全般性不安障害について①

今回は、全般性不安障害(GAD)について2回に分けて、お話したいと思います^^

全般性不安障害(GAD)とは、分かりやすく言うと、漠然とした不安感や心配が過剰に続いてしまう疾患です。6カ月以上、症状が持続する場合に診断されます。とりこし苦労が増え、不安が雪だるま式に増えるので、ご本人も疲弊し倦怠感や疲労感が強くなっていきます。また、ソワソワやイライラ感が募り、落ち着きもなくなってきます。自分自身でコントロールできないほどの過剰な不安のほか、警戒心 疲れやすさ 不眠症などが出現してきます。

心の不調のサインは体の不調としてもでてきます。頭痛 肩こり 体のしびれ めまい ふらつき 動悸 息切れ 喉が詰まった感覚 吐気 腹痛 下痢 便秘などがみられます。患者さん自身では心理・精神的な問題だと気づかずに、内科等を転々と受診されさまざまな検査を受けられて、何も問題がないと言われた方も沢山おられます。
男女問わずどの年齢でも発症する可能性があります。多くの場合はストレスによって引き起こされると考えられています。

全般性不安障害では、特に大きな理由や根拠はないのですが、身の回りの全てのことが不安材料になってしまいます。他の不安障害であるパニック障害や社交不安障害などは特定の苦手な状況が存在しますが、全般性不安障害の方は、日常生活で直面する全てのことが漠然とした強い不安材料になることが特徴的です。

では、次回は、治療や対処法についてお話したいと思います。

きちんと受診・治療をされたら、症状が軽減する可能性が高いので、ご安心してください^^/

札幌市西区 琴似・二十四軒地区

心療内科・精神科

院長  阿部 多樹夫