治療について
- 休養:十分な休養をとって心と体を休ませることは、うつ病治療の第一歩となります。場合によっては休職・休学も必要となります。
- 環境調整:職場や学校、家庭などで受けるストレスを軽減できるように、たとえば職場での配置転換や勤務時間の短縮、家事の分担などをお願いしてみましょう。
- 薬物療法:うつ病で薬物治療の基本となるのが、「抗うつ薬」です。その他、患者様の症状に合わせて「抗不安薬」 「睡眠薬」 「気分安定薬」などを使用する場合もあります。
抗うつ薬には、3環系、4環系など古くから使われてきた薬もありますが、最近では副作用も少なく安心して服薬できるSSRI SNRI.を使用することが主流になりつつあります。服薬を開始して効果が出るまで2週間程度かかりますので、焦らずに服薬を継続しましょう。
- 精神療法:うつ病の原因となったストレスを振り返って対処方法を学び、症状の安定の維持と再発を防ぐ目的で行われます。薬物療法と並行することで効果を発揮します。
よく知られているものに「認知行動療法」「対人関係療法」があります。
- その他の治療法:運動療法 高照度光療法 修正型電気けいれん療法(m-ECT)などがあります。
第4回目に続きます(*^^*)
札幌 西区 琴似
精神科 心療内科
札幌ことにメンタルクリニック
院長 阿部 多樹夫