雑談です♪ 19

本日も、沢山の患者さんが来院されました。

皆さん とてもお辛い心の内をお話になり、お気持ちは十分にお察しいたします。

それでも主治医として敢えて申し上げます。人間は「生きてなんぼ」だと思います。人生は残念ながら、楽しいことより辛いことの方が多いです。日々、辛い日常に追われて、こころの健康を崩すことは、珍しくありません。

しかし、間違っても「自分が消えれば、全て解決する。楽になれる」などと、考えないでください。あなたには、まだまだ生きる意味と価値が必ず、おありだと思います^^

可能な限り、そのようなお悩みのご相談をお受けしております。どうか、ご自身やご家族が悲しい思いをされる前に、お困りのことがあれば、心療内科医や精神科医にご相談ください。当クリニックでもご相談をお受けいたしております。

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

雑談です♪ 18 2019年の統一選挙に行ってきました

本日、2019年の統一選挙(道知事 道議会 札幌市長 札幌市議会)に、行ってきました^^

ここのところ、立候補者の方々が必死で選挙活動されておりました^^

診察中や通勤中でも、ずっと賑やかでしたね^^; 診察中にも患者様の声が聞こえないことがありました^^;; それだけはご勘弁をお願いしたいものです^^

北海道と札幌市を良くしていただけそうな方に投票してきましたが、今後、その公約が、しっかりと実行されるのか、冷静に見守っていきたいと思います(*^^*)

皆がより良い暮らしを出来るように支援してくれる方が、当選していただきたいものですね^^

 

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札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

アルコール依存症における飲酒量低減薬について

ナルメフェンという薬剤が平成31年3月5日に、国内で一斉に発売される予定でしたが、厚生労働省から突然のストップがかかり、大幅にリリースが遅れてます。前代未聞のことです。

一部の重度アルコール専門治療機関は、すでに使用が許されているようですが、そこでの様子を聴くと、かなり効果があるようで、徐々に酒量の減少に成功しているケースもあるようです。

つまり患者さんにとって、とても有益な薬剤である可能性があると考えております。発売1週間前に突然、厚生労働省からストップが入った理由は全く分かりませんが、減酒・節酒につながれば、予防医学の観点から、将来的な医療費抑制に十分つながると考えます。

アルコール問題で苦しんでおられる患者さんに、有益な薬剤が、少しでも早く使用できるようにして頂きたいものであります。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

雑談です♪ 17 (抗うつ薬について)

昨晩、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬の勉強会に参加してきました。

日常臨床でもよく、使用される薬剤なのですが、非常に効果があります。

またSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)という薬剤も、使用する機会が多いのですが、どちらも、服薬開始直後に消化器症状(ムカムカ 吐き気 胃痛etc)の副作用が、出現することがあります^^;

この消化器症状は、通常は身体に薬剤が馴染んでくると、徐々に消退していきます。しかし、もともと体質的に胃腸が弱い方は、出現する可能性が高い印象があります。そのため、投与開始時から、しばらくは胃腸薬を併用すると、消化器症状の出現率が格段に低くなります。

3環系や4環系の抗うつ薬などに比べると、副作用や安全面でも、優秀な薬剤なのですが、この消化器症状を主とした副作用には、常に悩まされております(/ω\)

もっと、消化器症状の少ない抗うつ薬の登場が望まれます^^

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院長 阿部 多樹夫

精神科医の雑談です♪ 16 新元号

精神科医の雑談をさせていただきます^^

心から新年号に敬意を申し上げます。

いよいよ新元号が決まりました。「令和」でした^^

正直、まだピンときませんが、何となく良さそうな元号だと思います。

ちなみに、私の予測は「敬和」でしたので、一文字違いでした^^;

本日から新年度となります。就職 転勤 進学 転居など環境が大きく変わるシーズンです。何かとストレスを感じることの多いと思いますが、焦らずに、ご自身のペースでお過ごしください(*^-^*)

「平成」の看板は、小渕さんでした。「令和」の看板は、菅さんなのですね^^

残り少ない平成を、悔いが残らないように、全力で過ごしたいと思います(*^-^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

雑談です♪ 15 身体疾患の「こころ」への影響について

当クリニックの外来にて、多くの患者さんを診させていただいておりますが、なるべく定期的に、血液検査 血圧測定 神経学的検査をおこないように心掛けております。

理由として、メンタル系の症状で受診される患者さんの中には、意外と多くの身体疾患(甲状腺機能異常 肝機能障害 腎機能障害 糖尿病 脂質異常 高血圧症etc)をお持ちの方がおられます。

身体疾患をお持ちの方は、精神面にも大きな影響が出てくることが多々あります。

◎甲状腺機能異常では、甲状腺機能亢進症の場合には躁状態のような精神症状がみられます。逆に甲状腺機能低下症では、うつ状態の症状がみられる場合があります。

◎肝機能障害では、全身倦怠感 疲労感 意欲低下が出てくる場合もあります。

◎腎機能障害も同様に、著しく低下すると、全身倦怠感や疲労感が出現してきます。

◎糖尿病の方は、疲労感 全身倦怠感 喉の渇き 手足のしびれ 血糖値の変化に伴う意識障害なども出現してきます。またメンタル系の薬剤を使用する場合に、糖尿病や糖代謝異常のある方には、処方できない(禁忌)薬剤も割と多くあります。

◎脂質異常(高脂血症)や高血圧症においては、将来的に脳卒中や心筋梗塞になる危険性が非常に高くなります。そうなってしまった場合に、脳血管性うつ病や脳血管性認知症などになる可能性も高くなります。それを未然に予防することも大切です。

◎神経学的検査を行うことは、パーキンソン病をはじめとする神経疾患をなるべく初期の段階で見逃さないためにも必要です。

昔のことわざに「心技体」というものがあります^^

「こころ」「身体」が健康であって、初めて「技:仕事・社会活動・日常生活」を充実して送れるということなのだと思っております(*^-^*)

明日から4月になります。明日の元号発表が楽しみです^^

ちなみに私の予測は「敬和」です^^ ほぼ100%外れると思いますが、その時は、ごめんなさいです(/ω\)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

雑談です♪ 14 寒い日が続きます。

寒い日が続きます。

一旦、道路の雪が解けたのに、また雪が積もってきました^^;;

北海道の春は、もう少し時間がかかりそうです。

一方、東京では今週末、桜満開のようです^^

ちなみに札幌の開花予想は、今年は5月2日です。

平成最後の桜(ソメイヨシノ)は残念ながら、見れそうにありません(/ω\)

私事で恐縮ですが、4月20日(土)アルツハイマー病研究会(東京)と、翌21日に行われる日本認知症学会研修セミナー(東京)に参加する予定です。その時、ちょこっと八重桜くらい見たいかなと個人的には思ってます(願っております)^^;

    平成も終りそうです(*^-^*)

そういう経緯で、大変申し訳ありませんが、4月30日(土)は休診とさせて頂きます。

ご迷惑をお掛けしますが、ご理解いただきますように、宜しくお願いします m(_ _)m

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 第28回 適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか?重い精神疾患ですか?

Q1:適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか? 

                 第28回

A1:適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとって非常につらく耐えがたく、そのために気分や行動面に症状が現れたものです。

たとえば、憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊す、過度の飲酒などの行動面の症状がみられることもあります。

ストレスとなる状況や出来事がはっきりして分かっているのんで、その原因から離れると、症状は次第に改善します。

でも、ストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。

(厚生労働省 HP 参照)

Q2:重い精神疾患なのでしょうか?

A2:ご本人の辛いお気持ちは十分にお察しできます。「つらい状況で、非常に、ご苦労されました」といつも思います。辛かったのは十分に理解できますが、悪性の精神疾患ではありませんので、その点はご安心ください。

しかし、ご本人にとっては極めて重大な問題です。そのような時に、真摯に相談できるのが精神科・心療内科医の真骨頂だと思います^^

環境調整や休養・治療を行えば、回復する可能性は極めて高いです(*^_^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

雑談です♪ 13 私自身のストレス発散方法♪

皆様、精神面で安定を保たれるのに、大変ご苦労されていると思います。

私も、生身の人間なので、いろいろと思い悩むことは、正直、あります(;^ω^)

私見ですが、しっかりとた、ストレス発散方法をお持ちの方は、精神面で非常に安定されている方が多い印象を受けます。

ストレス発散方法は、皆様それぞれお持ちでしょう。運動であったり、グルメ 映画鑑賞 読書 釣り 料理など様々な趣味や文化活動などがあります^^

私の場合は、「寺社仏閣に参拝すること」「温泉めぐり」「読書」です。

琴似神社にほぼ毎週、参拝して、患者さんと職員の心身の健康と安全を祈願しております。

月一回くらいですが、自宅の近くの曹洞宗のお寺にも、お参りに行っております^^

非常に清々しい気持ちになるので、続けております。

あと、たまに、のんびりと、ふやけるくらいまで温泉に浸かってみることにしております^^

春らしくなってきましたので、そろそろ散歩など運動も始めてみようかと思ってます^^

ストレスを適度に発散することで、メンタルヘルス(こころの健康)を維持しましょう(*^-^*)

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院長 阿部 多樹夫

札幌市認知症医療推進協議会に参加してきました

本日、札幌市医師会館で19:30からおこなわれた「札幌市認知症医療推進協議会」の設立総会に参加してきました。

札幌市も、日本の他の地域と同様に、高齢者の方が増えてます。

札幌市医師会2018年度活動方針抜粋として

(1)2025年の超高齢社会に向けて、認知症高齢者や一人暮らしの高齢者が増加する中、介護を必要とする高齢者ができる限り住み慣れた地域での生活を継続できるよう、地域包括ケアシステムの構築が求められている。

(2)認知症の高齢者やその家族等を支援するため、医療と介護が一体となった認知症支援地域ネットワークの構築を目指すとともに、要介護者や障がい者が適切なサービスを受けられるよう、介護保険制度及び障害者支援制度の円滑な運営を行う。

(3)最大の目的は、各種の医師の力、多くの関係診療科の力を結集することにあります。

 

何だか難しいので、わかりやすく翻訳します^^;

(1)今後、どんどん高齢者の方が増えてきます。故に、皆が合理的で最大限に納得できる仕組みを作りましょう^^

(2)認知症の患者さんやご家族のために、医療や介護などの枠を超えて、利用者本位のシステムを作りましょう^^

(3)認知症を診察・治療する診療科は、精神科 心療内科 神経内科 脳外科 内科 総合内科などいろいろありますが、連携して患者さんにとって、無駄なく効率的な認知症医療を協力して提供しましょう^^

本日の最も大きな成果は、以上の3点が皆に協賛されて、新しい取り組みが産声を上げたという点です。

会場には、顔なじみの先生も多数おられましたが、皆さん、昔から認知症医療に対して、非常に熱心に取り組んでおられます^^ 診療科を超えて、このような協議会ができれば、札幌の認知症(もの忘れ)医療は、更に良くなると確信しました。

今後も当クリニックは、各方面と連携・協力を強化しながら、札幌市の認知症・もの忘れ(物忘れ)医療において、積極的に貢献していきたいと思っております(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫