第1回目のQ&Aは「こころの悩みを相談をするのは、心療内科?精神科?神経内科?」について、お答えしたいと思います。
心療内科と精神科や神経内科との違いについて、しっかりと理解することは非常に大切です。あっちこっちを回って、時間や労力を無駄にしなくて済みますので、ご説明いたします^^
●精神科と神経科は、同じ物だと思っていただいて問題ありません。精神科は精神症状が出る疾患について、相談・診断・治療をする科です。
●神経内科は、精神症状を扱う科ではありません。中枢神経を含めた全身の神経系の病気を扱う科です。精神科や脳神経外科と重なる所もほんの少しは、ありますが、神経内科は外科と違って手術はしませんし、精神症状の相談にも、関わってくれる事は基本的にありません。代表的な疾患が、脳卒中や脳炎、パーキンソン病、てんかん等を診る科なのです。
●心療内科とは?実はこれがややこしいのです^^;
本当の意味での「心療内科」とは、精神的ストレスが強い影響を及ぼし、実際に身体に生じる病気(ストレス性胃十二指腸潰瘍 気管支喘息 高血圧症 アトピー 円形脱毛症等)に対して心身両面からアプローチする科の事です。あくまで、ストレスが原因で起こる身体疾患を診る内科医なのです。
結論から申し上げれば、精神的な問題(不眠 不安 イライラ 悲しみ 気分が沈む やる気が出ない 情動不安定 恐怖 幻覚妄想 物忘れetc)につきましては、最初から精神科医にご相談されることが大切だと思います。
小生は
精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医・指導医
日本認知症学会認知症専門医・指導医
認知症サポート医
でありますので精神科がメインとなりますが、内科領域も十分な経験がありますので、心身両面で最大限にサポートさせて頂きます。
札幌市 西区 琴似
心療内科 精神科
札幌ことにメンタルクリニック
院長 阿部 多樹夫