うつ病の症状と治療について①

うつ病は、非常に頻度の高い疾患であります。第4回に分けて、ブログで説明したいと思います。

うつ病とは、わかりやすく言うと、こころのエネルギーが著しく低下してしまう疾患ですが、「心の症状」と「身体症状」が認められます。

心の症状として、気分が沈む むなしい 何事にも興味がわかない 何をしても楽しくない イライラする 否定的な考えばかりしてしまう 集中力の低下などの症状がみられます。その結果、自分自身をダメな人間と思い込んでしまい、「自分は生きている必要がない」と自殺を考えることもあります。

一方、身体症状としては、睡眠障害(不眠、時に過眠) 頭痛 肩こり 倦怠感 食欲低下 味覚異常 月経不順などの症状がみられます。

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

睡眠障害(不眠症を含めて、睡眠に関する疾患)について

睡眠に伴う疾患について、お話いたします。

1.【不眠症】

ストレス社会の現代において、あるデータでは成人の20%くらいが、不眠症で悩んでいると言われてます。

睡眠薬を服用すると確かに、不眠が改善する場合もありますが、まずは規則正しい生活リズムの確立、適度な運動習慣、入浴、過度なアルコール摂取の制限など、生活環境の改善をお勧めしております。

どうしても薬物治療を行う必要がある場合の注意点ですが、現在でも主流であり続けてているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、下記4つの問題点をしっかりと見極めた上で処方することが必要となります。

①入眠困難(寝つきが悪い)

②中途覚醒(途中で目覚めてしまう)

③早朝覚醒(朝はやくに目が覚めてしまう)

④熟眠困難(睡眠時は十分に取ったのに、熟眠感がない)

それぞれのタイプの不眠患者さんにとって、最適の処方を選択することが重要となります。下記3タイプに分けて睡眠薬の使い分けを行います。

(1)短時間作用型(超短時間作用型も含む)

(2)中時間作用型

(3)長時間作用型

当然、最適かつ最少量の睡眠剤処方することが、非常に重要となります^^

最近では、非ベンゾジアゼピン系と呼ばれる従来型とは違う睡眠薬もあります。非ベンゾジアゼピン系の長所として、依存性や副作用の少ないと言う点が挙げられます。ただし実際に服薬された患者様からのご意見として睡眠効果が、すこし柔らかいというご指摘もあります。

睡眠薬は非常に多くの薬剤が存在しますが、それぞれ一長一短があります。患者様に一番合った薬剤を選択することが重要となります。

次は、睡眠における疾患についてお話します。

2.【レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群・下肢静止不能症候群)】

わかりやすい特徴として下記の症状がみられます。

(1)足を動かしたくて我慢できない衝動に駆られます。

(2)ムズムズ感 電気が走ったような鋭い痛みが、足にみられます。

(3)足を動かすと症状が軽減します。

(4)夕方から夜にかけて症状が出現しやすくなります。

特に中高年に発生しやすい傾向があります。

頻度としては、人口の2~4%(240~480万人)と推計されております。

男女差では、1.5倍、女性に多いと言われてます。

[原因]として、中枢神経のドパミン神経系の機能異常と脳内の鉄分の不足が指摘されております。

[治療]として

①ドパミンアゴニスト(パーキンソン病の薬の一種です)。

②ベンゾジアゼピン系のクロナゼパムも効果があります。

③鉄欠乏がある方は、鉄成分を含む薬剤を処方します。

④その他、アルコール・タバコ・カフェインなどを控えていただく必要もあります。

日常診察でも、多くの方が、お悩み抱えて来院されております^^; かなり身近な疾患だといえます。

健康の基本は、まずは良質な睡眠をとれるようになることが何よりも大切だと、ご理解ください(*^-^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

当クリニックでのアロマの癒し(^^♪

皆様 こんばんわ^^

当クリニックでは、待合室にて患者様に少しでも快適に、お待ちいただけるようにアロマセラピーを取り入れております。定期的に香りを交換して、季節に合わせたお寛ぎをいただけるようにしております。

しかし嗅覚には、非常に個人差があります。

もしご不快と感じられたならば、ご遠慮なく、受付までお申し出ください。

直ちに停止いたします。

当クリニックは、明確にお約束しますが、以前よりも、更に良いクリニックづくりを常に模索し続けます。もし至らない点がございましたら、ご浅慮なく院長はじめスタッフにお申し付けください。

すぐに、次善策を考えて、よりよい方針に柔軟に対応させていただきます。

 

よい香りは、こころが寛げると思っております(*^^*)

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

琴似神社に参拝しました。

本日、土曜日の午前診察後に、うちのクリニックから近い琴似神社へ参拝に行ってきました。今までに何度か参拝に訪れたことがありましたが、天気も良かったので、地震が再び起きないように、お祈願してきました。

 

琴似神社屯田兵の入植とともに、一部の兵士の出身地であった仙台藩亘理伊達氏の祖、伊達成実公(伊達政宗のいとこで、とてつもない猛将)を祭ったのが始まりのようです。

戊辰戦争で敗れた伊達藩や会津藩の旧士族が屯田兵の中心だったと聞いてます。たとえ国破れても再び、再起して前に進もうという強い意志と行動力が、彼らを突き動かして、北海道開拓にも大きな貢献を残したのでしょう。と少しばかり、ノスタルジックな感傷に浸っておりました^^;

宜しければ、ぜひ参拝してみてください。

P.S.私事で申し訳ありませんが参拝すると、心身ともに非常にスキッリします(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

2018年9月6日(水)に発生した北海道胆振東部地震のため、当クリニックは診察時間変更します。

平成30年9月6日(水)深夜に発生した北海道を中心とした地震で、震災に遭われた方々には、札幌ことにメンタルクリニック(元前田神経クリニック)にても、震災のため精神面で不調になられた患者様が多数、来院されました。

もし未だに、お悩みの方がおられましたらご遠慮なく当クリニックにご連絡ください。可能な限りお力になりたいと思いますので、お気軽にご相談ください。

ちなみに、2000年9月6日(水)の当日、当

クリニックは、誠に申し訳ありませんが午前中しか診察できませんでした。

本来ならば、午後も診察する覚悟でしたが、電気が通ってない状況で調剤薬局が薬剤を目視できなくなり、これ以上は無理だと判断しましたので、泣く泣く午後の診察は諦めた(/ω\)

2000年9月6日の診察時間が、1時間以上遅れてしまったことも、改めて、お詫び申し上げます。

次の地震の時には、もっと冷静に合理的に対応できる体制を整えて、患者様に極力ご迷惑をお掛けしないようにしたいと考えております。

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院長 阿部 多樹夫