Q&A 38回目 漢方薬で不安やイライラ等に効果のある薬はありますか?

 

Q:不安やイライラ 食欲低下 喉の詰まった感覚などの症状で困ってます。できるだけ向精神薬(精神科領域の薬剤)を服用したくないので、漢方薬で効果がある薬はありませんか?

           38回目

A:結論から申し上げれば、そのような精神症状に効果が認められる漢方はあります。 また、向精神薬を服用したくないというお気持ちも、十分理解できます^^;

漢方は「証」と「気・血・水」と言われる「ものさし=体質」が、その人に合わないと、効果がほとんど望めないことが多々あります。また、西洋薬に比べて、一般的に効果はマイルドです^^;

しかし「証」「気・血・水」がぴったりと合えば、びっくりするくらい効果があります。古今東西問わず、良いもの良いのでしょう^^

漢方で治療をご希望の方は、その旨を事前に医療機関に相談されることをお勧めします。

ただし、疾患によっては、漢方よりも、西洋薬の方が有効な場合もありますので、主治医とよく相談してみてください(*^^*)

 

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 36 雨月物語について(;^ω^)

皆さん こんばんは^^ 北海道はすっかり、涼しくなりました。最近、読み直してみて、非常に興味深かった一冊をご紹介したいと思います。

雨月物語をご存知ですか? 今から300年前くらい前の江戸時代に記された物語です。それ以前は、口伝えで受け継がれていたと思われます。

結論から申し上げれば、真夏にピッタリの怪談物語です。しかも日本人の奥底の心の琴線にどこか触れる秀逸な怪談・情念(こころ)が浮かび上がってきます。

たとえば「菊花の約」。戦国乱世の不条理の時代に、稀な穏やかで確かな信義と友情を保ち続けた話です。しかし非情にも最期は残酷な結果になりますが、、(/ω\)

または「蛇性の婬」。100年以上生きて神格まで至った大蛇(おろち)が、見目麗しい若者に恋慕の情を募らせて、そして破滅する話などなどあります。

あくまでも私自身の感想ですが、怖いというより人間の業(アンビバレンツな心理)の深さに戦慄しました^^;; いつの世も人の情念(こころ)だけは変わらないということが、よくわかります^_^;

しばらく、残暑もありそうなので、よろしければご一読ください。

 

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

Q&A 37回目 動悸がして困ります。どうしたらいいですか?

Q:嫌なことを考えると動悸が止まりません。生活にも支障が出てきて、本当に困っています。どうしたらいいでしょうか?

                第37回目

 

A:動悸には、身体的な問題が原因となる場合と精神的な問題が原因となる場合があります。まず、重要なことは、身体的な問題がないのか、しっかりと検査をしてみることです。

(1)動悸をきたす代表的な身体疾患に、不整脈 甲状腺機能異常 貧血 低血糖症などが挙げられます。お近くの医療機関で検査を受けて、そのような身体疾患の有無を確認してみてください。もし該当する身体疾患があれば、その治療を行ってください^^

(2)もし、検査して異常がない場合には、精神的な問題が原因だと考えられます。動悸をきたす代表的な精神疾患として、うつ病 不安障害 身体表現性障害などが挙げられます。

●そのような場合には、まず、ストレスを極力減らすように、自分なりの気分転換を行ったり、規則正しい生活に心がけてください(*^^*)

●また、カフェイン(コーヒー 紅茶 お茶 栄養ドリンク)やアルコールの過剰摂取は症状を悪化させますので控えましょう^^;

●それでも、改善しない場合には、お近くの心療内科・精神科医を受診されるのも一つの方法だと思います。

現代はストレス社会なので、ご自身で気が付かない間に、心身ともに不調になっている可能性があります^^;

 

秋の気配も濃厚になってきましたね。夜間はすっかり冷え込みますので、体調管理にお気を付けください(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

雑談です♪ 35 秋の気配^^

こんばんは^^

いよいよ秋らしくなって参りました。

真夏の寝苦しさもなくなり、涼しくて過ごしやすい季節となりましたね^^

明日は日曜日です。天気はあいにくの曇り予測ですが、ごゆっくりと休日を、お過ごしください。そしてストレスも、できるだけ発散してください^^

ウォーキング 魚釣り ドライブ 映画鑑賞 読書 温泉巡りなどなど、何でも良いので、ご自身のストレスを思いっきり発散してください^^

秋は、気温や気圧の変化も大きくなり、自律神経のバランスが崩れやすくなります。また異動や部署替えなど人的要因でのストレスも増える季節です。心身とも体調管理にお気を付けください^^

お仕事されている方。治療に専念されている方。いろいろな方がいらっしゃいますが、皆さんにとって良き休日でありますように(*^^*)

    ちょっと早いですが、奇麗な秋の写真を付けておきます^^

 

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Q&A 36回目 カウンセリングを受けたいのですが、可能ですか?

 

Q:診察だけでなく、カウンセリングを受けたいのですが、可能ですか?

                  第36回

 

A:患者様から、カウンセリングの要望が多いのは、十分に承知しております。

ご要望にお答えするため、当クリニックは令和元年10月1日から常勤の公認心理師(臨床心理士)が赴任します。準備が整い次第、徐々にカウンセリングと心理検査を開始する予定です。

心理検査用品を揃えたり、スケジュール調整など事前準備が非常に重要となりますので、本格的に始まるのは、11月以降になります。毎日ではなく、週に2~3日程度おこなう予定です。

なるべく患者様のご要望にお答えしたいのですが、カウンセリングをお受けできる人数には限りがあります。その点は、何卒ご理解ください^^;

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

Q&A 35回目 イライラして我慢できません。何とかなりますか?

Q:最近、いろいろとストレスが溜まり、イライラすることが多く、我慢できません。感情のコントロールができなくなっています。何か方法はありますか?

A:ストレスが溜まってくるとイライラするのは、人間である以上、どうしても仕方がありません。しかし、感情のコントロールが困難となり、周囲に当たり散らしたり、自棄(ヤケ)を起こしたりするのは絶対に回避して頂きたいと思います。

周囲にも迷惑や不快な思いをさせますし、何より、周囲からの信頼を失ってしまいます(/ω\)

まず、怒りや失望の感情に流されず、自己を保つことが、とても大切だと思います。

それでも、どうしても自分自身で感情のコントロールができない場合には、まずは、身近で信頼できる方(家族・友人等)に相談に乗って貰らうのが一番だと思います。

それでも解決が難しいのであれば、心療内科・精神科医を受診されることも選択肢の一つだと思います。

 

台風や残暑もあるかと思いますが、素敵な秋を迎えてくださいませ(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

暑い日が続きます^^;;

真夏真っ盛りですね。 とにかく暑いです^^;;

最近、当クリニックに来院されている患者さんも、多くの方が「夏バテ」されています(/ω\)

寝苦しい夜が続くと、どうしても不眠になります。

更に、炎天下で激しい仕事や運動をしていると熱中症になる危険性もあります。

温暖化のせいか、北海道の夏も暑くなりましたね^^

水分・塩分補給と扇風機や冷房を使って涼しい環境作りをお願いします^^

そして、十分な睡眠をとってください^^

身体が疲れると、心のバランスも崩してしまいます。

あと10日前後で、猛暑も終りそうなので、何とか乗り切りましょう^^

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院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 32 時代に流されず 添い遂げる② 

「雑談♪31 時代に流されず 添い遂げる①」の続きになります。

前回は随筆調で書きましたが、今回、まとめていきたいと思います。

もともと人間は、すごくスローライフな生き物だったのでしょう^^ 余りにも早い時代の変化に付いていけない人がいて当然だと思います。

縄文・弥生時代のスローライフが、実は本来の人間の時間軸に合っていた生活だったのかも知れません^^

電気もないので、日の出とともに起きて、日没とともに寝るという暮らしを続けていたのでしょう。それも1万年以上、ほとんど同じライフスタイルだったはずです^^

それでも、人々は狩猟・採集、農作・牧畜を行い、土器を作り料理を行っていたことが、貝塚や史跡からうかがい知れます。当時の食べ物は、牛やイノシシ(当時、日本に豚は存在しませんでした^^;; 4~5世紀に中国から伝わった干支でも、中国・韓国では豚年ですが、日本に豚が存在しなかったため、亥=イノシシとなりました。 ウンチクを挟んでスイマセンm_ _m)。

その他、多くの貝(アワビ サザエ  カキ ツブetc)、マグロ ヒラメ タイ ウナギなどの高級魚類。多くの木の実・山菜など、現代でも舌鼓をうちそうな、かなり豊かな食生活であったと言われてます^^

もちろん、医療技術や文明度が低いため、寿命は短かったのかも知れませんが、疲労によるうつ病や適応障害、自殺・過労死など非常に少なかったのだと思います。

きっと、ほのぼのとした家族・氏族社会だったのでしょう^^

ここで質問ですが、皆さんは太古のスローライフと、現在の超高速社会のどちらを、お好みでしょうか?

無論、正解はありません^^ どちらも、向き不向きがあると思います。電気が無いのも辛いし、過労死も御免ですよね^^;;

最後に、私個人の考えで締めくくりたいと思います。

私は、今まで人類が残してきた膨大な経験から人間らしい生き方を学び、時にはスローライフ思考で、心と時間の調和と平穏を得るべきだと思います。その上で、現代の医療技術・文明の恩恵も忘れず、バランスのいい生き方がbetterかと思います^^

どんなに、スローライフを送りたくても現代では、重要な情報とそれを最低限集められるスキルを維持することは非常に大切だと思います^^; もし、自分でできないのなら、信頼できる誰かに頼める環境づくりをすることも重要だと思います。

究極すると「時代に流されず 添い遂げる」という結論になります(*^-^*)

 

それでは、長くなりましたが、雑談にお付き合いくださり有難うございました^^

猛暑真っ盛りですが、夏バテないように、水分補給と涼しい衣服を心掛けてください^^

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Q&A 33回目  何故、ブログを書いているのですか?

Q:何故、ブログを書いているのですか?

ある患者さんから「先生は、何でブログを書いてるんですか?」「時々、読んでるけど、誤字脱字も多いね~」と聞かれました(;´д`)

                  33回目

A:理由として、結論から申し上げれば

①診察が終わった後に「皆さん どうしてるのかな?本日の診察で、私の言葉不足で伝わりにくかった点がなかったかな?」という不安な思いが一番です^^;;

②次は、ブログを書くことで主治医として患者さんと、どこかで繋がっていたいという思いがあります。

③あとは、心療内科や精神科・メンタルクリニックを、初めて受診される場合に、不安感や抵抗感がある方も、いらっしゃると思います。ブログを発信することで、少しでも不安感や抵抗感を減らしていただければ嬉しいという思いがあります^^

誤字脱字に関しては、私の非才ぶりが、存分に発揮されている不徳の極みですm(_ _)m

 

札幌市西区を中心に「こころのかかりつけ医」「こころの専門医」「認知症専門医・認知症サポート医」として、地域に根付いたメンタルケアに貢献できれば、幸いだと思っております(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

和服の爽快感♪

令和時代になって来ると、さすがに和服を着る機会も減ってくることでしょう^^

しかし、洋服では言い表せない和服の爽快感があります^^

 

最近、堅い話と湿っぽい話が重なりましたので、うちの普段のブログに戻りたいと思います^^

実は私は、和服大好き人間です^^ 本当は診察室でも着流しや作務衣で診察したいのですが、さすがにDr赤ひげスタイルにする勇気がまだ、ありませんので、今後もワイシャツ ネクタイ 白衣でお願いします(/ω\)

私は昭和49年生まれ44歳のまだまだ若輩者ですが、帰宅すると夏は浴衣、冬は着流しで過ごしてます^^ 外出時は、恥ずかしいのでリーバイスとTシャツ姿ですが(/ω\)

歴史好きな上に、すでに他界した祖父が日常で普通に和服を着ていた影響かも知れませんが、和服を着るとリラックスすると同時に、気持ちが引き締まるような気がします^^ そして床の間の掛軸(お宝鑑定団に出せば、きっと数千円程度の品でしょう( ;´Д`))を眺めるのが、ささやかな趣味です(;^ω^)

しかも、すごくリラックスできます。日常生活でも十分に可能なON OFFの切り替え効果があります^^ 私なりのストレス発散というか、気分の切り替え方法ですが、個人的には非常に重宝しております^^

 

北海道の短い夏に、浴衣や甚平を着て下駄を鳴らして風流に過ごせれば粋かなと思っております(*^_^*)

皆様も、どうか今夏をお楽しみ下さい^^

 

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