公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。
早いもので、年が明けたと思いきや、もう1ヶ月が終わろうとしております。昨年のような大雪には見舞われておりませんが、今年は寒さが厳しい冬のようです。先週の悪天候から気温が低い日が続き、寒さも少し和らぐようですが、明日からはまた悪天候に注意が必要なようです。
さて、今回はタイトルにもありますように、就労に関するサービスについてです。私自身、まだまだ、このようなサービスに関しては勉強中でありますが、現在学んでいることも含め、書いてみようと思います。
今回は就労継続支援について取り上げようと思います。就労継続支援という名称には効き馴染みがないかもしれませんが、単に就労支援と呼ばれたり、A型、B型というように呼ばれたり、そのような呼び方を耳にされたことのほうが多いかもしれません。支援を受けながら働きたい、突然多くの時間働くことに自信がない、ゆっくりとしたペースで働きたいといった希望をお持ちの方に推奨されるサービスとなります。
まずは、A型とB型の違いを説明します。基本的な違いとして、A型には雇用契約がありますが、B型では雇用契約はありません。そのため、A型では最低賃金が適用されることになり、月額で6~8万円程度の収入が得られます。B型では最低賃金が発生しないため、1ヶ月では数千円~1,2万円程度というところが多いようです。また、A型は年齢制限があり65歳までとなっています。B型は年齢制限がありません。
そして、働き方も大きく変わってきます。A型では週5日、1日4~5時間程度の勤務が基本的で、毎日決まった時間に通所して働くことになります。B型は1日1時間、週1回からの勤務でも可能であり、無理のないペースで働くことが可能です。
業務の内容は、事業所によって様々です。パソコン関係やハンドメイド、箱作りなどの単純な作業もあります。事業所によっては、パン屋や喫茶店を運営している場合もあるようです。札幌市内にも多数の事業所があります。
利用するには、直接事業所と連絡をとり見学や相談を行ったあと、お住まいの区の障害福祉の窓口やハローワークで利用を開始する相談を行うことで利用可能となります。
就労を考えているけれど、一般就労にはまだ自信が持てないといった場合には、このような支援を利用されることも有益であると思います。