不安や心配事の心理学

先日、久しぶりに患者さん用の資料を作成しておりました。

前職などで作り溜めた資料を再度見直しながらですが、その中から不安や心配事について少し書いてみたいと思います。

認知行動療法においても不安はよく取り扱われるテーマの一つです。パニック障害や強迫性障害などでも不安について中心的に取り上げられます。

不安は恐怖に対して漠然としたものといわれています。対して、恐怖は特定のものに生じる基本的な感情といわれます。不安は漠然としていて、長く続いてしまうこともある気分といえます。

不安は私たちが、自分自身のこれからに何か嫌なことが起きると予測した際に生じます。なので、私たちは過去に対して不安にはなれません。そう考えると、まったく不安を感じないというのはむしろそちらのほうが珍しいといえそうです。

なので、不安になることが問題とは言えません。不安にはなるもので、場合によっては不安になったほうが自然、適切ということもあるでしょう。しかし、不安に圧倒されてしまい、日々の生活が送れない場合や不安になるのではないかと不安になるなど、場合によっては専門的な相談をしたほうが良い場合もあります。

不安や心配事はある時もあればない時もあります。私たちの生活を豊かにしてくれる気分、感情の一部ですので、生じること自体はとても自然なことです。もし、不安や心配事で生活がままならないという時には専門機関への相談をご検討していただくとよいと思います。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

公認心理師・臨床心理士

春名大輔