公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です。
早いもので、11月も最終日となり、今年も残すところあと1ヶ月となりました。この1年はコロナウイルス感染症の流行に伴い、多くの人々が様々な苦労をした1年でした。
ようやく、大規模な感染拡大が収束し、いつもの日常に戻りつつあるのかと思いった矢先、新たな変異株が世界的に猛威を振るう懸念が出てきてしまいました。感染の再拡大が防がれるとともに、少しでも早く収束していくことを願うばかりです。
今朝のニュースで偶然見かけた内容ですが、感染拡大が現状抑えられている日本においても、授業の全てを対面で行うことができている大学が3割台ということでした。大学で勤務している仲間に聞いても、授業の主はオンラインになっているということでした。感染拡大後は研修や学会開催もオンラインが主流となっており、中々元通りに戻ることが難しいものもあるようです。
私が大学生の頃は、そもそもインターネットが現在のように進化していませんでした。スマホもなく、いわゆるガラケーが主体で、同じ携帯会社同士でしかメールができない時代すらあった頃です。携帯電話の着信音に音楽が使えるような時代ではなく、単音のメロディが鳴るだけした。そのメロディがハモるという携帯電話が発売されて、話題になったほどです。当時は、自分で着信音を作成するための本も出版されていたと思います。一定の年齢層の方であれば、昔のガラケーは着信を作る機能があったことを覚えていらっしゃると思います。
今のようなインターネット利用をしようとすれば、莫大な利用料金となっているでしょう。ビデオによる通話が可能になったことも、それが無料で利用できることも当時には考えられないことでした。
すでに、20年近い前の話になりますので変化することは当然のことですが、IT関係の技術の進歩は想像よりも早く進んでいるように思います。この辛く苦しい時間も、いつの日か、「あの頃は大変だった」という一つの思い出話に出来る日が来ると信じて、引き続き感染対策を続けていきたいと思います。
札幌 西区 琴似
心療内科 精神科