Q&A 45回目 車イスでの受診は可能ですか?

Q:車イスでの受診は可能ですか?

A:はい。もちろん可能です。当クリニックは、心療内科・精神科領域全般はもちろんですが、「認知症・もの忘れ外来」にも力を入れております。

そのためバリアフリーにも十分な配慮をいたしております。

ビルの入口に一段だけ段差がありますが、事前にお電話などでご連絡いただければ、スタッフが下記のスロープを素早く設置いたします。もちろん車イスのお手伝いもいたします^^

あとは、車イスも楽に入れるサイズのエレベーターがありますので、3階まで上がっていただければ、すぐにクリニック内に到着できます^^

いろいろな年齢層の患者様に安心して受診していただけるように、心掛けておりますので、お困りの際は、ご遠慮なくお申し出ください(*^^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

 

院長 阿部 多樹夫

 

 

Q&A 40回目 夫が寝ている間に、悪夢にうなされて、大暴れします。何かの病気でしょうか?

Q:夫が寝ている間に、悪夢にうなされて、大暴れします。何かの病気でしょうか?

   40回目

A:レム睡眠行動障害(睡眠中に夢体験と同じ行動をとってしまう病気。)が考えられます。

睡眠中には、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に出現します。健康な人ではレム睡眠中には骨格筋が弛緩して動きません。レム睡眠行動障害ではこの抑制機構が障害されるため、夢の中での行動がそのまま現実の行動となって現れてしまいます。

大声で寝言を言ったり、腕を上げて何かを探すしぐさをしたり、殴る、蹴るなどの激しい動作がみられます。症状が強いケースでは、起き上がって歩き回る、窓から飛び出して怪我をするなど危険な行為もみられます。

原因が明らかでない場合も多いのですが、約半数例には中枢神経の疾患がみられます。特に、パーキンソン病、レビー小体病、多系統萎縮症などで高頻度にみられ、これらの神経疾患の発症に先だってレム睡眠行動障害がみられることもあります。

レム睡眠行動障害が出現するようでしたら、一度、パーキンソン病やレビー小体型認知症の前兆がないか検査してみられた方が良いのかも知れません。(厚労省HPから引用)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

もの忘れ(物忘れ)・認知症外来について

当クリニックのホームページをご覧いただきありがとうございます。

当クリニックは令和元年6月3日から名称変更・移転しましたが、札幌市西区の琴似・二十四軒地区にて、20年以上前から現存する最も歴史の古いメンタルクリニックです。心療内科・精神科の疾患について、全般的に診させていただいております。

臨床医として長い間、認知症・もの忘れ(物忘れ)外来にも積極的に携わってきました。

そのため、認知症・もの忘れ(物忘れ)で、お困りのご本人 ご家族からのご相談を、お気軽にお受けいたしております。

日本認知症学会専門医・指導医  認知症サポート医として最大限、貢献させて頂きます。

事前に電話相談いただければ、日程調整の上、一般的な認知症検査は、初診日で全て行うことも可能です。(近隣の2病院と連携をとっておりますので、頭部CTや頭部MRIなどの画像検査も連携先の都合さえ合えば、即日に行うことも可能です。)

認知症を診断するにあたって、最先端の精密検査を希望される場合にも、当クリニックと連携している最先端の検査機関が札幌市内にあります。患者様やご家族のご希望に沿った形で、最も効率の良い検査スケジュールを調整・ご提案することも可能です。

まずは事前に011‐615-5562まで、お電話ください。

事前にお電話でのご予約がなくても、もちろん受診は可能です。ただし、場合によっては、多少お待ちいただく場合もございます。何卒、ご理解を宜しくお願いします。

 

札幌 西区 琴似 二十四軒

認知症・もの忘れ(物忘れ)外来

院長 阿部 多樹夫

もの忘れ 認知症について⑨ 

本日は、血管性認知症についてお話したいと思います。

血管性認知症とは、分かりやすく言いますと脳卒中(脳梗塞 脳出血 くも膜下出血等)によって、脳が障害を受けたため後遺症として認知症になったものと理解してください。下の画像1は脳出血です。画像2は脳梗塞です。

画像1

画像2

つまり、脳出血や脳梗塞によって脳がダメージを受けて、認知レベルが低下してしまった認知症を血管性認知症といいます。

下の図1をご覧ください。脳卒中を繰り返すたびに、段階的に症状が進行していきます。つまり再発のたびに悪化してきます。

図1

【予防・治療】

血管性認知症にならないためには、まずは普段からの生活習慣が非常に大切です。

辛いでしょうけれど、喫煙 肥満 過度な飲酒 睡眠不足から改善しましょう^^ それから高血圧症や糖尿病 高脂血症のある方は、その治療をしっかりと行うことも大切です。また不整脈(特に心房細動)のある方は、血栓(血の塊で脳梗塞の原因)が出来やすくなりますので、その治療が非常に重要となります。

一旦、脳卒中になった場合は、再発を繰り返さないことが大切です。そのため、血液がサラサラになるお薬や、血圧を下げる降圧剤などをきちんと服用することをお勧めします。血管性認知症は、予防によりかなり防ぐことができますので、健康なライフスタイルを目指しましょう。

今回は脳血管性認知症について、お話させていただきました^^

次回は、FTLD(前頭側頭葉変性症)について、お話したいと思います(*^^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科 認知症・もの忘れ

札幌ことにメンタルクリニック

院長  阿部 多樹夫

認知症について②

それでは認知症について、第2回目のお話をさせていただきます。

認知症になる原因ですが、実は沢山あります。おおよそ80~90くらい原因があると言われてます。クロイツフェルト・ヤコブ病やミトコンドリア脳筋症なども原因の一つとなりますが非常に稀な疾患であり、日常臨床で診察する認知症はおおよそ下記の比率になると思います。(偉い学者先生方々のデータにより結構、幅はありますが^^;)

つまり、認知症を正しく理解するには

<1>アルツハイマー型認知症

<2>脳血管性認知症

<3>レビー小体型認知症

<4>前頭側頭型認知症(前頭側頭葉変性症:FTLD)

の4つの疾患を理解することが、とても重要になります。

では、認知症の2/3を占めるアルツハイマー型認知症について、お話します。

<1>アルツハイマー型認知症

1.まず記憶力の低下から始まります。「昔のことはよく覚えているが最近の記憶があいまいになった」「同じことを何度も言ったり聞いたりする」 「財布などを置き忘れたり しまい忘れたりする」「人や物の名前が思い出せない」「今までできていた仕事や料理ができなくなった」「何となく人柄が変わった」などの変化が現れます。

2.症状は、記憶力の低下や遂行機能低下(段取り良く、物事をスムーズに行うことが難しくなった)を主とした【中核症状】と、物盗られ妄想・被害妄想 怒りっぽくなったなど【BPSD(行動・心理症状)】の2つに大きく分けられます。

3.そして、症状は徐々に進行してきます。

下の図をご覧ください。アルツハイマー型認知症を発症すると時間経過とともに徐々に症状は進行してきます。誠に申し上げるのが辛いのですが、現実は、このような経過をたどります。

では、「何故、アルツハイマー型認知症になるの?」と聞かれますと、下の頭部MRIをご覧ください。左側がcontrolといわれる正常の方の頭部MRIです。そして、右側がAD(以下、アルツハイマー型認知症)のMRI画像です。

いかがですか?ADの患者さんは、正常の方に比べて、黄色丸の部分の海馬(記憶をつかさどる場所)が明らかに、萎縮しているのがわかります。また、脳全体が正常の方に比べて萎縮していることも、お判りでしょう。

では、第3回目に続きます^^ 3回目も皆様に、わかりやすく、ご理解いただけるように準備いたします^_^;

最近、急に寒くなってきましたので、風邪など引かれませんように、ご自愛くださいませ^^

 

札幌市西区  琴似・二十四軒地区 心療内科・精神科

院長  阿部 多樹夫