院長の独り言 part⑩ インフルエンザワクチン予防接種

お彼岸も過ぎて、いよいよ過ごしやすい季節となってまいりました。

まさに秋ですね^^ それとともに冬の到来もカウントダウンです(/ω\)

今年から当クリニックも、インフルエンザワクチンの予防接種を行います。対象者は当クリニックに通院されている方、限定とさせていただきます。

10月中旬から接種を始める予定です。

10月に入ったら、院内に表示しますので、ご希望の方は、ご遠慮なくお申し出ください(*^^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

カウンセリングを開始いたします。

令和元年10月1日(火)から、当クリニックに公認心理士(臨床心理士)が、着任することになりました。カウンセリングの開始日は、令和元年10月第2週(10月9日)頃から、徐々に開始する予定です。

月曜日午前(9:30~13:00) 金曜日午後(14:30~19:00)、第2・第4土曜日(9:30~13:00)の時間帯で、カウンセリングを開始いたします。

カウンセリングを前提に初診をご希望の患者様の受付は、令和元年9月25日から開始いたしております。

 

ただし以下のことにご留意ください。

カウンセリングを、希望する方が誰でも全員、適応となる訳ではございません。

医師の診察により、カウンセリングが本当に必要と判断された場合のみ、お受けいただくことが可能となります。

初診者様の場合、まず、初診にて医師の診察を受けていただくことが必要となります。医師の診察を数回程度行って、カウンセリングの適応を判断させていただきます。

その結果、カウンセリング希望でいらっしゃった場合でも、適応がないと判断された場合には、一般的な治療をお勧めする場合もございます。

そのような可能性がありうることも事前に、ご了承ください。

その判断は、精神症状・緊急度・親和性・信頼性の確立など総合的に慎重に公正に考えて、患者様にとって最良の治療方針を、熟慮した上で医師が決定いたします。

P.S 院長の理念として「最大限、患者様のために貢献したい」と考えております。可能な限り、カウンセリングのハードルを下げて「こころのお悩み」に積極的に、ご貢献したいと考えております(*^^*)

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

 

Q&A 41回目 ケアレスミスが多く、約束事もうっかり忘れてしまいます。何かの精神疾患なのでしょうか?

Q:仕事でも家庭でも、ケアレスミスが多く、約束事もうっかり忘れてしまいます。また、段取りが下手で、ものごとを同時並行に処理することができません。周囲からは、集中力や注意力が足らないと、よく指摘されます。治そうと努力していますが、一向に治りません。幼稚園や小学校の頃から、そのような症状があったと両親から聞いています。何かの精神疾患なのでしょうか?

               第41回

A:幼少時からずっと、注意力・集中力に問題があり、ケアレスミスが頻発して、提出物や約束が守れない状況が成人になっても、改善されずに持続するのであれば、ADHD(注意欠陥多動性障害)の可能性があります。

ADHDでは

①不注意(集中できない 気が散りやすい 物事を順序だって処理できない 物をなくしやすい等)

②多動性(じっとしていられない 待つことができない等)

③衝動性(思いついたら、すぐに行動してしまう等)

の3つが、問題となります。

②③は、幼少時強い場合でも、成人になるにつれ、軽減する場合が多くあります。

①は、成人になってからも、持続するケースが多い印象があります。

お診立てならば、心療内科・精神科医の問診を中心とした診察である程度可能です。しかし確定診断を希望される場合には、心理検査や必要によっては脳画像検査(CT MRI SPECT等)多くの検査・時間が必要となります。

ADHDに関しては、薬物療法で症状の改善が望めると言われております。

検査・治療を受けることも可能です。

 

さて、来週の23日(月)はお彼岸ですね^^

秋も深まりつつあります。では、寒冷差が強くなりますが、ご自愛ください(*^^*)

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院長 阿部 多樹夫

 

 

院長の独り言 part③ アルツハイマーデー

こんばんは^^

ご存知でしたか? 9月は、実は世界アルツハイマー月間です^^
しかも世界アルツハイマーデーは9月21日です。国際アルツハイマー病協会が認知症を多くの方に広く理解してもらうために、1994年に制定しました。世界中で9月は、アルツハイマー月間として様々なイベントが開催されております。

そのためでしょうか?

札幌市西区役所から、ご依頼があって、令和元年9月11日(水)に講演させていただく事となりました(;^ω^)

14:00~15:00 西保健センター2階 講堂です。

「認知症になっても、今まで暮らしてきた場所で、大切な人と寄り添って、生活をつづけていきたい。」という人間ならば当然の願いが叶うように、お手伝いできれば本望だと思っております(*^^*)

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心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫

Q&A 38回目 漢方薬で不安やイライラ等に効果のある薬はありますか?

 

Q:不安やイライラ 食欲低下 喉の詰まった感覚などの症状で困ってます。できるだけ向精神薬(精神科領域の薬剤)を服用したくないので、漢方薬で効果がある薬はありませんか?

           38回目

A:結論から申し上げれば、そのような精神症状に効果が認められる漢方はあります。 また、向精神薬を服用したくないというお気持ちも、十分理解できます^^;

漢方は「証」と「気・血・水」と言われる「ものさし=体質」が、その人に合わないと、効果がほとんど望めないことが多々あります。また、西洋薬に比べて、一般的に効果はマイルドです^^;

しかし「証」「気・血・水」がぴったりと合えば、びっくりするくらい効果があります。古今東西問わず、良いもの良いのでしょう^^

漢方で治療をご希望の方は、その旨を事前に医療機関に相談されることをお勧めします。

ただし、疾患によっては、漢方よりも、西洋薬の方が有効な場合もありますので、主治医とよく相談してみてください(*^^*)

 

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q&A 36回目 カウンセリングを受けたいのですが、可能ですか?

 

Q:診察だけでなく、カウンセリングを受けたいのですが、可能ですか?

                  第36回

 

A:患者様から、カウンセリングの要望が多いのは、十分に承知しております。

ご要望にお答えするため、当クリニックは令和元年10月1日から常勤の公認心理師(臨床心理士)が赴任します。準備が整い次第、徐々にカウンセリングと心理検査を開始する予定です。

心理検査用品を揃えたり、スケジュール調整など事前準備が非常に重要となりますので、本格的に始まるのは、11月以降になります。毎日ではなく、週に2~3日程度おこなう予定です。

なるべく患者様のご要望にお答えしたいのですが、カウンセリングをお受けできる人数には限りがあります。その点は、何卒ご理解ください^^;

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

第1回 西区ケア友の会で講演させていただきました。

皆様 こんばんは^^

令和元年9月11日(水)に、札幌西区役所から依頼を受けまして、「第1回 西区ケア友の会」で、認知症・もの忘れについて講演会をさせていただきました^^;;

テーマは認知症についてです。

【認知症の専門医が伝えたい医療と介護のポイント ~認知症の方と穏やかに過ごすために~】というタイトルです。

日時・会場は

令和元(2019)年9月11日(水) 14:00~16:15 西保健センター2階 講堂です。

第1部 講演会(14:00~15:00)

第2部 交流会(15:15~16:15)

となります。

大役を仰せつかって、恐縮しておりますが、私なりに皆様にわかりやすいように精一杯、努力したいと思っております^^

札幌西区区役所が主催された「第1回ケアの会」の、まさに第1回目の演者に任命いただけことを喜ばし思っております。皆様にご理解頂けるように分かりやすく・シンプルなお話をしたいと思っております^^

もし、認知症で何らかの、お悩みをお抱えの方々は、全く遠慮、入りませんので、何卒お気軽にご参加ください(*^-^*)

 西区役所の保健福祉課の方が、案内書を作成して下さってました

 

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精神科 心療内科

もの忘れ・認知症

札幌ことにメンタルクリニック

院長 阿部 多樹夫

Q&A 34回目 最近、物忘れが増えてきました。認知症でないか心配してます。検査でわかりますか?

Q:最近、自分でも、物忘れが多くなったと思います。もしかすると認知症でないかと心配してます。検査でわかるのでしょうか?

A:結論から申し上げます。現在、ほとんどの認知症は検査で判別できます。しかし、経過を診ないと分からない場合も稀にあります。

正確に診断するためには、心理検査と画像検査(頭部CT 頭部MRI SPECT ダットスキャン等)が必要となります。それに問診や視診をはじめ神経学的な診察も重要です。

その結果を踏まえ、総合的に診断することが非常に重要です。

認知症が発症するまでに、正常→MCI(軽度認知障害=境界領域)→認知症の過程となります。重要なのは、MCIレベルで受診することです。早期発見・早期治療が何よりも重要です。

認知症にも、様々なタイプ(アルツハイマー型認知症 脳血管性認知症  レビー小体型認知症 前頭側頭葉変性症 進行性核上性麻痺 皮質基底核変性症 等々)あります。それによって、治療方針も変わってきます。

もし記憶に関して、ご不安があれば、お近くの神経内科・精神科・脳神経外科を受診してみてください。

 

追伸です

ようやく猛暑のピークは過ぎたと思いますが、皆様、夏バテや熱中症には十分お気を付けください^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 32 時代に流されず 添い遂げる② 

「雑談♪31 時代に流されず 添い遂げる①」の続きになります。

前回は随筆調で書きましたが、今回、まとめていきたいと思います。

もともと人間は、すごくスローライフな生き物だったのでしょう^^ 余りにも早い時代の変化に付いていけない人がいて当然だと思います。

縄文・弥生時代のスローライフが、実は本来の人間の時間軸に合っていた生活だったのかも知れません^^

電気もないので、日の出とともに起きて、日没とともに寝るという暮らしを続けていたのでしょう。それも1万年以上、ほとんど同じライフスタイルだったはずです^^

それでも、人々は狩猟・採集、農作・牧畜を行い、土器を作り料理を行っていたことが、貝塚や史跡からうかがい知れます。当時の食べ物は、牛やイノシシ(当時、日本に豚は存在しませんでした^^;; 4~5世紀に中国から伝わった干支でも、中国・韓国では豚年ですが、日本に豚が存在しなかったため、亥=イノシシとなりました。 ウンチクを挟んでスイマセンm_ _m)。

その他、多くの貝(アワビ サザエ  カキ ツブetc)、マグロ ヒラメ タイ ウナギなどの高級魚類。多くの木の実・山菜など、現代でも舌鼓をうちそうな、かなり豊かな食生活であったと言われてます^^

もちろん、医療技術や文明度が低いため、寿命は短かったのかも知れませんが、疲労によるうつ病や適応障害、自殺・過労死など非常に少なかったのだと思います。

きっと、ほのぼのとした家族・氏族社会だったのでしょう^^

ここで質問ですが、皆さんは太古のスローライフと、現在の超高速社会のどちらを、お好みでしょうか?

無論、正解はありません^^ どちらも、向き不向きがあると思います。電気が無いのも辛いし、過労死も御免ですよね^^;;

最後に、私個人の考えで締めくくりたいと思います。

私は、今まで人類が残してきた膨大な経験から人間らしい生き方を学び、時にはスローライフ思考で、心と時間の調和と平穏を得るべきだと思います。その上で、現代の医療技術・文明の恩恵も忘れず、バランスのいい生き方がbetterかと思います^^

どんなに、スローライフを送りたくても現代では、重要な情報とそれを最低限集められるスキルを維持することは非常に大切だと思います^^; もし、自分でできないのなら、信頼できる誰かに頼める環境づくりをすることも重要だと思います。

究極すると「時代に流されず 添い遂げる」という結論になります(*^-^*)

 

それでは、長くなりましたが、雑談にお付き合いくださり有難うございました^^

猛暑真っ盛りですが、夏バテないように、水分補給と涼しい衣服を心掛けてください^^

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院長 阿部 多樹夫

 

 

 

 

 

 

 

 

雑談です♪ 31 時代に流されず 添い遂げる①

前回の「雑談♪30」の続きとなります。

かつて18世紀後半にイギリスで産業革命が起こりましたが、現代は、それ以上に時代の変化が速いと思います^^;

この30年間、時代の変化は、史上初の異常な速度だった思います。IT革命や情報革命とよばれるように、爆発的に情報が行きかうようになりました。

ほんの25年前までは、少し難しい調べものをする場のどかな時代でしたね^^

当時は、まず図書館に行って、そのテーマの本を探すことから始めてましたです^^ 今は、まずネットでググる方がほとんどでしょうが、かつては、そんな時代もありました(;^ω^)

携帯電話が初めて登場したのが、たしか1985年くらいだったと思います。「ショルダーフォン」という名前で、戦争映画に登場する無線兵が持っていそうなシロモノだった記憶があります^^; CMでみて「かっこいー!」と思った記憶もあります^^ それからガラケー(ガラパゴスケータイ)になり、現在ではスマートフォンが主流です。スマートフォンにもいろいろな機能が付いていて、全部使いこなしてきれていない方も多いと思います。私も必要最低限な機能しか使えておりません^^;

そのスマホですら、そう遠からず、なくなると私は予測してます。次はスマートウォッチ(時計)やスマートグラス(メガネ型)の時代が来ると個人的に考えてます。

話は全く変わりますが、ところで縄文時代(狩猟採集、小規模な牧畜・農耕)は何年、続いたかご存知ですか? 実は約1万年です^^

弥生時代(集団での稲作をおもなう)は、約500年です^^

この間、人間の営みは、ほとんど変化しないか、あっても極めてゆっくりしたものでした。しかし遺跡から発掘されたものを見てみると、意外にビックリするくらい、グルメでお洒落で、豊かな生活をしていたことが、うかがい知れます^^

もちろん、医療水準や社会成熟度が低いため、平均寿命は縄文時代で15歳(子供の死亡率が高かったため)くらいでした。弥生時代で20歳くらいになります。

江戸時代ですら、だいたい30~40歳です^^;;

現代と違い、予防ワクチンや抗生剤もないので、仕方なかったのでしょう(/ω\)

そろそろ長くなってきましたので次回、「雑談♪ 32 時代に流されず 添い遂げる②」で、完結したいと思います(*^^*)

もう少しだけ、精神科・心療内科医の雑談にお付き合い頂ければ幸いであります(*^-^*)

札幌 西区 琴似 二十四軒

心療内科 精神科

院長 阿部 多樹夫