Q&A 7回 仕事にいくのが、すごくツラいです。どうしたらいいでしょうか?

 

Q:仕事にいくのが、すごくツラいです。どうしたらいいでしょうか?

A:100%とはいきませんが、対処方法はあります。どんな職種でも、仕事がツラいのは、残念ですが、ある程度は仕方ありません。しかし、過労やストレスなどが長期間、持続すれば、誰にでも限界が訪れます。次の3つが問題となるケースが多いので、ご説明します。

1.)職場の人間関係: 職場での人間関係が、問題になること場合は多くあります。自分にとって苦手な人(上司・同僚・部下等)は、どんな職場でも、一人くらい必ずいます^^; しかし、仕事をしていく上で適度な距離感をとりつつ仕事に支障が出ない程度には、何とか付き合っていかないといけません。その人のことを、好きになることは出来ないかもしれませんが、相手の嫌なところばかり、見ていると、ますます嫌いになります。相手の良いところを見つけて、少しでも、理解しようとすることは重要だと思います。案外、思わぬところで、苦手な相手の良い部分や不器用だけど優しい部分などが見えてくると、そんなに苦手意識を感じなくなることもあります。

それでも、どうしても難しければ、上司や人事部に相談してみることも必要かもしれません。

 

2.)過労・疲労: 数年前に、ブラック企業が社会問題となりましたが、長時間労働や休日がない生活が長期に渡って続けば、身体は当然ですが、こころのエネルギーも確実に低下してきます。 勤労は尊いのですが、過労死しては意味がありません。適度な労働時間と休養も非常に大切です。

 

3.)精神疾患(うつ病 双極性感情障害 統合失調症 認知症、適応障害 不安障害等 ) この場合は、すぐに精神科・心療内科など医療機関を受診されることをお勧めします。また周囲に困っている方が、いらっしゃれば、温かく接して差し上げてください。

 

連休は、良い天気でしたね^^ 皆様、ゆっくり過ごされたでしょうか?明日は15日です。早いもので、1月も中盤となりました。春まで、もうしばらくありますが、元気で乗り越えましょう^^   

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精神科 心療内科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 正月飾り 鏡開きについて

今年も明けて1月も中旬になってまいりました。正月飾りと鏡開きについて、最近、調べたのですが、西日本と東日本では、時期が違うようです。ちょこっとだけ、ウンチク話にお付き合いくださいm(__)m

雑談なので、興味のない方は、スルーしてください^^; 全然OKです(/ω\)

古来から正月飾りは、12月13日から明けて1月15日(もしくは20日)が一般的でした。一方、NGは〔苦しみをイメージする〕12月29日と〔一夜飾り〕12月31日です。最も正月飾りがベストな日は、12月28日です。クリスマスグッズを片付けるのと同時に、すぐ正月準備をするのが宜しいみたいです。

次に、何故お正月飾りを外す日は、地域によって違いがあるのかをご説明します。

元々、全国的に、 松の内(正月飾りを付けている期間)は12月13日~1月15日まで、鏡開き(鏡餅を壊す日)は1月20日と、日にちが定まっていました。

しかし、徳川3代将軍、家光公が亡くなったのが4月20日で、 鏡開きの1月20日を忌日とし、1月11日に変更したのが、関東を中心に広まり、定着しました。それだけ、当時、関東は伝統的に幕府(武士勢力)が強かったのでしょう^^;

一方、「武士」中心社会ではなく、「あきんど=商人」中心社会の関西では、今でも1月15~20日に鏡開きを行なっています^^

 

まとめますと、

東日本では、12月28日に正月飾り、1月7日外し、1月11日鏡開きが、ベストです。

西日本では、12月28日に正月飾り、1月15日外し、1月15日~1月20日鏡開きが、宜しいようです^^

当クリニックは、院長が西日本出身のため、1月15日まで正月飾りをさせていただきます。鏡開きも、同15日を予定してます^^

歴史って、面白いですね^^ 

今年も、年末年始の精神面での疲労が出る季節となりましたので、規則正しい生活をして、心身ともに安穏を保ってください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫 

Q&A 第6回(精神科のお薬を服用すると副作用とか依存が心配なのです。大丈夫ですか?)

Q:精神科のお薬を服用するのは、副作用とか依存が心配ですが、大丈夫ですか?

 

A:精神科・心療内科領域の疾患では、なるべく薬剤を使用しないで、治療することが理想的です。まずは精神療法で、しっかりとアプローチすることが大切です。しかし疾患の種類や症状によっては、やむを得ず、薬物療法をお勧めする場合があります^^;;

副作用を心配される患者様がたくさんおられることは十分、承知しております。

しかし、どうしても薬物療法が必要な場合は、患者様にとってプラス(主作用)とマイナス(副作用)を慎重に見極めて、プラスが多い場合に、最少用量の薬物を処方することをお勧めしております^^ 

そうすることで、副作用の出現を明らかに減弱することが可能になります^^

また依存性についても、最少用量の薬物の処方で、主治医と患者様の信頼関係の構築して、環境調整(家族・友人・知人・職場の上司・学校の先生等に理解を促して、患者様のストレスを軽減するための環境づくり)を行うことで、薬物に対する依存姓を減弱することが可能となります。

わかりやすく言いますと、患者様が孤立しない環境を整えることが何よりも大切だと言えます(*^^*)

また、心理療法やカウンセリングを並行して行うことも非常的に効果です^^

ご希望のある方は、まずは院長にご相談ください。

基本的には、薬物療法と心理療法・カウンセリングを併用する治療が一番効果があると考えております。原則、その方針で治療させていただきます。

S。

P.S.新年も明けて、すでに11日目となりました。今年は、平成最後の年となりますが、自分自身のペースを崩さないで日々をお過ごし下さい^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

Q&A 第5回 こころの健康は何が大切ですか?

Q:こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?

Q:こころの健康を維持するためには、何が大切ですか?

 

A:率直に申し上げます^^ 大きく分けると、3つあります。

1.こころの健康は、まず、身体の健康から始まります^^ 規則正しい生活リズムの確立 十分な睡眠と運動 バランスの良い食事 過度な飲酒を控える等が、何よりも大切です。身体が不健康になれば、こころも当然、不健康となります。心身共に健康を心がけることが、一番大切です^^ 

 

2.現代はまさに、ストレス社会です。どうしても、毎日のようにストレスが降り注いできます。そのストレスと毎日、真正面からぶつかっていては、とても身が持ちません^^; 真面目で勤勉な方からは、お叱りを受けることは覚悟の上で、お話しますが、ある程度のところで受け流すスキル(スルースキル:技術・工夫)も必要かと思います。

わかりやすく言うと、毎日100点満点でなくてもOKだと思います^^ 毎日、60点以上なら、それはそれでOKだったと思ってください^^ その方がきっと、自分自身自然体で生きれると思います^^

特に、相手と常に白黒つけないと気が済まないという方は注意がいるかも知れません。決して、0か100思考に陥らないでください。世の中は多様性です^^ いろいろな方がいて、いろいろな価値観や考え方があります。

ますは、お互いを尊重することから始まるとおもっております。

毎日60点以上なら、それはそれで、今日もいい日だったと思ってください。

人生を例えると、80年(最近では100年と言われてます^^;)という超ロングマラソンなのでしょう^^ 短距離走でなく、超長距離走ですので、一喜一憂しないで日々、自分らしく生きることが大切だと思ってください。

 

3.毎日、自分がするべき役割を持ってください。何でも良いのです。

例えば、お仕事されている方は、仕事と趣味、場合によっては育児などが当てはまります。

引退されたリタイヤ組の方は、散歩や新聞を見る夏場は散歩 冬場は雪ハネなど、何で良いので自身の生きる役割を持ってください。

メンタル的な疾患で働けない・何もできないという方もいらっしゃると思います。それはそれで全然、問題ありません^^ 何か手伝ってくれた人・感謝した人(例えばヘルパーさんや介護者やご家族・友人など)に「ありがとう」と感謝をの言葉を述べる役割も非常に重要だと思います^^

まとめますと、

①身体を含め心身の健康 ②ストレスを貯め込まない ③自身の役割を見つける

と思っております^^

正月も明けて、もう1月8日になりましたが、今年も皆様、お元気でお過ごしくださいませ^^

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院長 阿部多樹夫

 

3.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 第4回 こころの疾患は甘えですか?

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              第4回目

Q:こころの疾患は甘えではないでしょうか?

A:こころの疾患は、本人の甘えや怠慢でない場合が、ほとんどです。

会社の上司やご両親から、よく、同様なご質問を受けますが、

うつ病 統合失調症 双極性感情障害 不安障害(社交不安障害 パニック障害も含む) 認知症等の疾患では、ご本人は最大限、努力・苦悩されているにも関わらず、どうしても問題解決できない場合が、ほとんどです。

そのため、ご本人の性格や気持ちの甘さなどのせいにせず、周囲の皆で、理解して支援していくことが望まれます。間違っても「気合が足りない!甘えている!」など思わないで差し上げてください。

必要な場合は、受診・治療を勧めて差し上げてくださいm(_ _)m

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院長 阿部 多樹夫

2019年の新年のご挨拶を申し上げます。

新年、明けまして、誠におめでとうございます。2019年初春のご挨拶を申し上げます。

昨年は北海道大震災など、大変なこともありましたが、今年は、患者様をはじめ当クリニックを支えてくださっている皆様が平穏無事で幸せな生活が送れるように、琴似神社と諏訪神社に初詣に行って祈願して参りました。

ですから、今年は、皆様が安心して過ごせる年になると信じております^^

当クリニックでは、認知症 物忘れ(もの忘れ)外来も随時、行っております。認知症でお困りのご本人・ご家族・施設の方からのご相談もお受けいたしておりますので、お気軽にご相談ください。 

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院長  阿部 多樹夫

2018年の年末のご挨拶をいたします。

平成30年(2018年)の診察は、本日28日(金)で終了させていただきました。

今年の平成30年(2018年)9月1日より継承開業となりましたが、正直、慌ただしい日々でした^^;;

前院長から、とにかく患者様を守ってほしいと頼まれましたが、今まで開業医の経験がない小生とっては、重大な使命だと思って、全身全霊不退転の覚悟をもって、お受けいたしました。

至らぬ点がありましたことは十分承知しております。しかし今後も札幌市西区・琴似・二十四軒・八軒を中心に、心療内科・精神科を通じて、ただひたすら患者様のお役に立てるように最善の医療をご提供できることを目指して、来年も精一杯頑張りたいと思います(*^^*)

それでは、皆様にとって、良いお年をお迎えくださいませ(#^.^#)

P.S. 札幌ことにメンタルクリニックでは、心療内科・精神科領域の疾患を全般的に診察しておりますが、もの忘れ・認知症・BPSD外来も積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。

来年も皆様にとって、良いお年でありますように(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

2018年のクリスマスも無事に終りました^^

2018年のクリスマスも無事に終りました^^ そして、いよいよ年末になりますね(*^-^*)

今年もあと5日を残すのみとなりました。

そして平成も、あと4ヵ月と数日で終わります。

何故だか、寂しい気もします^^;

当クリニックは、本年は平成30年12月28日の19:00で、今年の診察は終了とさせて頂きます。年明けは、1月4日の9:30から通常通り、診察いたします^^

当クリニックの基本方針は「患者様を第一に考え、親身になって適切な診察・治療をおこない、分かりやすく説明をいたします」であります。

来年も患者様にとって、お役に立てるクリニックを目指して最大限、努力したいと思っております^^

また、認知症・物忘れ(もの忘れ)外来に関しても、地域医療に貢献できるように、最大限、努力したいと存じます^^

それでは、残すこと少なくなりましたが2018年は最期まで、悔いが残らないように「心を燃やしましょう」ていきたいと思います^^

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院長 阿部 多樹夫

今年の感慨

毎年のことですが今年、京都の清水寺で「今年の漢字」で選ばれたのは、2018年の世相を反映した「災」でした^^;;

選定理由としては、豪雨や北海道胆振東部地震、台風などが挙げられてます。

平成30年9月6日の北海道大地震のことは、鮮明に覚えてます。朝方3時過ぎに、大きな揺れを感じて、飛び起きました。

自宅が潰れるのでは?と寝ぼけながら、正直、怖かったです。

その後、数分で揺れは収まりましたが、朝まで、うつらうつらと半覚醒状態でした。

朝に、まず気が付いたのは、扇風機が止まってました。家じゅうの電気も付きませんでした。

TVも見れないので、スマホで検索しましたが、北海道中、とんでもないことになっていると、初めて自覚しました。

しかし、その日も診察日だったので、地下鉄が止まっていると知っていたため、予定より1時間早く、自動車でクリニックに行きました。途中の信号は全て止まってました。

幸いクリニックは全く被害はありませんでしたが、職員は全員、インフラがストップしていたので、通勤できません。

そこで、私が自動車で職員全員を迎えに行き、1時間遅れの10:30から診察を開始しました。

結局、その日は、午前中の2時間半しか診察できませんでしたが、十数名の患者様が来院されました。公共交通機関がないため1時間以上、徒歩で来院された方も、いらっしゃいました。申し訳ない気持ちで一杯でしたが、電気がないため、そこが限界でした。

翌9月7日から、幸いにも電気が復旧して、いつも通り診察が可能となりました。

あの当日の記憶は、永遠に忘れられません。

被災者の方々には、あらためて、心から遺憾と追悼の念を申し上げます。

当クリニックは、年内は28日(金)まで診察いたします。新年は4日(金)から診察を予定してます。

来年は次の年号に向かって、新たな気持ちで望みたいと思います。

来年度は、認知症 物忘れ(もの忘れ)外来にも、さらに力を入れて、地域の精神医療の向上に、貢献いたします。

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院長 阿部 多樹夫

Q&A 第3回 お薬の副作用や依存性は心配ありませんか?

 

Q:心療内科や精神科のお薬に、副作用や依存性はありませんか?

A:結論から申し上げますが、あります。

薬物療法を行う上で、非常に重要ですので、ご説明します。まず、医療用の薬剤は、ほぼすべて副作用があります。たとえ、漢方薬といえども間質性肺炎や偽性アルドステロン症、下痢症・弛緩性便秘症などがあります。

向精神薬(心療内科・精神科で一般的に使用する薬剤全般の名称)も、残念ですが、同様に副作用があります。特に古いタイプの薬剤は、さらに副作用が強い傾向があります。

依存性に関しても、同様に古い薬剤ほど大きく、新しいタイプほど、依存性が少なくなってます(ほんの一部、例外は、ありますが;)。

結論から申し上げると、古いタイプの薬剤から新しいタイプの薬剤に置き換えることで、副作用や依存性を極力、減らすことが可能となります。

副作用や依存性が少ない薬剤を選択・処方することが、患者様にとって有益となります。ご不明な点は遠慮なく、主治医に相談してみましょう。

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院長 阿部 多樹夫