彼岸の中日を過ぎてから、ますます日の入りが早くなってきました^^ 夕方5時でも、薄暗くなってきました^^;; これから、日照時間はどんどん短くなっていきます。以前にもお話しましたが、北国に多くみられる季節性うつ病にお気をつけ下さい。
メラトニンとセロトニンという神経伝達物質(脳内ホルモン)が深く関与していると言われております。
メラトニンは睡眠を促すホルモンであり、光の弱い夜に多く作られます。つまり、日照時間が短くなることで、メラトニンが過剰に分泌されてしまい、睡眠時間が増加しやすく、過眠傾向になります。
セロトニンも日照時間が短くなることで減少します。このセロトニンの不足も、うつ症状の原因となりえます。
冬季うつの特徴として、冬場の気分の沈み 倦怠感 過眠 過食があります。
高照度光照射療法といいますが、2500~10000ルクスくらいの照射を30~60分くらい行う治療を行っている医療機関もあります。
そこまでしなくても、晴れた日に、散歩などして十分な光に当たったり、お手軽な方法として、自宅の照明を明るくするだけでも、かなり効果があるようです^^
札幌 西区 琴似 二十四軒
心療内科 精神科
院長 阿部 多樹夫