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ついつい先延ばしてしまうときの工夫

暑さと雨が続き、北海道なのにジメジメとした日々が続いております。「北海道の夏はからっとしている」「暑くても過ごしやすい」と言われておりましたが、どうにもそのようには感じられません。暑さに悩まされる日々はまだしばらく続くようです。

当クリニックも11日から15日まで夏期の休診となりますが、夏休みの真っ只中ですね。夏休みも残り半分程度となり、宿題に追われている、もしくはお盆明けから追われるという人も少なくないかもしれません。

確か、昨年の同時期に宿題をギリギリに終わらせるのは少数派のようであるというお話を、ある学習塾が取ったアンケートをもとに記事にしたと思います。そのため、もうすでに終わらせている人も多いのかもしれません。

しかしながら、やろうと思ってもついつい先延ばしてしまうという人も少なくないでしょう(私自身も含めて)。心理学においてもモチベーションの研究は古くからされおり、これまでにもいくつか記事にさせていただきました。

例えば、ご褒美と罰というのはモチベーションと関係しますが、それぞれに特徴があり、ご褒美はその時の行動を動かす力が弱いですが、身につくと行動は持続すると言われています。反面、罰はその時の行動を動かす力が強いですが、持続しにくいと言われています。

加えて、ご褒美の内容によっても違います。お金や物といったご褒美の場合、行動は一過性で終わってしまいます。称賛や自分自身をほめるといったご褒美の方が行動は継続しやすいのです。

このような知識が学生時代にあれば、あの頃の自分も何か変わっていたかもしれないと、心理学を始めてから度々考えておりました。特にこの季節はよく考えてしまいます。面倒な物事に取り組む自分自身を労いながら、問題(先延ばしたくなる面倒なこと)を解決できるよう私自身も日々工夫をしているところです。

Author
札幌 西区 琴似
精神科 心療内科
札幌ことにメンタルクリニック
公認心理師 ・臨床心理士
春名 大輔
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