Q1:適応障害とは、どんな疾患なんでしょうか?
A1:適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとって非常につらく耐えがたく、そのために気分や行動面に症状が現れたものです。
たとえば、憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊す、過度の飲酒などの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりして分かっているのんで、その原因から離れると、症状は次第に改善します。
でも、ストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。
(厚生労働省 HP 参照)
Q2:重い精神疾患なのでしょうか?
A2:ご本人の辛いお気持ちは十分にお察しできます。「つらい状況で、非常に、ご苦労されました」といつも思います。辛かったのは十分に理解できますが、悪性の精神疾患ではありませんので、その点はご安心ください。
しかし、ご本人にとっては極めて重大な問題です。そのような時に、真摯に相談できるのが精神科・心療内科医の真骨頂だと思います^^
環境調整や休養・治療を行えば、回復する可能性は極めて高いです(*^_^*)
札幌 西区 琴似 心療内科 精神科 メンタルクリニック
院長 阿部 多樹夫