくことに挑戦したり、怖くて触れないものに触ることに挑戦したり。「怖いです」と言っても、返ってくる返事は「やってみましょう」であったりします(もちろん、無理強いはしません)。そして、繰り返していくと、恐怖や不安の低下を引き起こすことが可能です。私達は、自身生じる恐怖を少なく、小さくしていくことも可能なのです。

このように恐怖や不安がどのような流れで生じるか、どうすると低下するかについて知っている私自身も、今回の地震のような災害や私達の命を脅かすような出来事については、「怖いものは怖い」といつも思います。怖いので身を守れるので、怖いままでよいのでしょう。私達の生活には、必要な恐怖や不安というものもあるのだと、改めて思った日でした。

今回の地震で被害に遭われた多くの方々の生活が一日も早く改善することを遠くの地から願っております。

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