もう20年近く前になりますが、私が心療内科・精神科の研修医だった時代のお話をさせていただきます。当時はまだまだ医局制度が絶対であり、スーパーローテート制度(医師1年目から自分で研修先や待遇面を個別に決めることができ、1年目から、しっかりとお給料も保証される制度)など全く存在しなかったので、いきなり医局に飛び込んで「入局させてください」とお願いをして、教授から「よっしゃー、お前の面倒見てやるわい 安心せい。ワハハ―」。私は「ははー、何卒よろしくお願い申し上げますm(_ _)m」という時代でした^^;; 当時はそれが当たり前でした^^
もう時効なので申し上げますが、当時の国立大学の研修医のお給料は残業手当など全くなく、朝から晩~翌朝まで働いて時給換算するとコンビニの半分以下のお手当でした^^;;
ただし外病院での当直バイトは出来ましたので、そのおかげで辛うじて生活できていました。
先輩医師に相談したら「そんなの当たり前だろ!研修医は原則、寝ちゃだめだよ!」「死ぬ気で働き、学びなさい!」という、とてもとても優しいお言葉を頂きました(/ω\) 当然のことですが、医師1年目で社会人として医師としての厳しさと責任感の洗礼を受けました。印象深いです^^;
また、研修医時代に徹底して教育を受けたことは、心身共に疲労した辛い立場の患者さんの話にしっかりと耳を傾けて受容して支持共感した姿勢で寄り添う気持ちを持つことと、精神療法と薬物療法をしっかりと学ぶことでした。そんな時代があって現在の自分が形成されているのだと感謝しております(*^^*)
P.S.もう6月も終わります。月日が過ぎるのは速いものです。今年も半分が終わりそうです^^ それでは7月も皆さまにとって良き日々でありますように(*^^*)
札幌 西区 琴似
心療内科 精神科
札幌ことにメンタルクリニック
院長 阿部 多樹夫