ストレスにはこんなものもあります

公認心理師、臨床心理士、事務長の春名です。

新年度がスタートし、気がつけばもう半月が経とうとしております。新たな生活を迎えたみなさんも、少しずつ生活に慣れ始めているところでしょうか?場合によっては、新しい環境にストレスを感じ始めている人もいらっしゃるかもしれません。

皆さんは、「ストレス」と聴くとどんなことを思い浮かべるでしょう?
「最近、ストレス溜まってて・・・」と、

主婦の方が言えば、週末に旦那さんが何もしないのか、それとも子育ての苦労があるのかと想像してしまうかもしれません。

新社会人の方が言えば、会社で上司や先輩と上手くいっていないのか、それとも仕事が大変なのかと想像するかもしれません。

学生の方が言えば、友達と上手くいっていないのか、それとも勉強が大変なのかと想像するかもしれません。

単に「ストレス」と言っても、内容は様々です。何らかの対人関係上に生じることが多いと言われていますが、ストレスはそればかりとは限りません。例えば、音や匂いなどの環境的なものもあれば、化学物質といったものもあります。

最近の話題で言えば、気温差も私達にとってはストレスです。春らしい季節になったかと思えば、寒さが戻ったり、一日の中で気温差が大きかったりと、最近の天候も私達にとってはストレスになり得ます。また、花粉もストレスと言えるでしょう。来週からはシラカバの花粉が飛び始めるという予測のようです。そして、今年は花粉の量が多いという予測だそうです。花粉症の方にとっては、辛い季節がやってきます。

心理学的には、ストレッサーという刺激に対して私達が反応することを総称して「ストレス」と言います。なので、ストレスがないということは刺激がないということであり、現実的ではありません。また、一般にストレスとはネガティブな意味合いで用いられていますが、刺激に対する反応なので、ポジティブな反応も含んでいます。しかし、一般にはネガティブな意味合いだけで使われることがほとんどです。

ネガティブなストレスは私達の生活につきものですが、できる限り反応は小さくしたいものです。私達が遭遇するストレスは様々で、時には予測不可能なものもありますが、できる限り、対策・対応を取ることで、影響を最小限にしていくことができると良いでしょう。時には解決が難しいと感じられるストレスもありますが、まずは解決しやすそうなものから順番に取り組んでいくことがお勧めです。まずは、花粉症対策グッズを揃えておくことから始めるとよいかもしれません。