心理検査と精神医療

本日も、多くの患者さんが受診に来られましたが、皆さん、つらいお悩みをお持ちでしたので、可能な限りご相談をお受けさせて頂きました。

話は逸れますが、内科や外科の先生方が、羨ましいと時々、思うことがあります^^;

それは、身体科(内科・外科等)は、検査すれば、かなり多くの情報がデータでわかるからです。

ところが、「こころ」に関しては、それができないのです(*_*;

心理検査があるでしょ?とよく言われますが、現実は、検査当日の患者さんご自身の協力度によって非常に結果が変わってきます。ご自身の意志で受けておられない場合には、明らかに結果が違ってきます。そのほか、機嫌や覚醒度(前日の睡眠状況etc)集中力(次の用事があり、焦っていたりすると低下します) 風邪を引いてるなど身体的な不調でも、結果を大きく左右します。

つまり、正確な心理検査を行うには「患者さんご本人の意志で、心身ともに万全のコンディションの元で、検査に集中できる状況下で、ご本人が全力で行っていただく」ことが、必要となります。

現実として、正確な心理検査を受けることは、かなりハードルが高いです^^;;

そのような経緯で、心理検査の結果は、あくまで参考程度とせざるを得ません。しかし、ある程度、一定の傾向は判断できますから、決して無効ではありません^^

そういう状況を慎重に確認しながら、患者さんとの診察をおこない、心理検査の結果を含めて総合的に判断して、診断・治療を行うことが精神医療においては必要となります。

 

時々、まだ肌寒い日もありますので、体調管理にはお気を付けください^^

札幌 西区 琴似 二十四軒 八軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫