札幌市も気温も上がり、いよいよ初夏らしくなってきました。

札幌市も今週末の土・日曜日は気温が上がってきまして、最高気温も30℃近くまでなるようになりました^^;; すっかり初夏らしくなってきました。

窓を開けると涼しい風が、非常に心地よく感じられる季節となってきました^^

月日の流れは驚くほど早いもので、5月も本日で終わりとなります。明日からは6月1日となります^^

今年度は明日から実質上、本年度の初出勤・初登校など環境の変化がある方も多くおられるかと思いますが、くれぐれも焦らず徐々に、コロナ後の日常生活に馴染んでいってください。そして、身体のみならず精神・心理面の安定も保つように心掛けてください(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

長い自粛期間に学んだことを紹介させていただきます♪

長い自粛期間を経てようやく緊急事態宣言が解除されたことを非常に嬉しく思います。まずは手放で、素直に喜びましょう^^何の法的な強制力もないのに日本は、辛くて長い自粛期間を非常に根気強く頑張って終結宣言を勝ち取ったことに心から感銘しました。現旧の共産圏である中露は別として、資本主義である先進国の中でも欧州や米国は、第1次世界大戦・第2次世界大戦を経験して、しかも戦勝国を中心に現在でも戦時下のような非常事態に際して、国家主導の戒厳令がいつでも発令できる法律が残っております。そのため強制力を伴ったロックダウンなど強権的な政策が可能な仕組みがあります。

平和と人権を理想に掲げた日本国憲法では、おいそれとロックダウンなど出来ません。今回、世界でも最高水準な日本の国民レベルのお陰で、自粛要請だけで何とか乗り越えられましたが、次回からは何らかの法的な整備が必要になるかも知れません。

令和2年5月25日(実質的に北海道は同年6月1日)に自粛ムードが一応終了しましたが、私個人は2月初旬から札幌市中央区には1回も行っておりません^^;; 7月1日までは、念のため継続するつもりです。

当クリニックは、政府が要求・提示したコロナの防疫基準よりも、更に厳しい基準徹底してきました。

飛沫感染を防ぐため、第1診察室、第2診察室受付アクリル板設置いたしました。診察室は強力な換気扇の設置常時稼働全職員に常にマスク着用を義務として、院内アルコール・次亜塩素酸での頻回消毒・清掃を行いました。マスクが非常に入手困難だった3月後半から4月後半までの時期に、非常に高価でしたが、ためらわず大量に入手して、全職員に支給し続けました。非常時には毅然として物事に対応する必要があることを今回、学びました。

そのためか、幸いにも当クリニックでは、患者様も含めて私も職員スタッフも誰一人も、新型コロナに感染しておりません(*^^*)

今後も第2波や、新たに別の新種の病原性ウイルスが、いつ発生するか分かりませんので、非常事態に備えておくことの重要性も痛感しました。

今回、全世界でパンデミックしたことにより、生命に直結するマスクやアルコール洗浄液・防御服・ファイスシールドなど医療用品が奪い合いとなり、価格が高騰しました。その結果、日本でも品薄状態が続きました。そのためにも国内でも非常事態には、一連の物資が、直ちに大量生産できるような体制を確立していただきたいと思いました。

あと有事に備えて、ある程度の備蓄が必要性であることも理解できました。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長  阿部 多樹夫

 

 

 

札幌市 西区 琴似エリアの散策を楽しんでおります♪ 

今回は、当クリニックがある札幌市西区琴似エリアのご紹介をしてみたいと思います^^

北海道も緊急事態宣言が(限定)解除となりましたので、最近、当クリニックのお昼休み時間に、琴似エリアの散策を楽しんでおります。春の陽気に誘われるまま最近、毎日ではありませんが、おおよそ1時間くらい散歩しております^^ もちろん、必ずマスクしながらではありますが^^;;

琴似エリアは札幌でも屈指の繁華街なので、飲食店も多く、お昼時に歩いていると、多くのお店から美味しそうな匂いが漂ってきます^^ 私の昼食は持参した弁当ですので、基本的には外食はしませんが土曜日だけ、琴似エリアでお昼の外食を楽しんでおります。非常に美味しいお店も沢山あります^^

自粛期間は散策できませんでしたが、解除後に散策してみると札幌市 西区 琴似エリアは札幌市内でも素晴らしい環境だと改めて思いました。

まず交通のアクセスが抜群です^^ 地下鉄東西線琴似駅とJR琴似駅があり、ダブルアクセスです。

地下鉄東西線琴似駅にはバスターミナルも直結しており、バス路線も多くあります。

しかも、先程お話した通り、地下鉄琴似駅とJR琴似駅の間に、飲食店を中心に多くのお店があり、通りを歩いているだけで楽しめます^^

また、私がしばしば参拝している琴似神社(お参りすると精神・心理的にも非常に落ち着きます)もあります。お寺も多く、北海道では珍しく瓦を使用した純日本式の素晴らしい建築物である浄土真宗東本願寺派 浄恩寺もあります^^

我が家は先祖代々、曹洞宗なので「札幌ことにメンタルクリニック」から歩いて行ける一番近い曹洞宗のお寺は浄国寺です。ここも瓦造りの日本式な素敵なお寺です。ただし、徒歩で片道30分くらいかかるので、1時間以内で往復するは時間的にちょっと厳しいです^^;;

このような素晴らしい街で心療内科・精神科医として診察が出来ることは、非常に幸せなことだと思っております(*^^*)

神仏を敬いながら頼らず、日々の人々に感謝しつつ、今後も心療内科・精神科医療で最大限、地域にお役立ちできるように気持ちを引き締めていきたいと思います^^

それでは、新型コロナウイルスの第2波に注意しながら、遅れてしまった北国の春を十分に楽しんで下さいませ^^

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日も「ボチボチ」の精神で過ごしていけたらいいですね^^

  • 「院長独り言」なので遠慮なくお話しますが、精神科医として日々臨床を通じて非常に強く思うことは、どんなに優秀であろうとなかろうと関係なく、人間は万人に認められることは決して無理だということです。それは当然なことだと思います。みんな育った環境や人生観や価値観が違うのですから、むしろ当たり前なのでしょう^^ 多様性があって当然です^^

それでも自分と違った個性をお互いに尊重しないと、社会生活は成り立ちません^^;;

日々の臨床を通じて心底、思うことを率直に申し上げます。

精神・心理面の安定を保つ秘訣を申し上げると、自分と他者と心理的な適切な距離感をしっかりと保って「共存共栄」とまではいかなくても、少なくとも「共存」できる心理的環境を作ることが一番大切だと思います(*^^*)

究極は、明日も「ボチボチ」の精神を持つことでしょうか^^

P.S.人間が3人以上集まれば社会になります。そうするといろいろな軋轢や悩みなど人間模様が生じてきます。しかし一番大切なのは相手の気持ちを察しようとする優しさと努力だと思います。お互いにこの2点が理解できれば、自分自身の心はもっともっと平穏で豊かになるのかと思います。自然体で明日も「ボチボチ」の精神で過ごしていけたらいいですね^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

コロナ終息後の環境の変化に、精神面で安定を保つ重要性。 

いよいよ5月も終盤となってきました。一応は日本全国で25日をもって緊急事態宣言は解除されましたが、北海道に限っては、限定解除(条件付き解除)という状況であります。

6月1日から、今まで休校のため在宅待機されていた生徒や学生の方や、在宅勤務されていた会社員の方も、徐々に日常生活が戻ってくるかと思います。

その際に、急な環境の変化に戸惑われないように、お気をつけ下さい。

本来ならば、4月初旬に開始されていたことが、2か月遅れて始まります。

全てコロナウイルスのせいなので、決して誰も悪くありませんが、社会全体としては、2か月分の遅れを必死で取り戻そうとする風潮が出てくることが予測されます。その際、精神・心理面でも身体的にもバランスが非常に崩れやすくなります。

そのためには、規則正しい生活の確立をはじめ睡眠や適度な運動など非日常から日常の生活に戻るために、事前準備を怠りなくしていただきたいと思います。

非常に濃縮された6月が間もなく始まることになりますが、精神・心理面で「こころ」のバランスを崩さないように心掛けてください(*^^*)

P.S.令和2年5月から毎週水曜日に女性の公認心理師(臨床心理士)を増員しましたので、更にカウンセリングや心理検査・心理療法が拡充しております。少しでも多くの患者様に精神科・心療内科を通じて貢献できれば喜ばしいと考えております。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

北海道もコロナウイルスの緊急事態宣言が解除になりました♪

ニュースで見られた方も多いと思いますが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は、北海道も含めた日本全国で、本日25日をもって、解除されることが決定しました。まずは、喜ばしいことです(*^^*)

ただし、昨日24日に道内で15人の新規感染者が認められたため、まだ時期尚早だという意見もあるようです^^;;

厳密には、国が定めた10万人あたり0.5人の基準を北海道と神奈川県はクリアしていませんでしたが、今回のテストで、ギリギリ補欠合格になったようです^^;;

長期間に渡っての自粛に疲れておられる方も非常に多かったと思います。皆様、本当にお疲れさまでしたm(_ _)m

まだ油断はできませんが、久しぶりの開放感を楽しんでください(*^^*)

P.S.札幌ことにメンタルクリニック当面の間、今まで通り油断せず、アクリル板の使用、全職員のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、アルコールおよび次亜塩素酸による頻回の院内清掃・消毒継続して行っていきます。ご理解をお願いします。

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院長 阿部 多樹夫

精神科領域のお薬をわかりやすく説明してもらえますか?②

前回の補足となります。

⑦気分安定薬:双極性感情障害 気分循環症に有効性がある薬剤です。

双極性感情障害は、以前は躁うつ病と呼ばれていました。うつ病相と躁病相を繰り返すことが特徴です。

重症度によってⅠ型 Ⅱ型に分類されます。Ⅰ型は重症であり、誰が見ても明らかな症状がみられ、入院治療が必要になる場合も多くあります。Ⅱ型は、比較的軽度で入院するまでに至ることは少ないですが、しっかり観察していけば、躁うつ両病相が認められます。

気分循環症は、双極性感情障害Ⅱ型を更にもっとマイルドにしたものだと考えていただければわかり易いかと思います。

代表的な気分安定薬は、バルプロ酸ナトリウム カルバマゼピン 炭酸リチウムなどが挙げられます。これらも薬剤は、双極性感情障害に伴う気分の起伏に対して、非常に効果があります。ただし、有効血中濃度や副作用もありますので、定期的な血液検査を行うことも必要となります。

以上、簡潔でしたが、2回に渡って向精神薬についてお話しました^^

今週末も、普段の疲れを癒してごゆっくりお過ごしください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

北海道は今回、緊急事態宣言の解除が延長になりました♪

緊急事態宣言の解除基準の中でも最大の課題である「直近1週間の10万人当たりの感染者数政府の目安である0.5人程度以下」北海道0.68とわずかに上回っていたため不合格となりました。残念ながら、北海道は東京および周辺の関東地区と同じく非常事態宣言が延長・継続することになりました。

おおよそ予測しておりましたが、本日のテスト(緊急事態宣言の解除)は非常に残念ですが不合格でした(/ω\)

次回、2020年5月25日に再試験(追試)があるようですので、そこで合格しましょう^^

日本の47都道府県の中で、さすがにビリだけは嫌だと個人的な意見で申し訳ありませんが、そう思っております(>_<)

ここまで自粛生活を我慢したのに全国最下位では、精神的・心理的にスッキリできませんよね^^;;

P.S. 次回の追試で必ず合格すると信じております(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

世界の食料事情を危うくする「サバクトビバッタ」の被害

今後、世界の食料事情を危うくする事態が来るかも知れません。

皆さん「飛蝗」という言葉をご存知でしょうか?

実は歴史上でも、以前からちょくちょく登場します。わかり易く言うと日本種の「イナゴ」ではなく、サバクトビバッタ(トノサマバッタとそっくりな近縁種)です。

バッタが大量発生した場合は、ありとあらゆる農作物を食べ尽くすために、引き起こされる飢饉や食糧被害を言います。

最近、アフリカで大発生した「サバクトビバッタ(トノサマバッタの近種)」が、アフリカ大陸から紅海を超えて中近東を経てインドやパキスタンそして、すでに現在は中国に侵入しております。その数は4000万匹から8000万匹と言われております。一日におおよそ、100kmを集団で移動して手当り次第、植物を食べまくって農地を荒野に変えております(-_-;) 中華人民共和国は、10万羽のガチョウで、これを迎撃すると言っております^_^;

コロナショックの上に飛蝗被害と現在、世界各地で2重の苦しみに喘いでおります。

実際にWFP(国連世界食糧計画)は、世界の食料事情を危うくする重大な危機感を表明しております。

原因は、地球温暖化によってアフリカで大雨が続いたためだと言われております。

日本の食料自給率は40%以下なので、今後の食料危機が懸念されます^^::

間違っても、サバクトビバッタが日本に来ないことを祈りたいものです。今週末に琴似神社にお参りに行って、そのような事態が発生しないように御祈念してきたいと思います(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

精神科・心療内科のお薬について① 

Q:精神科・心療内科のお薬をわかりやすく説明してもらえますか? 安定剤 睡眠剤、抗うつ薬、抗精神病薬という言葉を耳にしますが、どんな違いがあるのですか?

A:はい。了解しました^^ わかりやすくお話いたします。精神科領域使用される薬剤総称して、向精神薬と言います。その中でも、代表的なものをお答えしたいと存じます^^ しばし、長くなりますが、ご清聴をお願いします^^

①抗精神病薬                              

主に統合失調症妄想性障害幻覚妄想や、双極性感情障害(躁うつ病)の躁状態に使用します。時に、うつ病焦燥感が強い場合(焦燥型うつ病)やうつ病の増強療法に使用することがあります。

定型薬(ずっと以前から使用されている古典的な薬剤で、効果は十分にあるのですが、副作用も出やすい)と非定型薬(比較的、新しい薬剤で効果があり副作用は少ない)があります。

現在では、非定型薬最少用量から服薬していただく治療がスタンダードになっております。

しかし定型薬にも現役バリバリで使われている薬剤もあります。特に低力価群・中間型群で鎮静効果が強いレボメプロマジン ゾテピン スルトプリド等は、非定型薬では代替薬が実質ないため現在でも、興奮・衝動性・焦燥感強い場合に使用しております。古いものが全て悪いと言う訳ではありません^^;

②抗不安薬                               名称通りまさに不安に対して効果がある薬剤です。かつては神経症と呼ばれる疾患を中心に使用されております。ちなみに神経症は、英語ではneurosis(ニューローシス)。ドイツ語ではneurose(ノイローゼ)と訳します。       神経症を、わかり易くいうと脳の疾患ではなく、心の疾患です。原因として、悩み 不安 緊張 葛藤などの心理的なストレスが原因で生じる、あくまでも心の疾患です。言い換えれば、ストレスに押し潰されて、どうしようもない状況になって、心が悲鳴をあげている状況だとご理解ください。誰にでもなりえます。主に効果が望めるのは、不安障害身体症状症=身体表現性障害(身体化障害 心気障害 身体表現自律神経機能不全 持続性身体表現性疼痛障害)、混合性不安抑つ障害(神経症性うつ状態)等です。

ただし一部の神経症には効果が乏しいものもあります。パニック障害、強迫性障害(強迫神経症)、解離性障害(ヒステリー)、転換性障害(ヒステリー)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等には、抗不安薬はあまり大きな効果が期待できません。その際は、SSRIなど抗うつ薬が有効となります。

非常にわかり易く言えば、抗不安薬は対症療法(盾)です。一方、SSRIやSNRIはメンタルを根本から守ってくれる鎧(ヨロイ)です^^;;

③抗うつ薬:うつ病に対して効果がある薬剤です。二環系 三環系 四環系 ベンズアミド系が以前から使用されていました。現在は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)第一選択薬として使用することが主流となっています。SSRIやSNRIは治療効果・副作用・安全性でも非常に優れていますが、唯一、困った副作用があります。服薬初期に、吐気やムカムカなどの消化器症状が出現することがあります。ほとんどの場合、1ヶ月以内に馴染できて、そのような副作用は消失します。そのため服薬初期に胃薬を併用すると、その副作用はかなり緩和されます。副作用が軽減してきたら徐々に胃薬も減らし、いずれ中止します。

上記しましたが、難治性の神経症圏の疾患であるパニック障害、強迫性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等にも有効性が認められます。

④睡眠薬:現在、主に使用されている睡眠薬には、ベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系(メラトニン受容体アゴニストとオレキシン受容体拮抗薬も含む)があります。

現在でも主流であるベンゾジアゼピン系睡眠薬には大きく分けて(1)超短時間型 (2)短時間作用型 (3)中時間作用型 (4)長時間作用型があります。(1)(2)は入眠困難(寝付きが悪い)タイプの方。(3)は中途覚醒(途中で目が覚めてしまう)タイプの方。(4)は早朝覚醒(朝早く目覚めてしまう)タイプの方に使用します。

⑤抗てんかん薬:癲癇(てんかん)に対して効果のある薬剤です。てんかんは、わかりやすく言えば「脳内で一部の神経細胞が突然一時的に異常な電気活動を起こすことにより発生します」。部分発作と全般性発作と詳細不能型の3つに分類されます。発作のタイプに最適な薬剤を選択して、服薬することにより発作を抑制することが可能となります。

⑥その他精神刺激薬等(中には非中枢神経刺激薬も含みますが、ややこしくなるので、スッキリわかり易く言うと大きな枠組みでは、はほぼ同じようなものだとお考えください。異論もあるかと思いますが、一般の方にわかり易い説明をするためなのでご理解ください)。

中枢神経系を刺激する薬剤は、服薬すると精神がすっきりします。わかり易く言えば「脳を覚醒して注意力や集中力を高め、眠気を減らす薬剤」です。メチルフェニデート製剤・ペモリン・モダフィニル・アトモキセチン塩酸塩・グアンファシン塩酸塩が本邦では、保険適応になっています。

対象疾患としてはナルコレプシーADHD(注意欠陥多動性障害)となります。

 

P.S.上記薬剤には、それぞれ薬剤ごとにクセというか個性があります。

その上で、それぞれの患者様の症状に合った最適な処方を判断するのが精神科医・心療内科医の重要な役割の一つだと考えております。

⑦気分安定薬の有効性がある疾患(双極性感情障害 気分変調症 統合失調感情障害

⑧抗認知症薬(認知症治療薬)については、次回に詳しくご説明したいと思います。しばらくお待ちくださいませ(*^^*)

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