公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。
昨日、5月14日に第6回公認心理師試験が行われました。
公認心理師とは、日本における心理学を背景とした専門職・技術職の国家資格です。過去のブログでもご紹介させていただきましたが、日本では臨床心理士と呼ばれる資格が歴史も長く、現在も多くの専門家が活躍しております。受験資格を得るためのカリキュラムも整のっており、専門職としての技能を担保するための教育、受験制度、更新制度といったシステムを有している資格です。
公認心理師は第6回とあるように、まだまだ歴史は浅いですが、心理学を背景とした唯一の国家資格であり、将来的には日本における心理技術者にとって必須の資格となると予想されます。現在も医療、教育を中心に、産業や司法など様々な領域でサービスを提供しています。
私は第1回の試験で資格を取得し、当時の平成30年度公認心理師登録者数は、全国で24,065人、北海道は424人だったそうです。そこから、令和4年度では全国で69,875人、北海道で2,383人となっているそうです。今後も有資格者が徐々に増えていくことになるでしょう。
毎年、試験実施の話を見るたびに、受験当時を思い出しますが、日々の臨床に必要な勉強とはやはり異なり、受験勉強というものは良い思いとは言えません。国家資格に限らず、大学や高校、資格など様々な受験の機会がありますが、多くの方にとってストレスとなるものでしょう。学び、得るものももちろんありますが、できればもう受験はしたくないものだなと思いながら、この記事を書いています。
公認心理師を受験された皆様、お疲れ様でした。できるだけ多くの人が公認心理師としてスタートをきれることを祈っております。