公認心理師、臨床心理士、副事務長の春名です
7月も本日で終わりですね。連日、北海道とは思えない暑さが続いておりますね。クリニックは空調が整っておりますで、涼しい空間となっておりますが、一歩クリニックを出て、廊下に行くと、見えない壁があるかのように暑く、重たい空気を感じます。このような日がすでに何日になるでしょう。天気予報を見ても、まだしばらくは厳しい暑さが続くようです。
例年、このような暑い時期では、ご相談の中身にも身体の不調をお話される方が多いように思います。暑さの中過ごすだけでも、体力は奪われますし、寝苦しい夜も増えるため、睡眠のリズムが崩れてしまうこともあります。翌日の天気予報を見ただけで落ち込んでくるという方もいらっしゃるかもしれません。
カウンセリングでは、たしかに精神的な側面に注目して進んでいくものですが、実は身体的な側面もとても重要です。精神科の病気は「こころの病」といった表現を取られることもあるため、ついつい「こころの問題」ばかりに目が向いてしまいます。私が受けた指導では、「何でもこころの問題にしない」ということをよく言われました。
日々の生活での不調が、全てこころの問題とは限りません。そして、このような環境が持続している中では、身体的な不調から落ち込みや不安が生じることも十分にあり得ます。落ち込みや不安が時には暑さのせい、ということもあるのです。
もちろん、気分の変調の全てを暑さのせいにするのは注意が必要です。しかし、病気が治っていない、病気が悪化したと理解するよりも、暑さのせい、であることも時にはあるかもしれません。
水分補給や日差しを避けるといった対策をとり、暑い夏を乗り越えていきましょう。
札幌 西区 琴似
心療内科 精神科
札幌ことにメンタルクリニック