考え方を変えることはできるのだろうか?

札幌ことにメンタルクリニックの公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。

今回はタイトルにもあるように「考え方を変えられるかどうか」ということについて、少し書いてみたいと思います。

考え方を変えたいというご相談は多く寄せられるものの一つと言ってよいと思います。誰かに相談すると、「そう思うからだめなんだ」というようなアドバイスを受けることは多くの人が経験されているのではないかと思います。そのたびに、考え方を変えられればと思う方も少なからずいるでしょう。

賛否両論あるかとは思いますが、私はいつも考え方を変えるのではなく、考えの幅を広げることを推奨してきました。

私達が、物事をどう考えるか、どう感じるかにはやはりその方々の傾向というものがあると思っています。それはときに性格と呼ばれたり、個性と呼ばれたりするものを含みます。そして、これは私達の生活に良い結果をもたらしてくれるものもたくさんあります。

性格や個性というものはそうそう変えられるものとは思えません。なので、あることをまずこう思うという部分については、おそらく変化が起こしにくいと考えられます。しかし、私達がより生活で困ってしまうのは、ある考えがまず浮かぶことよりも、そうとしか思えない状態に陥ってしまい、それ以外の考えを思いつけない状態になってしまうことであったりします。

そこで、カウンセリングでは、いろいろな考えを思いつけるようになるトレーニングを行ったり、一面だけみるのではなく多面的にみるという発想を持っておくといった方法を推奨しています。

よく利用する方法の一つにブレーンストーミングと呼ばれるものがあります。これはとにかくたくさんのアイデアを自由に思いつくということに取り組みます。初めはなかなか思いつけない方でも、繰り返していると段々と思いつけるようになっていきます。

他には、アニメのキャラクターを利用して、そのキャラクターならどう思うか想像してみるといった方法もあります。

基本的には認知行動療法の発想をもとにした方法ですが、いろいろな考えを思いつけることは思考を柔軟にし、ストレスへの対処力の向上にも繋がります。

なので、考え方を変えるという取り組みよりも、考え方の幅を広げるという取り組みを推奨しています。幅が広がってくると、ときに考え方が変わったと感じられる瞬間も訪れるかもしれません。

気がつけば9月も半分が終わりました。本日は朝寒く、現在は比較的日差しが強く暑く感じるようなお天気ですね。そして、風がとても強い日です。

時々ですが、カウンセリングや心理療法、心理検査についてわかりやすく、ご説明していきたいと思います。

札幌 西区 琴似

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これまでに携わったお仕事③

札幌ことにメンタルクリニックの公認心理師、副事務長兼主任補佐の春名です。

今回もこれまでに私が携わったお仕事シリーズです。

第3弾はデイケア業務についてです。

デイケアとは精神科リハビリテーションの一部です。症状の再燃を早期発見、防止することや社会復帰へのステップといった目的があります。午前、午後に複数のプログラムが用意されており、利用者が選んでプログラムに参加します。プログラムの内容は多種多様です。運動系のプログラムや物づくり、ソーシャルスキルトレーニングと呼ばれるようなプログラムなどそのデイケアの利用者や施設の特色を活かした内容が揃えられています。

私がデイケア業務を兼任させてもらった初期の頃は、利用者さんと同じようにプログラムを体験することからスタートしました。本来はスタッフですから、支援する側なんですが、はじめは普通に活動に参加しておりました。

そこで出会いはまったのが羊毛フェルトでした。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、羊毛を針でチクチク刺していろいろなものを作ることができます。当時、幼児だった息子がカバにはまっていたこともあり、初めての羊毛フェルトでカバづくりに挑みました。毎回羊毛フェルトに参加できるわけではなかったことと、カバづくりが中々手の込んだ作業が必要であったことなどから、完成までに半年以上かかってしまいました。

そして、その頃息子の興味はすでにカバではなくなっていました。

最近では、リカバリーと呼ばれる概念など、精神科リハビリテーションも発展し、各施設がいろいろな特色を持ってデイケアを運営しています。当クリニックにはデイケアはありませんが、ご利用に興味のある方がいらっしゃればご相談ください。

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