気象病について(季節の変わり目や気圧差に由来します)

季節の変わり目は、何かと体調を崩しやすいと以前から言われております。

「気象病」という言葉を、ご存知でしょうか?

季節の変わり目や天気の変化・台風出現時期など気象が大幅に変化する時に、心身共に多くの影響がある患者さんを多数お見掛けします。

身体症状としては、肩がこる めまい 頭痛、全身の痛み・しびれ等があります。

精神症状として、イライラ感 ソワソワ感 気分が沈む 不安などが挙げられます。

最近、医学界でも、ようやく気象病という概念が、少しづつ認知されつつあります^^;(非常に少しずつです)

日本では、1000万人くらいの方々が、何らかの気象病で悩みを抱えていると推計されております。

原因は、まだ不明な点も多いのですが、有力な説として内耳にあるといわれてます。中耳炎で有名な中耳(鼓膜辺り)よりも更に、脳に近い部分が内耳です。

その内耳は、気圧を敏感に感じ取る場所(センサー)で自律神経系とも深い関わりがあるといわれております。そのため、激しい気圧の変化を伴う、季節の変わり目や天候の変化・台風出現時に、内耳経由で自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れて、身体症状や精神症状が出現します。

予防・治療としては、規則正しい生活 十分な睡眠 正しい食習慣 汗ばむくらいの適度な運動や入浴(サウナ)が有効とさせてます。それでも、症状が改善しない場合には、内耳の血流を改善する抗めまい薬や漢方が有効なケースもあります。

これから、気象病が起きやすい季節になりますので、以上の点を踏まえて、体調管理には、十分にお気を付けくださいませ^^

 

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

雑談です 10回目♪ 今年のGWは祝日法について

2019年のGW(ゴールデンウィーク)は、祝日法という法律があり「祝日に挟まれた平日は休日とする」というオセロのようなルールが適応されます。

公的に(法令では)2019年4月30日(日)から2019年5月6日まで、9連休となります。4月29日(土)が休みの方は10連休となります。

4月30日(火)と5月2日(木)も、そのルール(祝日法)で、オセロ的に休日となります^^

当クリニックも、法令(祝日法)を遵守して9連休とさせていただきます。患者様には、最大限、ご迷惑をお掛けしたくありませんので、お薬が不足しそうであれば、なるべく早めに連休前に、ご遠慮なくお申し出ください。

 

GWの診察は日時は

4月27日(土)9:30~13:00 診察いたします。

4月28日(日)~5月6日(月)まで休診させていただきます。

5月7日(火)9:30~19:00 診察いたします。

 

大変ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願いいたします。

 

 

エーデルワイスの花です^^ ちょうどGW頃に咲きます。スイスなど寒冷地に春を告げる花です^^ 花言葉は「大切な思い出」「尊い思い出」「勇気」「忍耐」だと聞いてます^^♪

 

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院長 阿部多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 9

本日から3月になりました^^

本日は、本当に雑談的なお話させていただきます。ご興味のない方は、聞き流していただいて全然、構いません^_^;

いよいよ春らしくなってきましたね^^ 今年は、記録的に雪が少なかったと聞いてます^^

もう慣れましたが、もともと本州出身の私にとって北海道の長い冬に、最初は、びっくりしました^^;;

しかし慣れてくると、北海道の冬は本当に綺麗です。白銀の大地が晴天の光に、輝く景色は、素晴らしいとしか言いようがありません。

桜が5月に開花することも、最初は、びっくりでした^^

北海道の春のすごいところは、梅も桃も桜もスイセンもコブシも全ての花が、同時に開花することです。5月初旬に一斉に一瞬で春爛漫となります。

あと2か月ちょっとで、その時期が来るのがとても楽しみです^^

平成最終日は4月30日ですが、平成最後の桜見となるか、新元号最初の桜見になるか微妙ですね^^ 出来れば両方に跨ってほしいかなと個人的には思います。

随筆になりましたが、お付き合い下さってありがとうございました^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 8

前回(雑談です♪ 7)の続きとなりますが、職場でのメンタルヘルスで問題になる点は主に、①多忙・超過勤務 ②人間関係 ③モチベーションがあがらない があります。

①多忙・超過勤務:どんなに優秀な人でも、体力気力ともに限界というものがあります。過労死ラインと言われる残業時間は月に80時間とされてます。その状況が長期間続けば、過労死の可能性も高くなってきます。

②人間関係:どんな職場でも、自分と相性が宜しくない人・苦手な人は必ずいるものです^^;; それでも、仕事に支障がない程度には、関係を保っていかないといけません。実は自分が苦手と思っている人は、相手も自分のことを苦手と思っていることが多いものです^^;; 基本は適度な距離感を取って、お互いになるべく干渉しないことが大切かも知れません。あと、パワハラなどは、論外です。人間、我慢することも大切ですが、あまりにも限度を超えている場合には、上司や人事部や相談することも方法だと思います。更に社内での総合的な人間関係が希薄になっていることも、見逃せない問題である気がします。

③モチベーションがあがらない:これは、いろいろな原因がありますが、ご相談件数が多いのは、

1.自分なりに頑張って仕事をしているのに評価してもらえない。

2.上司や部下が自分の要請を聞いてくれない。 

3.ワンマン社長が自分の好き嫌いで、依怙贔屓な人事を行う。

という印象があります。

その他にも、沢山ありますが、この3つがかなり大きな割合を占めている気がします。

これに関しての解決策は、非常に残念ですが、個人の力だけでは、かなり難しい思います。この回答は、精神科・心療内科医の私がコメントするべくもないです(*_*;

IT化社会は今後も、どんどん進んできます。昭和のような完全型の終身雇用制も望めない時代になります。多忙人間関係の希薄さ(孤独)雇用の不安定感など悩みは尽きませんが、何とか自分自身を見失わずに、自分のペースで皆様に過ごして頂ければ幸いと思います^^

私も産業医ですので、そのあたりのことを常に考えて、少しでも皆様のお役に立ちたいと思っております(*^-^*)

 

少しづつ春らしくなってきました^^ それでは、体調管理に気を付けて、お元気にお過ごしください(*^_^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 7

前回、Q&A第21回でも少し触れましたが、IT化を中心とした効率化社会の目覚ましい発展とは裏腹に、仕事量はドンドン増えています^^;

1990年代頃にはIT化すれば、将来、もっともっと仕事量が減ると本気で期待されてました。ところが、実際はどうでしょうか? 仕事量が減ったと実感されている方は、非常に少ないのではないでしょうか?

なぜ?

 

残念ですが、民間企業であれば、仕事量が増えるのは、どうしても仕方がありません(;^ω^)

企業というのは、成長を前提に事業展開をしているため、前年度と比べて、売上高アップ 利益率アップを求められるのは、ある程度、仕方がないのでしょう^^;;

また、仕事量を大きく増やしている原因の一つとして、最近、話題になっているコーポレート・ガバナンス(会社内で不正会計や粉飾決算 違法労働はダメ) コンプライアンス(過剰接待や利益贈与などズルはダメ) セキュリティ対策(サイバー攻撃からしっかりと情報を守らないとダメ)など、以前よりも更に手間や細やかな配慮や対応が求められるようになったことも挙げられるます。

「働き方改革」が叫ばれていますが、多少の改革を行っても、根本的な解決に至るには、非常に多くの課題が残されていると思われます。

 

このような問題を解決するために多くの企業で行われるのが「処理高速化」です。要するに、一人一人の個人技を究極までにスキルアップすることで仕事量を消化していく方法です。これは、なるほど即効性はあります。ですが、すぐに限界がきます(/ω\)

わかりやすく言えば、コンセプトが個人技を最大限に磨くことなので、個人にかかる疲労度が半端ありません。しかも、個人は忙し過ぎて、部署内で他者とのコミュニケーションや人材育成等に割ける時間的なゆとりもなくなってきてます^^;; 

IT化によってむしろ、忙しい上に人間同士の関りが希薄になってきているような気がします。また、以前のような完全型な終身雇用制でもなくなり、職場に対して不安感 不信感を持つ方が多くなっている気もします。

そのような状況下では、次第に精神面で、追い込まれていっても不思議ではありません。

長くなりそうなので「雑談♪ 8」に続きます^^; しばし、お付き合いくださいませ m(_ _)m

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 精神科 心療内科

院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 6

久しぶりに、昔なじみの友人と会うのは、何歳になっても楽しみなものです^^

古代中国の儒教で有名な孔子も「論語」の中で「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」と書いてます。仲の良い友人と酒を酌み交わし歓談することが人生の楽しみの一つであることは、人間にとって、何千年前から変わりないのでしょう^^

良き友人は得難きものです。人生において、大切な存在です。

正直に申し上げると、私は若い頃、恥ずかしながら、自分は自分で生きていると考えてました。

しかし、随分前の話ですが、昔なじみの友人から「人間は生きているのではなく(皆の助けのお陰で)生かされている」と思うと、言われました。その時、心の底から、ハッとしました。そして同時に、自分の未熟さに気付いて呆然となりました。そのような大切なことを教えてくれる友人は、大変ありがたい存在です^^

拙い文章になりましたが、昨日、10年以上ぶりに、昔の親友から電話があり、3月に会食することになりました。

本当に、嬉しいことです(*^_^*)

皆様にもそれぞれ、大切な友人がいらっしゃると思います。その方々を大切にして、こころ豊かな人生を送っていただければと思います(*^^*)

 

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雑談です♪ 5 明治人について。

最近、明治生まれの方をお見かけする機会が少なくなりました。
最後の明治45年(大正元年)生まれの方は、平成31年(2019年)の現時点で、107歳となってらっしゃいますので、仕方がないのでしょう。

私が医学生や研修医だった頃には、まだまだ明治生まれの患者さんが沢山おられました。

医学生の頃に臨床研修で、担当させていただいた明治人(明治生まれ)の患者さんに共通する印象としては「礼儀正しく、しかし頑固^^; 正義感が強く プライドも我も強い 我慢強い 曲がったことが大嫌い とにかくもったいないの精神で物をすごく大事にされる」ということでした(あくまで私見です^^;)

司馬遼太郎氏の著作「坂の上の雲」などにも明治生まれの方々の特徴や気概や気骨について触れる箇所が、しばしば出てきます^^ ご興味のある方は、一読ください^^

歴史談義や、ことの善悪を議論するつもりはありませんが、歴史について学んだり考えたりすると、先人の情熱や苦悩に思いを馳せたり、自分自身の立ち位置を再確認できる気がします(*^^*)

ご興味があれば、ご一読ください^^

 

上の写真は森鴎外です^^ 私と同郷(島根県)の明治の文豪・軍医総監です。「山椒大夫」「高瀬舟」「阿部一族」「舞姫」などが著名な作品です。現在でも、十分に人間性の本質を的確に捉えてます。ご興味があればご一読ください(*^^*)

本日も雑談にお付き合い下さってありがとうございましたm(_ _)m

 

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雑談です♪ 4

こんばんは^^

今年の大寒(1年で最も寒い日)は、1月20日だったのですね。お恥ずかしながら正直、ネットを検索してたまたま、知りました^^;

大寒の日には「大寒の瞬間」という最も、寒い時間があるとは、さらに知りませんでした(/ω\)

どういう法則なのか、全くわかりませんが、今年は1月20日17:09だったようです^_^;

更に、今年の立春は2月4日だったのですね。全然、気づきませんでした^^;;

そう言えば、春の気配が近づいている気がします。日が沈むのも少し遅くなりましたね^^

北国の長い長い冬にも出口が、見えてきました。

1か月半後に来る春の和歌を一首入れておきます^^

君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ~

作者  光孝天皇(こうこうてんのう。830~887)

1150年前の詩です。良いものは、時間が経っても、全く色褪せませんね^^

雑談にお付き合いくださってありがとうございましたm(_ _)m 

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院長 阿部 多樹夫

雑談です♪ 3 

皆様こんばんは^^ 真冬も本番になってきました。

所用があり、地下鉄南北線 北24条駅の近くで、たまたま信号待ちの間に、少しホッとする場所を見つけました^^

残念ですが、人間は忙しいと、ついつい周りを見失いがちになります^^;; それは、どうしても仕方がないことなのでしょう。

ところで、実は身近なところにも張り詰めた心を、ほっこりと癒しをくれる場所や環境は、あるのだと思いましたので、ご紹介します^^

これを作られた方は存じ上げませんが、きっと優しいお気持ちで、皆に喜んでほしいと思っておられたのかな?と思います。

 

肩の力を抜いて、スロー(ゆっくり)な自然体でありたいと、思いました^^

心身ともに、穏やかでありたいものです^^

雑談にお付き合いくださってありがとうございました(*^^*)

 

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雑談です♪ 2 電子カルテについて

最近、多くのクリニックで、電子カルテの導入が、進んでます。心療内科 精神科 メンタルクリニックでも、遅かれ早かれ、今後は電子カルテ化する動きが進んでいくことは、間違いないと思われます。

当クリニックも2019年内には、電子カルテ化を目指したいと思います^^;

ただ、デジタルの良さばかりが強調させる、このご時世ですが、アナログ(紙媒体や手動)の良さも、決して忘れてはいけないと思っております^^

アナログというと、ある一人のお医者さんのことを思い出します^^ もう、30年以上前の話になりますが、私が小学生だった頃に、とてもお世話になった小児科の先生です。お元気ならば今頃、75歳くらいだと思います。

そのDrの身だしなみは、いつも完璧で、ネクタイと白衣はいつも、パリパリで、仄かに糊とナフタレン(防虫剤)のにおいがしました。

時々、どもる口調でしたが、笑顔が素晴らしく不思議と安心感がありました^^

当時、そのDrの診察机に置いてある万年筆を流れるような自然な動作で取り出して颯爽とした達筆なドイツ語で、紙カルテに記載された姿に思わず「かっこいい(;”∀”)」と思った記憶があります^^;

しっかりと私の表情と全身を観察・診察して、決して病気を見逃さないという厳しい視線と同時に、診察が終わる頃には、微笑んでくれた姿が今でも、目に焼き付いてます^^

時代が変わっても、人間(医師)が人間(患者様)を診ることは、変わりません。

平成が終わり、電子カルテ化しすることになるにしても、古き良き時代の長所を活かして、更により良い進化を決して忘れないようにしたいと思います^^

 

P.S.冬場は、ノロウイルスが中心となった(感染性胃腸炎)が流行してきますので、しっかりと、手洗いをして下さい(*^^*)

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