雪かきの季節が訪れました。心も冬に備えていく必要があります。

臨床心理課課長(公認心理師、臨床心理士)および副事務長の春名です。

 

昨日より、札幌でもとうとう冬景色になってまいりました。
岩見沢ではかなりの降雪があったようですね。
本格的に雪かきが必要な季節になりました。

今回は、そんな辛い雪かきが少し楽になる(かもしれない)お話をしたいと思います。

実は、雪かきも私達のストレスマネジメント(ストレスを上手に調整するということ)に役立ってくれる可能性を秘めています。
これは、行動活性化と呼ばれる心理療法の技法と関係しています。
行動活性化とは主に抑うつ気分の改善に用いられる技法です。

抑うつ気分の改善の一つの考え方は、とある著名人の言葉をお借りして、表現することができます。
それは、
「元気があれば、何でもできる」
です。

うつによって、元気がなくなるので、できていたことができなくなる。なので、治療によって元気を回復すれば、できるようになるという考えです。何でもできるは言い過ぎかもしれませんが、今もこのような考えをもとに抑うつ気分の治療は進められています。

行動活性化は今述べた考えの逆もどうやら有効だということをもとにした心理療法です。つまり、
「何かをすると、元気がでてくる」
というものです。

行動活性化では、その時々の状態や状況、条件において、実施可能な活動から元気がでる活動を見つけて、抑うつ気分の改善をはかります。元気がでる活動はぱっとひらめくのではなく、実験して検証するように、試しにやってみてどうだったか評価するという工程を繰り返しながら見つけていきます。

という観点から、雪かきも実は私達の気分を良くしてくれる活動になるかもしれないのです。黙々と雪をかき、その時だけ嫌なことを考える時間を減らせることができたとしたら、ストレスを和らげる一つの手段になってくれることもあります。

最後に、私自身の体験でもありますが、一定量を超える積雪では、雪かき自体がストレスだなと思います。しかし、時にはストレスを和らげてくれることもあるかもしれません。やってみたあとに、気分はどうなっているか、目を向けてみてください。もしかすると、雪かきの前よりも気分が良くなっていることもあるかもしれません。

札幌 西区 琴似

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

臨床心理課課長 春名 大輔