日本認知症学会 専門医移行試験の結果について

日本認知症学会 専門医制度事務局から郵便で連絡が届きました。

専門医移行試験の結果についてご報告したいと思います。

結論から申し上げれば、お陰様で無事に合格させていただきました。

誠に、ありがとうございました m(_ _)m

かろうじて認知症専門医をクビにならず済みそうです^^;

過去のブログでも、お話しましたが、2021年7月18日(日)に専門医の移行試験を受験して参りました。約300ページのテキストから偏りなく50問が出題されました。

46歳にして、マークシート式の試験を受けることは、ある意味とても「新鮮」な気分になれました^^;; 試験前日には、久しぶりの徹夜とHB鉛筆を3本削りました^^;(遠い平成中期の記憶が甦りました^^)

当日、受験会場で目に付くのは、過半数が20-30代の若手の先生でした。中には少数ながら60‐70代の大ベテランの先生もおられました(^-^; 生涯学習を実践されている頼もしい限りの方々です^^

 

話は変わりますが、人類の記憶力のピークは18歳から20歳と言われております。

それ以降は、加齢とともに徐々に記憶力は低下してきます。

人間として生まれたからには、まさに「諸行無常」で、決して避けて通れない、分かりやすく言うと「老化現象」です。

平成25年に同じく日本認知症学会専門医試験を初めて受験した時は、小生は38歳でしたが、その時ですら、既に記憶の衰えを感じました(/ω\)

それから更に8年が経過して46歳になると、大学受験時代や医師国家試験時代の時のような「若さ」を背景にした爆発的な記憶力は全く期待できません(/ω\)

受験する前までは「さすがに今回は無理かもしれない」とドキドキでした^^;;

しかしながら、実際に試験問題を見てみると、嘘は言いたくないので本当のことを申し上げます。試験内容は、小生個人的には非常に楽でありました!(結果論ですので、ただ運が良かっただけだと思っております^^;;)

最大の理由は、当クリニックにて、当たり前に普通に行っている問題が、非常に多く出願されたからです^^ 

臨床的な問診をはじめ検査・処方・地域連携など、普段から当たり前に認知症医療に携わる臨床医ならば、理解して当然なことが多く出題されたからです^^

また、認知症専門医 精神科医 心療内科医として、普段の日常臨床が多少、忙しくても可能な限り、知識をUP DATEするため、常に論文や医療文献を学習することを継続してきたことはとても意味のあることだと思いました^^ まさに「生涯学習の大切さ」を改めて理解できました(*^^*)

2021年6~7月は、寝食(食はあまり削れませんでした(/ω\))を削って勉強時間を捻出しましたが、大いに勉強出来たことは、すごく嬉しかったです(*^^*) 40半ばでも努力すれば、まだまだ、何とかなることが経験できました^^ それは自分のモチベーションを上げる良い機会にもなりました^^

小生のしがない人生を振り返って思うことですが、人生の節目に必ず試練がやってきます^^;; しかし、その試練を乗り越えることは、自分自身の力だけでは決して無理です^^;; いろいろな人々から支えてもらって、はじめて達成できることだと思います。

今回は、日常の通常診察を通して患者様から、逆に教えてもらったことが、非常に大きかったと思います。心から感謝いたします(*^^*)

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札幌 西区 琴似

もの忘れ・認知症 心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

北海道の暑くて、熱い夏も終りそうです^^

今年、2021年の北海道の暑くて、熱い夏も、そろそろ終りそうです^^

今年は、珍しく蝦夷梅雨がなく、7月中旬から徐々に暑くなり、晴天が続いて、あっという間に暑くなってきましたね^^;;

しかも、2020東京オリンピック(2021年でないかい?と思う方は寛容な精神でよろしくお願いします^^;;)の一部である競歩とマラソンを我らが札幌市が担当しました^^

このようなコロナ禍でも、日本人として道民として、困難を跳ね除けて、大きなトラブルもなく無事に開催・終了できたことを非常に誇らしく思います。(コロナ禍にあっても、出来てしまう国は日本ぐらいだと思っております^^)

私たちの熱い思いが通じたのだと思います。また、そう信じたいものです^^

実は歴史上で、一部とは言え夏季と冬季オリンピックの両方を開催できた都市は、札幌以外に、世界で今までありません(*^^*) 私たちが住んでいる札幌。この街は、世界に誇るべき都市だと思います(*^^*)

P.S.ちなみに来年、2022年は中華人民共和国の北京で冬季オリンピックが予定されております(世界初の夏季冬季オリンピック開催都市になります)

中国人口15億人 北京市の人口2150万人。日本人口1億2千万人 札幌市の人口198万人。10倍以上多いのが現状です。

でも、2020年東京オリンピックは、大成功だったと思います^^

出場されたアスリートの素晴らしい試合、何よりも感激しました。そして、そこにたどり着くまでに想像を絶する労苦を乗り越えてこられた努力・意志の強さに敬意を払いたいと思います。

P.S.世界中のアスリートの方の更なるご健闘を心からお祈りしております。2022年の北京冬季オリンピックが(政治問題は一切関係なく)平和の祭典として、是非に成功することを願っております(*^^*)

あっという間に、北海道も寒くなってきましたので、皆様、体調管理だけには、十分にお気を付けください(#^^#)

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札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

札幌市内でオリンピックのマラソンが始まりました♪

本日、2021年8月7日(土)から、札幌市でオリンピックのマラソンが開催されました。

早朝から、多数のヘリコプターの音で目が覚めましたが、なるほど、今日と明日、マラソンが行われる日だと思い出しました^^;

交通規制もされており、本日は地下鉄でクリニックまで出勤しました^^

出勤前にTVで放送されているのを視ましたが、選手は皆さん 暑さで本当に大変そうでした^^;; 

日本人選手にはもちろん頑張っていただきたいと思いますが、全世界からコロナ禍にもかかわらず、苦労して来日されて、素晴らしい試合を繰り広げられる選手全員に心から、応援をしたいと思います(*^^*)

P.S.明日は、男子マラソンなので、家の近くで観戦してみたいと考えております。

それでは、連休の週末も、ごゆっくりお過ごしください。

 

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

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挨拶することの大切さについてお話し申し上げます^^

普段の日常生活にて、仕事でもプライベートでも、対人関係を円滑するためには、まず何より「挨拶をする」ことが、とても重要です^^

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様です」「失礼します」など、本当に初歩的な挨拶と笑顔を心掛けるだけで、驚くほど人生がより良い方に変わってくると言われております。

皆様の周りにも「挨拶上手」な方が必ず、おられるかと思います。そんなに親密ではない間柄でも、気持ちの良い挨拶をされると、された方は非常に心が和みます^^ 

中には口下手な方や対人不安の強い方もおられると思いますが、自然な笑顔と心のこもった挨拶が出来るだけで、周囲の人々から好感を持たれると思います^^

 

P.S.7月もあっという間に過ぎ去り、8月真夏本番になってきました。北海道でも記録的な、暑さが続いております^^;;;

本当に毎日毎日、暑いです( ;´Д`) あと1週間くらい、寝苦しい夜が続くと思います。

まずは、熱中症にならないように、お気お付けください。

そのためにも、真夏の直射日光を避けて、体温冷却と水分・塩分の補給をお忘れなくしてください^^

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精神科 心療内科

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院長 阿部 多樹夫

 

暑さはまだしばらく続くようです

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です

7月も本日で終わりですね。連日、北海道とは思えない暑さが続いておりますね。クリニックは空調が整っておりますで、涼しい空間となっておりますが、一歩クリニックを出て、廊下に行くと、見えない壁があるかのように暑く、重たい空気を感じます。このような日がすでに何日になるでしょう。天気予報を見ても、まだしばらくは厳しい暑さが続くようです。

例年、このような暑い時期では、ご相談の中身にも身体の不調をお話される方が多いように思います。暑さの中過ごすだけでも、体力は奪われますし、寝苦しい夜も増えるため、睡眠のリズムが崩れてしまうこともあります。翌日の天気予報を見ただけで落ち込んでくるという方もいらっしゃるかもしれません。

カウンセリングでは、たしかに精神的な側面に注目して進んでいくものですが、実は身体的な側面もとても重要です。精神科の病気は「こころの病」といった表現を取られることもあるため、ついつい「こころの問題」ばかりに目が向いてしまいます。私が受けた指導では、「何でもこころの問題にしない」ということをよく言われました。

日々の生活での不調が、全てこころの問題とは限りません。そして、このような環境が持続している中では、身体的な不調から落ち込みや不安が生じることも十分にあり得ます。落ち込みや不安が時には暑さのせい、ということもあるのです。

もちろん、気分の変調の全てを暑さのせいにするのは注意が必要です。しかし、病気が治っていない、病気が悪化したと理解するよりも、暑さのせい、であることも時にはあるかもしれません。

水分補給や日差しを避けるといった対策をとり、暑い夏を乗り越えていきましょう。

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心療内科 精神科

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東京オリンピック2021年 開会式

いよいよ、東京五輪(オリンピック)が開催されました(*^^*)

現在、2021年7月23日21:22で開会式を観ております^^

本来ならば、昨年2020年の同時期に始まったはずです。しかし、ご存知の通り、2020年から本格的に発生した新型コロナが全世界に蔓延したため、東京オリンピックも翻弄され、1年延期になりました。その後の苦悩は日本人だけでなく、全世界が共有したと認識しております。

賛否両論あると思いますが、小生個人としては、東京オリンピックは、1年遅れましたが、開催されて良かったと思います。

過去にあまり例のない未曽有の危機的な状況下での開催であることは、皆様、ご存知だと思います。

当然、日本を含めて全世界が「コロナ騒動」に振り回されている中で、精神的にもギリギリだと思います。しかし開催国となったからには、皆が一致団結して、開会から閉会まで最後までやり遂げる決意が重要だと思います。

思い出してください。10年前のあの余りにも辛い「東日本大震災」から、ちょうど10年の節目です。まだまだ北日本地方の被害は大きいですが、お亡くなりになられた方やご遺族さまにも「あの辛苦に耐えて、10年後に日本は、何とかオリンピックが開催でしました」とご報告したいと思いますm(_ _)m

P.S.ここが本当の踏ん張りどころです。皆で協力しましょう!

「院長の独り言」ですので、聞き流していただいても全く構いません^^ しかし、少しでもご賛同いただけるのならば、誠に幸いであります(*^^*)

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精神科 心療内科

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

コロナの被害者:境高校 米子松蔭高校 野球部について♪ ②

先日は、米子松蔭高校野球部を援護する声が、全国から雷鳴のように鳴り響き、ようやく試合が出来ました。誠に喜ばしいと思います。

当初、どうしようもない「高野連」から不戦勝と言われたのに、掌を返すように数日後に、急遽、試合をすることになった境高校野球部の方々にも心から、敬意を表します。予定外の準備と調整で本当に大変だったことでしょう(/ω\)

試合も拝見しましたが、境高校のナインや部員の闘志とスポーツマンシップは尊敬に値すると思いました。

10代で純粋に一生懸命、青春を燃やしている若者の気持ちを、わずか数日で掌を返して弄ぶような行為をしてしまう「高野連(高校総体の、単なる下部組織)」の本質がよく理解できました。

「高野連」も「IOC」と、そんなに変わらないかも知れませんね^^;;

このような問題は、今後も出てくるかも知れません。その際には、我々、大人が声を大にして、若い世代を守りたいと思います^^

時代も移ろい令和となり、明治・大正時代の硬骨漢も見かけなくなりましたが、昭和生まれの私個人としては、そうありたいと思っております。

私は精神科医・心療内科医ですが、それ以前に人として「弱い立場の人の声」を聴いて、守り、代弁することをためらわないような存在でありたいと思います。

P.S.「維新の会」の賛同者ではありませんが、元大阪知事の橋下氏の今回の件については、脱帽しました^^。素晴らしい頭脳と感性をお持ちだ思いました^^

何よりとにかく「異常が正常に戻った」ことを素直に喜びたいと思います(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

コロナの被害者:米子松蔭高校野球部について♪ ①

皆様も、すでに、ご存知だと思いますが、米子松蔭高校野球部が一時、夏の甲子園出場が取り消しになりました。高野連(実は高校総体の単なる出先機関)が、一方的に判断したことです。

しかし、その結果、全国民の顰蹙と非常な怒りを、かう結果となりました^^;; 新聞にも出ておりますので、ご自身でご確認してみてください。

2021年7月18日のyahoo ニュースで拝読しましたが、元大阪知事の橋下氏をはじめ、著名な方々からの筆舌に尽くしがたい罵声と非難が殺到しておりました(/ω\)

「校内にコロナ感染者が出た。しかし野球部関係者からは誰も出てないのに、甲子園出場停止を決めた」ことについて、高野連側の明確な理由と判断基準誰がその決定をしたのか具体的な責任者も知りたいものです(^-^;

お粗末すぎてびっくりですが、高野連は、たった1日で判断を真逆に覆しました。その理由も知りたいものです^^

おそらく、何となく分かりますが。。。きっと、ドン引きするような実情なのだと思います(/ω\)

長引くコロナ禍で、全国民の鬱憤がマックスに溜まっている中、まさに、このタイミングで、ここでまで無神経な決定をし、たった1日で臆面もなく無条件降伏のような全面撤回ができる組織って、本当に大丈夫(必要)なのかと心より心配致しております^^;;;;; 今まで表に出なかった過去の余罪とかも沢山あると思われる方も今回の件で、多くおられるのではないでしょうか?

非常に残念ですが、個人も組織も、避けて通れない宿命ですが、長期間、そのトップにいる方々は間違いなく年齢とともに老化して鈍化(劣化)していきます。

これは平家物語にも出てくる「諸行無常」という自然の摂理ですので、絶対に避けては通れません。

だからこそ、トップは引き際を間違えることなく、勇気と名誉を守る覚悟を保ち続けたいものです^^

P.S.米子松蔭高校野球部の選手及び支援者の方に、心より哀悼とお喜びの念を申し上げます。

小生はお隣の島根県がルーツですので、決して他人事とは思えません^^;;

このようなトラブルがあると、精神(メンタル)的にも相当、不安定になる方がおられると思います。しかし山陰人特有の気骨。

「なんで、めげーかや? 絶対かっちゃーけんの!」とお考えてください(=^・^=)

分かりやすく標準語に翻訳します^^ 

前文として「私たちは、理不尽な圧力に屈する必要があるのだろうか? 我々には、このような不当な扱いをされる謂れは一切ない。一方的に、私たちを切り捨てる処罰に出た高野連(高総体の一部機関に過ぎない)って、いったいどうな組織なのか?」 

前置きは上記になりますが、結論を申し上げます。

「私たちは、どのような権威にも決して臆することなく毅然として誇り失わず、真正面から正々堂々と戦い、そして必ず勝利します!」という翻訳となりますね^^;;

私自身、知り合いの元甲子園球児から、実情を聞いておりますので、日本人の大人として、さすがに、これを見逃して、知らない顔することはできないと思いました。未来の子供たちに大きな不利益を与えることは絶対に避けたいと考えて、思い切ってお話させていただきました。

鋭意、奮起して甲子園に向けて全力で戦ってください^^ 本当に応援しております(*^-^*)

ではでは、暑くなってきましたので、熱中症にならないようにお気を付けください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

2021年7月18日に、日本認知症学会認知症専門医の移行試験を受けてきました♪

2021年7月18日(日)に、日本認知症学会認知症専門医の移行試験を受けて参りました。

日本認知症学会専門医「移行試験」、実質上の「再試験」ではありましたが、自分なりに、この試験に対して精一杯、努力してきましたので、合否の結果は分かりませんが、一切の悔いなく、全身全霊の力を十分に発揮できたおもいます(*^^*)

人間の記憶や注意能力など総合的な認知機能のピークは20歳前後だと言われておりおます^^;; そのピークから25年程度過ぎておりますので、ちょこっと心配しておりましたが、予め怠りなく準備してきましたので、試験に際しても、平常心で臨めました(*^-^*)

当然、普段の診察の水準は絶対に下げたくありませんでしたので、決して手を抜かず、小生の生活時間や休憩時間 睡眠時間を割いて、全力で試験勉強に打ち込んできました^^

定期的に学会誌や医学論文だけは可能な限り欠かさず、読んでいましたが、それも今回の試験で非常に役立ちました^^ まさに生涯学習は必要だと実感しました(*^^*)

泣き言は言いたくありませんが、正直に申し上げると、久々に全集中の呼吸試験勉強するは心身ともに堪えました(/ω\)

しかし、そのおかげで「学ぶ楽しみ」「知識の更新(up date)」を維持し続ける重要性を改めて再確認できました。

また、今回の試験を通じて学んだ多くの知識を、今後も臨床に活かせることができれば実に、喜ばしいことだと思っております(^-^)

本日のテストは、1時間50問、300ページから偏りや漏れもなくランダムに出題されました。

上記しましたが、小生なりに力の限りを出し尽くせました^^ あとは結果次第です^^;;

もし不合格になれば、容赦なく認知症専門医は一発でクビになります(/ω\) 

しかし、もし不合格だったとしても、私は全く後悔も恨みもありません^^ 私自身の実力が不足していただけだということです^^

むしろ、勉強の機会を与えてもらえたことに感謝したいと思っております^^

P.S.北海道も真夏本番になってきましたので、熱中症や脱水などに本当にお気を付けて下さいませ(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

当クリニックのSDGs

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

最近、テレビやネットでもSDGsという言葉を耳にすることが増えましたね。

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、「持続可能な開発目標」と訳されています。私自身は環境保護活動のように理解しておりましたが、それだけではないようです。

外務省が示している資料によりますと、2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたもので、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現も目指し、2030年を年限とする17の国際目標が掲げられたそうです。もちろん環境保護も含まれていますが、その他にも教育や貧困、都市、不平等、生産・消費など多様な項目から構成されています。

さて、先日、当クリニックの廃棄物処理業者より、「二酸化炭素(CO2)排出量削減証明書」という証書が送付されてきました。これは“クリニックのBDF(バイオディーゼル燃料)利用によるCO2削減プロジェクト”という、プロジェクトに基づくものだそうで、2020年4月から2021年3月の1年間で、当クリニックは3.80kgのCO2を削減したそうです。

CO2は地球温暖化の要因として、昔から議論されており、世界的にその削減が課題となっていることは、多くの方が知ってらっしゃるものと思います。環境省が2021年4月に公表した、「令和元年度温室効果ガス排出量」の確報値を見てますと、令和元年度の日本の温室効果ガスの総排出量は、12 億 1,200 万t(二酸化炭素(CO2)換算)であったそうです。この量は、前年度よりも3,600万t減少、2005年度よりも1億7,000万t減少した数字とされています。

同報告書に示された年次推移からは、2005年度以降、温室効果ガスの排出量は年々減少していますが、2010年度頃から増加し、2013年度に14億800万tとなっています。そして、2014年度からは再度減少傾向となり、2019年度は12億1,200万tでした。

 

2020年度の排出量はまだ不透明ではありますが、温室効果ガス排出量の減少に3.80kg分の貢献を当クリニックで行うことができたということになります。もちろん、総量に比べればほんの僅かな量ではありますが、当クリニックでも行える持続可能な取り組み、SDGsの一環と考えられるのはないかと思っています。今後も当クリニックでも可能なSDGsを見つけ、取り組んでいこうと思います。

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

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