インフルエンザワクチン予防接種終了。

札幌ことにメンタルクリニックでは、今年度(令和2年:2020年3月末)のインフルエンザワクチンの予防接種は、令和2年1月31日を持ちまして、終了させていただくことになりました。

以前から患者様からの強いご要望がありましたので、何とか、ご要望にお応えしたい考えて令和元年10月15日から開始しました。

初めての試みでしたが、予想以上のお申し出がありました。

ご報告が遅くなり申し訳ありませんが、全ての在庫がなくなりましたので、終了とさせていただきました。

年度は、令和2年10月1日から始める予定です。

当クリニックは心療内科・精神科ですので、あくまでもインフルエンザワクチン予防接種は、患者様サービスの一環だと考えております。

そのため、当クリニックに通院中の患者様とそのご家族までの限定とさせていただいておりますので、何卒ご了承ください。

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

これまでに携わったお仕事②

公認心理師(臨床心理士)兼、事務長主任補佐の春名です。

前回は知能検査についてご紹介させていただきました。

今回は統合失調症の認知機能障害についてご紹介したいと思います。

 

10年ほど前になるかと思いますが、日本においても統合失調症の患者さんの認知機能障害への関心が高まり始めました。

欧米では以前から関心が寄せられていたのですが、その理由は統合失調症の患者さんの予後に関する研究の結果からでした。幻聴や妄想といった症状の改善よりも認知機能障害のほうが患者さんの生活の質や社会的な活動といったその後の生活に影響が大きいということがわかってきたことでした。

認知機能というのは、注意、記憶、実行機能といった私たちの生活には欠かせない能力です。ここでいう、認知というのは認知症や高次脳機能障害といった病気や障害が指している能力と同じものです。

アメリカの精神医学会が精神疾患の診断基準を新しくした際には、統合失調症の診断基準に認知機能障害を含めるかどうかも議論されたそうです。結果としては、診断基準に含むことは見送られました。

話は戻りますが、10年ほど前から欧米で開発されたリハビリテーションのプログラムが日本でも翻訳され、一部の医療機関でも試みられるようになりました。前職場ではこのプログラムの立ち上げに携わらせてもらいました。輸入されたプログラムはパソコンを利用して、ゲームを通してリハビリテーションを行うという内容でした。しかし、医療機関では利用できるパソコンの数も限られており、脳トレのような紙でできる教材も準備したり、高次脳機能障害のリハビリテーション教材を代用したり、試行錯誤しながら行ったことを覚えています。

当時、勉強に利用した書籍には、日常生活でできるリハビリとして料理が勧められていました。料理はものを切ったり動かしたりと集中力が必要になりますし、次に何をするのかといった記憶や、どうするとスムーズに完成させられるかといった計画性(実行機能の一部です)などが必要となります。このように日常的にもリハビリの発想を取り入れるのは有益であると学びました。

最近は以前に比べると、認知機能障害の話題を目にすることが減った気がしていますが、現在でも一部の医療機関では統合失調症の方の認知機能障害の改善にも力を入れて治療が行われていると思います。

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長の独り言 ㉞ ゼロ百(0か100)思考について

心療内科・精神科を中心に日々、診察させていただいておりますが、多くの患者様から様々な、お悩み・ご相談をお受けしております。その中で時々、リストカットや大量服薬など自分自身を傷つけてしまう方もおられます。

重症なケースでは救急搬送されたり、入院になる場合もあります。

そのような行動に至った動機や理由は、いろいろありますが、多くの方が「つらすぎて我慢できなかった」「イライラに耐えられなかった」と言われます。

もちろん、そのような辛い出来事があったことは、主治医として十分に理解できるつもりです。。お気持ちは十分にお察しいたします。 でも、もっともっと自分自身を大事にしてもらえませんでしょうか。。

世の中の価値観は、ゼロ百思考(両価性=アンビバレンツ)だけでは、計り知れないかも知れません。。。

20-80の価値観で、バランスよく生きていらっしゃる方も沢山おられます。

どうかお願いですから、ご自身の大切な生命を軽く考えないでください。

道立札幌医科大学の精神科の教授は、本邦でも名の知れた自殺予防の大家なので、道民の皆様は非常に幸運です^^ 何卒ご遠慮なく、どんどん、ご相談されては、いかがでしょうか^^

きっと教授もご自身の専門分野で道民の皆様にご貢献できることを、最大の誇りとされているはずです(*^-^*)

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札幌 精神科 心療内科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

P.S 大寒も過ぎて、明日2月4日は立春になります。日も少しだけ長くなって参りました。あと1カ月ちょっとで春ですね^^

この季節の恒例になりましたが、春爛漫の写真をお乗せしますね(*^^*)

 

 

これまでに携わったお仕事①

おはようございます。

心理師、事務員の春名です。

本日から、2月になります。明日は令和2年2月2日で、2ばかりの日ですね。

昨年10月より札幌ことにメンタルクリニックでお世話になり、4か月がたちました。心理師としての業務だけでなく、事務業務という新しい仕事も少しずつ覚え始め、これまでに取り組んだことのない業務に日々取り組んでいるところです。

今回は、前職場で携わっていた業務について取り上げたいと思います。

前職では、個人や集団を対象とした心理療法、心理検査、デイケアでのスタッフ業務に携わっておりました。13年勤務し、様々な経験を積む機会をいただきました。

今日はその中から心理検査業務の一部のお話です。

前職でたくさんの経験をさせていただいた心理検査が知能検査でした。聞き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

知能検査とはその名の通り、知能を測定するものですが、知能が何なのかという点は、心理学的にも様々な理論が存在します。その点については今回は触れません。

日本の精神科医療で一般的に用いられる知能検査にはウェクスラー式とビネー式というものがあります。前者はWAISやWISCと呼ばれるもので、現在はⅣと呼ばれるバージョンが主に用いられます(WAISについてはⅢも現在よく利用されています)。ビネー式は田中ビネーⅤというものが主に用いられます。

知能検査が広く知られるようになったきっかけと呼んでよいかと思いますが、その一つが発達障害です。私が働き始めた10数年前はまだ、発達障害はあまり有名にはなっておりませんでした。ここ10年ほどで、一般にも広く知られるようになったと思います。

発達障害が徐々に浸透し始めたころから、発達障害は知能検査の結果に大きなばらつきが生じやすいという話がありました。知能検査というのは、いくつかの分野の能力の総体として知能指数という一つの数値を示します。そのいくつかの分野間に数字上の開きが生じるというものです。

確かに発達障害という方の中には数値のばらつきを示す方がいます。それが徐々に数値がばらつくと発達障害という逆の理解も浸透し始めてしまいました。発達障害であるかどうかは特徴が診断の基準を満たすだけ十分にあるかどうか、それによって生活上の支障があるかどうかという総合的な判断で診断されます。しかしいつのころからか知能検査は発達障害がわかる検査というようなイメージを強く持たれる検査になってしまいました。発達障害の診断をより強く補助できる検査は知能検査ではなく別にあります(ADI-Rと呼ばれる検査等)。しかしながら、日本の医療機関ではあまり利用されている検査ではありません。私自身もそのような検査を実施した経験はありません。

知能検査は発達障害の診断の補助にはなりますが、それを受けると診断がわかるというものでもありません。個人の得意なところ、苦手なところといったその人の特徴をより客観的に評価することができるという検査と考えるほうが適切であると思っています。診断の有無を明らかにする検査ではなく、個人をより理解するための検査といえるでしょう。

当クリニックではWAISやビネーと呼ばれる検査は行っておりません。当クリニックでは、発達障害の特徴を評価する簡易な心理検査と問診によって発達障害の可能性について評価する方法をとっております。知能検査による評価は行うことができませんが、発達障害の可能性については評価を行っておりますので、お悩みの方は医師にご相談ください。

今後もこれまで私が携わらせていただいきた業務について自己紹介を兼ねて書かせていただこうと思います。

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心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

雑談です♪ 50 琴似の「つぼ八」

札幌市西区の琴似エリアについては皆様すでに、ご存じの方も多いと思いますが、札幌でもかなり歴史が古い地域です^^

以前に、お話した琴似神社や屯田兵舎跡地以外にも実は、琴似には全国規模まで拡大した有名な企業(お店)があります^^

「つぼ八」さんは、1973年に札幌市西区琴似で誕生した若者向けの居酒屋が原点だと言われております。

人気が出て、あっという間に道内に店舗数を増やし、その後、日本全国でも多くの店舗を展開するようになりました。琴似発祥でが、名前の由来は、1号店の広さが「ツボ八=8坪=たたみ16畳(約26.5 ㎡)」だったことに由来するそうです^^

そこから、予想もつかない猛攻勢を仕掛け、日本全国でも有名な北海道を代表するすばらしい企業(お店)に育ちました^^ 今後も益々のご発展をお祈りしたいところですが、残念ながら創業者はすでに他界されて、現在は他業者からM&A(買収)されたしまったようです(/ω\)

しかし琴似の地で、わずか8坪から産声を上げて、日本全国で歓迎されたという事実は、ずっと心に残しておきたいものですね^^ 北海道人として誇らしい限りです^^

当クリニックから徒歩45秒くらいの距離に今でも、「つぼ八」1号店があります^^

地下鉄で帰宅前に、たまに立ち寄りますが、とても心がほっこりします(#^.^#)

今宵も、ついつい余計なことをお話してしまいました^^;;

P.S 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっております。感染防御の順番としては大切なのは ①手洗い ②マスク ③うがいです。マスクに関しては、普通のマスクでも飛沫感染に関しては十分効果がありますが、N95マスクまたは同性能の国産マスクDS2なら、飛沫感染のみならず空気感染も防げますので、更に心強いと思われます^^

新型コロナウイルスに感染した場合の致死率は、現時点で2-3%程度と言われておりますが、体力が落ちているご高齢の方や・持病のある方は更にリスクが高くなると言われております。まず、手洗い マスク うがいを徹底してください。その上で、十分な睡眠と休養を取ってください。ワクチンや特効薬は存在しないで、予防が非常に重要となります。

2月3日から、また、新しい週が始まりますが、年度末まで、バタバタと忙しい方もおられると思います。皆様、心身共に体調管理にお気をつけ下さい(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

院長の独り言 ㉝ 年を重ねること

そろそろ1月も終わり、2月になりますね^^

私事で恐縮ですが、小中高までは早く20歳(大人)になりたいと思っておりました^^; ちょうど尾崎豊やBOØWYファンの世代です(;^ω^)

しかし20歳以降は、年を重ねることが正直、嫌になった時期もありました。  残念ながら時の流れは公正かつ残酷です。当然なことですが、容赦なく若さと人生の残り時間を、平等に奪い去っていきます^^;

私が医師になってから、ほとんど臨床だけに打ち込んできましたが、気が付けば、あっという間に40半ばになりました^^;

最近は、考え方が少し変わりました。人生は有限だからこそ一生懸命、人生を燃焼しようと努力する意欲が保てるのかなと思えるようになりました^^;

もし、永遠の生命が与えられても、それはそれで非常に辛いことだと思います(/ω\) 八百比丘尼(やおびくに)の苦悩と悲哀の例もあります。宜しければWikipediaをご参照ください(*^-^*)

たった一度の人生だからこそ、人はあがいて・苦悩して・挫折して、そしてまた立ち上がって、少しでも前に進もうとすることができるのでしょうか^^?

一人では、とても立ち向かえない事でも、皆でスクラムを組んで団結すれば、必ず突破口が見出せると思います^^

ラグビーワールドカップで、その勇気と希望をもらった方々も多いと思いますが、私もすごく、エネルギーをもらいました(#^.^#)

P.S 寒さが続きますので、ご自愛ください。春が待ち遠しいですね(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

カウンセリングについて♪

当クリニックは札幌市西区を中心に心療内科・精神科医療を通じて地域医療に貢献をさせていただいております。

繰り返しになるかも知れませんが、2019年10月から常勤の公認心理師(臨床心理士)によるカウンセリングを随時、お受けしております^^

最近、カウンセリングを希望される患者様が、非常に数多く来院されています。そのため、カウンセリングの受付枠を徐々に拡大する方針にしたいと思います^^

まだまだ先の話ですが、数年後には飽和状態となり、順番待ちをお願いするかも知れませんが、その際も、また改善策を考えたいと思います^^

まずは、医師の診察で、カウンセリングの適応をご検討させていただいた上で、患者様にとって最適な医療をご提示いたしたいと思います(*^^*)

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心療内科 精神科

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院長 阿部 多樹夫

 

1月も終盤です^^

月日の流れは早いもので「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」と古来から言われております^^

ほんのちょっと前に「紅白歌合戦」「ゆく年くる年」を視聴された方も多いと思いますが、あれから、ほぼ1か月が経過しました^^;;

明日から年末年始のちょうど、4週後になりますね^^

まだまだ、慌ただしい時期が続きますが、心身共に、ご自愛ください(*^^*)

P.S お正月連休の4週後なので再診患者様も普段より少な目です。

今週は、初診患者様のご相談を十分にお受けできるかと思います^^

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院長 阿部 多樹夫

 

院長独り言 ㉜ 諸先輩に感謝^^

私事で申し訳ありませんが、本日、診察後、久しぶりに諸先輩方と意見交換会をさせていただく機会がありました。本当にありがたいことでした^^

お陰様で、当クリニックと連携させていただける医療機関との関係性が更に深まりました^^

また、当クリニックに関してもアドバイスを頂戴できました^^

今後も継続して当クリニックは札幌市西区を中心に、心療内科 精神科を通じて地域医療に貢献をしたいと思います。

P.S 最近、混雑することが多くなって参りました。患者様の待ち時間を極力、少なくするように常に心掛けておりますが、予約時間よりズレ込むこともあります。その際は何卒、ご理解をお願いしますm(_ _)m

「山中鹿之助」歴史編も2月中には完結予定です^^;; もう少々お待ちください。

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

ホームページがリニューアルされました

このブログ記事をお読みいただいているということは、すでにお気づきとは思いますが、ホームページがリニューアルされました。

院内の写真など、これまでにお伝えしきれていなかった当クリニックの様子についてご覧いただくことができるようになっております。

当クリニックをご存じの方にもご存じない方にも少しでも多くの情報を発信できればと考えております。

来院のお役に立てていただければ幸いです。

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公認心理師(臨床心理士) 春名