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強迫性障害(OCD: Obsessive Compulsive Disorder)について、診断と治療についてお話させていただきます③

それでは第3回目となりましたが、強迫性障害(OCD)について、お話したいと思います。

前回の①②でお話ししたプロセスで診断・治療を進めていきますが、その他に大切なことは、ご家族や職場など周囲の人々からの理解や支援を得られるような環境調整をおこなうことです。

強迫性障害の患者さんの行動は、ご家族や周囲の人には理解しがたいものと映ることがあります。

ついつい、ご家族や周囲の人は良かれと思って「なぜ、そのようなことは気にするの?」「なぜそんなにこだわるの?」「そんなこと気にしないで!」とアドバイスしたくなるでしょう。しかし、そのようなアドバイスは逆効果になる場合があります。なぜなら、家族や周りは自分のつらさをわかってくれないと心を閉ざしてしまうからです。

強迫性障害の患者さんも他人から自分がどう見られているか理解しています。こだわりや強迫行為を止めたいのに、どうしても自分自身では不安から止めることができない苦しみは凄まじいものです。

まず、ご家族や周囲の人に強迫性障害という疾患を理解していただいて、患者さんの苦しみも共有してもらえる環境調整を行うことが大切となります。

その環境調整をおこなうことも、主治医の大切な役割となります。

一人で解決することが難しい疾患なので、患者さんと主治医だけでなく、周囲の方々からの支援の輪を広げて、回復を図っていく必要があります。

強迫性障害(OCD)について最後まで見ていただけて、ありがとうございました(*^^*)

 

札幌 西区 琴似

札幌ことにメンタルクリニック

心療内科 精神科

院長  阿部多樹夫

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札幌 西区 琴似
精神科 心療内科
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院長
阿部 多樹夫
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