明日も「ボチボチ」の精神で過ごしていけたらいいですね^^

  • 「院長独り言」なので遠慮なくお話しますが、精神科医として日々臨床を通じて非常に強く思うことは、どんなに優秀であろうとなかろうと関係なく、人間は万人に認められることは決して無理だということです。それは当然なことだと思います。みんな育った環境や人生観や価値観が違うのですから、むしろ当たり前なのでしょう^^ 多様性があって当然です^^

それでも自分と違った個性をお互いに尊重しないと、社会生活は成り立ちません^^;;

日々の臨床を通じて心底、思うことを率直に申し上げます。

精神・心理面の安定を保つ秘訣を申し上げると、自分と他者と心理的な適切な距離感をしっかりと保って「共存共栄」とまではいかなくても、少なくとも「共存」できる心理的環境を作ることが一番大切だと思います(*^^*)

究極は、明日も「ボチボチ」の精神を持つことでしょうか^^

P.S.人間が3人以上集まれば社会になります。そうするといろいろな軋轢や悩みなど人間模様が生じてきます。しかし一番大切なのは相手の気持ちを察しようとする優しさと努力だと思います。お互いにこの2点が理解できれば、自分自身の心はもっともっと平穏で豊かになるのかと思います。自然体で明日も「ボチボチ」の精神で過ごしていけたらいいですね^^

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

北海道もコロナウイルスの緊急事態宣言が解除になりました♪

ニュースで見られた方も多いと思いますが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は、北海道も含めた日本全国で、本日25日をもって、解除されることが決定しました。まずは、喜ばしいことです(*^^*)

ただし、昨日24日に道内で15人の新規感染者が認められたため、まだ時期尚早だという意見もあるようです^^;;

厳密には、国が定めた10万人あたり0.5人の基準を北海道と神奈川県はクリアしていませんでしたが、今回のテストで、ギリギリ補欠合格になったようです^^;;

長期間に渡っての自粛に疲れておられる方も非常に多かったと思います。皆様、本当にお疲れさまでしたm(_ _)m

まだ油断はできませんが、久しぶりの開放感を楽しんでください(*^^*)

P.S.札幌ことにメンタルクリニック当面の間、今まで通り油断せず、アクリル板の使用、全職員のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、アルコールおよび次亜塩素酸による頻回の院内清掃・消毒継続して行っていきます。ご理解をお願いします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

あと少しの辛抱(であってほしい)ですね

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

緊急事態宣言の解除が延期となり、25日に改めて解除の検討がなされると報道されております。休業や外出自粛など、あと少しの辛抱ですね。解除後も、基本的な感染対策は維持されたまま、元の生活とは少し異なる部分もあるかと思いますが、少しでも以前の生活に一刻も早く戻れることを願っております。

 

いろいろな活動が自粛され、気づけば5月も終わりを迎えようとしております。こちらにお世話になって、気づけば7か月がたちました。来月は、札幌ことにメンタルクリニックの1周年を迎えます。

 

昨年の今頃は平成から令和へと変わった大きな出来事もありました。今年は年明けから、新型ウイルスの猛威が続き、昨年の様子とは大きく変わってしまいました。そんな中、当クリニックも新たにスタートして1年という節目を迎えます。これからも、患者様にとって良いクリニックであり続けられるように、阿部院長のサポートに日々精進したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

北海道は今回、緊急事態宣言の解除が延長になりました♪

緊急事態宣言の解除基準の中でも最大の課題である「直近1週間の10万人当たりの感染者数政府の目安である0.5人程度以下」北海道0.68とわずかに上回っていたため不合格となりました。残念ながら、北海道は東京および周辺の関東地区と同じく非常事態宣言が延長・継続することになりました。

おおよそ予測しておりましたが、本日のテスト(緊急事態宣言の解除)は非常に残念ですが不合格でした(/ω\)

次回、2020年5月25日に再試験(追試)があるようですので、そこで合格しましょう^^

日本の47都道府県の中で、さすがにビリだけは嫌だと個人的な意見で申し訳ありませんが、そう思っております(>_<)

ここまで自粛生活を我慢したのに全国最下位では、精神的・心理的にスッキリできませんよね^^;;

P.S. 次回の追試で必ず合格すると信じております(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

世界の食料事情を危うくする「サバクトビバッタ」の被害

今後、世界の食料事情を危うくする事態が来るかも知れません。

皆さん「飛蝗」という言葉をご存知でしょうか?

実は歴史上でも、以前からちょくちょく登場します。わかり易く言うと日本種の「イナゴ」ではなく、サバクトビバッタ(トノサマバッタとそっくりな近縁種)です。

バッタが大量発生した場合は、ありとあらゆる農作物を食べ尽くすために、引き起こされる飢饉や食糧被害を言います。

最近、アフリカで大発生した「サバクトビバッタ(トノサマバッタの近種)」が、アフリカ大陸から紅海を超えて中近東を経てインドやパキスタンそして、すでに現在は中国に侵入しております。その数は4000万匹から8000万匹と言われております。一日におおよそ、100kmを集団で移動して手当り次第、植物を食べまくって農地を荒野に変えております(-_-;) 中華人民共和国は、10万羽のガチョウで、これを迎撃すると言っております^_^;

コロナショックの上に飛蝗被害と現在、世界各地で2重の苦しみに喘いでおります。

実際にWFP(国連世界食糧計画)は、世界の食料事情を危うくする重大な危機感を表明しております。

原因は、地球温暖化によってアフリカで大雨が続いたためだと言われております。

日本の食料自給率は40%以下なので、今後の食料危機が懸念されます^^::

間違っても、サバクトビバッタが日本に来ないことを祈りたいものです。今週末に琴似神社にお参りに行って、そのような事態が発生しないように御祈念してきたいと思います(*^^*)

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

感染症対策に、いつもご協力いただいてありがとうございます

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

院長からブログにおいて、たびたびご連絡させていただいておりますが、札幌ことにメンタルクリニックでは現在感染対策として各種の取り組みを行っております。いつもご協力いただいてありがとうございます。診察室をはじめ、飛沫感染対策として受付や会計にはアクリルボードを設置しております。さらにフェイスシールドを装着して対応させていただく場合もございます。

職員は常時マスクを着用しているほか、定期的にクリニック内のアルコール・次亜塩素酸での除菌・清掃および換気を行っております。そのため、時にクリニック内が寒いと感じられる場合があるかもしれません。ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

また、現在待合室(ロビー)でお待ちいただける人数を7名とさせていただき、座席の調整もしております。廊下でもお待ちいただけるよう準備いたしております。混雑を少しでも緩和できるよう、ご予約いただいたお時間にご来院いただくようお願い申し上げます。

第2波が訪れている札幌ですが、少しずつ新規感染者の数が減少していることは本当に喜ばしいことだと思います。

ここで気を抜くことなく、クリニックにおいても感染対策を続けてまいります。皆様のご理解、ご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

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札幌 心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

精神科・心療内科のお薬について① 

Q:精神科・心療内科のお薬をわかりやすく説明してもらえますか? 安定剤 睡眠剤、抗うつ薬、抗精神病薬という言葉を耳にしますが、どんな違いがあるのですか?

A:はい。了解しました^^ わかりやすくお話いたします。精神科領域使用される薬剤総称して、向精神薬と言います。その中でも、代表的なものをお答えしたいと存じます^^ しばし、長くなりますが、ご清聴をお願いします^^

①抗精神病薬                              

主に統合失調症妄想性障害幻覚妄想や、双極性感情障害(躁うつ病)の躁状態に使用します。時に、うつ病焦燥感が強い場合(焦燥型うつ病)やうつ病の増強療法に使用することがあります。

定型薬(ずっと以前から使用されている古典的な薬剤で、効果は十分にあるのですが、副作用も出やすい)と非定型薬(比較的、新しい薬剤で効果があり副作用は少ない)があります。

現在では、非定型薬最少用量から服薬していただく治療がスタンダードになっております。

しかし定型薬にも現役バリバリで使われている薬剤もあります。特に低力価群・中間型群で鎮静効果が強いレボメプロマジン ゾテピン スルトプリド等は、非定型薬では代替薬が実質ないため現在でも、興奮・衝動性・焦燥感強い場合に使用しております。古いものが全て悪いと言う訳ではありません^^;

②抗不安薬                               名称通りまさに不安に対して効果がある薬剤です。かつては神経症と呼ばれる疾患を中心に使用されております。ちなみに神経症は、英語ではneurosis(ニューローシス)。ドイツ語ではneurose(ノイローゼ)と訳します。       神経症を、わかり易くいうと脳の疾患ではなく、心の疾患です。原因として、悩み 不安 緊張 葛藤などの心理的なストレスが原因で生じる、あくまでも心の疾患です。言い換えれば、ストレスに押し潰されて、どうしようもない状況になって、心が悲鳴をあげている状況だとご理解ください。誰にでもなりえます。主に効果が望めるのは、不安障害身体症状症=身体表現性障害(身体化障害 心気障害 身体表現自律神経機能不全 持続性身体表現性疼痛障害)、混合性不安抑つ障害(神経症性うつ状態)等です。

ただし一部の神経症には効果が乏しいものもあります。パニック障害、強迫性障害(強迫神経症)、解離性障害(ヒステリー)、転換性障害(ヒステリー)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等には、抗不安薬はあまり大きな効果が期待できません。その際は、SSRIなど抗うつ薬が有効となります。

非常にわかり易く言えば、抗不安薬は対症療法(盾)です。一方、SSRIやSNRIはメンタルを根本から守ってくれる鎧(ヨロイ)です^^;;

③抗うつ薬:うつ病に対して効果がある薬剤です。二環系 三環系 四環系 ベンズアミド系が以前から使用されていました。現在は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)第一選択薬として使用することが主流となっています。SSRIやSNRIは治療効果・副作用・安全性でも非常に優れていますが、唯一、困った副作用があります。服薬初期に、吐気やムカムカなどの消化器症状が出現することがあります。ほとんどの場合、1ヶ月以内に馴染できて、そのような副作用は消失します。そのため服薬初期に胃薬を併用すると、その副作用はかなり緩和されます。副作用が軽減してきたら徐々に胃薬も減らし、いずれ中止します。

上記しましたが、難治性の神経症圏の疾患であるパニック障害、強迫性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)等にも有効性が認められます。

④睡眠薬:現在、主に使用されている睡眠薬には、ベンゾジアゼピン系非ベンゾジアゼピン系(メラトニン受容体アゴニストとオレキシン受容体拮抗薬も含む)があります。

現在でも主流であるベンゾジアゼピン系睡眠薬には大きく分けて(1)超短時間型 (2)短時間作用型 (3)中時間作用型 (4)長時間作用型があります。(1)(2)は入眠困難(寝付きが悪い)タイプの方。(3)は中途覚醒(途中で目が覚めてしまう)タイプの方。(4)は早朝覚醒(朝早く目覚めてしまう)タイプの方に使用します。

⑤抗てんかん薬:癲癇(てんかん)に対して効果のある薬剤です。てんかんは、わかりやすく言えば「脳内で一部の神経細胞が突然一時的に異常な電気活動を起こすことにより発生します」。部分発作と全般性発作と詳細不能型の3つに分類されます。発作のタイプに最適な薬剤を選択して、服薬することにより発作を抑制することが可能となります。

⑥その他精神刺激薬等(中には非中枢神経刺激薬も含みますが、ややこしくなるので、スッキリわかり易く言うと大きな枠組みでは、はほぼ同じようなものだとお考えください。異論もあるかと思いますが、一般の方にわかり易い説明をするためなのでご理解ください)。

中枢神経系を刺激する薬剤は、服薬すると精神がすっきりします。わかり易く言えば「脳を覚醒して注意力や集中力を高め、眠気を減らす薬剤」です。メチルフェニデート製剤・ペモリン・モダフィニル・アトモキセチン塩酸塩・グアンファシン塩酸塩が本邦では、保険適応になっています。

対象疾患としてはナルコレプシーADHD(注意欠陥多動性障害)となります。

 

P.S.上記薬剤には、それぞれ薬剤ごとにクセというか個性があります。

その上で、それぞれの患者様の症状に合った最適な処方を判断するのが精神科医・心療内科医の重要な役割の一つだと考えております。

⑦気分安定薬の有効性がある疾患(双極性感情障害 気分変調症 統合失調感情障害

⑧抗認知症薬(認知症治療薬)については、次回に詳しくご説明したいと思います。しばらくお待ちくださいませ(*^^*)

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精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

当クリニックでカウンセリング・心理検査を開始いたします♪

「こころの問題でお悩み」のため、札幌ことにメンタルクリニックを受診される患者様の中には、なるべく薬物を使用せず、可能ならばカウンセリングや心理療法で治療をしたいとお考えの方も多くおられると考えております。

私自身、カウンセリングや心理療法は十分に治療効果があると考えております。それ故、2020年5月からカウンセリング枠を更に拡充することにしました。また心理検査ができることは、非常に臨床的な意義が大きいと思います。広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)認知症の診断精度が飛躍的に高めてくれます^^ ただし疾患によっては、カウンセリング・心理療法よりも薬物療法の方が有効な場合もあることは、予めご了承ください。

そのギリギリの診立てをするのが、精神科・心療内科医の専門医として非常に重要な役割の一つだと考えております。

カウンセリング・心理検査の実施日は、月曜午前 水曜午前 金曜日午後 第2土曜日 第4土曜日となります。詳しくは、ホームページのQ&Aの欄をご確認ください。

P.S. 当クリニックは現時点で医師1名、看護師3名、医療事務3名体制ですが、令和2年5月から臨床心理士(公認心理師)は男性1名、女性1名2名体制と拡充することになります。札幌市(西区)を中心に「こころ」のかかりつけ医「こころ」の専門医として地域医療に根差して、更なる貢献したいと真剣に考えておりおります(*^-^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

食料危機?コロナの影響か?スーパーから食料が消える?

最近、札幌市内の近所のスーパーに行って、ふと気になることがありました。

保存食(レトルト・缶詰・乾麺・ホットケーキミックス等)が、ほとんど売切れになっております。食料危機になるのでしょうか?^^;;

新型コロナのため、世界の食料輸出国が輸出制限をかけていますので、その影響が今後、徐々に出てくるのかと思います^^;;

現在の日本国内の食料自給率(日本国内で調達できる食べ物の割合)は、実は40%以下です。つまり60%以上は海外からの輸入に頼っています。だから食料輸入が途絶えたら、日本は非常に厳しい事態となります(/ω\)

ただし道民限定ですが、少し朗報があります。北海道の食料自給率は150%あります^^ さすが「日本の食糧庫」と言われるだけの底力があります(*^^*)

しかし首都圏をはじめ本州で、食料の値段が吊り上がれば、道内の食料は道民をスルーして本州に向かう可能性があります;;

いやはや、本当に大変な時代が来ました(;´Д`)

全世界が破滅的コロナダメージの被害を受けたことは、歴史の教科書にも間違いなく残ると思います。この腹立たしさを人類は決して忘れないと思います。今回の塗炭を舐めるような苦しい経験を今後の日本のあり方を考える上で、ある意味、よき契機・教訓になればと考えております^^;;

では明日からも継続して、自分自身に与えられた目の前の一つ一つ日々の課題をこなして、いきましょう(#^.^#)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気分転換の方法(緊急事態宣言でのステイホームもできる)

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

少しずつ新規感染者が減少しているようですが、外出自粛の要請が継続しており、休校の延期など、まだまだ普段の日常とは異なる日々が続いております。病状に関わらず、ストレスが溜まってしまう人もたくさんいらっしゃるかと思います。

心理療法の業務内でも、気分転換はたびたび話題に上がる内容の一つです。気分転換は一般的な名称ですが、心理療法においても様々な呼び名で、気分転換の方法について取り上げます。

目的としては大きくは嫌な気分の軽減と言ってよいでしょう。嫌な気分がなくなるわけではありませんが、やわらいだり、一時でも嫌な気分や考えから離れられる時間を作ることができると、気分転換は成功と言えます。

 

何がよいかとの質問を時に受けますが、実はこれなら間違いないという手段があるわけではありません。その方その方にとって、良い気分転換になる手段は異なります。私の場合は漫画読むことは気分転換の一つですが、すべての人に当てはまるわけではありません。音楽のほうが良い人もいれば、体を動かすほうが良い人もいるでしょう。

 

また、必ずしも同じ手段が同じ結果をもたらしてくれるとも限りません。私自身も、時には漫画を手に取ってみても、あまり気分転換にならない場合もあります。読みたいと思う漫画が家にないという場合もあります。

 

気分転換の方法を考えるときのポイントは複数の手段を思いついておくことです。複数の手段があれば、何か一つ取り組んで、気分転換ができなくとも、次の手段に取り組むということができます。そうしているうちに、いつの間にか気分も変わるという体験も十分に起こりえます。

 

役に立ちそうにもない手段でも、レパートリーの一つしてストックしておくと、時に助けになることもあるでしょう。たくさんの手段を思いついておくことがお勧めです。

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