札幌市内でオリンピックのマラソンが始まりました♪

本日、2021年8月7日(土)から、札幌市でオリンピックのマラソンが開催されました。

早朝から、多数のヘリコプターの音で目が覚めましたが、なるほど、今日と明日、マラソンが行われる日だと思い出しました^^;

交通規制もされており、本日は地下鉄でクリニックまで出勤しました^^

出勤前にTVで放送されているのを視ましたが、選手は皆さん 暑さで本当に大変そうでした^^;; 

日本人選手にはもちろん頑張っていただきたいと思いますが、全世界からコロナ禍にもかかわらず、苦労して来日されて、素晴らしい試合を繰り広げられる選手全員に心から、応援をしたいと思います(*^^*)

P.S.明日は、男子マラソンなので、家の近くで観戦してみたいと考えております。

それでは、連休の週末も、ごゆっくりお過ごしください。

 

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

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挨拶することの大切さについてお話し申し上げます^^

普段の日常生活にて、仕事でもプライベートでも、対人関係を円滑するためには、まず何より「挨拶をする」ことが、とても重要です^^

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様です」「失礼します」など、本当に初歩的な挨拶と笑顔を心掛けるだけで、驚くほど人生がより良い方に変わってくると言われております。

皆様の周りにも「挨拶上手」な方が必ず、おられるかと思います。そんなに親密ではない間柄でも、気持ちの良い挨拶をされると、された方は非常に心が和みます^^ 

中には口下手な方や対人不安の強い方もおられると思いますが、自然な笑顔と心のこもった挨拶が出来るだけで、周囲の人々から好感を持たれると思います^^

 

P.S.7月もあっという間に過ぎ去り、8月真夏本番になってきました。北海道でも記録的な、暑さが続いております^^;;;

本当に毎日毎日、暑いです( ;´Д`) あと1週間くらい、寝苦しい夜が続くと思います。

まずは、熱中症にならないように、お気お付けください。

そのためにも、真夏の直射日光を避けて、体温冷却と水分・塩分の補給をお忘れなくしてください^^

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精神科 心療内科

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院長 阿部 多樹夫

 

東京オリンピック2021年 開会式

いよいよ、東京五輪(オリンピック)が開催されました(*^^*)

現在、2021年7月23日21:22で開会式を観ております^^

本来ならば、昨年2020年の同時期に始まったはずです。しかし、ご存知の通り、2020年から本格的に発生した新型コロナが全世界に蔓延したため、東京オリンピックも翻弄され、1年延期になりました。その後の苦悩は日本人だけでなく、全世界が共有したと認識しております。

賛否両論あると思いますが、小生個人としては、東京オリンピックは、1年遅れましたが、開催されて良かったと思います。

過去にあまり例のない未曽有の危機的な状況下での開催であることは、皆様、ご存知だと思います。

当然、日本を含めて全世界が「コロナ騒動」に振り回されている中で、精神的にもギリギリだと思います。しかし開催国となったからには、皆が一致団結して、開会から閉会まで最後までやり遂げる決意が重要だと思います。

思い出してください。10年前のあの余りにも辛い「東日本大震災」から、ちょうど10年の節目です。まだまだ北日本地方の被害は大きいですが、お亡くなりになられた方やご遺族さまにも「あの辛苦に耐えて、10年後に日本は、何とかオリンピックが開催でしました」とご報告したいと思いますm(_ _)m

P.S.ここが本当の踏ん張りどころです。皆で協力しましょう!

「院長の独り言」ですので、聞き流していただいても全く構いません^^ しかし、少しでもご賛同いただけるのならば、誠に幸いであります(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

コロナの被害者:境高校 米子松蔭高校 野球部について♪ ②

先日は、米子松蔭高校野球部を援護する声が、全国から雷鳴のように鳴り響き、ようやく試合が出来ました。誠に喜ばしいと思います。

当初、どうしようもない「高野連」から不戦勝と言われたのに、掌を返すように数日後に、急遽、試合をすることになった境高校野球部の方々にも心から、敬意を表します。予定外の準備と調整で本当に大変だったことでしょう(/ω\)

試合も拝見しましたが、境高校のナインや部員の闘志とスポーツマンシップは尊敬に値すると思いました。

10代で純粋に一生懸命、青春を燃やしている若者の気持ちを、わずか数日で掌を返して弄ぶような行為をしてしまう「高野連(高校総体の、単なる下部組織)」の本質がよく理解できました。

「高野連」も「IOC」と、そんなに変わらないかも知れませんね^^;;

このような問題は、今後も出てくるかも知れません。その際には、我々、大人が声を大にして、若い世代を守りたいと思います^^

時代も移ろい令和となり、明治・大正時代の硬骨漢も見かけなくなりましたが、昭和生まれの私個人としては、そうありたいと思っております。

私は精神科医・心療内科医ですが、それ以前に人として「弱い立場の人の声」を聴いて、守り、代弁することをためらわないような存在でありたいと思います。

P.S.「維新の会」の賛同者ではありませんが、元大阪知事の橋下氏の今回の件については、脱帽しました^^。素晴らしい頭脳と感性をお持ちだ思いました^^

何よりとにかく「異常が正常に戻った」ことを素直に喜びたいと思います(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

コロナの被害者:米子松蔭高校野球部について♪ ①

皆様も、すでに、ご存知だと思いますが、米子松蔭高校野球部が一時、夏の甲子園出場が取り消しになりました。高野連(実は高校総体の単なる出先機関)が、一方的に判断したことです。

しかし、その結果、全国民の顰蹙と非常な怒りを、かう結果となりました^^;; 新聞にも出ておりますので、ご自身でご確認してみてください。

2021年7月18日のyahoo ニュースで拝読しましたが、元大阪知事の橋下氏をはじめ、著名な方々からの筆舌に尽くしがたい罵声と非難が殺到しておりました(/ω\)

「校内にコロナ感染者が出た。しかし野球部関係者からは誰も出てないのに、甲子園出場停止を決めた」ことについて、高野連側の明確な理由と判断基準誰がその決定をしたのか具体的な責任者も知りたいものです(^-^;

お粗末すぎてびっくりですが、高野連は、たった1日で判断を真逆に覆しました。その理由も知りたいものです^^

おそらく、何となく分かりますが。。。きっと、ドン引きするような実情なのだと思います(/ω\)

長引くコロナ禍で、全国民の鬱憤がマックスに溜まっている中、まさに、このタイミングで、ここでまで無神経な決定をし、たった1日で臆面もなく無条件降伏のような全面撤回ができる組織って、本当に大丈夫(必要)なのかと心より心配致しております^^;;;;; 今まで表に出なかった過去の余罪とかも沢山あると思われる方も今回の件で、多くおられるのではないでしょうか?

非常に残念ですが、個人も組織も、避けて通れない宿命ですが、長期間、そのトップにいる方々は間違いなく年齢とともに老化して鈍化(劣化)していきます。

これは平家物語にも出てくる「諸行無常」という自然の摂理ですので、絶対に避けては通れません。

だからこそ、トップは引き際を間違えることなく、勇気と名誉を守る覚悟を保ち続けたいものです^^

P.S.米子松蔭高校野球部の選手及び支援者の方に、心より哀悼とお喜びの念を申し上げます。

小生はお隣の島根県がルーツですので、決して他人事とは思えません^^;;

このようなトラブルがあると、精神(メンタル)的にも相当、不安定になる方がおられると思います。しかし山陰人特有の気骨。

「なんで、めげーかや? 絶対かっちゃーけんの!」とお考えてください(=^・^=)

分かりやすく標準語に翻訳します^^ 

前文として「私たちは、理不尽な圧力に屈する必要があるのだろうか? 我々には、このような不当な扱いをされる謂れは一切ない。一方的に、私たちを切り捨てる処罰に出た高野連(高総体の一部機関に過ぎない)って、いったいどうな組織なのか?」 

前置きは上記になりますが、結論を申し上げます。

「私たちは、どのような権威にも決して臆することなく毅然として誇り失わず、真正面から正々堂々と戦い、そして必ず勝利します!」という翻訳となりますね^^;;

私自身、知り合いの元甲子園球児から、実情を聞いておりますので、日本人の大人として、さすがに、これを見逃して、知らない顔することはできないと思いました。未来の子供たちに大きな不利益を与えることは絶対に避けたいと考えて、思い切ってお話させていただきました。

鋭意、奮起して甲子園に向けて全力で戦ってください^^ 本当に応援しております(*^-^*)

ではでは、暑くなってきましたので、熱中症にならないようにお気を付けください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

抗うつ薬の使い分け 副作用について、ご説明します【1】

抗うつ薬の使い分け 副作用について、非常にわかりやすくご説明したいと思います。

普段の診察で、頻回にご説明する内容について、お話したいと思います^^

まず、抗うつ薬の重要な役割は、うつ病に対しての治療であります。

また、うつ病だけでなく、

不安障害 ②パニック障害 ③社交不安障害 ④強迫性障害 ⑤PTSD(心的外傷後ストレス障害) ⑥PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前気分障害)等にも非常に効果があります。

以前にもお話しましたが、抗うつ薬にも数多くの種類があります。

最近、治療の主流になっているのは、

◎SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

◎SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)です。

SSRIは、脳内伝達物質(脳内ホルモン)であるセロトニンの活性を向上します。SNRIは、セロトニンとノルアドレナリンの活性を向上する薬剤です。

うつ病の治療には、SSRIやSNRIを使用することが一般的です。

「どちらが有効性が高いのか?」については論文でもいろいろな意見があり、まだ、はっきりとしない部分もありますが、

印象としては、うつ病の治療に関してはSNRIのほうが、セロトニンとノルアドレナリンの両方の活性を賦活するため、より治療効果を望める可能性があると思います。特にデュロキセチン ベンラファキシンは効果があると考えられます。

また、疼痛が強い場合はデュロキセチンが非常に有効であります。最近では、精神科医よりも整形外科の医師から、慢性疼痛に対して処方されることが多くなってきました。

イメージとしては、うつ病にはSNRIを。頭痛や疼痛を伴ううつ病にはデュロキセチンが良いと考えております。(もちろんSSRIでも効果がある場合もあります^^)

さて、上記しました①-⑥のパニック障害 社交不安障害 強迫性障害 PTSD(心的外傷後ストレス障害) PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前気分障害)は、結論から申し上げればSSRIが圧倒的に効果があると思います。

SSRIのなかでも20年前くらい前は、パロキセチンが大流行した時代もありました。理由はよく効くからです。しかし、抗コリン作用が強く便秘・口渇・消化器症状・排尿困難などの副作用が出やすいことと、止める時に離脱症状が強くて苦労する方も沢山おられましたので、現在では徐々に使用する頻度は少なくなってきております。

現在は、エスシタロプラム セルトラリン ボルチオキセチン(SSRIの改良版でセロトニン取り込み阻害・セロトニン受容体調節剤と呼ばれてます)を処方することが臨床では多くなってきました。

ただし両方とも、共通する有名な副作用として、

(1)服薬してから2~3週間くらいまで胃腸のムカムカや吐気などの消化器症状が出現することが割とあります。この場合、空腹時を避けて食後に胃の中に食べたのもが残っている内に、多めの水で服薬してもらえれば軽減します。

それでも消化器症状が辛い場合には、胃薬を併用すると消化器症状は軽減します。もともと胃腸が弱い方は出やすい傾向がありますので、胃薬と併用することをお勧めします。

徐々にお薬が身体に馴染んでくると、胃薬なしでもムカムカや吐気はなくなってきますので、いずれ胃薬は止めることができます。

(2)また、若年者・未成年者に多いのですが、精神が賦活され過ぎてアクチベーション症候群(イライラや衝動性 怒りっぽさ 不安 焦燥等)が起きることがあります。そのような症状が出現したら直ちに中止することが必要となります。これは、かなり頻度は少ないですが、しばらく注意深く経過観察が必要になります。その他、セロトニン症候群や肝機能障害などもまれにあります。

以上、SSRIとSNRIについて、分かりやすくお話ししました^^

次回は、3環系と4環系、NaSSAを中心にお話ししたいと思います(*^-^*)

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2021年6月も最終日となりました♪

月日が流れるのは早いもので、2021年6月も本日で、最終日となりました。明日から7月になります。今年もちょうど半分が終わりました^^;;

今年は例年に比べて天気が続いており、蝦夷梅雨や爆弾低気圧も今のところ、ありません^^

毎日、「日本晴れ」が続き、気分が良いと感じておられる方も多いかと思います。

本来の北海道らしいカラっとした天気が続いてほしいものです(*^^*)

すでに暑くなりましたが、まだまだ8月初旬まで暑くなってきます。

熱中症や脱水症、暑気あたりなどにお気を付けてお過ごしください。

7月20~31日頃に、1週間程度、熱帯夜もありそうなので、涼しい衣服で過ごしてください^^

それでは、夏の暑さとコロナに負けないように、心のバランスを保って頂きたいと思います^^

P.S.患者様から時々、「ブログを見てますよ」「続けてください」と言っていただけることがあります。小生の稚拙な文章を、読んでいただいてうれしく思っております。本当に ありがとうございます。

お恥ずかしい限りですが、今後もブログは継続していきたいと思います(*^-^*)

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新型コロナワクチン接種の2回目を受けてきました。

2021年6月12日(土)に、いつもお世話になっております「おおた内科クリニック」にて、小生とスタッフは、新型コロナワクチン2回目の摂取を受けてきました。

前回は3週間前でしたが、2回目は針が刺さった瞬間から、前回より、少し痛い気がしました^^;;

接種後30分観察でも、特にアナフィラキシー症状などの重篤な副反応はありませんでしたので、診察のためクリニックに向いました。

翌日13日に、若干の倦怠感が出ましたが、6月14日には、普段通りのコンディションに戻りました^^

接種後から、約10日が経過しましたので、現在、新型コロナウイルスへの防御力は94.8%あります。アメリカでは、接種完了して免疫力が獲得されたら、マスクは原則、不要となっております。

しかし、100%ではない限り、小生を含めて当クリニックのスタッフ全員、マスク着用を継続します。

P.S.昨日は夏至でした^^ 現在、日本で最も日が長い時期です。予定よりも速くワクチンの接種が進んでいるようですので、なるべく早く鎮静化して欲しいものです。そうすれば「コロナうつ」も減ってくると思います(*^^*)

自分自身の精神面と身体面の健康が保てなければ、短期的には可能ですが、長期的には他者のことに対して責任が持てなくなります^^

暑くなってきましたが、まだまだ朝晩、寒い日もありますので、精神・身体ともに、ご自愛ください^^

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当クリニックでのインフルエンザワクチン予防接種の現状

昨年の2019年から当クリニックでも、インフルエンザウイルスの予防接種を行ってきました^^

心療内科 精神科の診察が中心のメンタルクリニックなのになぜ?と思われる方もおられかと思います。

結論から申し上げますと、理由は3つあります^^

①当クリニックに通院されている方には、たかがインフルエンザウイルスのために苦しんでいただきたくないからです。

②メンタル系の疾患をお持ちの患者様は、お仕事にも支障があり、経済的にも困っておられる方も多くいらっしゃいます。そのため、非常に廉価でご提供をすることが、精神科・心療内科医として当クリニックに通院されている患者様に対しての使命だと考えております。

③また、今年は新型コロナとインフルエンザの同時感染が懸念されております。その際、生命にかかわる重篤な症状が出現する可能性が指摘されておりますので、そのようなことがないように、主治医として出来る限りの対策をしたいと思います。

今年度は200人分を申込ましたが、全国的に不足しておりまして110人分しか確保できませんでした。2020年10月1日から接種を開始しましたが、たった10日間(10月10日現在)で、あと残り20人分くらいになりました。

年齢に関係なく、先着順で受付させていただいておりますので、ご希望の方は、お早めにお申し出ください(*^^*) 現時点で再入荷ができる可能性が非常に薄いので、在庫がなくなり次第、終了となるかもしれません。その場合は、ご容赦ください。

なお、公的医療保険適応外の自由診療での価格となりますので、ご了承ください。

 

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重度不眠症に対しての治療について、完結編。

前回の続きとなりますが、重度不眠症の方は、一定の割合で必ずおられます。

睡眠薬を含めて向精神薬は、個人差が非常に大きいことが特徴です。脳(中枢神経)に作用しますので、非常に少量で過剰な眠気(過眠=副作用)が出る方から、多量の睡眠薬でも全く眠くならない方(効果なし)まで、まさに十人十色です。うつ病や統合失調症、双極性感情障害、てんかん、不安障害 社交不安障害 パニック障害等の治療薬剤も同様に、非常に個人差が大きいとお考え下さい。

話を「重度不眠症」に戻して、2020年9月28日に記載した内容の続きをお話します。結論から言いますと、不眠症の80%程度の方は[1]~[4]で十分に効果があります(*2020年9月28日の記載をご確認ください)軽度の方は[3][4]が一番良いと思います^^依存性も少なく、安全性も高いからです。

中等度・軽~中レベルの不眠の方は[1][2]を組み合わせれば、ほとんど問題が解決できます。かかりつけの内科や外科の先生が処方されるのは、ほとんどの場合、ここまでだと思います。(ここまで処方してくださる、かかりつけ医の先生には、常日頃感謝しております^^)

しかしそれ以上のレベルの不眠症(中等度・上レベル以上)の方への処方は途端に難しくなります。ここからは、まさに精神科・心療内科医の真骨頂が問われます^^

今は昔の話になりますが、研修医の指導を担当していた時期がありました。その時と同じ内容のお話をします。

まず、非ベンゾジアゼピン系とベンゾジアゼピン系が無効ならば、次は以下の処方を検討することも必要です。

①四環系抗うつ薬:ミアンセリン:テトラミド/マプロチリン:ルジオミール

②トラゾドン:レスリン デジレル(抗うつ薬に分類されますが、催眠作用が強く睡眠を深くする作用が強いので、睡眠剤として使用されます)

③抗精神病薬:(レボメプロマジン:レボトミン ヒルナミン/クロルプロマジン:コントミン ウィンタミン/クエチアピン:セロクエル

④バルビツール系睡眠剤                         ●ペントバルビタール(短時間作用型):ラボナ               ●アモバルビタール(中時間作用型):イソミタール             ●フェノバルビタール(長時間作用型):フェノバール

⑤モノウレイド系睡眠剤(ブロモバレリル尿素):ブロバリン

⑥合剤:すでに発売中止になった旧ベゲタミンA・B(クロルプロマジン・プロメタジン・フェノバルビタールの合剤は、睡眠効果に関しては強い効果がありました。発売中止になってますが、3種類の薬剤を組み合わせると再現は現在でも可能です。

安全性を含めて、ペントバルビタール(短時間作型):ラボナ アモバルビタール(中時間作用型):イソミタールは、最大処方可能日数は14日です。

当クリニックは、危険な睡眠薬を決して推奨しておりません。しかし十人十色で重度不眠症の方がおられることも事実です。日本国(厚生労働省)が定めた基準を厳守した上で最大限、不眠治療にご協力したいと考えております(*^^*)

眠れないという事は非常に辛いことだと理解しております^^ そのため、難治性の不眠症でお困りの方のご相談を「札幌ことにメンタルクリニック」では、お受けしております(*^-^*)

P.S.遅くなりましたが、ようやく「重度不眠症」について、書き上げれたことに安堵いたしております。遅筆ゆえにご容赦くださいませ。今月はハロウィーンですね^^ 秋の収穫に感謝をしたいと思います^^

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