現代ストレス社会と自己防衛法(メンタルサバイバル)パート②

前回に続いて、現代のストレス社会と自己防衛法(メンタルサバイバル)part2

のお話をさせていただきます。

下記に記しますので、ご一読いただきたと思います(拝)

[1]まず自分自身を知ること(自分の性格・特性・人間関係・能力限界等)

[2]自分と他者を、客観的に冷静に分析すること(相手を徹底的に知ること。相手に負けている点 自分が優れている点 全て細かく客観的に洗い出します)

[3]まず負けないこと(勝つことは2の次3の次)で、とにかく徹底した防御が重視することが重要になります^^

この3点は、すでにご存知の方もおられるかも知れませんが、約2500年前の古代中華の春秋戦国時代に記された「孫子の兵法」から抽出した人間関係に関わる「自分を守るための基本中の基本法」であります^^;;

「戦わずして勝つ」「彼を知り己を知れば百戦殆からず」「風林火山」など耳にされたことはありませんか?これも全て「孫子の兵法」に出てくる格言です。

一旦、話をまとめます。

上記を踏まえて、私の言葉でわかりやすく申し上げると以下になります。

(1)「相手(職場の自分と合わない上司や同僚また他社のライバル、学校の先輩・同級生)と真正面から戦うのは、勝っても負けても疲弊するので極力避けること」

(2)「自分が不利な状況では戦いを避けて、自分と相手の力の差を十分に理解した上で、間違いなく負けないという確信が出来るまで準備を怠らないこと」

(3)「十分な準備が整い、一旦戦いを始ると決めたならば、風のように素早く攻める 林のように静かに行動する 火のように猛然と攻める 一旦戦いを始めたら覚悟を決めて山のように動揺しない」という(風林火山)の考え方です。2500年前の書物ですが、現代のビジネス・軍事・情報でも幅広く応用が利くので全世界で現在でもバリバリの第一線級で使用させ続けております^^;;

 ※誤解がないように申し上げますが「孫子の兵法」は、兵法など物騒な言葉が付いていますが、本来は、弱者がどうすれば自分よりも強い相手に最大限、傷つけられなく防御しきるか(戦わなくて済むか)を最も重要視しております^^;; 上級編はさすがに、もうちょっと実戦的で物騒な内容も出てきますが、基本は「立場が弱い人間がどうすれば立場に強い人間い負けないか」を2500年前に真摯に考えてわかり易く記しているところに深い感銘を受けます^^ 孫武と孫濱の合作だと言われております。

ちょこっと小噺になりますが、日本には古代の遣唐使・遣隋使にて伝わったと言われております^^ 大江広元(源頼朝の側近、鎌倉幕府開府の功労者の1人。後に毛利氏と変名して、子孫が安芸国:広島県北部に土着して毛利元就等が有名です(*^^*)余すことなく「孫子の兵法」を使って1代で大大名になった戦国武将です。

「風林火山」は甲斐源氏(山梨県)の武田信玄の旗印です^^

元就の孫である毛利輝元が徳川家康と関ヶ原の戦いで大負けして、領土が大幅に減らされましたが、毛利家は応仁の乱・戦国時代や幕末の明治維新にひたすら致命傷を負わない範囲で小さな勝利を一歩一歩、積み重ねる戦略を何百年に渡って実行してきました。それ故、明治維新の立役者になり得たことも重要だと思います。

西洋になりますが、無敵将軍フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)が「孫子の兵法」の愛読者だったことは非常に有名です^^;

一方、第一次世界大戦で敗北したドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世はオランダ亡命後に「20年前(戦前)に孫子の兵法を読んでいれば、あんな負け方はしなかった」と終生、悔しんだという後日談がありますが、それについては、なんだかな~と思います(>_<)

今までお話してきました様に、現代はまさにストレス社会です(/ω\) しかし、有史以前から人間のストレスの本質は全く変わらないと思います^^ 「とにかく勝たなくても負けないこと」が何より重要だと思います。

現代のストレス社会と自己防衛法(メンタルサバイバル)は、先人の知恵を借りることで解決策が見えてきます。歴史から学ぶことは非常に重要だと思ております(*^-^*)

現実は甘くありませんが、私個人的には、もっともっと心穏やかに皆様がストレスなく笑って暮らせる社会になってもらいたいと思っております^^

今後も、時々ですが歴史談義も踏まえて、精神科・心療内科・カウンセリングなどにお役に立つことがあれば、お話させていただきたいと思います(*^^*)

P.S.今年もあと1ヶ月と20日を切ってきました 自分らしく自分のペースで、どうか悔いのない2020年をお過ごしくださいませ(*^-^*)

札幌 西区 琴似

精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫