暑くなりました。初めて空調の「ドライ」を使いました♪

7月になり、さすがに暑くなってきました^^

本日の札幌市内の最高気温は29℃でした。さすがに暑かったですね♪

「札幌ことにメンタルクリニック」も今年初めて空調でドライを使用しました^^;

現在、世界中で温暖化が深刻な問題となっております。残念ながら、ここ10年くらいの動向を観ていると満更、否定できないかと思っております(/ω\)

これから8月に向けてますます暑くなってきますので暑さ対策を含めて、くれぐれもご自愛ください(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

本日は、晴天の日曜日でした。1-2時間の小旅行

本日は、晴天の日曜日でした。朝から、心地よい気温でしたので、外出してきました。

最近、コロナのため運動不足でしたので1時間くらい目的なく近所を散歩してきました。

医師になってずっと職場(病院)から支給されるポケベルやPHSや携帯電話を常時持ち歩くことが義務付けられていた習慣のため、常にスマホなど通信機器がないと不安になります。ほんの20年前までは家族や友人と連絡を付けるためだけにガラケーを持っていました。電池が切れれば別に出なくても誰も責められることなどなかった時代でした^^; ニュースは基本的に新聞とTVで、ネット検索はASDLが主流のPCを使用していました^^;;今から考えると非常に遅かったです。光回線が普及する前のことです^^;;

本題に戻りますが、現在、散歩に行く時は通信機器を持たずに、1000円札を1枚ポケットに入れて出かけます。途中で喉が渇けば自販機で茶やジュースを、小腹が減ればコンビニでおにぎりやサンドイッチを求めれば十分に事足ります^^(ビニール袋がもらえなくなったのは、まだ慣れませんけれど)

休日に無用な物を可能な限りに省くと、心もそれに比例して軽くなります(*^^*)

そして太陽の光を浴びながら散歩してみると、わずか1-2時間の徒歩での小旅行ですが、今まで気が付かなかった近所の花や新緑に癒されました。

P.S.明日から7月第2週が始まります。そろそろ暑い日も多くなってきますが、熱中症対策と同時にマスクの両立をしないといけないのがツラいです^^;; 冷マスクなどありますので是非、使ってみて下さい。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 精神疾患と間違われやすい身体疾患はありますか?

Q:精神疾患と間違われやすい精神症状を伴う身体疾患はありますか?

A:あります(結構多いです^^;)

精神症状(イライラ 不安 興奮 幻覚妄想等)が認められる場合に、実は身体疾患が原因となっているケースが多々あります。一般的に内科・外科など身体科の医師は一通りの検査を行って特に異常が無い場合に心療内科・精神科関連の疾患だと考える傾向があります。

一方我々、心療内科・精神科医は、それとは真逆に最後の最後まで、まだ見逃しているかもしれない身体疾患がないか思案します。例えば、脳炎(ウイルスや細菌が脳脊髄液に侵入して脳にまで炎症が到達した疾患で、興奮や痙攣、不穏、意識障害など様々な精神症状が伴います)や甲状腺機能異常(バセドウ病と呼ばれる甲状腺機能亢進症では躁状態のようになることもあります。一方、橋本病と呼ばれる甲状腺機能低下症では、うつ状態になることが知られております)、一酸化炭素中毒間歇型脳症(一酸化炭素中毒を生き残って一旦ほぼ回復した状態が見られますが一定時間、多く場合は数週間以内に生じます)をきたすこともあります。その直後、急激に精神症状や神経障害が出現してくることがあります。)、腫瘍随伴症候群(卵巣癌 肺癌などに伴うリモートエフェクトによる神経障害・精神症状)等が存在する場合に、精神症状や神経障害がしばしば認められます。身体疾患が原因なので、まず身体疾患の治療を最優先します。それだけで精神症状の大幅な改善する可能性が望めます。私が総合病院で勤務している頃、精神科リエゾン(他科との連携)でもしばしば、上記を含めて様々な症例を経験しました。

その中でも「せん妄」といわれる一種の意識障害(意識の変容・狭窄)は、高齢者の方に生じることが非常に多いです。身体的や精神的なストレスがかかった場合に急性に発症する脳の混乱だと理解してください。通常であれば、抗精神病薬や睡眠薬の静脈注射や点滴を行い、その場は入眠を促します。翌日、せん妄の原因となるストレスを軽減するとともに、予防的に向精神薬を投薬することが一般的な治療となります。ここで意外と多いのは高齢者の方は脱水になりやすく血流が悪くなり、脳に十分な血液(酸素)がいかないために、せん妄が生じることがあります。そのため点滴をして水分を補充するだけで改善するケースもありました。身体と精神はまさに表裏一体です。

「心・技・体」という諺どおり、古来から人間が健康で仕事(技)をする上で、(心・体)は非常に大切な要素だったのでしょう^^

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

PMS(月経前症候群)PMDD(月経前気分障害)について 

女性にしか理解できない非常にツライ、①PMS(月経前症候群)②PMDD(月経前気分障害)について、今回はお話したいと思います。

女性は人生で一定の期間、毎月、生理(月経)があります。生理の1~2週間前から情緒不安定・イライラ感・気分の沈み・不安感・焦燥感など精神症状が認められます。また、吐気・頭痛・肩こり・腹痛・腰痛・冷えのぼせ・便秘など身体症状が見られることがあります。原因はまだ100%分かっていませんが、女性ホルモンのバランスの変化で生じるという意見が有力視されております。おおよそ約8~10%の方に出現すると言われております。

①PMS(月経前症候群)②PMDD(月経前気分障害)の違いは、分かりやすく言うと、症状の強さで区別されます。精神症状・身体症状ともに強烈なのがPMDD(月経前気分障害)だと考えていただいて問題ないかと思います。

治療法ですが、規則正しい生活 十分な睡眠の確保 正しい食生活 適度な運動習慣など生活療法を心掛けることがまずは重要となります。

しかし、それだけで効果が不十分な場合も多々あります。

その際に、薬物療法も考慮する必要があります。薬物療法として次に述べる3つの有効性が知られております。

【1】SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬は、セロトニンのバランスを安定することが可能となります。いろいろな意見がありますが、現時点では最も効果のある治療薬と言われております。

【2】漢方薬:数種類ありますが、証(体質)と気・血・水(その時の状況)を見極めて、それぞれの患者さんに一番合う薬剤を選択することが非常に重要となります。最適な薬剤に出会えれば、大きな効果が期待できます。当帰芍薬散 加味逍遙散 桂枝茯苓丸 大桃蒸気湯

【3】低用量ピル産婦人科やレディースクリニックなどで処方されるケースが多いのですが、女性ホルモンの変動を抑えるので効果があると言われております。私は心療内科・精神科医なので専門外ですが、知人のベテラン産婦人科医から聞いた話では、妊娠に影響を及ぼす可能性が「ない」「ある」という両方の意見に分かれている様です。その産婦人科医師からのアドバイスでは「妊娠を前提にお考えらなら持続的な低用量ピルの服薬は、おススメできない」との回答でした。

まだ不明な点も多くありますが、上記記載しました様に、いろいろな治療法があります。

患者様ご自身にとって一番納得できる最適な治療を選択していただきたいと思います(*^-^*) 必要があれば婦人科やレディースクリニックの先生とも連携を密に取りながら、可能な限り症状が改善するようにお手伝いをさせていただきますと考えております(*^^*)

 

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

「学校」の重要性を理解できました。

令和2年もちょうど半分が過ぎました。この半年は、日本のみならず世界中で激動の時期となりました。ようやく北半球では、コロナ禍が一段落しつつあります。

一方、南半球では現在進行形で大流行中なので、今年の秋から北半球でも再度流行する可能性があるかと思います。

今回の騒動で全世界が甚大な被害を被りましたが、私個人として痛感したのは「学校」の重要性でした^^ コロナのため自粛が続き、学校が閉鎖されてから、父母(保護者)はもちろん、祖父母まで非常に大変な思いをされた方を多く見ました。特に学童期の「お母さん(母親)」は、すごく大変だったと思います。共働き世帯では更に大変だったことでしょう。本当にお疲れ様でした。

ようやく緊急事態宣言が解除されて1ヶ月が経ちました。しかし、新規感染者は本邦で、まだまだ出ておりますので「焦らず・慌てず・油断せず」の精神で、お過ごしいただきたいと思っております(*^^*)

P.S.学校に対して賛否両論あることは以前より十分承知しておりますが「もし学校が閉鎖されたら?」というリアルなテーマをまさに今回実感されて、皆様どう思われましたか?

私個人的な意見なのでスルーしていただいて結構ですが、学校が始まって非常に良かったと思っております^^ 家庭内でも家族とはいえ、適度な距離感が必要だと思いました(;^ω^) 皆さまはいかがでしたか?

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

研修医時代に先輩医師から教えてもらった印象深い話②♪

もう20年近く前になりますが、私が心療内科・精神科の研修医だった時代のお話をさせていただきます。当時はまだまだ医局制度が絶対であり、スーパーローテート制度(医師1年目から自分で研修先や待遇面を個別に決めることができ、1年目から、しっかりとお給料も保証される制度)など全く存在しなかったので、いきなり医局に飛び込んで「入局させてください」とお願いをして、教授から「よっしゃー、お前の面倒見てやるわい 安心せい。ワハハ―」。私は「ははー、何卒よろしくお願い申し上げますm(_ _)m」という時代でした^^;; 当時はそれが当たり前でした^^

もう時効なので申し上げますが、当時の国立大学の研修医のお給料は残業手当など全くなく、朝から晩~翌朝まで働いて時給換算するとコンビニの半分以下のお手当でした^^;;

ただし外病院での当直バイトは出来ましたので、そのおかげで辛うじて生活できていました。

先輩医師に相談したら「そんなの当たり前だろ!研修医は原則、寝ちゃだめだよ!」「死ぬ気で働き、学びなさい!」という、とてもとても優しいお言葉を頂きました(/ω\) 当然のことですが、医師1年目で社会人として医師としての厳しさと責任感の洗礼を受けました。印象深いです^^;

また、研修医時代に徹底して教育を受けたことは、心身共に疲労した辛い立場の患者さんの話にしっかりと耳を傾けて受容して支持共感した姿勢で寄り添う気持ちを持つことと、精神療法と薬物療法をしっかりと学ぶことでした。そんな時代があって現在の自分が形成されているのだと感謝しております(*^^*)

P.S.もう6月も終わります。月日が過ぎるのは速いものです。今年も半分が終わりそうです^^ それでは7月も皆さまにとって良き日々でありますように(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ疲れ コロナうつ 改善傾向。

長期間にわたり自主規制が求められた新型コロナウイルス感染症も、道内でようやく下火になってきました。実に喜ばしいことです(*^^*)

日々の心療内科・精神科の臨床を通じて感じることですが「コロナうつ」「コロナ疲れ」も、そろそろ終息しつつあります^^ 長い自粛生活、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m

今後は普段の日常が戻ってきそうです^^

しかし、昼カラ(昼からカラオケ)でクラスターが出てるのはさすがに、いただけません(/ω\) 若年層と御年輩の2極化した割合が多いので、くれぐれも継続して慎みある行動をお願いしたいと思います。

しかし総合的に考えると、道内の感染者は間違いなく減っていましたので、不安や慎重な意見もあるかと思いますが、そろそろ普段通りの生活にもどる時だと思います(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

昨日6月21日は、今年の夏至でした。

昨日6月21日は、今年の夏至の日でした。日曜日だったので、日の出から日没まで夏至を堪能しようと思い、AM2:30に起床してドライブに出掛けました^^

3:00前から周囲が白んできましたが、自動車を運転して恵庭にある小高い山の上で3:55に日の出を確認できました^^

その後、数年ぶりに吉野家の朝定食を美味しく頂戴して一旦、自宅に帰り、昼過ぎまで読書したりTVを視て過ごしました。

その後、当クリニックにちょっと顔を出して書類と格闘してきましたが一番、疲れました^^;;

心療内科・精神科は、自立支援医療申請用診断書・精神保健福祉手帳申請用診断書、障害年金申請用診断書、介護保険主治医意見書、傷病手当診断書、訪問看護指示書、運転免許センターからの診断書、猟銃免許等診断書、理容師美容師診断書をはじめ、もちろん普通に紹介状や返信状などなど他科と比べて書類が非常に膨大にあります(/ω\)

なるべく早くお書きしてお渡したいと思っておりますが、多少のお待ち時間をお願いしております。

本題に戻りますが、その後、最後は石狩浜益に行って19:16に日没確認しました^^ 正確には19:17のはずでしたが、私の時計では19:16でした;; まあ1分くらい誤差があって然るべきかなと思いました。「多少のゆとりがあってもいいでしょう^^」という、自然からのアドバイスだったと考えております^^ 仕事も挟みましたが、人生初の夏至の日の出、日の入りを観れた最高の1日でした(*^-^*)

P.S 夏至が過ぎれば、真夏に向っていきます。熱中症をふくめて暑さ対策にも、お気をつけ下さい^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

働き方改革 昭和時代 平成時代 令和時代の働き方について。

まだまだ気持ちは若いのですが、冷静に考えると、昭和生まれの私は既に、平成、令和と3つの元号を経験してきたのですね^^ 今週もいよいよ終わりそうです^^ コロナ後の花金(花の金曜日)を楽しんでいらっしゃる方もおられるかと思います^^ 仕事や学業ばかりでは精神的に参ってしまいます。現在はストレス社会なので適度な休日は必要不可欠だと思います。少なくとも週に1-2日程度の休日は心身の健康を保つのにとても重要です。私も心療内科・精神科医としては、そのとおりだと思います。

しかし、過去の日本で「月月火水木金金」という言葉がありました。365日休みなく死に物狂いで仕事する人々です。当時は「モーレツ社員」と呼ばれてました^^; まさに昭和の象徴です^^;; 現在では絶対にいけませんが、かつては労働基準法などお構いなく、家族のため国のために死ぬ気で働かれた世代です。その方々の努力のおかげで「東洋の奇跡」と言われた日本の高度経済成長が達成され、今日の日本が世界第3位の経済大国になれたことに感謝しないとならないと思います。まさに頭が上がりませんm(_ _)m

平成の初期まで土曜日は午前勤務・日曜日のみ休日が当たり前な時代でした。実は週休2日制は1992年(平成4)頃から徐々に始まりました。

現在では、余程のブラック企業やシフト制でない限り、月ー金 8:30-17:30(昼休み1時間)が標準化しつつあります。働き方改革も推進されていますので、ご自身にとって、働きやすい環境を目指してみてください。

当クリニックには、仕事のお悩み職場での人間関係のお悩みで来院される患者様も非常に多くおられますが、ほとんどのケースは解決する方法がありますので、まずは自分だけで悩まず、いろいろな方に相談することから始めていただきたいと思います(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

研修医時代に先輩医師から教えてもらった印象深い話♪

もう20年近く前の話になりますが、私が研修医時代に、ある先輩の心療内科・精神科医師から教えてもらった深く印象に残っているお話をご紹介したいと思います。あくまで私個人の感慨なので、興味のない方は読み飛ばしてください^^;;

その先輩医師が教えてくれたことは「人生は、いつも危険な外海へ航海に出るようなもの。社会という大海原に出て日々、荒波にもまれている。もちろん凪の日もあるが、嵐の日の方がずっと多い。その大海原を毎日、進んでいかないと人生という航路は切り開けない。過酷な航海で疲れきった船や旅人が心の傷を癒やすため立ち寄る港が精神科という存在であり、母港として精神科主治医が存在する。そして再び航海に旅立っていく手伝いをすることが役割だ」と教わりました。

当時の私は「なるほど。そういうものか」としか思っておりませんでしたが、心療内科・精神科医として臨床を重ねていくと、まさにその通りだと理解できました。

日々の過酷な現実という荒波に心身とも疲れた方々の「こころ」のケアをしていくことが、我々心療内科・精神科医の大切な使命だと思う今日このごろです(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫