本日で8月も終わりますが、30℃を超える日もあるようで、まだまだ残暑が続いておりますね。寝苦しい夜は先週に比べると減っておりますが、暑さはまだしばらく続くようです。
ここ最近、クリニック近隣では、大型の蛾の大量発生が話題になっております。ニュースでも取り上げられ、クリニック周辺の見慣れた風景がテレビに出ておりました。今のところ、地下鉄駅周辺に発生しているようで、クリニックのビルでは見かけておりません。
蛾をはじめ、虫というものは時に心理療法の治療対象となることがあります。もちろん、虫が苦手な方はたくさんおられますし、苦手なものは何でも治さないとならないということではありません。虫が苦手であることが日常生活に支障をきたす程である場合は、治療が必要となることがあります。
心理療法では、過去にもご紹介したことのあるエクスポージャーという技法を用いて、虫への恐怖を克服していきます。段階的に虫への接近を試みて、恐怖を低減させていきます。虫を好きになる可能性は極めて低いですが、日常生活上の支障を改善できる可能性が高い方法の一つです。
しかしながら、どうにも蛾というのは恐怖が低減できるとは思えないフォルムをしているというか・・・。もし、蛾が恐怖の対象であった場合には、仕方ないのでは無いかという気持ちになってしまいそうです。そんなことを考えながら、最近のニュースを見ておりました。
早く蛾の発生が収まってくれることを祈っています。