公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。
連日厳しい暑さが続いております。北海道だけではなく、日本全国で記録的な暑さのようですね。今日も朝から日差しが強く、少しの距離を歩くだけでも汗が出てきました。しばらくこの暑さは続くようですね。
先日たまたま見た天気予報での解説では、この暑さの原因の一つには台風もあるそうです。日本の南側にあった台風5号が上空に空気を巻き上げ、巻き上がった空気が日本列島あたりで下がってくることが暑さの一因とのことでした。台風まで関係しているとは思いませんでした。
暑さといえば、熱中症です。油断ならない日々が続いていますが、このような身体的な不調をきたすリスクが高まる時期になると、いつも思い出す言葉があります。以前にも書いた内容ではありますが、「なんでもこころの問題のせいにしない」という言葉です。
これは、学生時代の先生が言って言葉ですが、カウンセラーという仕事をしていると、人の不調を耳にすると、つい「誰かとうまくいってないのでは?」「なにか嫌なことがあったのでは?」と考えてしまいます。学生の頃に心理学を学んでいたころも、そのような態度で相談を受けるものだと想像しておりました。
そんな中で、先程の言葉を聞き、とても感銘を受けたことを今でも覚えています。確かに、人の不調の理由は身体の変調、身体由来のものもあるものです。そのことを必ず頭の片隅においておかないと、こころのケアではなく身体のケアが必要な人に適切なケアが遅れてしまいます。もちろん、身体的な疾患は専門ではありませんので、なにかできるわけではないのですが、気づいて適切な医療機関につなげることができれば、患者さんにとって最も有益であると思います。
まずは身体の問題がないということを確認してから、こころの問題に焦点を当てるように、日々気をつけている今日このごろです。