睡眠障害について

1.【不眠症】

ストレス社会の現代において、あるデータでは成人の20%くらいが、不眠症で悩んでいると言われてます。

睡眠薬を服用すると確かに、不眠が改善する場合もありますが、まずは、規則正しい生活リズムの確立や適度な運動、入浴、過度なアルコール摂取の制限など、生活環境の改善をお勧めしております。

どうしても薬物治療を行う必要がある場合の注意点ですが、下記4つの問題点をしっかりと見極めた上で行います。

①入眠困難(寝つきが悪い)

②中途覚醒(途中で目覚めてしまう)

③早朝覚醒(朝はやくに目が覚めてしまう)

④熟眠困難(睡眠時は十分に取ったのに、熟眠感がない)

それぞれのタイプの不眠患者さんにとって、最適の処方を選択することが重要となります。下記3タイプに分けて睡眠薬の使い分けを行います。

(1)短時間作用型(超短時間作用型も含む)

(2)中時間作用型

(3)長時間作用型

当然、最適最少量の睡眠剤を処方することが、重要となります^^

 

2.【レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群・下肢静止不能症候群)】

わかりやすい特徴として

(1)足を動かしたくて我慢できない衝動に駆られます。

(2)ムズムズ感 電気が走ったような鋭い痛みが、足にみられます。

(3)足を動かすと症状が軽減します。

(4)夕方から夜にかけて症状が出現しやすくなります。

 

特に中高年に発生しやすい傾向があります。

頻度としては、人口の2~4%(240~480万人)と推計されております。

男女差では、1.5倍、女性に多いと言われてます。

[原因]として、中枢神経のドパミン神経系の機能異常と脳内の鉄分の不足が指摘されております。

[治療]として

①ドパミンアゴニスト(パーキンソン病の薬の一種です)。

②ベンゾジアゼピン系のクロナゼパムも効果があります。

③鉄欠乏がある方は、鉄成分を含む薬剤を処方します。

④その他、アルコール・タバコ・カフェインなどを控えていただく必要もあります。

日常診察でも、多くの方が、お悩みで来院されてます^^; かなり身近な疾患だといえます。

健康の基本は、まずは良質な睡眠をとれるようになることが第一だと、ご理解ください(*^-^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科 メンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫