公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。
6月も最後の週となり、気が付けば今年も半分が終わろうとしております。ここ数日は蒸し暑い日が続きいておりますが、まだしばらくは続くようです。北海道の夏はカラッとしていて、暑くても過ごしやすいということが定番でしたが、そうとも言えない蒸し暑さが例年続いていますね。
さて、以前のブログで公認心理師の試験が実施されたことを話題にさせていただきました(R5年5月15日ブログ)。その合格発表が6月9日に行われたそうです。厚生労働省の発表によりますと、2,020人が受験し、1,491人が合格。合格率は73.8%であったそうです。およそ1,500人の新たな公認心理師が誕生したことになります。
国家資格として誕生した公認心理師も資格化して6年が経過したことになります。公表されている資料では令和5年3月末時点で、全国に69,875人の公認心理師がおり、北海道には2,383人がいるそうです。歴史としてはまだまだ浅い国家資格ではありますが、着実に人数は増加していっていると言ってようでしょう。今後も益々の発展が期待されます。
公認心理師の実態や諸活動を調査した令和2年の報告では、公認心理師が最も関わりを持っている領域は教育領域だそうです。スクールカウンセリングが中心であり、そのほか大学の教員や大学・専門学校の相談室といった現場に公認心理師はいるようです。医療領域の割合も大きく、医療を専門として活動している公認心理師も数多くいるのが現状です。
その他は、福祉領域、司法領域、産業領域といった幅広い分野に公認心理師はいるようです。数年後には、皆さんの身近にも公認心理師という人がいる、珍しいことではない、そんな未来がくるかもしれません。
今後も自身の知識・スキルをブラッシュアップし、公認心理師として一人でも多くの人のお役に立てるよう精進したいと思います。