考え方を変えることはできるだろうか?パート2

公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

 

以前、考え方を変えることはできるかということについてお話させていただきました。

考え方を変えるという発想よりも、幅を広げるという発想で取り組むというお話です。

今回はパート2ということで、考え方を変えるということについて、また別な発想をご紹介しようと思います。

以前も、お話したように考え方を変えるというのは実は難しいものです。ついそう考えてしまうという考え方は、誰しもにあり、変えようとしても中々変えられないという体験は多くの方がしているのではないかと思います。

実は、考え方を変えるのは難しいのですが、考え方は変わることがあります。どういうことかというと、狙って変えようとしても変わりにくいということです。考え方が変わる体験は、私達の気分が変わったときに起きやすいといえます。

そう考えたから落ち込むということと同時に、私達には落ち込んでいるからそう考えるという側面も存在します。つまり、気分や感情が変化すると、それに伴い考えも変化するということです。なので、狙って考え方を変えようとしていなくても、結果的に考え方が変わるということは生じることがあります。

 

まずは気分を変えてから考えてみる、悩んでみるという方が、上手に考えられたり、上手に悩めることがあるんです。一般的にも気分転換という言葉は広まっていますが、気分を変えてみようとする試みは考え方の変化にも有効な手段と言えます。

どのような手段が気分転換になるのかは、人それぞれ違いがあります。ゆっくりとお風呂に浸かることが気分転換になる人もいるでしょう。しかし、私のように長風呂が苦手な人にとってはあまり有効とは言えません。自分にとって、有効な気分転換を複数見つけておくと、ストレスへの対処もより上手になっていくと言えます。

 

今朝、偶然ですが、通勤のJRが遅れ、待っている時間ももったいないと思い、途中から歩いて出勤してみました。天気もよく、気持ちのよい出勤前のお散歩になりました。JRで移動中はまだ火曜日かと思っていましたが、歩いているうちに自然とさぁ今日もやるか、という気持ちになり、少し元気に仕事を始めることができました。

やはり気分転換は大事だなと改めて感じながら、午前の業務を終え、このブログを書いています。みなさんも、自分に役立つ気分転換の方法を探してみましう。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

これまでに携わったお仕事⑤

札幌ことにメンタルクリニックの公認心理師・臨床心理士・副事務長春名です。

携わったお仕事シリーズになります。第5弾も心理療法についてです。

前回はエクスポージャーと曝露反応妨害法について紹介しました。本日はアサーティブネス・トレーニングについてです。

アサーティブネス・トレーニングとはコミュニケーションの改善方法の一つで、認知行動療法の一つと考えられています(賛否両論あるかもしれませんが・・・)。
基本的には自分も相手も気持ちの良いコミュニケーションを、ということがスローガンと言えます。内容の詳細についてはここでは書ききれませんので、一部のご紹介になります。

私がこの心理療法に出会ったのは大学院生の頃でした。アサーティブネス・コミュニケーションに関する講義を受ける機会があり、その時に初めてこの心理療法について知りました。3日間の集中的な講義でしたが、とても楽しく、興味深く、勉強になったことを覚えています。それをきっかけに、就職後、書籍などを通して学び、アサーティブネス・トレーニングを心理療法に取り入れたり、デイケアのプログラムで紹介するなどしておりました。

私自身がこの方法に興味が持てたのは、先ほども述べた学生時代の講義の時でした。私は比較的よくしゃべるタイプだと思っていますが、案外大事なことになると言えないところもありました。遠慮であったり、相手が嫌な思いをするだろうと頭をよぎったり。アサーティブネスではこのようなタイプを非主張的なタイプと呼ばれます。なので、私の場合、よくしゃべる人だけどアサーティブなコミュニケーションができているとは言えない、非主張的なコミュニケーションをしている人ということになります。

私が興味を持ったのは、非主張的なタイプは自分の意見が通らないと考えて言えないのではないという点でした。断ると迷惑をかけると思って非主張的になるのは、断ることがそのまま通ることを前提に考えてしまっているというわけです。断ることを断られることだって確かにあるかもしれません。これにはなるほどな、と思いました。そして、迷惑かどうかも相手に決める権利があるのだと。これまたなるほどな、と思いました。伝わるかどうかではなく、伝えてみることが大切であること、上手なコミュニケーションとは要求が通ることとは別であることなど様々なことを学ぶ機会になりました。

今でも、肝心なことを言わないこともありますが、アサーティブネスの知識をいつも思い浮かべながら、日々過ごしています。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

 

札幌ことにメンタルクリニックの院内感染対策について

公認心理師・臨床心理士・事務長主任補佐(実質上の副事務長)の春名です。

昨日のブログにて、院長からも「札幌ことにメンタルクリニック」において重大な感染対策のご紹介がございました。

道内での感染拡大を受け、当クリニックでも可能な限りの対策を講じております。診察の待ち時間におきましては、時に多数の患者様が待機される場合もございます。可能な限りそのような事態が生じませんよう、予約の段階にて調整はしておりますが、そのような状態を完全を防ぐことは難しいのが現状です。

そのため、ご希望があれば廊下等、待合室以外での待機にもできる限りご対応させていただきます。受付にてお申し付けください。

また、ご来院の際には、クリニック手前にトイレ(お手洗い)がございますので、手洗いをしていただいてから、お越しいただければ、非常に助かります^^::

何卒、皆様のご理解をご協力をお願い申し上げます。

札幌 西区 琴似(ことに)

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

心理師 カウンセリング

これまでに携わったお仕事③

札幌ことにメンタルクリニックの公認心理師、副事務長兼主任補佐の春名です。

今回もこれまでに私が携わったお仕事シリーズです。

第3弾はデイケア業務についてです。

デイケアとは精神科リハビリテーションの一部です。症状の再燃を早期発見、防止することや社会復帰へのステップといった目的があります。午前、午後に複数のプログラムが用意されており、利用者が選んでプログラムに参加します。プログラムの内容は多種多様です。運動系のプログラムや物づくり、ソーシャルスキルトレーニングと呼ばれるようなプログラムなどそのデイケアの利用者や施設の特色を活かした内容が揃えられています。

私がデイケア業務を兼任させてもらった初期の頃は、利用者さんと同じようにプログラムを体験することからスタートしました。本来はスタッフですから、支援する側なんですが、はじめは普通に活動に参加しておりました。

そこで出会いはまったのが羊毛フェルトでした。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、羊毛を針でチクチク刺していろいろなものを作ることができます。当時、幼児だった息子がカバにはまっていたこともあり、初めての羊毛フェルトでカバづくりに挑みました。毎回羊毛フェルトに参加できるわけではなかったことと、カバづくりが中々手の込んだ作業が必要であったことなどから、完成までに半年以上かかってしまいました。

そして、その頃息子の興味はすでにカバではなくなっていました。

最近では、リカバリーと呼ばれる概念など、精神科リハビリテーションも発展し、各施設がいろいろな特色を持ってデイケアを運営しています。当クリニックにはデイケアはありませんが、ご利用に興味のある方がいらっしゃればご相談ください。

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